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第2章 王都で生きる
6話 フーちゃん
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さてさて、戦力としてしか使えない紅はほって置いてちゃんと魔法を教えられる人……人では無いか、魔獣でも魔物でもお願いします!
「じゃあ、紅もう良いよ昼寝したかったんでしょ?好きにして」
「え、え、使えないってなった途端扱い雑じゃな?まぁ、いいわい…おやすみ」
早速寝息を立てている、図太い奴だ
地面に両手を置いて、地面が発光しだす
「こんな天気のいい日は空を羽ばたきたくなるわね!あら!?ここはどこ?あなたは誰?」
火の鳥が現れた、鳩ぐらいのサイズだ
「いきなりで申し訳ないんだけど?魔法とか得意な感じ?」
同じ轍は踏まないぞ
「んー火属性魔法ならかなり使えるわね?火系統を呼び出したんでしょ?使えない方がどうかしてるわよ?」
そこでグースカ寝てる奴に聞かせてやりたい
「良かった!じゃあ、眷属契約する為に早速戦おう!」
「ちょ、待って待って!」
ん?なんだ?
「戦力差見てよ!ドラゴン2体にグリフォン1体ついでに妖精が1匹なんて私の手に負えないわよ!」
「あー大丈夫だ、戦うのは俺1人だから」
「それでも、無理よ!みんなあなたの眷属なんでしょ!それに私この前死んじゃったから小さいのよ」
「じゃあ、どうしろと…死んだってどういう事だ?」
「そりゃ、私はフェニックスだからね」
フェニックスって言うと不死鳥の事か!
「凄いんだな…」
「まぁね、死ぬたびに小さくなるのは不便だけど」
同じく死にまくってる身としては親近感が湧いてくる
「て事だから、私の負けよ眷属契約するわ」
「なんか、悪いな」
「いいのよ、好きに使ってちょうだい?さ、名前を付けて」
名前か~…不死鳥だから、フーちゃんだ!
「フーちゃんで!」
フーちゃんから光が俺の中に入ってくる
「フーちゃんって…私がちゃん付けされるなんて……気に入ったわ!あなたの名前は?」
お、おう、気に入ってくれてよかった
「俺は、イズミ・キョウエイ、キョウとでも呼んでくれ」
「分かったわ、それで、私に何をして欲しいのかしら?」
「魔法を教えてあげて欲しい子がいるんだけど、今から行っても時間的に無理だから、また明日だな」
「そ、分かったわ」
そう言うと、俺の右肩に乗ってきた、可愛いな…
肩に乗られても不思議と熱くない
「なんで、熱くないんだ?」
「熱のコントロールぐらい出来るわよ、誰だと思ってるの?」
「フーちゃんです」
「その通り!」
嬉しそうだ
「ちょっと~!そこは私の場所なんですけど!」
リカがぷんすかと離れていたところからやって来る
「いやでも、最近はお前胸に入ってるじゃん」
「それは、お空飛ぶ時だけです~!歩いてる時とかは肩に乗るんです~!」
そんなこだわりあったのか…
「逆の肩に乗ればいいじゃん」
「嫌だ嫌だ!いつも左肩なんだもん!」
「ふふ、じゃあ私が右肩に移るわ」
「いいのか?」
「ええ、妖精さんの指定席みたいだからいいわよ、妖精さんのお名前は?」
大人だな
「ありがと、今度美味しいものでもあげるよ、リカって言うんだ」
「あら、ありがとう、リカさんね覚えたわ」
「むーー!あたしもあたしも!」
「リカは場所を譲ってもらっただろ?」
「ぶー!ケチ!」
子育てする親ってこんな気持ちなのかな…
「きゅー!きゅ~(鳥さん!遊ぼ~)」
テツが俺の周りをくるくる回っている
「ふふ、元気の良いドラゴンさんね?お名前は?」
「きゅ~(テツだよ~)」
「よろしくねテツさん何して遊ぶのかしら?」
「きゅーきゅきゅ!(んー鬼ごっこ!)」
「おにごっこ?何かしらそれは?」
「きゅー、きゅきゅきゅ!(えっとねー、鬼が追いかけ回して触られたら鬼になるの!)」
ちょっと怖いな
「なんだか、恐ろしい遊びね…また今度しましょ」
あ、それ絶対今度もしないやつじゃん
「主の馬をしております、一馬ですお見知りおきを。」
「へぇ、よろしくね、でも女の子に一馬はなんか変な感じね」
え!女の子なの!
「きっと、斬新な名前を付けたかったんでしょう!我が主ながら、憎い真似をいたします」
「ふふ、良かったわね」
ごめん、男だと思ってたよ……
「ひととおり自己紹介もすんだな?帰ろうか」
「あら?あそこで寝ている方は仲間じゃないのかしら?」
あぁ、あれか…
「あれは……使えないから置いていく寝てる事だし気付かれないうちに帰ろう」
「ふぁーーなんじゃなんじゃ?なんの話じゃ?」
く!起きやがったな!
「あなたもお仲間なのかしら?」
「ん?そうじゃそうじゃ、ついさっき名前をもらっての紅じゃ」
「そ、フーちゃんよ、よろしくね」
「もう、そいつは良いから帰ろう」
「そうなの?ごめんなさいね、さよなら」
「ん?なんじゃ?みんな帰るのか?わしはどうしたら良いんじゃ?置いていったら寂しくて死んでしまうぞい?」
そんな図体してウサギかなんかなのかこいつは!
