30 / 61
魔法少女派遣会社
混乱ちう☆なんでここに⁈
しおりを挟む
「──どうしたのー? すごい音が聞こえてきたけど、何かあったー?」
ツカサの部屋の扉の外。
ツカサのお母さんの声が聞こえてくる。
「な、なんでもないで──」
──するり。
ツカサの力が一瞬緩む。
私はその隙をつくと、大急ぎで拘束から抜け出した。
「な、なんでもないでーす!」
私はツカサのお母さんに向けてそう言うと、「りょうかーい」とだけ声が返ってきた。
私は、未だ仰向けのまま寝転がっているツカサから距離をとると、自分の胸に手をあてた。
ドクンドクン──
心臓が強く脈打っているのがわかる。
『アネさん、ウチ、本気っスから』
なぜかイケメン化した顔で脳内再生される、ツカサのさっきのヒトコト。
ツカサの声が、熱を帯びた目が、頭の中で何度も再生される。
ほほほほ……本気? ……な、わけないよね。
たぶん、久しぶりに会えたからツカサも舞い上がってるだけ。色々な感情がごちゃ混ぜになって、ああいう事言っちゃったんだろう。あるある。
……あるのか?
「あっと……ツカサ? さっきから全然動いてないけど大丈夫?」
「………………」
返事はない。
やり過ぎてしまったと後悔しているのだろうか、それとも私が拒絶したから気まずくなって──
「つ、ツカサ? あの、いきなりこういうのはビックリする……から、次からは事前に断ってから、事に及んでもらったほうが、こ、心の準備とか出来て、色々と助かるかな……って、ワケでもないんだけど! いや、そもそも色々とおかしいわけで……」
何が言いたいんだ。顔もめっちゃ熱いし、頭もぐちゃぐちゃになってる。
整理しなきゃ。整理しなきゃ。
「あのー……そのー……つまりね、私が最初に言いたいのは……、べ、別に嫌じゃないよ? ツカサの事は嫌いじゃないけど、たぶんね、ツカサはいま不良してて、番も張ってて、だからあまり異性の事を見てあげられてないんじゃないかって思ってるの。異性の事をよく知らない、そんな経験も機会もないから、昔、私に憧れてた感情を好きだと勘違いしてるんだと思う。だから、だからね、もうちょっといろいろ経験して、男の人の事を良く知った上で、それでも私の事を好きでいてくれるなら、その時は私もちゃんと考えて……って、ツカサ?」
ピクリとも動かない。
死んだ? 出血多量で?
うっそだー。そんなことがあるワケ……え、ないよね?
私はおそるおそるツカサに近づき、顔を覗き込むと──
「くかー……くかー……すぴー……」
「って、寝てんのかーい!」
私は気持ちよく寝ているツカサの額をぺしん! と叩くと、へなへなとその場にへたり込んだ。というか、腰が抜けて、足に力が入らなくなってしまった。
「なんだよー。無駄にドキドキして損したー。ほんと心臓に悪いわー……」
今度こそ完全に酔いが覚めた。
そして、今頃になって、この部屋がかなり芳醇な清酒の匂いに包まれてる事に気がついた。
そりゃこんだけ酒飲んでたら、部屋が酒臭くなるのも仕方ないわ。それに、お酒に慣れてないツカサなら、この酒気で酔ってしまっても仕方ない。だから、さっきのも、たぶん酔っての行動だったのだろう。
私は深い、深い、ため息をつくと、気持ちよく寝ているツカサをベッドまで運び、酒のカップやら鼻血やら、とにかく全部片づけて、ツカサのお母さんに挨拶して帰宅した。
ツカサのお母さんからは『遅いから泊まっていっていいのに』と言われたが、今日の所は私がツカサを意識しすぎて無理そうだったから、お母さんには適当な理由をつけて断っておいた。
こうして私は、大量の、空の酒カップが入った袋を担ぎながら帰路へと就いたのだった。
◇
がちゃんがちゃん。がちゃんがちゃん。がちゃんがちゃん。
私が一歩踏み出すたびに、体がすこし揺れるたびに、背負っている酒のカップがこすれ合い、不協和音を奏でる。
「──やっとついた」
私の目の前には、懐かしの我が1Kマンション。何とも言えない、ほんのり赤色の屋根が心に染みる。
何だよ、倒壊したって聞いてたけど無事じゃん。
ここにくるまで〝空のワンカップを背負って歩く怪物〟として変な目で見られたけど、そんな事など、もうどうでいいのだ。
なぜならこうして帰って来れたから!
