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やってくる
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綾は逃げずに図書委員の仕事に参加していた。
一緒に放課後まで残ればまた襲われるかもしれないのに、その姿は気丈だった。
「やっと綾とふたりでカウンターの仕事ができる」
と、健太は喜んでいたくらいだ。
けれど、そんな楽しい仕事はあっという間に終わってしまう。
気がつけば図書室の閉館時間5分前で、私達は先生に追い立てられるようにして図書室から出てきていた。
学校内に残っている生徒はもうほとんどいなくて、廊下も外もとても静かだ。
昇降口へと向かう足取りはみんな重たくて、口数もだんだん少なくなってくる。
「1人1本な」
昇降口の掃除道具入れの中に隠しておいたバッドを健太が取り出してくれる。
バッドを手に持ってみると想像よりもずっしりと重たいことがわかった。
ピエロが襲ってきたときにこれを振り回すことなんてできるだろうか。
不安が脳裏をかすめた、そのときだった。
「おーい」
と、声がして私達は振り向いた。
廊下の奥から先生が走ってくるのが見えて私と綾は目を見かわせた。
「よかった。まだいたんだな」
先生は息を切らして足を止めると私へ視線を向けた。
「先生、どうしたんですか?」
「昼間の話がどうしても気になってなぁ。校門まで送ってやろうと思ってたんだ」
私の質問に先生は苦い顔で笑いながらそう言ったのだ。
「あの話を信じてくれたんですか!?」
「いや、うーん。正直信じてるわけじゃないけど、柴原と水野があんな嘘をつくとは主無くてなぁ」
と、頭をかく。
私達が頑張って説明したことは決して無駄ではなかったんだ!
それが嬉しくて思わず綾と抱き合って飛び跳ねる。
先生が一緒にいてくれれば、これほど心強いことはない。
「それより、そのバッドはなんだ?」
4人が1本ずつ持っているバッドに気がついて先生が怪訝そうな顔つきに代わる。
なにか悪いことを企んでいると思われたかもしれない。
「これはピエロを撃退するための道具です」
健太が真面目な顔で説明するので先生はキョトンとした顔になってしまった。
それでもどうにか納得してくれたようで、私達はようやくグラウンドへと出ることができたのだった。
☆☆☆
グラウンドにはいつもどおり誰の姿もなかった。
「こんな中帰るのは寂しいよなぁ」
誰もいないグラウンドよ横切りながら先生が呟く。
私たちはそれに答えず、警戒しながら先生の後ろを進んでいく。
いつもならグラウンドへ出てきてすぐにあの音楽が聞こえてくるけれど、今日はまだ聞こえてこない。
「おいおい、そんなに怖がらなくても」
先生の背中にピッタリくっつくようにして移動する私に、呆れ声を出す先生。
「ピエロはいつどこから襲ってくるかわからないんです」
「そうかぁ。でももう、校門に到着したぞ?」
先生に言われて顔をあげると校門の前まできてしまっていた。
いつの間にかグラウンドを渡りきっていたのだ。
私は驚いて他の3人を見つめる。
3人もまばたきを繰り返したり、グラウンドを振り返ったりしている。
「こんなに簡単に校門まで来れるなんて」
と、健太は顎に手を当てて考え込んでしまった。
「先生。次も校門まで送ってください!」
すがるように言ったのは綾だった。
先生がいることでピエロが出てこなかったのなら、もう安全だ。
だけどそれには先生が渋い顔を浮かべた。
「先生にだって仕事があるんだ。毎日校門まで送ることはできないだろ」
「そんな!」
先生がいてくれればすべて解決するのに!
私も先生に追いすがる。
けれど先生は何事もなかったことに安心したのか「それじゃ、気をつけて帰れよ」
と、校舎へ戻っていってしまった。
「先生と一緒だったから出てこなかったんじゃなくて、僕たち以外に人がいたから出てこなかったのかもしれない。それなら無理に先生に頼む必要はなさそうだな」
考えていた健太がそう言った。
「私達以外に誰かが一緒にいれば、それでいいってこと?」
綾が聞き返すと、健太は「おそらくは」と、頷いた。
それなら学校に残っている友達を誘って一緒にグラウンドへ出てくればいいだけだ!
