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第三章
【番外編R-18】初夜【閲覧注意】
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※初夜はR-18です。かなり濃厚なので、二人のイメージが壊れてしまうという方はブラウザバックでお願いします!><
2年以上我慢してくれたので、テオドールにはご褒美回となっております笑
番外編の最後の終わり方は本編完結の最後の文と同じ終わり方です。
~・~・~・~
バルコニーで民の前に出た後、式を挙げたホールで祝いの宴が催された。
国中から貴族たちが集まり、そこにはもちろんステファニー様やヒルド様もいらっしゃって、皆と楽しい時間を過ごす……とても幸せだわ。
私はお酒が飲めないから食事とドリンクでお腹を少し満たした。宴は夜な夜な続いていくので、私の体力を考えて私とテオ様は少し早めに退席する事にした…………それもなんだか恥ずかしい……きっと来ていた方には分かってしまうわよね。
私たちは馬車でベルンシュタット城へ戻り、初夜の準備を始める。
………………緊張するわ………………いよいよ、大人の階段を上るのね――
馬車の中でも緊張して、何を話したらいいか分からなくなってしまったりして…………テオ様もずっと口を抑えながら外を見ているし、失礼な事をしてしまったかしら。
ゆっくり湯浴みをして肌を整え、髪も美しく整えてくれて、肌にはシースルーの可愛らしいシュミーズを着る。前開きのシュミーズはフリルがふんだんに施されていて、リボンで留められているだけだわ。これを解いたら下着以外の全てがテオ様にさらけ出されてしまう仕組み…………物凄く恥ずかしい。
よく見たら胸も透けてる……あの部屋でどうやって待っていたらいいの。
ベッドに座って?
あまりに緊張して頭が混乱してきたわ。ひとまず外の空気を吸いましょう――
そう思ってベランダの窓を開けようとした時、後ろからテオ様が「ダメだ」と言って窓を固く閉じてしまった。
「テ、テオ様」
「…………ダメだよ、ロザリー。そんな姿でベランダに立っては……」
「あ……」
そうだった、自分の姿をすっかり忘れてベランダに立つところだった。私はそれも恥ずかしかったけど、テオ様にすっかり見られている事に気付いて、咄嗟に胸を隠す仕草をしてしまう。
「ロザリー……私を試しているのかい?」
「え?」
テオ様の言っている意味が分からず、ふっと顔を上げるとテオ様の両手が私の頬を包み込み、そのまま口づけてきた。
でもその口づけはいつもの触れるだけのものではなくて、とても情熱的で、突然テオ様の舌が私の唇を割り、口内に侵入して滑り込んでくる……
「……ふ、んっ…………はっ……」
互いの舌が絡み合い、ゾクゾクとした快感で甘い息がもれてしまう……初めてなのに…………気付いたら私は、胸を隠していた自身の両手でテオ様の夜着の胸元を握りしめ、必死にしがみついている状態だった。
そうしていないと膝が崩れてしまいそうで――
「……ロザリーは美味しいな…………ずっと味わっていられる。でもそろそろ…………」
私の唇からこぼれた唾液をペロッと舐めたかと思うと、私を軽々と抱き上げる。ベッドまで移動して腰かけた後、そっと自身の膝に下ろした。これはいつもと同じ状況だわ…………私が目を丸くしていると、テオ様が優しく微笑む。
「君をこのまま食べてしまいたいところだけどね、私とロザリーは体格差もあるし、ゆっくりと進めていこう」
「?」
私にはそういう知識がまるでなくて、テオ様の言葉の意味が全然理解出来ずにいた。でも顔を赤くして混乱する姿が、逆にテオ様の何かを刺激したらしくて、きつく抱きしめられる。
「……あーー……可愛すぎるのも困りものだな…………手加減出来なかったらすまない」
「お、お手柔らかにお願いします…………」
「…………またそういう可愛い事を言う……頑張るよ」
テオ様は私を抱きしめながら溜息混じりの吐息を吐き、私の首元に顔をうずめて吸い上げると、私の体はびくんと反応してしまう。