今すぐ手に持っているワンカップの山を投げ捨てて、懐かしのマイホームに駆け込みたいけど、そんなことはしません。良識、持ってるからね。私は袋を背負い直すと、止めていた歩を進めた。
カンカン。カンカン。
心なしか足取りが軽くなった私は、軽やかなステップで、マンションの錆びた鉄階段を駆け上がる。
──嗚呼、懐かしい。
S.A.M.T.から支給された、やっすいゴム底の運動靴を履いているのに、この階段ってば、すっごいカンカン耳障りな音をたててる!
なんて懐かしいのだろう!
夜寝ている時、誰かがこの階段を昇り降りするたび、枕の下に頭を突っ込んでいたのが懐かしい。
──やがて私は自分の家の扉の前に辿り着くと……ある違和感に気が付いた。
「……あれ?」
なんか、誰かいない?
べつに中から音が聞こえてくるわけじゃないし、明かりがついているわけでもないのだけれど、けど、なんというか、私の家の中から、何者かの〝気配〟がする。
誰?
もしかして、何か月も家賃を滞納してたから、勝手に引き払われたとか?
いやいや、それはないな。
こんなしょぼい1Kのアパートに好んで住む人間なんているはずがない。それに、一階にはまだ空き家があったし、そもそも、あんなにお金大好きだった大家さんが、その大切な収入源である私を、追い出すわけがない。
じゃあ、誰だ?
お母さん……なワケないから、あ、もしかして弟かな?
どっか行ったってお母さん言ってたけど……、なるほど、こっちのほうに移ってきたのか。
──ピンポーン!
私はとりあえず、インターホンを押した。時間はちょっと遅いけど、私になんの断りもなく、この家に転がり込んでるほうが悪い。叩き起こされても文句は言えまい。
『はーい』
応答したのは、ひろみとは似ても似つかぬ声。
声変わりしたのかな、と一瞬思ったけど、どこの世界に声変わりして高くなる人間がいるんだ。
そう、応答したのは完全に女の声。もしかしてひろみのヤツ、女連れ込んでるのか?
なんということだ。
田舎に両親とぼけ老人と、アントニオを残して、都会でスケとよろしくやってるなんて。これは一言、キツく言ってやらないと──
『──もしもーし、どなたですのー? 応答してくださるかしらー?』
……あれ?
ちょちょちょ、ちょっと待って!
私、この声に聞き覚えがある、というか、昼間にこの声の主と会話した気がするんだけど、なんでそいつがここにいるんだ。
私はパクパクと口を開閉させると、なんとか声を捻出した。
「あの、間違ってたらごめんなさい。あなたもしかして……レンジ?」
ツカサの部屋の扉の外。
ツカサのお母さんの声が聞こえてくる。
「な、なんでもないで──」
──するり。
ツカサの力が一瞬緩む。
私はその隙をつくと、大急ぎで拘束から抜け出した。
「な、なんでもないでーす!」
私はツカサのお母さんに向けてそう言うと、「りょうかーい」とだけ声が返ってきた。
私は、未だ仰向けのまま寝転がっているツカサから距離をとると、自分の胸に手をあてた。
ドクンドクン──
心臓が強く脈打っているのがわかる。
『アネさん、ウチ、本気っスから』
なぜかイケメン化した顔で脳内再生される、ツカサのさっきのヒトコト。
ツカサの声が、熱を帯びた目が、頭の中で何度も再生される。
ほほほほ……本気? ……な、わけないよね。
たぶん、久しぶりに会えたからツカサも舞い上がってるだけ。色々な感情がごちゃ混ぜになって、ああいう事言っちゃったんだろう。あるある。
……あるのか?