「よし、とにかくこれで問題解決だな! バッドの出番はなかったのが残念だけどなぁ」
竜二は手持ちぶさたにバッドを振り回している。
「なぁんだ、こんなことで良かったんだ」
ホッとしてそう呟いたときだった。
不意にあの音楽が聞こえてきて私は動きを止めた。
サッと一気に血の気が引いていくのを感じる。
「おい、冗談だろ……」
問題解決だと言っていた竜二も青ざめる。
みんなの視線がグラウンドへと注がれた。
そこにはピエロがカラカラ音を立ててタイヤを回転させていたのだ。
「もう出てこないんじゃないのかよ!」
竜二がバッドを構えて叫ぶ。
その声は風に乗ってかき消され、誰の耳にも届かない。
ついさっきまでグラウンドを歩いていた先生にすら、届かない。
「外へ逃げよう!」
叫んだのは健太だった。
今まではグラウンドの中だけだったから、校門から外へ出たらどうなるのかわからない。
もしかしたらピエロが諦めるんじゃないかという期待もあった。
だけど私達が校門を抜けて走り出すとピエロもそれについてきたのだ。
「くそっ。外に出ても無意味か……」
走りながら健太が悔しそうに呟く。
街の中を見回してみても人の姿はなく、行き交う車も今は見えなかった。
誰もいないなんてどう考えてもおかしい!
「家の中に逃げてみよう!」
私は大きな民家の前で立ち止まり、その玄関のノブに手を伸ばした。
ガチャガチャと何度も回して見るけれど、びくともしない。
「ダメだ。玄関も窓も閉まってる!」
隣の家を確認していた竜二が言う。
「こっちもダメ!」
更に綾も絶望的な声で言った。
カーポートに車がある家でも、中に人はいなかった。
「一旦隠れよう!」
健太の提案で、私達は大きな庭に駆け込み、身を縮めた。
ピエロの音楽は徐々に近づいてきているから、長くは隠れていることもできなさそうだ。
「やっぱりここは現実の世界じゃないんだ。ピエロが作り上げた異世界かもしれない」
一番現実主義の健太がそんなことを言いはじめた。
「異世界ってことはスマホも使えないのかな」
綾が自分のスマホを操作して確認しはじめた。
だけど画面は真っ暗で少しも動いていない。
「電池切れ?」
横から聞くと綾は左右に首を振った。
「そんなはずない。夜にはちゃんと充電してるんだから」
私も同じようにスマホを確認してみたけれど、やはり画面は真っ暗でなんの反応もなかった。
「連絡手段はないってことか」
竜二が大きく息を吸い込んで呟く。
逃げ続けることも、助けてもらうこともできないのなら、後は対決するしか無い。
カラカラというタイヤの音はすぐ近くまで迫ってきている。
このまま通り過ぎていってくれればいいけれど、ピエロは周囲を伺うように時折止まっているのがわかった。
ここにいれば全員が見つかってしまう。
私は勇気を振り絞って立ち上がった。
そのままの勢いで庭から道へと飛び出した。
「ここよ!!」
叫び声をあげ、バッドを両手で握りしめる。
近づいてきたときにバッドで殴りつけるつもりだった。
だけどピエロは目にも止まらない速さで私の前までやってきていた。
「えっ」
反応できたときにはタイヤが私の右足を踏んでいたのだ。
片手で持てるくらいの人形に、安っぽいタイヤ。
そのはずが、私の右足がミシミシと音を上げた。
「キャアア!」
あまりの激痛に悲鳴を上げてその場にうずくまった。
ピエロに踏まれた右足の甲がズキズキと痛んで涙が滲んだ。
動けずにいると、1度通り過ぎていったピエロが方向転換して再びこちらへ向けて走ってきたの。
また同じところを踏まれたら、骨が砕ける!
