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12.※
しおりを挟む私のプロポーズに照れた顔をしながら目を泳がせて「…………私だって、好きでもない男性にベタベタ触らせたりしませんよ」と言ってくれる彼女の顔をまじまじと見た。
本当に?それは私が好きだから触らせてくれていたという事?
「それじゃあ………………」
距離が近くても全く気にしていない様子だったから、兄のようにしか思われていないのだと思っていたのに……自分の都合の良い夢なのではと思い、恐る恐る聞き返してしまう。
「よろしくお願いいたします」
シャルルが頭を下げてプロポーズを了承してくれたのを見て、私の中で何かが弾けた。
もう躊躇する必要はない、彼女の全てを私のものにしていいのだという心の声が聞こえてきて、彼女の存在を確かめるように激しいキスの雨をふらせた。
シャルル、やっと君を私のものに――――もう誰にも触れさせはしない。
遠征にだって行かせるものか。
自分の気持ちをぶつけるかのようにキスをしていると、私の下半身はどんどん張りつめていき、すっかり硬くなって主張してしまっていた。
その存在に彼女が気付いたので、シャルルの手を私のソレにあてがい、私がどれほど彼女を求めていたかを伝える。
「シャルル、君だけだよ……私のココをこんな風にしてしまうのは。君の匂いを嗅いだだけでも反応してしまうくらいなのに……」
するとシャルルは何を思ったのか、私の硬くなったソレを握ったりさすったりして可愛がり始めたのだ。
何が起こったのか分からず、戸惑いながらも好きな女性からの愛撫に体が喜んでいく。
「あ、くっ…………シャルル……ダメだよ……っ」
そう言いながらも、私の下半身は彼女の手に押し付けるように動いていた。
「ん、アルフレッド様……気持ちいい?」
「ああ……君の手で触られているかと思うと堪らないっ」
いつも剣を握っているシャルルの手が私の男根をやわやわと触って、私を気持ち良くさせようと動いている事が余計に私を興奮させていく。
でもこれ以上彼女に触られたら、とてもじゃないけど理性を保てないと思った私は、そろそろ自分が彼女を気持ち良くさせる事で頭の中を切り替えようとした。
しかし何を思ったのか、シャルルの手がおもむろに私のズボンの中に入り込んできて直接触れてきたのだ。
「あ、直接は、ダメッ…………くっ……あ、あっ」
「気持ちいいのですね……もっと私で気持ち良くなってください」
熱を帯びた目で私を見上げてくるシャルルに私の理性はあっという間にのまれてしまう――――彼女に顔を引き寄せられ、唇を塞がれながら彼女の手によって絶頂に押し上げられていくとは想像もしていなかった事が現実になり、頭が真っ白になっていく。
気付けば彼女の手に自分から下半身を押し付け、気持ち良くなろうと動いていたのだ。
「ん、ふっ……んんっ…………は、ああ、シャルル……愛してるっ」
「アルフレッド様……んっ……わたし、も……っ」
「あ、出るっ………………~~~っ」
私は夢中で愛する女性の手の感触に酔いしれ、彼女の手によって爆ぜた。
最初は私がシャルルを導き、彼女の初めてを暴きながら快楽でグズグズにしてあげたいと思っていたのに……でもシャルルに触ってもらって、自分で思っているよりもずっと彼女に愛されていると実感出来た事で、喜びが体中を満たしていく。
シャルルが愛していると言ってくれた――――
もう何も遠慮する事はないと思った私は、次は私が彼女を気持ち良くさせたいとシャルルの太ももを広げ、すっかり湿った下着をずらして秘所に吸い付いていったのだった。
「もうすっかり溢れているじゃないか……私のを触って興奮したの?いやらしい……」
濡れそぼった蜜口からは彼女の匂いが濃くて、媚薬を嗅がされているかのような興奮を引き起こしてくる。
もっと、もっとほしい…………シャルルを求める欲望がどんどん溢れてきて、もはや吸い付くというより溢れ出る愛液を舐めながら飲み干そうとしている獣のような自分がいた。