「あっと……ツカサ? さっきから全然動いてないけど大丈夫?」
「………………」
返事はない。
やり過ぎてしまったと後悔しているのだろうか、それとも私が拒絶したから気まずくなって──
「つ、ツカサ? あの、いきなりこういうのはビックリする……から、次からは事前に断ってから、事に及んでもらったほうが、こ、心の準備とか出来て、色々と助かるかな……って、ワケでもないんだけど! いや、そもそも色々とおかしいわけで……」
何が言いたいんだ。顔もめっちゃ熱いし、頭もぐちゃぐちゃになってる。
整理しなきゃ。整理しなきゃ。
「あのー……そのー……つまりね、私が最初に言いたいのは……、べ、別に嫌じゃないよ? ツカサの事は嫌いじゃないけど、たぶんね、ツカサはいま不良してて、番も張ってて、だからあまり異性の事を見てあげられてないんじゃないかって思ってるの。異性の事をよく知らない、そんな経験も機会もないから、昔、私に憧れてた感情を好きだと勘違いしてるんだと思う。だから、だからね、もうちょっといろいろ経験して、男の人の事を良く知った上で、それでも私の事を好きでいてくれるなら、その時は私もちゃんと考えて……って、ツカサ?」
ピクリとも動かない。
死んだ? 出血多量で?
うっそだー。そんなことがあるワケ……え、ないよね?
私はおそるおそるツカサに近づき、顔を覗き込むと──
「くかー……くかー……すぴー……」
「って、寝てんのかーい!」
私は気持ちよく寝ているツカサの額をぺしん! と叩くと、へなへなとその場にへたり込んだ。というか、腰が抜けて、足に力が入らなくなってしまった。
「なんだよー。無駄にドキドキして損したー。ほんと心臓に悪いわー……」
今度こそ完全に酔いが覚めた。
そして、今頃になって、この部屋がかなり芳醇な清酒の匂いに包まれてる事に気がついた。
そりゃこんだけ酒飲んでたら、部屋が酒臭くなるのも仕方ないわ。それに、お酒に慣れてないツカサなら、この酒気で酔ってしまっても仕方ない。だから、さっきのも、たぶん酔っての行動だったのだろう。
私は深い、深い、ため息をつくと、気持ちよく寝ているツカサをベッドまで運び、酒のカップやら鼻血やら、とにかく全部片づけて、ツカサのお母さんに挨拶して帰宅した。
ツカサのお母さんからは『遅いから泊まっていっていいのに』と言われたが、今日の所は私がツカサを意識しすぎて無理そうだったから、お母さんには適当な理由をつけて断っておいた。
こうして私は、大量の、空の酒カップが入った袋を担ぎながら帰路へと就いたのだった。
◇
がちゃんがちゃん。がちゃんがちゃん。がちゃんがちゃん。
私が一歩踏み出すたびに、体がすこし揺れるたびに、背負っている酒のカップがこすれ合い、不協和音を奏でる。
「──やっとついた」
私の目の前には、懐かしの我が1Kマンション。何とも言えない、ほんのり赤色の屋根が心に染みる。
何だよ、倒壊したって聞いてたけど無事じゃん。
ここにくるまで〝空のワンカップを背負って歩く怪物〟として変な目で見られたけど、そんな事など、もうどうでいいのだ。
なぜならこうして帰って来れたから!
今すぐ手に持っているワンカップの山を投げ捨てて、懐かしのマイホームに駆け込みたいけど、そんなことはしません。良識、持ってるからね。私は袋を背負い直すと、止めていた歩を進めた。
カンカン。カンカン。
心なしか足取りが軽くなった私は、軽やかなステップで、マンションの錆びた鉄階段を駆け上がる。
──嗚呼、懐かしい。
S.A.M.T.から支給された、やっすいゴム底の運動靴を履いているのに、この階段ってば、すっごいカンカン耳障りな音をたててる!
なんて懐かしいのだろう!
夜寝ている時、誰かがこの階段を昇り降りするたび、枕の下に頭を突っ込んでいたのが懐かしい。
──やがて私は自分の家の扉の前に辿り着くと……ある違和感に気が付いた。
「……あれ?」
なんか、誰かいない?
べつに中から音が聞こえてくるわけじゃないし、明かりがついているわけでもないのだけれど、けど、なんというか、私の家の中から、何者かの〝気配〟がする。
誰?
もしかして、何か月も家賃を滞納してたから、勝手に引き払われたとか?