そう思っても動くことができなかった。
迫ってくるピエロを見て蒼白になるばかりだ。
「冗談じゃねぇぞ!!」
ピエロに踏まれる寸前で竜二が庭から飛び出してきた。
そして思いっきりバッドをふる。
竜二が振りかぶったバッドはピエロの頭を捉えた。
ガンッと硬い音がしてピエロが怯む。
私は四つん這いになってどうにかその場から離れることに成功した。
竜二が2度、3度とピエロにバッドを振り下ろすと、ようやくピエロは背中を向けて逃げていったのだった。
一緒に放課後まで残ればまた襲われるかもしれないのに、その姿は気丈だった。
「やっと綾とふたりでカウンターの仕事ができる」
と、健太は喜んでいたくらいだ。
けれど、そんな楽しい仕事はあっという間に終わってしまう。
気がつけば図書室の閉館時間5分前で、私達は先生に追い立てられるようにして図書室から出てきていた。
学校内に残っている生徒はもうほとんどいなくて、廊下も外もとても静かだ。
昇降口へと向かう足取りはみんな重たくて、口数もだんだん少なくなってくる。
「1人1本な」
昇降口の掃除道具入れの中に隠しておいたバッドを健太が取り出してくれる。
バッドを手に持ってみると想像よりもずっしりと重たいことがわかった。
ピエロが襲ってきたときにこれを振り回すことなんてできるだろうか。
不安が脳裏をかすめた、そのときだった。
「おーい」
と、声がして私達は振り向いた。
廊下の奥から先生が走ってくるのが見えて私と綾は目を見かわせた。
「よかった。まだいたんだな」
先生は息を切らして足を止めると私へ視線を向けた。
「先生、どうしたんですか?」
「昼間の話がどうしても気になってなぁ。校門まで送ってやろうと思ってたんだ」
私の質問に先生は苦い顔で笑いながらそう言ったのだ。
「あの話を信じてくれたんですか!?」
「いや、うーん。正直信じてるわけじゃないけど、柴原と水野があんな嘘をつくとは主無くてなぁ」
と、頭をかく。
私達が頑張って説明したことは決して無駄ではなかったんだ!
それが嬉しくて思わず綾と抱き合って飛び跳ねる。
先生が一緒にいてくれれば、これほど心強いことはない。
「それより、そのバッドはなんだ?」
4人が1本ずつ持っているバッドに気がついて先生が怪訝そうな顔つきに代わる。
なにか悪いことを企んでいると思われたかもしれない。
「これはピエロを撃退するための道具です」
健太が真面目な顔で説明するので先生はキョトンとした顔になってしまった。
それでもどうにか納得してくれたようで、私達はようやくグラウンドへと出ることができたのだった。
☆☆☆
グラウンドにはいつもどおり誰の姿もなかった。
「こんな中帰るのは寂しいよなぁ」
誰もいないグラウンドよ横切りながら先生が呟く。
私たちはそれに答えず、警戒しながら先生の後ろを進んでいく。
いつもならグラウンドへ出てきてすぐにあの音楽が聞こえてくるけれど、今日はまだ聞こえてこない。
「おいおい、そんなに怖がらなくても」
先生の背中にピッタリくっつくようにして移動する私に、呆れ声を出す先生。
「ピエロはいつどこから襲ってくるかわからないんです」
「そうかぁ。でももう、校門に到着したぞ?」
先生に言われて顔をあげると校門の前まできてしまっていた。
いつの間にかグラウンドを渡りきっていたのだ。
私は驚いて他の3人を見つめる。
3人もまばたきを繰り返したり、グラウンドを振り返ったりしている。
「こんなに簡単に校門まで来れるなんて」
と、健太は顎に手を当てて考え込んでしまった。
「先生。次も校門まで送ってください!」
すがるように言ったのは綾だった。
先生がいることでピエロが出てこなかったのなら、もう安全だ。
だけどそれには先生が渋い顔を浮かべた。
「先生にだって仕事があるんだ。毎日校門まで送ることはできないだろ」
「そんな!」
先生がいてくれればすべて解決するのに!
私も先生に追いすがる。
けれど先生は何事もなかったことに安心したのか「それじゃ、気をつけて帰れよ」
と、校舎へ戻っていってしまった。
「先生と一緒だったから出てこなかったんじゃなくて、僕たち以外に人がいたから出てこなかったのかもしれない。それなら無理に先生に頼む必要はなさそうだな」
考えていた健太がそう言った。
「私達以外に誰かが一緒にいれば、それでいいってこと?」
綾が聞き返すと、健太は「おそらくは」と、頷いた。
それなら学校に残っている友達を誘って一緒にグラウンドへ出てくればいいだけだ!