「…………んっ……」
感じた事のない快感に体が震える……テオ様は私の反応を楽しむように鎖骨付近や肩、顎にちゅ、ちゅっと甘いキスをしたかと思うと、顎のラインを舌で舐めた。
「ひゃっ!……んんっ…………」
思わず漏れ出た声を抑えるように両手で口を塞いだ…………変な声を出してしまったわ――
「ふっ……可愛いな…………ロザリー、もっと君の声が聞きたい」
「で、でも……恥ずかしくて…………」
真っ赤な顔で私がそう言ってもテオ様はやめてくれずに今度はうなじにキスをするので……自然と声が出てしまう。
「恥ずかしがる事はない。君の甘い声は私を興奮させるんだ…………もっと聞かせて…………」
耳元で囁かれて凄くゾクゾクする――――――私、きっと今、だらしない顔をしているわ……テオ様はそんな事お構いなしに、耳たぶにキスをした後、穴に舌をにゅるんと入れてきて、そこを蹂躙してきた。初めての感覚にゾクゾクが止まないっ……
「やあっ……あ、んんっ…………だめっ」
「耳が弱いんだね」
「耳……で、喋らな……い、でぇ…………」
やっとの思いで伝えたのにテオ様は構わず耳を攻めてくる…………だめ……これ以上されたら…………直後私の体がびくんと大きく跳ね上がってしまった。
この感覚は、なに……?目がチカチカして眩暈がする。
甘い声は息を潜め、はくはくと息をするのがやっとで、私はテオ様にぎゅうっとしがみついて震えていた。
「ロザリー…………君は敏感なんだね。軽く達してしまったのかな」
「?……達し?」
すっかり蕩けてしまっている顔をテオ様に見られているのに……恥ずかしい気持ちよりも頭がボーっとする…………
「いいんだ、そのまま……感じるままに私に身をゆだねてほしい」
私の額にキスを落としてそのままベッドに倒れ込み、私の胸元のリボンの端を口で銜えて一気に解いてしまう…………フリルたっぷりのシュミーズは前開きだったので、リボンの支えがなくなり、はらりと左右に分かれていった。
「あっ…………」
私の胸元はテオ様によって露にされ、下着以外何も着ていない状態になる。
途端に恥ずかしくなって両手で胸を隠そうと思った瞬間、私の考えを読んでいたかのように両手を頭上に組み敷かれてしまう…………これでは隠せない。私の胸は隠すどころかテオ様に向かって突き出すような体勢になってしまった。
「…………なんて美しいんだ…………君は私に与えられたご褒美のようだな」
私はベルンシュタットに来てから成長期を迎え、身長もだけど胸が特に成長していた。あまり大きいと思わなかった胸がどんどん成長し…………最初に来ていた服は胸がきつくて着られなくなるほどに…………その胸が全て露になってしまっている。
私のせり上がった胸を、体を……恍惚とした表情で眺めるテオ様の目に欲望という熱を感じる――――こんなに熱のこもった眼差しを向けられるのは初めてで、恥ずかしさで消えてしまいたい衝動と、体が喜んでいる感覚と……期待と不安が混ざり合い、せめぎ合っていた。
「ま、待って…………」
「ロザリー…………もう待ては無理だよ。2年以上も待ったんだ…………この日をどれだけ待ったか………………」
苦しそうな表情を見せたかと思うと、私に覆いかぶさるように唇を押し付けてきて、テオ様の舌によって唇を割られてしまう。舌は私の上の歯列をなぞり、唾液を貪るように舌を吸い上げ、まるで口の中を犯されているような感覚になった。
「んっ……ん、はっ…………」
「鼻で息を吸ってごらん」
息が苦しそうな私を見て、テオ様が教えてくれたのでその通りにしてみる……
「……いい子だ。愛してるよ、ロザリー……」
なおもテオ様の口づけは止まらない。私の舌よりも2回りくらい分厚いテオ様の舌が口内で嵐のように動き回り、舌と舌をこすり合わせて味わっているのが分かる。
食べられているみたい…………その感覚が少しも嫌ではない。むしろ気持ち良くてずっと味わっていられるような感じがしてしまう。私、おかしくなってしまったのかしら――
「ふっ…………すっかり蕩けた顔をして」
「っ……」