いやいや、それはないな。
こんなしょぼい1Kのアパートに好んで住む人間なんているはずがない。それに、一階にはまだ空き家があったし、そもそも、あんなにお金大好きだった大家さんが、その大切な収入源である私を、追い出すわけがない。
じゃあ、誰だ?
お母さん……なワケないから、あ、もしかして弟かな?
どっか行ったってお母さん言ってたけど……、なるほど、こっちのほうに移ってきたのか。
──ピンポーン!
私はとりあえず、インターホンを押した。時間はちょっと遅いけど、私になんの断りもなく、この家に転がり込んでるほうが悪い。叩き起こされても文句は言えまい。
『はーい』
応答したのは、ひろみとは似ても似つかぬ声。
声変わりしたのかな、と一瞬思ったけど、どこの世界に声変わりして高くなる人間がいるんだ。
そう、応答したのは完全に女の声。もしかしてひろみのヤツ、女連れ込んでるのか?
なんということだ。
田舎に両親とぼけ老人と、アントニオを残して、都会でスケとよろしくやってるなんて。これは一言、キツく言ってやらないと──
『──もしもーし、どなたですのー? 応答してくださるかしらー?』
……あれ?
ちょちょちょ、ちょっと待って!
私、この声に聞き覚えがある、というか、昼間にこの声の主と会話した気がするんだけど、なんでそいつがここにいるんだ。
私はパクパクと口を開閉させると、なんとか声を捻出した。
「あの、間違ってたらごめんなさい。あなたもしかして……レンジ?」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転生貴族の異世界無双生活
guju
ファンタジー
神の手違いで死んでしまったと、突如知らされる主人公。
彼は、神から貰った力で生きていくものの、そうそう幸せは続かない。
その世界でできる色々な出来事が、主人公をどう変えて行くのか!
ハーレム弱めです。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
チートな環境適応型スキルを使って魔王国の辺境でスローライフを ~べっぴんな九尾族の嫁さんをもらった俺が人間やなんてバレへん、バレへん~
桜枕
ファンタジー
不慮の事故で死んでしまった冬弥は外れスキルだけを持って異世界転生を果たすことになった。
転生後、すぐに魔王国へと追放され、絶体絶命の状況下で第二の人生が幕を開ける。
置かれた環境によって種族や能力値が変化するスキルを使って、人間であることを偽り、九尾族やダークエルフ族と交流を深めていく。
魔王国の片田舎でスローライフを送り始めたのに、ハプニング続きでまともに眠れない日々に、
「社畜時代と変わらんやんけ!」
と、嘆きながらも自分らしく自由に生きていく。
※アルファポリスオンリー作品です。
※第4回次世代ファンタジーカップ用
不幸少女は二度目の人生でイージーモードを望む
天宮暁
ファンタジー
人生なんてクソゲーだ。
それが、16年生きてきた私の結論。
でもまさか、こんな結末を迎えるなんて……。
しかし、非業の死を遂げた私をあわれんで、神様が異世界に転生させてあげようと言ってきた。
けど私、もう人生なんて結構なんですけど!
ところが、異世界への転生はキャンセル不能。私はむりやりチートを持たされ、異世界に放り出されることになってしまう。
手に入れたチートは「難易度変更」。世界の難易度を強制的に変える力を使い、冒険者となった私はダンジョンに潜る。
今度こそ幸せな人生を送れるといいんだけど……。
[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました
mikadozero
ファンタジー
3月19日 HOTランキング4位ありがとうございます。三月二十日HOTランキング2位ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーー
エマは突然勇者パーティから「お前はパーティを抜けろ」と言われて追放されたエマは生きる希望を失う。
そんなところにある老人が助け舟を出す。
そのチャンスをエマは自分のものに変えようと努力をする。
努力をすると、結果がついてくるそう思い毎日を過ごしていた。
エマは一人前の冒険者になろうとしていたのだった。
悪役令嬢、第四王子と結婚します!
水魔沙希
恋愛
私・フローディア・フランソワーズには前世の記憶があります。定番の乙女ゲームの悪役転生というものです。私に残された道はただ一つ。破滅フラグを立てない事!それには、手っ取り早く同じく悪役キャラになってしまう第四王子を何とかして、私の手中にして、シナリオブレイクします!
小説家になろう様にも、書き起こしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる