悪役令嬢になってしまったので準備は万全にしましたが義弟が心配です！

1章

パーティは終わった

目を開けると自分の部屋の天井を背景に心配そうな両親とお付きのメイドがいた。えっと？私は気を失ったふりをして本当に気を失ったのか。そして知らない間に誕生日パーティは終わっていた？それもそうだ私は記憶を取りた後状況を整理したが今後の未来があまりにも壮絶すぎて再度頭をぶつけて倒れてしまったからだ。料理を食べ損ねたのはもったいな。
「ナルチアちゃん大丈夫？お医者さんはたんこぶができてるだけで脳には異常はないと言われたのだけど、気持ち悪いとかある？」お母様の心配そうな表情から一瞬でも料理のことを考えてたなんて申し訳なくなった。
「ごめんなさいお母様、お父様私は大丈夫です。心配をおかけしてしまいすみません。せっかく今日の為にさまざまな準備をしてもらったのに、私の身勝手な行動のせいで台無しにしてしまいました。本当にすみません。あとミナアもごめんなさいねせっかくの注意を無視してしまって」
お母様もお父様もメイドのミナアも私の言葉に信じられないものをみるような目で私をみた。
これは仕方ないよね。私もリリーナルチア14ちゃいだけどさぁ前世の記憶思い出しちゃったら前みたいに我儘言えないよ。