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第三章

【番外編R-18】初夜2【閲覧注意】

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 いつの間にか組み敷かれていた両手は解放され、テオ様の手は私の頬から胸へとのびていく。

 両手ですくい上げるように乳房を持ち上げられ、胸の谷間にキスをされた。

 
 「あっ……」

 
 次の瞬間、片方の胸の先端を口の中に含み、思い切り吸い上げられる。

 私は背中に電流が走ったかのようにのけ反り、さらに胸を突き出すような体勢になってしまった。もう片方の手の指で先端を弾いたり押しつぶしたり……その度に私の体はビクンビクンと跳ね上がる。
 
 当たり前だけどこんな事を男性にされた事はないし、初夜がこれほどまでに刺激が強いものだとは思ってもいなかったから、自分のものとは思えないあられもない声が漏れ出てしまう。


 「あ、やっ……あ、あっ…………」

 「…………乳首がこんなに勃って…………なんていやらしいんだ……可愛い」

 「や、あっ……トントンだめ、ぇ……」


 指で乳首をトントンされて、逆の乳房を私の反応を確かめるように舌の動きを強めたりねっとり動かしたりするので、もはや声が出るのを止める事など出来なかった。


 「そん、な……に…………吸われ…………たらっ…………ああっ」

 
 弄られているのは胸だけなのに全身が痺れて、足はがくがく痙攣するような動きをしてしまう。そしてお腹の奥が何かを求めて疼いているのを感じる…………どうして?

 知らず知らずのうちに足がもじもじしていたのか、テオ様が「……そろそろ、こっちもほぐしていこうか」と言い始めた。

 こっち?

 私には全く知識がない事だったので”こっち”が何の事かわからずにいると、先ほどまで私の胸を揉みしだいていた片手を離して腰をなぞった後、太腿を撫で始めた。先ほどまで乳房を弄られて快感に震えていた足を撫でられると、それだけでもビクンッと反応してしまうのは仕方のない事なのかもしれない。
 
 これから何が起こるか分からないけど、私の胸に顔を埋めるテオ様が愛おしくて頭部をぎゅうっと抱きしめた。

 恥ずかしいけど、テオ様になら何をされても受け入れられる……腕の力を緩めると顔を上げたテオ様とまた舌を絡めてキスをした。もう何回キスをしたのか分からないわ――でもこのキスが本当に気持ち良くて……


 「ロザリーはキスが好きなんだね」
 

 私の気持ちを読んでいたかのようにテオ様はクスリと笑う。もう認めるしかない。
 

 「仕方ないのです…………凄く愛おしい気持ちになるから……」

 
 恥ずかしい気持ちを隠すように腕で口元を隠しながらそう告げたのだけど、どうやら逆効果のようだった。

 
 「……………………またそういう……煽らないでくれ」

 
 太腿に添えられていたテオ様の手は、ショーツの紐をするりと解き、露になった私の秘部に手を動かしていく。

 
 「え…………やっ…………」
 

 咄嗟にテオ様の手を抑えようとしたけど、もう手遅れで、くちゅりと水音がする蜜壺に指を入れようとしていた。ゆっくりと入ってきた一本の指は、私の中を確かめるように動いている。


 「は、あ……ああっ…………」
 

 今まで誰も受け入れた事のないソコは、テオ様の指が動く度にくちゅくちゅと音を立てて、淫らに主張していた。


 「…………よく濡れている。美味しそうだ」


 私は一瞬何を言われたのか分からなかった。

 すると指を抜いたかと思うと、自身の顔を股座の間にうずめて大きな舌で私のトロトロになった蜜壺を吸い上げた。


 「ひゃっ……あっあ、あっ……あぁ」

 
 じゅるじゅると卑猥な音を立て、吸いながら舌を抜き差しされると、それだけで目の前がチカチカと火花が散った状態に陥った。

 もう片方の手で花弁を摘み、ぐりぐりと指の腹で押されてしまうと全身に雷が落ちたような感覚が走る。


 「や、あっ……それ…………だめぇぇっ……!」


 シーツをぎゅうっとつかみ、背中を仰け反らせてガクガクと痙攣するのが止まらない。

 
 「あ、ああっ……」
 
 耳を蹂躙された時とは比べ物にならない程の快楽と衝撃だったので、少しの間放心状態になってしまう……今のは何?

