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俺が一目惚れしてしまった男はとても綺麗な顔だった。
少しやんちゃなのかなと思わせる後ろ姿だが、それでも誰も染められないような夜の色だった。
目があった瞬間相手が美人であることはすぐに理解した。
フワッと少しフローラルな甘い香りがする。
にっこり笑いかけているのにその顔を見た瞬間後ろを向き歩きだしてしまった。
もう一生ない感覚を味わった。
でも相手を困らせるのが嫌だった俺はそんな気持ちに気づかなことにする。
だが、俺は男の目から流れる一筋の雫を見て咄嗟に腕を掴み抱き締めてしまった。
そして正面を向かせそのまま包むように抱き込む。
背的には俺の方が高いが男としては相手も平均以上だろう。
「え…?」
戸惑ったような声が聞こえる。
俺にはそんな事はどうでも良かった。
警察に変態だと通報されようが、殴られボコボコにされようがそんなのもどうでもいい事だ。
抑えきれなくなった気持ちが溢れ出す。
「好きだ。
結婚を前提に付き合ってほしい。」
少しやんちゃなのかなと思わせる後ろ姿だが、それでも誰も染められないような夜の色だった。
目があった瞬間相手が美人であることはすぐに理解した。
フワッと少しフローラルな甘い香りがする。
にっこり笑いかけているのにその顔を見た瞬間後ろを向き歩きだしてしまった。
もう一生ない感覚を味わった。
でも相手を困らせるのが嫌だった俺はそんな気持ちに気づかなことにする。
だが、俺は男の目から流れる一筋の雫を見て咄嗟に腕を掴み抱き締めてしまった。
そして正面を向かせそのまま包むように抱き込む。
背的には俺の方が高いが男としては相手も平均以上だろう。
「え…?」
戸惑ったような声が聞こえる。
俺にはそんな事はどうでも良かった。
警察に変態だと通報されようが、殴られボコボコにされようがそんなのもどうでもいい事だ。
抑えきれなくなった気持ちが溢れ出す。
「好きだ。
結婚を前提に付き合ってほしい。」
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