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第2章 王都で生きる
11話 紅ちゃん?
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城に帰り、イーラを部屋まで送り届け。自分の部屋へと戻って来た。
「もう!おっそ~い!何してたの?どうせ、面白い事してたんでしょ!あたしがお腹の減りを抑えるために何度寝したと思ってるの!早くご飯ご飯!」
リカがひどくご立腹だ…
ちなみに今の時間は昼の2時頃だろう
「悪い悪い、今昼飯を出すよ…ちなみに何度寝くらいしたんだ?」
「分かればよろしい!ん~5度寝くらいかな?」
って事は、俺らが帰ってくる少し前ぐらいに起きたな、まるで長時間待っていたような態度だが寝ていただけだからね?
「ほら、今日はカーロウラビットのシチューだ」
「わ~い!ヒロキのシチューだ!」
!…確かにこれはヒロキが作り置きしてくれた料理の1つだ…連絡しても全然繋がらないし、今頃何をしてるんだ?
「おかわり~!」
「ん?あぁ」
まぁ、ヒロキはしっかりしてるし心配しなくても大丈夫だろう
さて、この後は領主から貰った進化の弓を1人で試したいところだが目の前にはシチューのソースで口の周りをべちゃべちゃにしたリカがいる。
テツは一馬と遊んでくると言って空に消えていった、フーちゃんはイーラにまだ教える事があるからとイーラと一緒の部屋にいる。
問題はこの3杯目を食べにかかってる食いしん坊だ…今なら食事に夢中だしこっそり出て行けば大丈夫か?
リカを見つめながら扉へとにじり寄る。
よし気付いてないな!
扉を開けて外へ出ようとすると、声がかかった
「ちょっと~…モグモグ…どこいくの?モグモグ」
急いで口にシチューを出来るだけ入れてきたのだろう、ハムスターがひまわりを詰め込むが如くほおがパンパンだ。
「あ~ちょっと散歩でもしようかな?と」
「え~リカも行く~」
「いや、1人で行きたい気分なんだが」
「嫌だ!嫌だ!リカも行く!」
空中で両手両足をジタバタとぶん回しだした
「わ、わかったわかった!連れて行くから!」
「わ~い」
「出発する前に口を拭けベタベタだぞ?」
「キョウが拭いてよ~」
「はいはい」
一旦部屋に戻り布か何かを探すがいいのが見つからない
「うーん、どうしたものか」
「えーい!」
リカが俺の腹へダイビングヘッドをかましてした無論ベタベタのままでだ
「ちょ!おま!何すんだよ」
「えへへ~だって待ってられなかったんだもん」
俺の腹に顔をグリグリしてからの上目遣いさらに待ってられなかったんだもんと言う言葉の奥ゆかしさ…完璧です。あなたは魔性の女でも目指しているのでしょうか。
「ま、まぁいいか、じゃあ行くぞ」
ダメだ落ち着け!俺!俺はノーマルだ目の前にいる幼女の5分の1程しかないサイズの女の子に興奮するなんてあっちゃいけないんだ!
「うん」
笑顔が輝いていました。
城から出て空を飛び草原に来た紅を呼び出した辺りだ。
そうそう、あんな感じの赤い鱗をしたドラゴンだったっけ…って
「お前!まだ居たのかよ!」
「ふぁ~、ん~?おぉ、キョウではないか何じゃ何じゃ寂しくて会いに来てしまったのか?仕方ないのう何をして欲しいんじゃ?なんでも言うてみい」
「いや、別に紅に会いに来たわけじゃないんだ、なんかごめん。てかずっとここで寝てたのか?」
「そ、そうか…ま、まぁ何も期待してないからいいわい……」
これは、何か役割与えてもらえる!と思ってワクワクしてたな、期待しまくりだろ
「悪いな」
「謝らんでくれ…悲しくなるわい…ずっと寝てたかじゃな?確かに気持ちよくてのう眠りこけていたわい」
俺もお昼寝スポットとして使わせてもらおう
「なるほど」
「キョウ~もう行こうよ~」
「あぁはいはい」
「なに!もう行ってしまうのか!」
「リカが行きたがってるからさ」
「そんな…なにかして欲しいこととか無いのか?」
「して欲しいことか?んー……お!1つあったぞ」
「なんじゃなんじゃ?」
これは、お願いしても大丈夫かな?
「鱗を1枚くれないか?」
「な!鱗を!貴様は、なんて恥ずかしい事を!」
え?なになに?
「人間で例えるならば下着を剥ぎ取るのと同じことじゃぞ!」
まじか~おっさんのブリーフ剝ぎ取ってる感じか~
「別にじじいにゃ興味ねぇよ」
「は?お主殺されたいのか?」
ふぁ?いきなりキレだしたんだけどなんなの?
「え?え?なんで?」
「おなごに対してじじいとはなんじゃ全く!!」
はぁ?
「おなご?誰が?」
「キョウ!貴様!まだしらばっくれるか!」
ちょ、まさか…
「は?お前女なの?」
「なにを今更!」
喋り方老けてるし、声も太いからてっきりおじいちゃんなんだとばかり思っていた…。
「なんかごめん…」
「分かればいいんじゃ!まったく…キョウには困ったもんじゃわい!」
リカがやれやれと首を左右に振っていてちょっとイラッと来た。
いや、絶対お前も気付いてなかっただろ!!
