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しおりを挟む「あ、あぁ…………んっ……」
普段の彼女からは想像もつかないくらいの甘い声……刺激されて主張するかのように私の下半身はすっかり勃ち上がってしまっていたので、我慢出来ずにズボンからソレを引き出してみた。
すると、目の前に突き出されて脈打つソレにシャーリーが釘付けになっているのが分かる。
「シャーリー、君のせいでこんなになってしまった……責任を取ってくれる?」
上から見下ろすような形になってしまったけど、彼女への想いで痛いほどに勃ち上がったソレをシャーリーに見せつけた。
このまま彼女のさくらんぼのような瑞々しい唇をこじ開けて、口に入れてしまいたい衝動が襲ってくる。
ダメだ、初めてなのだから乱暴にしてはいけない。ありったけの理性をかき集めて必死にこらえ、体位を変えようと提案した。
剣をふるっている時の彼女は何も恐れるものなどないといった感じなのに、私の大きくなったソレを目にした時はさすがに不安で瞳がゆれていたので、まずは安心させてあげなければと考える。
ずっとソファで行為にふけっていたので、ここなら騎乗位の方が入れやすいかもしれないと思い、私の上に跨る状態にさせて彼女を安心させる為に目を見て愛を囁いた。
「大丈夫だよ、ゆっくりでいいから……シャーリー、君の全てを愛してる」
紛れもない私の本心…君と結ばれる日をどれだけ夢に見たか。
早く入れたいけど、入れてしまえばもう止まることは出来ないだろうな、と思う自分がいる。
私の言葉を聞いて意を決したシャーリーはゆっくりと腰を下ろしてきた。
彼女の蜜口から溢れる愛液がくちゅりと音を立てた時、私の背中がゾクリとして体が震えだす。
早く欲しい、早く……呼吸が荒くなっていくのが分かる…………獣じゃないのだからと必死に自分に言い聞かせていると、彼女の方から私の口を塞ぐように性急な口づけをしてきたのだった。
「んっんん、ふっ……ん……」
口が塞がっている為、くぐもった声しかだせずに与えられる快楽に耐える時間が続く…………キスをしながら彼女からの匂いに包まれた私は最高に幸せ者だった。
その間も私の男根が中に侵入するたびにあまりの気持ち良さに私の体はビクビクと震えていた。
まるで彼女に犯されているようだ…………気を抜いたら持っていかれそうになる。
そんな私の気持ちなどお構いなしに唇を塞ぎながら固いソレを自身の中に埋めていき、どんどん締め付けていくのだから私の方がどんどん余裕がなくなっていってしまった。
「ふ、ん、んんっ…………~~~っ!」
声が漏れ出てしまうのを我慢する事など出来ず、もう少しで達してしまいそうになった時、彼女の奥に当たったのか寸でのところでようやく腰の動きが止まる――――すっかり蕩けた顔になってから、やっと唇が解放されたのだった。
「フレド様……ここに、全部入りました、よ…………っ」
散々私を犯すように自身の膣内に埋めていったシャーリーが、私のモノが入っている自身のお腹を愛おしそうにさすりながらそう言ってくるので、何とか残っていたなけなしの理性はすっかり飛ばされてしまう。
「君が煽るのがいけないっ………………せっかく初めてだから優しくしようと思っていたのに……」
そこから先は獣の交わりのようにお互いを求め、貪りながら愛をぶつけ合うだけの時間になっていった。
初めての相手にそんな行為をしてしまった罪悪感がやってきたりもしたけど、私との行為に必死になっている彼女の姿にそんな気持ちはすぐに消え失せてしまう。
ずっと私だけがシャーリーに対して必死になっていると思っていたのに――――そうではなかった喜びで、彼女の中で爆ぜたばかりだというのにすぐに私の男根は硬くなっていった。
彼女は日ごろから鍛錬していた事で、普通の貴族女性よりも各段に体力がある。
そのため、初めてなのにも関わらず、色々な体位で彼女を味わい尽くす事が出来たのだった。
ソファに座らせて正面から腰を打ち付けると、彼女の蕩けている表情が見られてより興奮を引き立てられる事に気付いた。
嬌声が漏れ出ている唇を塞ぐと、声を出せないからかさらに膣内を締め付けてくる――――可愛い、愛してる。想いをぶつけるかのように腰の律動はどんどん激しさを増していった。
彼女の中に吐精し、まだ足りないと言わんばかりに今度は後ろから穿つ。
シャーリーは奥を刺激される事に弱いのか、この後ろからの体位だとさらに声が激しくなって自分から腰を振り始めた。
なんて淫らなんだ…彼女の行動の1つ1つが私を刺激していく。
本人は無意識なのだろうけど、私の子種を欲しているかのような動きに彼女の腰を掴んでさらに突き上げて吐精してあげると、喜びにむせび泣くかのようにビクビクと震えている姿が私を堪らない気持ちにさせたのだった。
ずっとこの時間が続けばいい――――