やっぱり私、だらしない顔をしているんだわ……でもテオ様が愛おしそうな表情を向けてくれるから、不思議と恥ずかしさは感じなかった。
2年以上我慢してくれたので、テオドールにはご褒美回となっております笑
番外編の最後の終わり方は本編完結の最後の文と同じ終わり方です。
~・~・~・~
バルコニーで民の前に出た後、式を挙げたホールで祝いの宴が催された。
国中から貴族たちが集まり、そこにはもちろんステファニー様やヒルド様もいらっしゃって、皆と楽しい時間を過ごす……とても幸せだわ。
私はお酒が飲めないから食事とドリンクでお腹を少し満たした。宴は夜な夜な続いていくので、私の体力を考えて私とテオ様は少し早めに退席する事にした…………それもなんだか恥ずかしい……きっと来ていた方には分かってしまうわよね。
私たちは馬車でベルンシュタット城へ戻り、初夜の準備を始める。
………………緊張するわ………………いよいよ、大人の階段を上るのね――
馬車の中でも緊張して、何を話したらいいか分からなくなってしまったりして…………テオ様もずっと口を抑えながら外を見ているし、失礼な事をしてしまったかしら。
ゆっくり湯浴みをして肌を整え、髪も美しく整えてくれて、肌にはシースルーの可愛らしいシュミーズを着る。前開きのシュミーズはフリルがふんだんに施されていて、リボンで留められているだけだわ。これを解いたら下着以外の全てがテオ様にさらけ出されてしまう仕組み…………物凄く恥ずかしい。
よく見たら胸も透けてる……あの部屋でどうやって待っていたらいいの。
ベッドに座って?
あまりに緊張して頭が混乱してきたわ。ひとまず外の空気を吸いましょう――
そう思ってベランダの窓を開けようとした時、後ろからテオ様が「ダメだ」と言って窓を固く閉じてしまった。
「テ、テオ様」
「…………ダメだよ、ロザリー。そんな姿でベランダに立っては……」
「あ……」
そうだった、自分の姿をすっかり忘れてベランダに立つところだった。私はそれも恥ずかしかったけど、テオ様にすっかり見られている事に気付いて、咄嗟に胸を隠す仕草をしてしまう。
「ロザリー……私を試しているのかい?」
「え?」
テオ様の言っている意味が分からず、ふっと顔を上げるとテオ様の両手が私の頬を包み込み、そのまま口づけてきた。
でもその口づけはいつもの触れるだけのものではなくて、とても情熱的で、突然テオ様の舌が私の唇を割り、口内に侵入して滑り込んでくる……
「……ふ、んっ…………はっ……」
互いの舌が絡み合い、ゾクゾクとした快感で甘い息がもれてしまう……初めてなのに…………気付いたら私は、胸を隠していた自身の両手でテオ様の夜着の胸元を握りしめ、必死にしがみついている状態だった。
そうしていないと膝が崩れてしまいそうで――
「……ロザリーは美味しいな…………ずっと味わっていられる。でもそろそろ…………」
私の唇からこぼれた唾液をペロッと舐めたかと思うと、私を軽々と抱き上げる。ベッドまで移動して腰かけた後、そっと自身の膝に下ろした。これはいつもと同じ状況だわ…………私が目を丸くしていると、テオ様が優しく微笑む。
「君をこのまま食べてしまいたいところだけどね、私とロザリーは体格差もあるし、ゆっくりと進めていこう」
「?」
私にはそういう知識がまるでなくて、テオ様の言葉の意味が全然理解出来ずにいた。でも顔を赤くして混乱する姿が、逆にテオ様の何かを刺激したらしくて、きつく抱きしめられる。
「……あーー……可愛すぎるのも困りものだな…………手加減出来なかったらすまない」
「お、お手柔らかにお願いします…………」
「…………またそういう可愛い事を言う……頑張るよ」
テオ様は私を抱きしめながら溜息混じりの吐息を吐き、私の首元に顔をうずめて吸い上げると、私の体はびくんと反応してしまう。
「…………んっ……」
感じた事のない快感に体が震える……テオ様は私の反応を楽しむように鎖骨付近や肩、顎にちゅ、ちゅっと甘いキスをしたかと思うと、顎のラインを舌で舐めた。
「ひゃっ!……んんっ…………」