============================
お気に入りが4000突破しました!
皆さんありがとうございます!
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リカがひどくご立腹だ…
ちなみに今の時間は昼の2時頃だろう
「悪い悪い、今昼飯を出すよ…ちなみに何度寝くらいしたんだ?」
「分かればよろしい!ん~5度寝くらいかな?」
って事は、俺らが帰ってくる少し前ぐらいに起きたな、まるで長時間待っていたような態度だが寝ていただけだからね?
「ほら、今日はカーロウラビットのシチューだ」
「わ~い!ヒロキのシチューだ!」
!…確かにこれはヒロキが作り置きしてくれた料理の1つだ…連絡しても全然繋がらないし、今頃何をしてるんだ?
「おかわり~!」
「ん?あぁ」
まぁ、ヒロキはしっかりしてるし心配しなくても大丈夫だろう
さて、この後は領主から貰った進化の弓を1人で試したいところだが目の前にはシチューのソースで口の周りをべちゃべちゃにしたリカがいる。
テツは一馬と遊んでくると言って空に消えていった、フーちゃんはイーラにまだ教える事があるからとイーラと一緒の部屋にいる。
問題はこの3杯目を食べにかかってる食いしん坊だ…今なら食事に夢中だしこっそり出て行けば大丈夫か?
リカを見つめながら扉へとにじり寄る。
よし気付いてないな!
扉を開けて外へ出ようとすると、声がかかった
「ちょっと~…モグモグ…どこいくの?モグモグ」
急いで口にシチューを出来るだけ入れてきたのだろう、ハムスターがひまわりを詰め込むが如くほおがパンパンだ。
「あ~ちょっと散歩でもしようかな?と」
「え~リカも行く~」
「いや、1人で行きたい気分なんだが」
「嫌だ!嫌だ!リカも行く!」
空中で両手両足をジタバタとぶん回しだした
「わ、わかったわかった!連れて行くから!」
「わ~い」
「出発する前に口を拭けベタベタだぞ?」
「キョウが拭いてよ~」
「はいはい」
一旦部屋に戻り布か何かを探すがいいのが見つからない
「うーん、どうしたものか」
「えーい!」
リカが俺の腹へダイビングヘッドをかましてした無論ベタベタのままでだ
「ちょ!おま!何すんだよ」
「えへへ~だって待ってられなかったんだもん」
俺の腹に顔をグリグリしてからの上目遣いさらに待ってられなかったんだもんと言う言葉の奥ゆかしさ…完璧です。あなたは魔性の女でも目指しているのでしょうか。
「ま、まぁいいか、じゃあ行くぞ」
ダメだ落ち着け!俺!俺はノーマルだ目の前にいる幼女の5分の1程しかないサイズの女の子に興奮するなんてあっちゃいけないんだ!
「うん」
笑顔が輝いていました。
城から出て空を飛び草原に来た紅を呼び出した辺りだ。
そうそう、あんな感じの赤い鱗をしたドラゴンだったっけ…って
「お前!まだ居たのかよ!」
「ふぁ~、ん~?おぉ、キョウではないか何じゃ何じゃ寂しくて会いに来てしまったのか?仕方ないのう何をして欲しいんじゃ?なんでも言うてみい」
「いや、別に紅に会いに来たわけじゃないんだ、なんかごめん。てかずっとここで寝てたのか?」
「そ、そうか…ま、まぁ何も期待してないからいいわい……」
これは、何か役割与えてもらえる!と思ってワクワクしてたな、期待しまくりだろ
「悪いな」
「謝らんでくれ…悲しくなるわい…ずっと寝てたかじゃな?確かに気持ちよくてのう眠りこけていたわい」
俺もお昼寝スポットとして使わせてもらおう
「なるほど」
「キョウ~もう行こうよ~」
「あぁはいはい」
「なに!もう行ってしまうのか!」
「リカが行きたがってるからさ」
「そんな…なにかして欲しいこととか無いのか?」
「して欲しいことか?んー……お!1つあったぞ」
「なんじゃなんじゃ?」
これは、お願いしても大丈夫かな?
「鱗を1枚くれないか?」
「な!鱗を!貴様は、なんて恥ずかしい事を!」
え?なになに?
「人間で例えるならば下着を剥ぎ取るのと同じことじゃぞ!」
まじか~おっさんのブリーフ剝ぎ取ってる感じか~
「別にじじいにゃ興味ねぇよ」
「は?お主殺されたいのか?」
ふぁ?いきなりキレだしたんだけどなんなの?
「え?え?なんで?」
「おなごに対してじじいとはなんじゃ全く!!」
はぁ?
「おなご?誰が?」
「キョウ!貴様!まだしらばっくれるか!」
ちょ、まさか…
「は?お前女なの?」
「なにを今更!」
喋り方老けてるし、声も太いからてっきりおじいちゃんなんだとばかり思っていた…。
「なんかごめん…」
「分かればいいんじゃ!まったく…キョウには困ったもんじゃわい!」
リカがやれやれと首を左右に振っていてちょっとイラッと来た。
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