目の前の魔法陣と男に巻き込まれて

貴族街

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「なぁ、ケントよ。
今頃思い出したのだがな、腐ラブを設立してもらうの忘れていたんだがな、て事で明日の放課後訪問しよう。そうしよう。」


「俺的には風紀委員長の腐男子の親友を探したいけど...？」


「じゃあそれもしようねぇー。」


「あ！
俺は幽霊部員が多い部活探しをするから明日は放課後一緒にいられないや！！

腐ラブ出来たら教えてね！俺も入るから！」


「俺は生徒会見学にでも行こうと思ってる。
ついでに部活探しもしてくるかな。」


「俺はついて行ってもいいか？
腐ラブにも入れてくれ。」


貴族街に向かいながら学生五人はワイワイと主に腐った話をしている。
そして微笑ましいと暖かな微笑みでその様子を眺めている大人二人。


「良いよぉ。

俺はケントカップルと違って学校でもいちゃつけるねぇー！」


ケントはニヤニヤとすかさず

「萌えの提供ありがとうございまーす！！」

相変わらずニヤニヤしている。
そして何かをブツブツ言っていた。


「写真撮りまくろう。
あ。ついでに人気者の写真を撮って販売しようかな...。」










そうしてしばらく歩く事数分後。





「貴族街着いたよー！
あの家具屋が今一番流行っていると思うけど？

とりあえず扉の前まで行ってみよう！」


「あ。
ニコラス...。
すられた。財布がすられた...。 

中身何も入ってないけど。」


ガックリとうなだれながら言う。
付け足しのようにぼそっと言った事に対しての方が耳に残ったようであった。


「中身入ってないのに財布の意味だろ。

でぇ？警察に突き出しにでも行くのぉ？」


ニコラスはケントの言葉にいち早く反応すると、悪い笑みを浮かべている。

ついでに返事は相変わらずキャラの安定しないセイヤだったり。