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君と僕の物語:番外編
子作り指南②
しおりを挟む同じ頃、アジェはグノーの店「騎士の宿」でグノーを相手にエドワードと似たような相談を持ちかけていた。
「最近エディがあんまり触ってきてくれないんだ……僕、もう飽きられちゃったのかなぁ……」
寄らば斬る! の勢いで自分に威嚇をしてくるエドワードに限ってそれはありえないとグノーは苦笑する事しかできない。
グノーとアジェは仲が良い。
「2人は親友」と言い切るアジェにエドワードがいつも苦虫を噛み潰したような表情をしているのは分かっているのだが、アジェの気持ちが嬉しいグノーはそのアジェの言葉を否定したくはないのだ。
そしてそんな2人の仲睦まじい様子をずっと睨むように見ているエドワードの警戒は未だに強く、グノーは苦笑いを浮かべることしかできない。
「エディに限ってそれはねぇよ、なんでそんな事思うんだ?」
「もうここ何ヶ月もエディから触ってきてくれないんだ、ヒートの時は別だけど、それって何かおかしくない?」
アジェはカウンターに頬杖を付いて溜息を吐いた。
「そうなのか? あいつの考えてる事なんて俺には分からないけど、それでもあいつの態度を見ている限りお前を嫌いになったとか、飽きたとかそういう感じには見えないけどな」
「そうかなぁ、だったらいいけど、なんか不安だよ……」
それでもアジェの表情は晴れる事はなくまた再び溜息を吐く。
「そんなに不安なら自分の方から触ってもらいに行けばよくないか? エディも喜ぶだろ?」
「う~ん、でも最近エディ凄く忙しそうでさ、実際ブラックさんから仕事もたくさんふられてきてるし、忙しいのも本当だから、そんな僕のわがままで煩わせるの申し訳ないよ」
「そうか? うちだったらそんな時こそ構ってやらないと拗ねて大変だけどなぁ『あなたが足りないんです、もっと私を構ってください!』ってさ、ちょっとよしよししてやれば、その後は馬車馬みたいに働くから、簡単だぞ」
「何それ、凄く羨ましいんだけど。どうやったらそんな風になれるの? 僕ももっとエディにそういう事してみたい」
アジェは顔を上げて「グノーばっかり幸せそうでずるい」と唸る。
「やってみれば? とは言ってもエディは甘えるの下手そうだもんな、アジェもあいつが何でも一人で頑張っちまうから手が出しにくいんだろ」
「そう……だね。もっと僕を頼ってくれてもいいのにって思うけど、エディはそういうの嫌みたいだよね。しかも最近クロードさんがエディの右腕みたいになっちゃって、僕、ますます居場所ない……」
「あぁ、確かに。あの2人は何なんだろうな? 全く合わなさそうなのに、息ぴったりで可笑しいよなぁ」
思い出してつい笑ってしまうグノーにアジェは「笑い事じゃないよ!」と机を叩く。
「あんな綺麗な人と四六時中一緒にいるんだよっ、僕なんか平凡すぎて、比べられたら勝てる気しないよっ」
「大丈夫だって、エディもお前にベタ惚れだし、クロードも嫁さんにベタ惚れじゃねぇか、罷り間違っても変な事にはならねぇよ」
「人事だと思ってぇ……」
拗ねたような表情を見せるアジェにグノーは「人事じゃねぇよ」とアジェの頭を撫でる。
「うちのだってアレでいて結構モテるんだからな。人当たりいいし八方美人だから、いつどこの誰に掻っ攫われるかっていつも怖いよ」
「グノーでもそんな事思うんだ?」
「当たり前、やっぱり女の方がいいって言われたら、もうそれだけで負け確定だぞ。でも、それだからこそ、捨てられたくないから努力もするんだろ」
