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桜子に再び手紙が届いたのはその日の夕方のことだった。
昼を修哉に作らせてしまったから夜はお礼もこめて豪華な食事にしようと台所へ立っていたときのこと。
キッチンにロボット伝書鳩がやってきて手紙を落としていったのだ。
桜子は伝書鳩の腹辺りをくすぐるように撫でて、手紙を受け取ったという事を知らせる。
すると、箱は部屋の中を一回転して家を出て行った。
「また手紙だわ」
白い封筒を手に取り、呟く。
チラリと、ゴミ箱に目をやる。
捨てた手紙と全く同じ紙だ。
という事は、きっと同じ人物から。
桜子は料理の手を止め、手紙を持って椅子に座った。
初めて手紙が来た時はウキウキしていたのに、今は開けてみるのが億劫だ。
また祭りにまつわるものかもしれないし。
封を開けれずにそうしていると、夕食の匂いをかぎつけてかおじいさんがやってきた。
「おや、また手紙か」
「そうなの……」
「開けないのかい?」
「ちょっと……怖くて」
おじいさんは桜子の作ったカプセルを皿に乗せ、テーブルに置いていく。
「おばあさんもそうだった。手紙が来ると怖がっていた」
「おばあさんにも手紙が来たの?」
驚いて聞くと、おじいさんはクシュッと笑って頷いた。
「同じだ。桜子とおばあさんは同じだ」
「そんな偶然があるの? だって、手紙が来るだけで珍しいのに」
「なぁに、昔は手紙が届く事はそこまで珍しくなかったよ」
「それなのに、おばあさんは怖がってたの?」
「あぁ。その手紙の中にはいつも祭りに関することが書いてあったり、入っていたりしたからな」
「やっぱりそうなの? この手紙にも祭りに関係しているものが入っているの?」
「それは開けてみなきゃわからないよ。怖がるばかりじゃ、中身の確認もできないだろう」
そうれはそうだ。
そうだけど……。
手の中の封筒をジイッと見つめる。
今にも封が開いて金魚が飛び出してきそうに思う。
「怖くても、おばあさんは毎回ちゃんと手紙を開けていたよ」
「私も、ちゃんと開けるべき?」
「さぁ、それは桜子に来た手紙だから、自分で決めなきゃいけない」
しばらく手紙とにらめっこをしていた桜子だが、「ただいま」という修哉の声でハッと我に返った。
仕事部屋から出てきた修哉は清清しいような顔をしていて、今日の会議がうまく言ったのだという事を物語っていた。
「今日、新しい子が会議に出てたんだよ」
ネクタイを緩め、椅子にこしかけて上機嫌に話しはじめる。
「そうなの」
「若いの優秀な女の子でね、彼女のお陰で取引先とうまく行きそうなんだ」
「女の子なの?」
「あぁそうだよ。それより桜子、シェルターの調子はどんなんだ? 今日ニュースでやってたぞ、点検しとくようにって」
「えぇ。明日見ておくわ」
☆☆☆
桜子は自室へ戻るとぼんやりと手紙を眺めていた。
開けるべきか、そのまま置いておくべきか、わからない。
昔の書物は沢山読んだ。
歴史に興味があって、古いものの展示会にもよく足を運んでいる。
この紙で出来た手紙だって、すごく貴重なもので珍しい。
でも……。
怖い。
昔の手紙は嘘をつく。
修哉はそう言った。
文字が書かれているだけだから、いくらでもなんでも書けるんだ。
事実を正確に記憶し相手に伝える今の手紙とは違う。
悩んでいると部屋の中にチャイムの音楽が鳴った。
「はい」
手紙をテーブルに置いて振り向くと、お風呂上りの修哉が顔を覗かせた。
「あ、お風呂あがったのね」
「あぁ」
「じゃぁ次はおじいさんに言ってあげて? 私は最後でいいから」
「あぁ、もう言ってきた」
「え?」
じゃぁ何の用事?