思わず漏れ出た声を抑えるように両手で口を塞いだ…………変な声を出してしまったわ――
「ふっ……可愛いな…………ロザリー、もっと君の声が聞きたい」
「で、でも……恥ずかしくて…………」
真っ赤な顔で私がそう言ってもテオ様はやめてくれずに今度はうなじにキスをするので……自然と声が出てしまう。
「恥ずかしがる事はない。君の甘い声は私を興奮させるんだ…………もっと聞かせて…………」
耳元で囁かれて凄くゾクゾクする――――――私、きっと今、だらしない顔をしているわ……テオ様はそんな事お構いなしに、耳たぶにキスをした後、穴に舌をにゅるんと入れてきて、そこを蹂躙してきた。初めての感覚にゾクゾクが止まないっ……
「やあっ……あ、んんっ…………だめっ」
「耳が弱いんだね」
「耳……で、喋らな……い、でぇ…………」
やっとの思いで伝えたのにテオ様は構わず耳を攻めてくる…………だめ……これ以上されたら…………直後私の体がびくんと大きく跳ね上がってしまった。
この感覚は、なに……?目がチカチカして眩暈がする。
甘い声は息を潜め、はくはくと息をするのがやっとで、私はテオ様にぎゅうっとしがみついて震えていた。
「ロザリー…………君は敏感なんだね。軽く達してしまったのかな」
「?……達し?」
すっかり蕩けてしまっている顔をテオ様に見られているのに……恥ずかしい気持ちよりも頭がボーっとする…………
「いいんだ、そのまま……感じるままに私に身をゆだねてほしい」
私の額にキスを落としてそのままベッドに倒れ込み、私の胸元のリボンの端を口で銜えて一気に解いてしまう…………フリルたっぷりのシュミーズは前開きだったので、リボンの支えがなくなり、はらりと左右に分かれていった。
「あっ…………」
私の胸元はテオ様によって露にされ、下着以外何も着ていない状態になる。
途端に恥ずかしくなって両手で胸を隠そうと思った瞬間、私の考えを読んでいたかのように両手を頭上に組み敷かれてしまう…………これでは隠せない。私の胸は隠すどころかテオ様に向かって突き出すような体勢になってしまった。
「…………なんて美しいんだ…………君は私に与えられたご褒美のようだな」
私はベルンシュタットに来てから成長期を迎え、身長もだけど胸が特に成長していた。あまり大きいと思わなかった胸がどんどん成長し…………最初に来ていた服は胸がきつくて着られなくなるほどに…………その胸が全て露になってしまっている。
私のせり上がった胸を、体を……恍惚とした表情で眺めるテオ様の目に欲望という熱を感じる――――こんなに熱のこもった眼差しを向けられるのは初めてで、恥ずかしさで消えてしまいたい衝動と、体が喜んでいる感覚と……期待と不安が混ざり合い、せめぎ合っていた。
「ま、待って…………」
「ロザリー…………もう待ては無理だよ。2年以上も待ったんだ…………この日をどれだけ待ったか………………」
苦しそうな表情を見せたかと思うと、私に覆いかぶさるように唇を押し付けてきて、テオ様の舌によって唇を割られてしまう。舌は私の上の歯列をなぞり、唾液を貪るように舌を吸い上げ、まるで口の中を犯されているような感覚になった。
「んっ……ん、はっ…………」
「鼻で息を吸ってごらん」
息が苦しそうな私を見て、テオ様が教えてくれたのでその通りにしてみる……
「……いい子だ。愛してるよ、ロザリー……」
なおもテオ様の口づけは止まらない。私の舌よりも2回りくらい分厚いテオ様の舌が口内で嵐のように動き回り、舌と舌をこすり合わせて味わっているのが分かる。
食べられているみたい…………その感覚が少しも嫌ではない。むしろ気持ち良くてずっと味わっていられるような感じがしてしまう。私、おかしくなってしまったのかしら――
「ふっ…………すっかり蕩けた顔をして」
「っ……」
やっぱり私、だらしない顔をしているんだわ……でもテオ様が愛おしそうな表情を向けてくれるから、不思議と恥ずかしさは感じなかった。
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