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第2章 王都で生きる
9話 ゴブリン 【ゴブリンの名前を変更】
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テツが言っていたゴブリン集落の辺りまで来た。
「それじゃ、ゴブリンが沸くのを待ちましょ」
「え?また私戦うんですか?」
「あたりまえじゃない?」
あたりまえなんだ…
その場に座って、待機する事にした。
「ちょ、地べたなんかに座るなんて出来ないわよ!」
「じゃあ、立ってれば?」
「はぁ?あんた本気で言ってるの?」
呆れ顔を向けてきた。
「は~…じゃあどうしろと?」
「こっちに来て」
「ん?あぁ」
何する気だ?。
「そこで手と膝をついてちょうだい」
「こうか?」
俺は今、いつかやるであろう孫へのお馬さんポーズをとっている…まさか!?。
「そうそう…よっと」
やはり、腰に乗ってきやがった…。
だが覚えておくがいい!お前が乗ったのは暴れ馬だ!
「ヒヒーン!」
エクササイズマシーンもビックリなほど動き回る!
「ちょ!いや!やめ!…きゃ!」
必死に耐えていたがついに落ちてしまった。
「いったー!何すんのよ!」
後頭部を地面に打ち付ける風に落ちていった。
「はぁはぁ、言ってなかったか、はぁ俺は、はぁ人に乗られると、はぁ暴れ出してしまうんだ」
慣れない動きをするとひどく疲れるな。
「きゅ~!(たのしそ~!)」
テツ…楽しくない疲れるだけだ。
「馬鹿じゃないの?もういいわよ!」
イーラはハンカチを出すと地面に敷いた、正直そんなサイズのハンカチじゃ意味ないと思うが言わないでおこう
それにしてもいきなりゴブリン残滅作戦とは…
少し言っておくか。
「あの?フーちゃん?」
「ん?何かしら?」
「いきなり集落全滅は厳しいんじゃない?」
「もう!何言ってるのよキョウちゃん上達のためでしょ?その為には殺して殺して殺さなくちゃ!」
フーちゃん…ゴブリンに対して恨みでもあるのかな?
「そ、そうか…わかった」
視線をイーラに向けるとこちらへ手招きをしている
近付いて耳を貸すと息が吹きかかりゾクっとした
「あんた、もうちょっと頑張りなさいよ!集落全滅なんて出来るわけないじゃない!」
「いや、でもフーちゃんはやる気満々だしなー危なくなったら助けるし頑張ってくれ」
「はぁ?本気で言ってるわけ!?」
「最初は少人数だと思うし頑張ってくれ!」
「なんなのよ!頭おかしいやつばっかり!」
確かにお姫様に実戦形式で魔法を教えるなんて誰もしてこなかっただろうな。
そんな事を話しながら10分ほど経ったら、フーちゃんが反応した
「来たわよ!」
どうやら、魔力感知で見ると2体のようだ
「ギィギィ」「ギィィ」
手を繋いで歩いている周りを警戒してるのかな?
「さぁ!とりあえずフレイムアローを脳天に叩き込んでやりなさい!」
「は、はい!」
フレイムアローを2本生成すると2体の頭めがけて飛ばした
「グギャアァァ!」「ギャ?」
1本は脳天に突き刺さったがもう1本は頬をかすめるだけだった
「ぐいやぎぁぁぁ」
残された1体のゴブリンは必死に倒されたゴブリンを起こそうと身体を揺さぶっているがなんの反応も示さない
「イヤーー!ソンギャァァ!」
ん?なんか鳴き声変じゃね?
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
え?何それ怖いんだけど…適用させるとどうなるの?
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
ちょ、もう少し考える時間ちょうだいよ
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
これ、まさか適用するまで永遠頭に流れる感じか?
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
あー!もう分かった!適用させるよ!
『称号・魔王の効果を適用させます』
適用させるとさっきまで耳障りだったゴブリン声が鮮明に聞こえだした。
『いや!なんで!こんな事ってないわ!私達が何をしたのよ!起きてねぇ!アレックス!』
え?待って待って、どういう事…これやばくね?罪悪感半端ないんすけど…
「さ!残る1体も倒れた奴に夢中よ!今のうちに殺してしまいなさい!」
え?いいの?これいいの?
「わかりました!」
イーラが出した、フレイムアローが残ったゴブリンの肩に突き刺さる
『痛い!なんで!!なんでこんな事するの!呪ってやる!絶対に!』
「さぁ、次で仕留めてしまいなさい」
え、え?
「はい!」
イーラのフレイムアローがゴブリンの心臓を貫通した
倒れていくゴブリンの女の子と目が合った…
「やったわね!この調子でどんどん行きましょ!」
「はい、わかりました先生!」
イーラもスッカリ乗り気すぎだろ!