そう聞こうとしたとき、修哉はスルリと部屋に入り後ろ手にカギを閉めた。
そして、まるでいたずらっ子のように微笑む。
ギュッと後ろから抱きしめられると、シャンプーの甘い香りが鼻をくすぐる。
いい事があると修哉は私を抱きたがる。
眠りそうになる私へ向けて、幸せは半分こにしたいから。
と言っていた事を思い出す。
いくら時代が変わっても。
いくら技術が進歩しても。
人間同士の愛し方は変わらない。
それはとても不思議で、だけどとても自然なことに思える。
修哉が服を脱がし吐息が耳元にかかっても、桜子は心の中に封の開けていない手紙を持っていた。
2人が愛し合う傍らで、あの手紙は何を思うのだろうかと――。
☆☆☆
薄い布団にくるまってまどろみながら、桜子は修哉がベッドから抜け出す気配を感じた。
トイレだろうか?
そう思い、重たい瞼をこじ開けようとする。
だけど瞼の重さには勝てずに、結局夢の中へと引き込まれていきそうになる。
「なんだ?」
修哉の声が桜子の瞼を軽くした。
「修哉――」
トイレじゃなかったの?
と聞こうとして、言葉を失う。
テーブルに置きっぱなしにしていた手紙を開けているのだ。
「修哉、なにしてるの!?」
慌てて駆け寄り封筒を奪い取る。
が、中身はすでに修哉の手の中にあった。
開けられてしまった。
祭りかもしれないのに。
その手紙には祭りのことが書かれているのかもしれないのに。
急激に不安になっていく桜子。
修哉は真剣な表情でその紙切れを持っていた。
「ねぇ、もうやめて。元に戻して」
「桜子、この手紙はどこから来た?」
「どこからって……わからないわ。伝書鳩は何もいわなかったから」
「違うよ。こういう手紙は封筒に送り先なんかが書いてあるんだ」
そう言って、修哉は私の持っている封筒を指差した。
え――?
「昔のことが好きなくせに、手紙のことにはうといんだな」
スッと手から封筒を取った修哉は「おかしいな、ここにも書いてない」と、呟いた。
「不思議だな」
「なにが? ねぇ、それ何の手紙だったの? また祭りのこと?」
不安で不安でそう訊ねると、修哉は小さく首をふって桜子の言葉を否定した。
「見てみるかい?」
「えぇ……。でも、怖いわ。なんなのそれ」
「見ればわかるよ」
そう言って差し出された手紙を見ると――。
「写真……?」
その紙は手紙ではなく、昔ながらの写真であることがわかった。
これもまた珍しい品物だ。
「そう。しかも俺のおばあさんとおじいさんの映ってるやつ」
「おじいさんとおばあさん?」
桜子は若い男女が写っているそれをマジマジと見つめた。
「2人が出会ってすぐの頃のだよ。まだ学生だ」
確かに、背景に映っているの建物には大学と書かれている。
「これが、おばあさん……」
茶色い髪にパーマをあてて、すごく短いスカートをはいている女性に目をやる。
ジッと見ていると、目元が修哉に似ているような気もする。
桜子がつい先ほどまで探していた物が、封筒に入って送られてきた。
その摩訶不思議な出来事に桜子は目をパチクリさせて、写真を見つめる。
「宛名がないんじゃ送り主はわからないけれど、前の手紙と同様の人物からだろうね」
「どうしてそんな事がわかるの?」
「紙の種類が同じ和紙だ。今時和紙なんて見たことがないよ」
そう言って、封筒の手触りを確かめる修哉。
「ねぇ、どうして紙に対してそんなに詳しいの? 歴史書はあまり読まないでしょ?」
「あぁ、そうだね。僕たちの先祖は紙つくりの職人だったんだよ。今でも紙の作り方が書いた本が残ってて、小さい頃によく読まされたんだ」
「そうなの……」
呟くように返事をして、再び写真に視線を落とす。
修哉の先祖は紙つくりの職人で。
ある日突然私の元に和紙というものをつかった手紙が届いて。
その中には祭りやおばあさんに関するものが入っていた。
これってただの偶然なの?