「努力?」
「あいつが疲れて帰ってきたら『おかえり』って言ってやりたいし、居心地よく家に居て欲しいから掃除だって洗濯だって苦にならねぇよ。しんどそうならベタベタに甘やかすし、いじけてたら怒ったりもして、俺が居なきゃ駄目だって思ってもらえるように俺は頑張ってるぞ」
「そう、なんだ」
ナダールとグノーはいつでも仲睦まじく、そんな隠れた努力をしているとは努々思っていなかったアジェは驚いた。
「あいつも俺が参ってる時には同じように甘やかしてくれるし、それが嬉しいから自分も返そうってそう思うんだよ。あいつは何の照れもなく『好きだ・愛してる』って言ってくれるけど、俺だって負けてないぞっていつも思ってる。あいつみたいに簡単に口には出せないけど、それでも想いは同じだよ。想いは一方通行じゃダメだから、いつでも返せる努力はしてるつもり、あいつは俺を幸せにするっていつも言うけど、俺だってあいつを幸せにしてやりたいんだ」
『幸せになりたい』ではなく『幸せにしてあげたい』それは相手を思いやる気持ちだ。
自分は幼い頃から色々辛い目にも遭ってきた、だから今はもっともっと幸せになってもいいはずだ、と今の幸せの上に胡坐をかいていた自分にアジェは衝撃を受けた。
「僕、今までエディに甘えるばっかりで、そんな風に想いを返すような事してなかったかもしれない。こんなの恋人失格だよ……触ってもらえなくなって当然だぁ」
見る間に落ち込んだアジェに「そんな事ないって」とグノーは慌ててフォローを入れる。
「お前達は2人共凄く不器用なんだよ。もっと色々腹割って話し合ってみたらきっと何か見えてくるさ」
そう言ってグノーはまたアジェの頭を撫でやった。
※ ※ ※
その晩、エドワードは意を決してアジェの部屋の前に立っていた。
許婚なのだし、兄弟だし、こんな夜更けに部屋を訪問しても別段問題にはならないとは思うのだが、それでもエドワードは躊躇してその扉の前に立ち尽くし、未だノックができずにいる。
『今日は一緒に寝ませんか?』
その一言を言うのがとても難題で、体だとて繋げている関係なのにその一言が言えない。それが2人の距離なのだ。
「っ、よしっ!」
小さく拳を握り、自分に気合を入れる。
それでも遠慮がちに部屋の扉を叩けば、返事はすぐに返ってきて、その扉は自分の為に開かれる。それをエドワードはずっと奇跡のようだと思ってきたのだ。
可愛い、愛しい自分の許婚。
ずっと彼を自分の物だと言い続け、声高に『運命の番』だと言ってはいるが、その実自分にはそれが何なのかよく分かってはいない。
確かに自分はアジェの匂いが大好きで、いつまででも嗅いでいられる自信があるが、アジェにはその感覚はないようで時々不安になるのだ。
「エディの匂い好きだよ」と言ってはくれる、しかしどれだけ自分の匂いを彼に浴びせかけても通常時のアジェはヒートの時ほど発情しない。
元々ヒートも他人より軽く、期間も短いアジェのそれは体質で仕方がないと思いはするのだが、それでも不安は拭えない。
「エディ、どうしたの?」
彼はいつものようににっこり微笑む。
あぁ、本当に可愛いなぁ……
「あの……ですね……」
「そんな所に立ってるのなんだから、入っておいでよ。ほら、座って」
あっさり部屋の中に通されて、それは不思議な事でもなんでもないのだが心拍数は上がる一方だ。
アジェは部屋の2人掛けのソファーに腰掛け、その自分の脇をぽんぽんと叩く。
これは、ここに座れという事だよな? そうだよな?