「ひ、あ、あんっや、ああっ……そんな、とこ……きたな、い……あ、ああっ」
「君に汚いところなんてあるわけないよ……綺麗なピンク色だ……美味しいっ」
「や、あ、しゃべら、ない、でぇ……あっああぁっ!」
ふと目線を上げると秘所のすぐ上にある小さな突起がすっかり勃ち上がっていて、切ない切ないと主張しているかのように見えた私は、途端にいじらしく思えてソコに吸い付いた。
その瞬間、シャルルの腰がビクビクとさらに跳ね上がっていく。
私の手によってもっと乱れてほしい気持ちに駆られ、さらに追い打ちをかけるように膣内に中指を一本入れて中をかき混ぜてあげた。
中にちょっとした突起を見つけてトントンと刺激してあげると、シャルルの嬌声は悲鳴に変わっていったのだった。
「ああっそこ、だめ、や、あっ……ひぃんっ……あ、あ、ああぁぁっ!」
私の手によって絶頂を迎えた彼女は快楽の余韻に浸り、ボーっとこちらを見ている。
すっかり蕩けた顔のシャルルに自身の愛液で濡れた私の指をいやらしく舐めて見せつけた。
「いつも気高く誇り高い君が私の手で乱れる様をどれほど想像したか……でも私の想像以上に美しくて最高に淫らだ」
彼女の可愛らしい胸を食み、舌で転がして可愛がってあげる最初の男が自分である事にも喜びで満たされていくし、これから先も私だけだ。
「シャルル、可愛い。私に食べてほしいって突き出してるみたいだ。可愛いよ、可愛い……愛してる」
今まで自分の気持ちを明かせなかった事が嘘みたいだ。今は彼女に愛を伝えたくてたまらない。
どうやって気持ちを抑えていたかも思い出せないくらい、今までの分もありったけの愛の言葉を囁き、今度は愛液が溢れ出ている彼女の蜜壺に指を2本滑らせていく。
「あ?あっい、ああっ……はぁっ……アル、フレッド様ぁっあ、や、ぐちゅぐちゅ、やあぁっ」
さすがに二本はキツくて、よくほぐしてあげないとこの後シャルルが痛がるだろうと中をかき混ぜていたのだけど、彼女の気持ちいい箇所を刺激しているからか、私の指の動きに合わせるように腰が揺れていた。
豊かな彼女の乳房も一緒に揺れていて、淫らなのに美しい―――ずっと眺めていられる。
ふと、今なら私を愛称で呼んでくれるかもしれない、という思いが浮かんできた。
夢中で快楽に溺れているシャルルに「フレドって呼んで」と懇願してみると、私にしがみ付きながら必死に呼んでくれたのだった。
私の名前を呼ぶ事にも抵抗があったシャルルが愛称で呼んでくれた事が嬉しくてたまらない。
咄嗟に私も彼女が両親に呼ばれている愛称でシャーリーと呼ぶと、まるで喜んでいるかのように膣内がきゅうっと締まった。
ああ、シャーリー……なんて可愛い人なんだろう――――彼女は感情表現があまり得意ではないと自分で言っていたけど、いつも体が反応している事を自分では分かっていない。
照れている時は肩まで真っ赤だし、焦っている時は顔色がすぐに変わるし、とても分かりやすい人だ。
本人は全く自覚もなければ、そんな自分の魅力をまるで分かっていない。
純粋なのだろうと私は思っていたし、そんなところも堪らなく好きだった。
私に乱されている時まで体が反応して応えてくれるなんて、可愛すぎるな……だんだんと膣内は痙攣し始め、イク時が近いのが分かると私の指も激しさを増していく。
「あ、あ、んっフレ、ド……だめ、また、キちゃうっ……あ、あっああぁ!」
室内にはシャルルの甘い嬌声が響き渡り、一気に絶頂へと上りつめていった。
無意識なのだろうけど、私の指を離すまいと締め付けながらビクビクと震えている彼女の額にキスをすると、力の入らない自身の腕を私の首に回し、ぎゅうっと抱きつきながら何かに耐えるように痙攣しているのだった。
たまらず私も彼女の体を抱き締め、優しく口づけた。
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