「あの…みんな、ちょっと待って」
「ん?どうしたのキョウちゃん?」
「ゴブリン可哀想じゃない?」
「「はぁ?」」
フーちゃんとイーラの視線が痛い…
============================
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「じゃあ、立ってれば?」
「はぁ?あんた本気で言ってるの?」
呆れ顔を向けてきた。
「は~…じゃあどうしろと?」
「こっちに来て」
「ん?あぁ」
何する気だ?。
「そこで手と膝をついてちょうだい」
「こうか?」
俺は今、いつかやるであろう孫へのお馬さんポーズをとっている…まさか!?。
「そうそう…よっと」
やはり、腰に乗ってきやがった…。
だが覚えておくがいい!お前が乗ったのは暴れ馬だ!
「ヒヒーン!」
エクササイズマシーンもビックリなほど動き回る!
「ちょ!いや!やめ!…きゃ!」
必死に耐えていたがついに落ちてしまった。
「いったー!何すんのよ!」
後頭部を地面に打ち付ける風に落ちていった。
「はぁはぁ、言ってなかったか、はぁ俺は、はぁ人に乗られると、はぁ暴れ出してしまうんだ」
慣れない動きをするとひどく疲れるな。
「きゅ~!(たのしそ~!)」
テツ…楽しくない疲れるだけだ。
「馬鹿じゃないの?もういいわよ!」
イーラはハンカチを出すと地面に敷いた、正直そんなサイズのハンカチじゃ意味ないと思うが言わないでおこう
それにしてもいきなりゴブリン残滅作戦とは…
少し言っておくか。
「あの?フーちゃん?」
「ん?何かしら?」
「いきなり集落全滅は厳しいんじゃない?」
「もう!何言ってるのよキョウちゃん上達のためでしょ?その為には殺して殺して殺さなくちゃ!」
フーちゃん…ゴブリンに対して恨みでもあるのかな?
「そ、そうか…わかった」
視線をイーラに向けるとこちらへ手招きをしている
近付いて耳を貸すと息が吹きかかりゾクっとした
「あんた、もうちょっと頑張りなさいよ!集落全滅なんて出来るわけないじゃない!」
「いや、でもフーちゃんはやる気満々だしなー危なくなったら助けるし頑張ってくれ」
「はぁ?本気で言ってるわけ!?」
「最初は少人数だと思うし頑張ってくれ!」
「なんなのよ!頭おかしいやつばっかり!」
確かにお姫様に実戦形式で魔法を教えるなんて誰もしてこなかっただろうな。
そんな事を話しながら10分ほど経ったら、フーちゃんが反応した
「来たわよ!」
どうやら、魔力感知で見ると2体のようだ
「ギィギィ」「ギィィ」
手を繋いで歩いている周りを警戒してるのかな?
「さぁ!とりあえずフレイムアローを脳天に叩き込んでやりなさい!」
「は、はい!」
フレイムアローを2本生成すると2体の頭めがけて飛ばした
「グギャアァァ!」「ギャ?」
1本は脳天に突き刺さったがもう1本は頬をかすめるだけだった
「ぐいやぎぁぁぁ」
残された1体のゴブリンは必死に倒されたゴブリンを起こそうと身体を揺さぶっているがなんの反応も示さない
「イヤーー!ソンギャァァ!」
ん?なんか鳴き声変じゃね?
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
え?何それ怖いんだけど…適用させるとどうなるの?
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
ちょ、もう少し考える時間ちょうだいよ
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
これ、まさか適用するまで永遠頭に流れる感じか?
『称号・魔王の効果を適用させますか?』
あー!もう分かった!適用させるよ!
『称号・魔王の効果を適用させます』
適用させるとさっきまで耳障りだったゴブリン声が鮮明に聞こえだした。
『いや!なんで!こんな事ってないわ!私達が何をしたのよ!起きてねぇ!アレックス!』
え?待って待って、どういう事…これやばくね?罪悪感半端ないんすけど…
「さ!残る1体も倒れた奴に夢中よ!今のうちに殺してしまいなさい!」
え?いいの?これいいの?
「わかりました!」
イーラが出した、フレイムアローが残ったゴブリンの肩に突き刺さる
『痛い!なんで!!なんでこんな事するの!呪ってやる!絶対に!』
「さぁ、次で仕留めてしまいなさい」
え、え?
「はい!」
イーラのフレイムアローがゴブリンの心臓を貫通した
倒れていくゴブリンの女の子と目が合った…
「やったわね!この調子でどんどん行きましょ!」
「はい、わかりました先生!」
イーラもスッカリ乗り気すぎだろ!
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フーちゃんとイーラの視線が痛い…
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