いつでもアジェとはある程度の距離を取り、節度ある付き合いをしている自負のあるエドワードは少しばかり躊躇ったのだが、誘われるがままにそのアジェの隣へと腰掛けた。
「エディ、どうしたの? 何かあった?」
顔が強張ってでもいたものか、アジェが少し不安そうな顔で見上げてくる。
「いえ、何でもないです」
慌てて否定するのだが、アジェの顔は今度は不満顔だ。
「エディ、それ嫌だって言ってる。もう他に人がいる時は諦めるけど、2人きりの時に敬語は止めて」
「あ……あぁ、そうだったな」
「もう、エディはいつまで経ってもそうなんだから。本当に頑固だよねぇ」
「俺はあまり器用じゃないんだ。きっちり線は引かないと、何かの折にお前に迷惑をかける可能性がある」
「迷惑って何さ?エディが僕に敬語じゃなくたって誰も困らないよ。僕は弟だし、エディの恋人だろ、もうほとんどの人が知ってる事だよ」
「それはそうなんだがな……」
エドワードはやはり硬い表情のままでアジェは小さく息を吐いた。
「エディは僕が嫌い?」
「なっ、そんな訳ないだろう!」
「だったら、もう少し僕達歩み寄ろうよ。なんだか僕、最近エディとの間に距離を感じるんだ。あの事件の時の方がずっとエディを近くに感じたよ、あの頃は箍が外れてたのかな? 傍若無人なエディ、僕、好きなんだよ」
身体全体をエドワードの方に向けるように座り直し、彼の瞳をじっと見詰める。
その真っ直ぐな瞳が眩しくてエドワードは瞳を彷徨わせた。
「俺も同じ事思ってた。だから、今日はここに来たんだ」
「え? そうなんだ、嬉しい。えっと……灯り、消す?」
頬を赤く染めてそう言ったアジェに「そうじゃない」とエドワードが首をふると、アジェは途端に悲しそうな表情を見せる。
「まさか別れ話とかじゃないよね?」
「待てっ、そんな訳あるかっ!」
エドワードは突拍子もない事を言われて思わず怒鳴り、怒鳴った事に自分で驚いて頭を抱えて「そんな訳あるか……」ともう一度呟いた。
「だったら、なんでそんな怖い顔してるの? 僕、何かした?」
「違う、これは緊張してるだけで……顔は気にしないでくれ」
「緊張? 何で?」
きょとんとこちらを見やるその顔が可愛すぎるんだよっ。
「今日はお前と一緒に寝ようと思ってここに来たんだ」
「一緒に? 寝るだけ?」
黙って頷くとアジェはまた悲しげな表情で「エディはやっぱりもう僕に飽きちゃった?」とそう呟いた。
「なんでそうなる?! そんな訳ないって今言っただろ!」
「だって、僕達恋人同士だよ、一緒に寝るって言ったら、普通はそういう事だと思うだろ。でもエディは違うみたいだし……」
「俺だってやりたくない訳じゃないけど、今日はもっとアジェと話がしたい。最近は忙しくてあまり話しもできなかっただろ、だから傍にいたかったんだ」
「本当?」
本当だと頷くと、アジェはぱっと笑みを見せた。
「嬉しい、僕達そういうのあんまりしてこなかったもんね。なんだか凄く嬉しい。いいよ、たくさんお喋りして、一緒に寝よ」
そう言ってアジェは俺の手を引く。
アジェは自分はベッドの上に上がりこむと、壁に背をあずけ自分の膝をぽんぽんと叩く。
「ここ、おいでエディ」
「え?」
「膝枕、一度やってみたかったんだ」
「膝枕……え?」
「ダメ?」
アジェは小首を傾げる。
「いや、むしろいいのか?」
「なんで駄目だと思うの?僕がやりたいんだよ、ほら早く」
手を引っ張られて俺もベッドの上に上がり込み、寝転がってアジェの膝の上に頭を預ける。
「うふふ、エディの顔が下にあるの、なんか新鮮」
「俺もなんだか不思議な気分だ」
アジェは嬉しそうな笑みで梳くように俺の髪を撫でる。
「エディの髪って、やっぱり綺麗だねぇ。いいなぁ」
そう言ってアジェはずっと俺の髪を撫で続け、なんだかその手が気持ちいい。
「アジェ……」
「なぁに?」
「あの……もし良かった、明日も来ていいかな……?」
アジェは少し驚いたような表情を見せてから華が綻ぶような笑みで「いいよぉ」と笑った。
自分の髪を撫でる手が本当に気持ちよくて堪らない。
思わず寝返りを打つようにしてアジェの腰に腕を回し、腹に顔を埋めるようにして抱きついた。アジェはまた少し驚いたようだったが、それでも笑みを零して俺の髪を撫で続けた。
「お前の匂い、本当に大好きだ」
「ふふ、ありがとう……あれ? 眠いの?」
少しだけ欠伸を零した俺に、アジェは笑って「寝てもいいよ」とそう言った。
まだ話したい事は幾らもあったのに、その膝とその手が気持ち良すぎて、俺はうつらうつらとし始め、割とあっさりと眠りの淵に落ちてしまった。
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