偶然と片付けるにしては出来すぎているし、運命と呼ぶにはまだまだ足りない。
桜子は眉間にシワをよせ修哉のおばあさんを見つめたのだった。
昼を修哉に作らせてしまったから夜はお礼もこめて豪華な食事にしようと台所へ立っていたときのこと。
キッチンにロボット伝書鳩がやってきて手紙を落としていったのだ。
桜子は伝書鳩の腹辺りをくすぐるように撫でて、手紙を受け取ったという事を知らせる。
すると、箱は部屋の中を一回転して家を出て行った。
「また手紙だわ」
白い封筒を手に取り、呟く。
チラリと、ゴミ箱に目をやる。
捨てた手紙と全く同じ紙だ。
という事は、きっと同じ人物から。
桜子は料理の手を止め、手紙を持って椅子に座った。
初めて手紙が来た時はウキウキしていたのに、今は開けてみるのが億劫だ。
また祭りにまつわるものかもしれないし。
封を開けれずにそうしていると、夕食の匂いをかぎつけてかおじいさんがやってきた。
「おや、また手紙か」
「そうなの……」
「開けないのかい?」
「ちょっと……怖くて」
おじいさんは桜子の作ったカプセルを皿に乗せ、テーブルに置いていく。
「おばあさんもそうだった。手紙が来ると怖がっていた」
「おばあさんにも手紙が来たの?」
驚いて聞くと、おじいさんはクシュッと笑って頷いた。
「同じだ。桜子とおばあさんは同じだ」
「そんな偶然があるの? だって、手紙が来るだけで珍しいのに」
「なぁに、昔は手紙が届く事はそこまで珍しくなかったよ」
「それなのに、おばあさんは怖がってたの?」
「あぁ。その手紙の中にはいつも祭りに関することが書いてあったり、入っていたりしたからな」
「やっぱりそうなの? この手紙にも祭りに関係しているものが入っているの?」
「それは開けてみなきゃわからないよ。怖がるばかりじゃ、中身の確認もできないだろう」
そうれはそうだ。
そうだけど……。
手の中の封筒をジイッと見つめる。
今にも封が開いて金魚が飛び出してきそうに思う。
「怖くても、おばあさんは毎回ちゃんと手紙を開けていたよ」
「私も、ちゃんと開けるべき?」
「さぁ、それは桜子に来た手紙だから、自分で決めなきゃいけない」
しばらく手紙とにらめっこをしていた桜子だが、「ただいま」という修哉の声でハッと我に返った。
仕事部屋から出てきた修哉は清清しいような顔をしていて、今日の会議がうまく言ったのだという事を物語っていた。
「今日、新しい子が会議に出てたんだよ」
ネクタイを緩め、椅子にこしかけて上機嫌に話しはじめる。
「そうなの」
「若いの優秀な女の子でね、彼女のお陰で取引先とうまく行きそうなんだ」
「女の子なの?」
「あぁそうだよ。それより桜子、シェルターの調子はどんなんだ? 今日ニュースでやってたぞ、点検しとくようにって」
「えぇ。明日見ておくわ」
☆☆☆
桜子は自室へ戻るとぼんやりと手紙を眺めていた。
開けるべきか、そのまま置いておくべきか、わからない。
昔の書物は沢山読んだ。
歴史に興味があって、古いものの展示会にもよく足を運んでいる。
この紙で出来た手紙だって、すごく貴重なもので珍しい。
でも……。
怖い。
昔の手紙は嘘をつく。
修哉はそう言った。
文字が書かれているだけだから、いくらでもなんでも書けるんだ。
事実を正確に記憶し相手に伝える今の手紙とは違う。
悩んでいると部屋の中にチャイムの音楽が鳴った。
「はい」
手紙をテーブルに置いて振り向くと、お風呂上りの修哉が顔を覗かせた。
「あ、お風呂あがったのね」
「あぁ」
「じゃぁ次はおじいさんに言ってあげて? 私は最後でいいから」
「あぁ、もう言ってきた」
「え?」
じゃぁ何の用事?