「よし、とにかくこれで問題解決だな! バッドの出番はなかったのが残念だけどなぁ」
竜二は手持ちぶさたにバッドを振り回している。
「なぁんだ、こんなことで良かったんだ」
ホッとしてそう呟いたときだった。
不意にあの音楽が聞こえてきて私は動きを止めた。
サッと一気に血の気が引いていくのを感じる。
「おい、冗談だろ……」
問題解決だと言っていた竜二も青ざめる。
みんなの視線がグラウンドへと注がれた。
そこにはピエロがカラカラ音を立ててタイヤを回転させていたのだ。
「もう出てこないんじゃないのかよ!」
竜二がバッドを構えて叫ぶ。
その声は風に乗ってかき消され、誰の耳にも届かない。
ついさっきまでグラウンドを歩いていた先生にすら、届かない。
「外へ逃げよう!」
叫んだのは健太だった。
今まではグラウンドの中だけだったから、校門から外へ出たらどうなるのかわからない。
もしかしたらピエロが諦めるんじゃないかという期待もあった。
だけど私達が校門を抜けて走り出すとピエロもそれについてきたのだ。
「くそっ。外に出ても無意味か……」
走りながら健太が悔しそうに呟く。
街の中を見回してみても人の姿はなく、行き交う車も今は見えなかった。
誰もいないなんてどう考えてもおかしい!
「家の中に逃げてみよう!」
私は大きな民家の前で立ち止まり、その玄関のノブに手を伸ばした。
ガチャガチャと何度も回して見るけれど、びくともしない。
「ダメだ。玄関も窓も閉まってる!」
隣の家を確認していた竜二が言う。
「こっちもダメ!」
更に綾も絶望的な声で言った。
カーポートに車がある家でも、中に人はいなかった。
「一旦隠れよう!」
健太の提案で、私達は大きな庭に駆け込み、身を縮めた。
ピエロの音楽は徐々に近づいてきているから、長くは隠れていることもできなさそうだ。
「やっぱりここは現実の世界じゃないんだ。ピエロが作り上げた異世界かもしれない」
一番現実主義の健太がそんなことを言いはじめた。
「異世界ってことはスマホも使えないのかな」
綾が自分のスマホを操作して確認しはじめた。
だけど画面は真っ暗で少しも動いていない。
「電池切れ?」
横から聞くと綾は左右に首を振った。
「そんなはずない。夜にはちゃんと充電してるんだから」
私も同じようにスマホを確認してみたけれど、やはり画面は真っ暗でなんの反応もなかった。
「連絡手段はないってことか」
竜二が大きく息を吸い込んで呟く。
逃げ続けることも、助けてもらうこともできないのなら、後は対決するしか無い。
カラカラというタイヤの音はすぐ近くまで迫ってきている。
このまま通り過ぎていってくれればいいけれど、ピエロは周囲を伺うように時折止まっているのがわかった。
ここにいれば全員が見つかってしまう。
私は勇気を振り絞って立ち上がった。
そのままの勢いで庭から道へと飛び出した。
「ここよ!!」
叫び声をあげ、バッドを両手で握りしめる。
近づいてきたときにバッドで殴りつけるつもりだった。
だけどピエロは目にも止まらない速さで私の前までやってきていた。
「えっ」
反応できたときにはタイヤが私の右足を踏んでいたのだ。
片手で持てるくらいの人形に、安っぽいタイヤ。
そのはずが、私の右足がミシミシと音を上げた。
「キャアア!」
あまりの激痛に悲鳴を上げてその場にうずくまった。
ピエロに踏まれた右足の甲がズキズキと痛んで涙が滲んだ。
動けずにいると、1度通り過ぎていったピエロが方向転換して再びこちらへ向けて走ってきたの。
また同じところを踏まれたら、骨が砕ける!
そう思っても動くことができなかった。
迫ってくるピエロを見て蒼白になるばかりだ。
「冗談じゃねぇぞ!!」
ピエロに踏まれる寸前で竜二が庭から飛び出してきた。
そして思いっきりバッドをふる。
竜二が振りかぶったバッドはピエロの頭を捉えた。
ガンッと硬い音がしてピエロが怯む。
私は四つん這いになってどうにかその場から離れることに成功した。
竜二が2度、3度とピエロにバッドを振り下ろすと、ようやくピエロは背中を向けて逃げていったのだった。
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