 眩暈がする程の強烈な快楽に、足先まで甘い痺れが止まらない……そんな私の額にテオ様が優しくキスをしてくれた。

 
 「ん……」
 
 「上手にイケたね。ロザリーは本当に敏感だ、可愛いよ」

 
 私を大切にぎゅうっと抱きしめながら、頭部にちゅっちゅっと幾つものキスの雨を降らせてくれる……テオ様、大好き――――

 逞しい腕の中に身を寄せていると、私の足に硬いモノがぶつかる。

 なんだろうと手を伸ばしてやわやわと触ると、テオ様から声にならない声が聞こえてきて「ロザリー、そんな風に触られると…………っ」突然艶めいた声を出した。


 「え?」


 テオ様の顔を見ると苦しみに耐えているような、何とも言えない表情をしていた。私はもしかしたら触ってはいけないものを触ってしまっているのでは………………


 「ご、ごめんなさい!」

 「……っん」


 手を引っ込めながら謝ったけど、テオ様の気持ちよさそうな声を聞いて、いつもなら申し訳ない気持ちに駆られるのにその時はゾクッとしてしまって……


 「……ここを触られると、気持ちいいのですか?」

 
 私の言葉にテオ様は「ああ…………凄く……」と正直に言ってくれた。夜着の上から触っていても気持ちいいんだ……私ばかり気持ちよくしてもらっている気がする。私もテオ様を気持ち良くしてあげたい。
 

 「どうすれば、もっと気持ち良くなりますか?」
 
 「っ…………いいんだ。今日は君を愛したいから、それはまた今度で」

 
 テオ様は来ていた夜着の上着を脱ぎ始め、鍛え上げられた肉体が露になった。胸の筋肉なんかは張りがあってそれでいて艶があり、とても綺麗……お腹も割れて血管が浮き出ているのがとてもセクシーだわ。

 いつも私を抱き上げて移動してくれるけど、服の中にこんなに逞しい肉体を持っていたなんて……目のやり場に困ってしまう。


 「じゃあ、続きをしようか」

 
 まだ終わってなかったんだ……そんな私の表情を悟ったかのように悪戯な笑みを見せたテオ様は、先ほどのように私の秘部に指を入れて、ぐちゅぐちゅとかき回していく。
 

 「あ、あっ…………は……んんっ……」
 
 
 響き渡る水音と私の声…………中を動き回る指は突然ぐいっと曲げて1か所を押し始めた。
 

 「あ?や、あっあっ……あああっ……そこ…………だめっ……!」
 
 「ここ、気持ちいいかい?」
 
 
 柔らかなひだの中で少しコリッとしているその部分をトントンされると、また先ほどのような感覚が襲ってきてしまう。
 

 「ひっ……あっああ……また……きちゃ、う…………あああっ」
 
 「何度でもイっていいんだよ……ロザリー」

 
 耳元でそう囁かれると、全て許されたような気持ちになって、私は甘い刺激に身を委ねた。

 
 「~~~っ……!!」

 
 またしても目の前が真っ白になり、自分の体なのに自分じゃない感覚になる。でも今回はテオ様の手は止まらなかった。

 その後も指の本数は徐々に増えていき、テオ様の大きな指が3本入るまで続いた。敏感になっている花芽を舌のザラザラした部分で擦り、舌先で弄りながら吸い上げ、蜜壺を指でかき回されるとあっという間に達した。

 もう何回達したのか分からない……すっかりほぐされた蜜口は、誘っているかのようにヒクついている。それを見て、テオ様がゴクッと喉を鳴らす音が聞こえた気がした。

 
 「あっ…………はぁっ……はぁっ…………あぁ……」
 
 「……もうそろそろ大丈夫そうだ…………」

 
 テオ様の言葉を聞いて、何が大丈夫なんだろう、と思ったのは一瞬だった。自身のズボンを脱ぎ捨て、私の股座の間に膝をつき、自身の男根をこすり上げているテオ様の目は、獲物を捕食する前の獣のように怪しい光を放っている。私は目の前のソレの大きさに目を見開き、一気に現実に引き戻された。

 あの大きなモノが私の中に?…………いくらなんでも無理なのでは……

 
 「さっき君が触っていたモノだよ。これが君の中に入って子種を注ぐと、私たちは結ばれるんだ」

 
 何の知識もなかった私は、テオ様にそう言われて、それならば受け入れなくてはと覚悟を決めた。

 何より私を熱っぽく見つめるテオ様の目にゾクゾクする気持ちの方が勝り……もう私の準備は出来ているのかもしれないと思ったので、テオ様の手を握りしめる。
 

 「私をあなたのものにして……」

 
 テオ様は一瞬目を見開いたかと思うと、苦笑いしながら「参ったな…………手加減出来なかったらすまない」と呟いたのだった。

 
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