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第1章

登場人物紹介

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プリムローズ・ケントルム
 本作の主人公。燃えるような真紅の髪と深緑色の目を持つが、右目は金色。愛称はプリム。
 中身は現代日本からの転生者(元ヤンアラサー女)で、こちらの世界へ転生する際、転生ガチャで200連ボーナスを引き当てた結果、アホのように高い身体能力と魔力を得る。
 ケントルム公爵家の長女だが、のちに大罪系スキル『暴食』と『強欲』の保有者である事が判明し、山中に捨てられる。図太くて前向き。そして食いしん坊。


リトス・ロア・レカニエス
 レカニス王国の第二王子で側妃の子。プリムとは友人同士の間柄。白銀色の髪とサファイアブルーの目を持つ。
 中性的な美貌の持ち主で、よく女の子に間違われる事を内心で不満に思う。のちに大罪系スキル『嫉妬』の保有者であると判明、プリム共々山中に捨てられる。気弱で大人しい性格。


ヘングスト・ケントルム
 主人公の実父、ケントルム公爵。焦げ茶色の髪と琥珀色の目を持つ。
 保身と選民意識に凝り固まっている、典型的な小物にしてバカ親。陰で「先代は立派な方だったのに」と言われてしまうような無能。
 政略結婚の相手だった先妻の娘・プリムローズよりも、自分で見初めた後妻の娘・エフィーメラの方が可愛い。


ロゼッタ・ケントルム
 主人公の実母、前ケントルム公爵夫人。主人公と同じ、燃えるような真紅の髪と深緑色の目を持つ。
 公爵家の女主人として、無能な夫に代わってケントルム公爵家を盛り立てていたが、主人公が4歳の時、視察先の領地で馬車の事故に巻き込まれ他界。


アナトラ・ケントルム
 主人公の継母。現ケントルム公爵夫人。蜂蜜色の髪と淡い水色の目を持つ。
 絵に描いたような美女だが、大した学はない。いわゆる『シンデレラの継母』のような性格をしており、大罪系スキルを持っていた事を理由に、これ幸いとプリムを家から追い出しにかかる。


エフィーメラ・ケントルム
 主人公の腹違いの妹。父親とそっくり同じ、地味な焦げ茶色の髪と琥珀色の目に不満を持つ我が儘娘。
 華やかな色の髪と目を持つ姉を妬んでおり、姉が捨てられた事を誰より喜ぶ。その性根の醜さに足を引っ張られる事も多々あるが、本人に自覚はない。


シュレイン・ロア・レカニエス
 レカニス王国の第一王子で王太子。黄金色の髪とサファイアブルーの目を持つ。
 大罪系スキルと対極をなす、美徳系スキル『謙虚』の保有者だという事を鼻にかける、性格の悪い王子。『謙虚』のスキルを持っている癖に、全然謙虚ではない。
 数年前、婚約者になったばかりの筆頭公爵家の令嬢をいじめ殺した、という噂があり、そのせいで年代の近い令嬢を婚約者に迎えられず、立太子の為だけに、やむなくプリムを婚約者に据えていた。プリムがいなくなって清々している。


レカニス王・レカニス王妃
 双方共に黄金色の髪とサファイアブルーの目を持つ。
 王は事なかれ主義の凡王で、賢王として知られた先代と比較されるとキレる小物。王妃は実の息子だけが可愛い世間知らず。
 心ある貴族達は、「この国は当代で終わるかも知れない」と嘆いている。

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