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1話 マジナミ様

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いつもの朝、今日はいつもよりスッキリ起きれた、それによってとても清々しい気分だ!親にいつもの挨拶をして
いつもの席につく、朝食はパンと目玉焼きだ
目玉焼きの隣に物欲しそうにしている赤いマジナミ様がいるが
このマジナミ様ってのは俺以外の人で見えてる人はまずいない
見えるようになったのは5歳くらいの時だった。
それまでぼんやりしていたものがくっきりしだしたのだ。

妖怪、妖精、幽霊などたくさんの呼び名がそれにはあるけれど、どれも少し厳ついので僕はそれをマジナミ様と呼んでいる。
なぜマジナミ様かと言うと小さい頃マジナミ様同士が「僕、黄マジナミ!」「おいら、赤マジナミ」と、言う具合に喋っていたので僕もマジナミ様と呼ぶ事にした

マジナミ様には本当にたくさんの種類が存在するし人に良い影響を与えるものもいれば悪い影響を与えるものもいる、人間が対象なものもいればそれ以外が対象だったりもするので一言ではとてもじゃないが言い表すことは出来ない。
僕自身もまだまだ研究中の身だ。

今朝は母さんの肩に親指大の藍色をしたマジナミ様がいた
「朝からどうも調子が出ないのよね~具合でも悪いのかしら?」
多分肩に乗ってる奴が原因だろうが、僕はマジナミ様に関わらないようにしているので無視を決め込む
しばらくすれば勝手にどこかへ行くだろう、離れれば母さんの調子も戻るはずだ

「父さんは朝から元気一杯だぞ!ハハハ」
父さんが朝から暑苦しいのも、赤色のマジナミ様が2匹頭の上で踊っているからだろう踊り終わったらどこかへ行ってしまうはずだ

こんなに清々しい朝にマジナミ様に関わるなんて面倒くさいことしない!と言いつつ、目玉焼きの端を切り赤いマジナミ様の前にわざと落とす
お、食べてる食べてる
朝食を食べ終えて、鞄を持ち玄関で靴を履く
「それじゃあ、行ってきま~す
「いってらっしゃい」

今日は朝からスッキリ起きられたし良い1日になる気がするぞ!
そんな事を数分前には思っていました、はい

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読んで下さってありがとうございます
この作品は兄が1話だけ書いてやめてしまったんですが、面白そうだなっと思ったので自分が書く事にしました
よろしくお願いします!
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感想 1

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