そう聞こうとしたとき、修哉はスルリと部屋に入り後ろ手にカギを閉めた。
そして、まるでいたずらっ子のように微笑む。
ギュッと後ろから抱きしめられると、シャンプーの甘い香りが鼻をくすぐる。
いい事があると修哉は私を抱きたがる。
眠りそうになる私へ向けて、幸せは半分こにしたいから。
と言っていた事を思い出す。
いくら時代が変わっても。
いくら技術が進歩しても。
人間同士の愛し方は変わらない。
それはとても不思議で、だけどとても自然なことに思える。
修哉が服を脱がし吐息が耳元にかかっても、桜子は心の中に封の開けていない手紙を持っていた。
2人が愛し合う傍らで、あの手紙は何を思うのだろうかと――。
☆☆☆
薄い布団にくるまってまどろみながら、桜子は修哉がベッドから抜け出す気配を感じた。
トイレだろうか?
そう思い、重たい瞼をこじ開けようとする。
だけど瞼の重さには勝てずに、結局夢の中へと引き込まれていきそうになる。
「なんだ?」
修哉の声が桜子の瞼を軽くした。
「修哉――」
トイレじゃなかったの?
と聞こうとして、言葉を失う。
テーブルに置きっぱなしにしていた手紙を開けているのだ。
「修哉、なにしてるの!?」
慌てて駆け寄り封筒を奪い取る。
が、中身はすでに修哉の手の中にあった。
開けられてしまった。
祭りかもしれないのに。
その手紙には祭りのことが書かれているのかもしれないのに。
急激に不安になっていく桜子。
修哉は真剣な表情でその紙切れを持っていた。
「ねぇ、もうやめて。元に戻して」
「桜子、この手紙はどこから来た?」
「どこからって……わからないわ。伝書鳩は何もいわなかったから」
「違うよ。こういう手紙は封筒に送り先なんかが書いてあるんだ」
そう言って、修哉は私の持っている封筒を指差した。
え――?
「昔のことが好きなくせに、手紙のことにはうといんだな」
スッと手から封筒を取った修哉は「おかしいな、ここにも書いてない」と、呟いた。
「不思議だな」
「なにが? ねぇ、それ何の手紙だったの? また祭りのこと?」
不安で不安でそう訊ねると、修哉は小さく首をふって桜子の言葉を否定した。
「見てみるかい?」
「えぇ……。でも、怖いわ。なんなのそれ」
「見ればわかるよ」
そう言って差し出された手紙を見ると――。
「写真……?」
その紙は手紙ではなく、昔ながらの写真であることがわかった。
これもまた珍しい品物だ。
「そう。しかも俺のおばあさんとおじいさんの映ってるやつ」
「おじいさんとおばあさん?」
桜子は若い男女が写っているそれをマジマジと見つめた。
「2人が出会ってすぐの頃のだよ。まだ学生だ」
確かに、背景に映っているの建物には大学と書かれている。
「これが、おばあさん……」
茶色い髪にパーマをあてて、すごく短いスカートをはいている女性に目をやる。
ジッと見ていると、目元が修哉に似ているような気もする。
桜子がつい先ほどまで探していた物が、封筒に入って送られてきた。
その摩訶不思議な出来事に桜子は目をパチクリさせて、写真を見つめる。
「宛名がないんじゃ送り主はわからないけれど、前の手紙と同様の人物からだろうね」
「どうしてそんな事がわかるの?」
「紙の種類が同じ和紙だ。今時和紙なんて見たことがないよ」
そう言って、封筒の手触りを確かめる修哉。
「ねぇ、どうして紙に対してそんなに詳しいの? 歴史書はあまり読まないでしょ?」
「あぁ、そうだね。僕たちの先祖は紙つくりの職人だったんだよ。今でも紙の作り方が書いた本が残ってて、小さい頃によく読まされたんだ」
「そうなの……」
呟くように返事をして、再び写真に視線を落とす。
修哉の先祖は紙つくりの職人で。
ある日突然私の元に和紙というものをつかった手紙が届いて。
その中には祭りやおばあさんに関するものが入っていた。
これってただの偶然なの?
偶然と片付けるにしては出来すぎているし、運命と呼ぶにはまだまだ足りない。
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