もはや何度吐精したのか分からないほど2人で達したにも関わらず、私の下半身は全くおさまる気配がない。
窓辺に手をつき、またしても後ろから彼女の中に侵入すると、私の精液なのか彼女の愛液なのか分からない液体が混ざり合っていて、ぐちゅぐちゅという音が何とも言えずに卑猥な音に聞こえた。
「シャーリーの中、私の精液と君の愛液とが混ざり合って、泡立っているよ………………すごい音……っ」
「あ、や、んっ……言わない、でっ…………んんっふ、う、あっ……あうっ」
「いやらしい…………あんなに出してあげたのに、まだおねだりしてる……」
泡立っている部分を見ているだけでも興奮してくると言うのに、窓の外に人がいると言うと彼女が膣内を締め付けてくるので、もっとぐちゃぐちゃにしてしまいたくなって両方の乳房の先端を強くつまんであげたのだった。
「想像して興奮したの?いやらしいな……私のモノをこんなに締め付けて…………もう、私から離れるなんて、言わない?」
「は、あ、あうっ……いわな、い……あっあっ」
ようやく彼女から求めていた言葉が聞けたのに……優しくするどころかグズグズになって懇願してくるシャーリーの姿にもっと、もっと私から離れられなくなればいいと、激しく腰を打ち付けた。
二度と私を置いて遠征に行くなんて言わないように。
「絶対だよ……離れるなんて、許さないっ」
「あ、あ、ああっフレド、さまぁっ……なんか、キちゃうっ…………おかしく、なる、からぁっ……もう、ゆるして、ああぁっ!」
「……シャルロッテ…………私の可愛い人……愛してるっ…………全部受け取めて…………~~~っ」
私はありったけの想いをぶつけるかのように、最後は先端を彼女の最奥に擦り付けて達した。
すると蜜口からは今までとは違う液体が飛び散っていく――――潮まで吹いて……また1つ彼女の初めてを見られたようだ。
とても興奮して感じてくれている証だと思い、むしろ愛おしさが増したくらいだったのに、潮吹きを知らないシャーリーは、粗相してしまったのではないかと動揺し始め、泣きそうな顔をしてしまう。
普段は勝気な彼女のそんな姿が私の庇護欲を掻き立てた。
安心させるかのように教えてあげると、気が抜けたのか一気に意識を手放してしまったのだった。
さすがに無理をさせてしまったようだ――――途端に罪悪感が襲ってきて冷静さを取り戻してきたところで、彼女の体を綺麗にしたり服装を整えたりしてあげた。
ドレスの着付けなどした事もない私が、せっせと愛する女性のドレスを整えているとは……
初めて見たシャーリーの寝顔は、普段の彼女からは想像もつかないくらいとても幼く見えて、こんな無防備に眠っている姿を他の男には絶対見せたくはないし、遠征に行こうものなら野営の時などに運良く見てしまう男がいるかもしれないと思うと、これからも絶対に阻止しなくてはと固く決意した。
今日の行為で彼女が私との子供を孕んでくれればいいのに……
本当は彼女の初めてをもらい受けるのは初夜まで取っておこうと思っていたけど、状況が状況なだけに早めに自分のものにしてしまいたかった。
性急すぎたかな――――――
大いに反省しながらソファに寝かせた彼女の頬をなで、静かに口づけをする。
甘い。さっき欲したばかりなのにもう欲しいなんて。
ついばむように何度も口づけをしてみた。
するとほんの少し吐息がもれていく。
「ごめんね、愛してる。絶対に逃がさないから覚悟しておいて」
可哀想に、私のような男に執着されてしまったが為に自由に生きる事が出来なくなってしまったなんて。
でもどう頑張っても手放してあげられないから、今の内に謝っておこう。
片時も離れがたくて馬車の中でもずっとシャーリーを抱きかかえて帰路に着いた……離れがたいのに彼女にすぐに反応してしまう下半身をどうにかしないとな。
窓の外の星空を眺めながら対処法を考えていたのだった。
この夜がきっかけでシャーリーのお腹には私との子が宿り、彼女の遠征の話はすぐに流れ、私との結婚話が進んでいく事となる。
オーランドルフ辺境伯は娘が嫁いでしまう事に寂しさを隠せない様子だったが、夫人はようやく娘の結婚が決まった事と孫がもうすぐ見れる事で涙ながらに喜んでくれて、リヒャルトも手放しに祝福してくれた。
当の本人はと言うと――――今日も今日とて運動と言いながら剣を振り続けている。
私の女騎士様は本当に真っすぐでカッコいい。
それなのにベッドの上では砂糖菓子よりも甘くて淫らなのだから…………
その凛とした姿と甘い姿のギャップでこの先も私を魅了し続けるのだろうし
一生囚われ続けるのだろう
永遠に――――――
~・~HAPPY END~・~
怒涛の勢いでしたが、これにて本編終わりになります^^
お付き合いいただきありがとうございました~~<(_ _)>
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