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6.※
しおりを挟む叢を自分でかき分けて蜜口に彼の肉杭の先端をあてがうと、フレド様から少し声が漏れる。
「ん、ゆっくり、ね……」
本当はすぐにでも挿れてしまいたいだろうに、私を気遣うフレド様が愛おしくて自分から口づけてしまう。
「んっんん、ふっ……ん……」
彼の甘い声にゾクゾクと興奮が増してしまう。
ふいに私によって唇を塞がれたフレド様は快感を声で発する事が出来なくなった為、ずぶずぶと膣内に自身の男根が入っていくたびに彼の体がビクビクと大きく反応し、甘い声がいっそう漏れ出てきて、その姿にどんどん興奮してきた私の蜜壺は彼の男根をさらに締め付けていくのだった。
不思議と痛みよりも愛おしい気持ちの方が強く、彼を気持ち良くさせたい一心で自身の中にソレを埋めていく。
その間も嬌声が我慢できないフレド様が可愛くて、可愛くて――――もっと私で気持ち良くなって。
そんな気持ちで彼の唇をずっと塞ぎながら、さらに腰を下ろしていった。
「ふ、ん、んんっ…………~~~っ!」
フレド様の嬌声がますます大きくなった時、ズクンっと奥まで入った感覚がしたので腰を下ろすのを止めて彼の顔を見たら、すっかり蕩けた顔になっている…………本当に可愛い。
自分よりも5歳も年上の男性に可愛いだなんて失礼かと思うけど、私の中が気持ち良くて堪らないという顔をしている事がさらに私の興奮を掻き立ててくれる。
「フレド様……ここに、全部入りました、よ…………っ」
初めてなのに痛みも忘れて、彼の男根が入っている場所をお腹の上から愛おしそうにさすりながら伝えると、彼のモノが膣内でどんどん質量を増していくのが分かった。
「あ、あ、大きくなっ……」
「君が煽るのがいけない…………っ……せっかく初めてだから優しくしようと思っていたのにっ」
そう言って私の臀部を鷲づかみにすると、私の腰を浮かせて自身の肉杭を少し引き抜いたかと思ったら、突然ズンッと最奥まで挿入されてしまい、体中に電流のような刺激が走っていく。
こんな快感は初めてで、ビリビリと頭の先まで痺れているような感覚に息をするのも忘れた。
「あ、あ…………はっ…………あ……」
「ああ、ルー…………軽くイってるみたいだね……君の中がうねって私のを離すまいと絞り取ろうとしているみたいだ…………っ……ココがそんなに良かった?」
「あ、あ?や、だめっ……おく、グリグリしない、でぇっ……あんっ」
私が奥を刺激される事に弱いと悟ったフレド様によって、自身の先端で膣内の奥をグリグリと刺激してくるので、軽くイっている状態が抜けなくなってしまう。
だめ、気持ちいい。こんなのおかしくなる――――もはや気持ちいいしか考えられなくなっていた私は、フレド様の首に腕を回し、彼にしがみ付いて縋りつくしかない状態だった。
騎士になる事を夢見ていた私が一人の男性にこんなにグズグズにされてしまうなんて……驚きを隠せない気持ちと、彼の愛を受けて幸せにむせび泣く自分すらも愛おしい気持ちとがせめぎ合う。
でも不思議と嫌な感情ではなく、ずっと幸せな気持ちが続いている事に戸惑っているだけだった。
そして私がしがみ付いているので私の匂いがフレド様を包んでしまっていた為、彼の男根はずっと硬いまま、私の中で脈打っている。
「シャーリー……この状態はとても危険だ……君をめちゃくちゃにしてしまう……っ」
私の匂いが媚薬みたいになっているのかしら……そう思うとさらに愛おしい気持ちになって、自然と自分からフレド様に口づけをしていたのだった。
「ん、ん、んっフレド様ぁ…………ん、もっと……ほし、いっ…………っ」
「シャーリーッ」
私を制止するかのように名前を呼ばれたけど、私から腰を上下に動かしてしまっていたので、逃げ場がなくなったフレド様は堪らず私の腰をつかんで自身の肉杭を最奥に打ち付ける。
「君がいけないっ……こんなに、煽ってっ……は、あっああ……シャーリー……シャーリー…………っ」
私の名前を呼びながら一心不乱に柚挿し続けるフレド様に口づけられたかと思うと、私のお尻を抱えながら立ち上がった。
この状態は、だめ、奥まではいっちゃう――――――
私の気持ちなど知らないと言わんばかりに立ったまま腰を打ち付けられ、いよいよ嬌声が大きくなっていった。
「や、この体勢、おく、が、あっああっだめぇっ!」
「おく、気持ちいいね……そのままイクんだ、シャーリー…………いっぱい出してあげるからっ……」
フレド様が耳元でそんな事を囁くので、子種を注がれる事を想像してしまい、それがスイッチになったのか私は一気に絶頂を迎えてしまう。
「ああ、そんなに締め付けてっ……出すよ……くうっ……あ、ああっ」
ぎゅうぎゅうと締め付けた膣内では彼の肉棒がどくどくと脈打って、中がじんわり熱くなっていくのが分かった。
これが注がれている感覚なのね…………奥が熱くて気持ちいい。蜜壺が彼の精を逃すまいとどんどん彼のモノを締め付けていく。
こんなに幸せな感覚があるなんて、知らなかった。
剣の腕ばかり磨いていた頃には考えられないほどの満たされた気持ち――――フレド様もそう思ってくれているのか、お互いに息も荒く肩で呼吸をしながらも見つめ合い、自然と唇が重なり合う。
まだ離れたくない。自身の足を彼の腰に回してしがみ付くような形になりながら、必死に口づけを繰り返したのだった。
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