「あー好きなとこで寝てて良いよ、必要な時呼ぶから」
「そうか…待っとるからのう?」
「んーはいはい、じゃあな」
一馬に乗って颯爽と草原を後にした、まぁ紅お前を呼ぶ事がない事を願うよ
============================
お気に入り、感想ありがとうございます!
感想はやっぱり嬉しいです!
「じゃあ、紅もう良いよ昼寝したかったんでしょ?好きにして」
「え、え、使えないってなった途端扱い雑じゃな?まぁ、いいわい…おやすみ」
早速寝息を立てている、図太い奴だ
地面に両手を置いて、地面が発光しだす
「こんな天気のいい日は空を羽ばたきたくなるわね!あら!?ここはどこ?あなたは誰?」
火の鳥が現れた、鳩ぐらいのサイズだ
「いきなりで申し訳ないんだけど?魔法とか得意な感じ?」
同じ轍は踏まないぞ
「んー火属性魔法ならかなり使えるわね?火系統を呼び出したんでしょ?使えない方がどうかしてるわよ?」
そこでグースカ寝てる奴に聞かせてやりたい
「良かった!じゃあ、眷属契約する為に早速戦おう!」
「ちょ、待って待って!」
ん?なんだ?
「戦力差見てよ!ドラゴン2体にグリフォン1体ついでに妖精が1匹なんて私の手に負えないわよ!」
「あー大丈夫だ、戦うのは俺1人だから」
「それでも、無理よ!みんなあなたの眷属なんでしょ!それに私この前死んじゃったから小さいのよ」
「じゃあ、どうしろと…死んだってどういう事だ?」
「そりゃ、私はフェニックスだからね」
フェニックスって言うと不死鳥の事か!
「凄いんだな…」
「まぁね、死ぬたびに小さくなるのは不便だけど」
同じく死にまくってる身としては親近感が湧いてくる
「て事だから、私の負けよ眷属契約するわ」
「なんか、悪いな」
「いいのよ、好きに使ってちょうだい?さ、名前を付けて」
名前か~…不死鳥だから、フーちゃんだ!
「フーちゃんで!」
フーちゃんから光が俺の中に入ってくる
「フーちゃんって…私がちゃん付けされるなんて……気に入ったわ!あなたの名前は?」
お、おう、気に入ってくれてよかった
「俺は、イズミ・キョウエイ、キョウとでも呼んでくれ」
「分かったわ、それで、私に何をして欲しいのかしら?」
「魔法を教えてあげて欲しい子がいるんだけど、今から行っても時間的に無理だから、また明日だな」
「そ、分かったわ」
そう言うと、俺の右肩に乗ってきた、可愛いな…
肩に乗られても不思議と熱くない
「なんで、熱くないんだ?」
「熱のコントロールぐらい出来るわよ、誰だと思ってるの?」
「フーちゃんです」
「その通り!」
嬉しそうだ
「ちょっと~!そこは私の場所なんですけど!」
リカがぷんすかと離れていたところからやって来る
「いやでも、最近はお前胸に入ってるじゃん」
「それは、お空飛ぶ時だけです~!歩いてる時とかは肩に乗るんです~!」
そんなこだわりあったのか…
「逆の肩に乗ればいいじゃん」
「嫌だ嫌だ!いつも左肩なんだもん!」
「ふふ、じゃあ私が右肩に移るわ」
「いいのか?」
「ええ、妖精さんの指定席みたいだからいいわよ、妖精さんのお名前は?」
大人だな
「ありがと、今度美味しいものでもあげるよ、リカって言うんだ」
「あら、ありがとう、リカさんね覚えたわ」
「むーー!あたしもあたしも!」
「リカは場所を譲ってもらっただろ?」
「ぶー!ケチ!」
子育てする親ってこんな気持ちなのかな…
「きゅー!きゅ~(鳥さん!遊ぼ~)」
テツが俺の周りをくるくる回っている
「ふふ、元気の良いドラゴンさんね?お名前は?」
「きゅ~(テツだよ~)」
「よろしくねテツさん何して遊ぶのかしら?」
「きゅーきゅきゅ!(んー鬼ごっこ!)」
「おにごっこ?何かしらそれは?」
「きゅー、きゅきゅきゅ!(えっとねー、鬼が追いかけ回して触られたら鬼になるの!)」
ちょっと怖いな
「なんだか、恐ろしい遊びね…また今度しましょ」
あ、それ絶対今度もしないやつじゃん
「主の馬をしております、一馬ですお見知りおきを。」
「へぇ、よろしくね、でも女の子に一馬はなんか変な感じね」
え!女の子なの!
「きっと、斬新な名前を付けたかったんでしょう!我が主ながら、憎い真似をいたします」
「ふふ、良かったわね」
ごめん、男だと思ってたよ……
「ひととおり自己紹介もすんだな?帰ろうか」
「あら?あそこで寝ている方は仲間じゃないのかしら?」
あぁ、あれか…
「あれは……使えないから置いていく寝てる事だし気付かれないうちに帰ろう」
「ふぁーーなんじゃなんじゃ?なんの話じゃ?」
く!起きやがったな!
「あなたもお仲間なのかしら?」
「ん?そうじゃそうじゃ、ついさっき名前をもらっての紅じゃ」
「そ、フーちゃんよ、よろしくね」
「もう、そいつは良いから帰ろう」
「そうなの?ごめんなさいね、さよなら」
「ん?なんじゃ?みんな帰るのか?わしはどうしたら良いんじゃ?置いていったら寂しくて死んでしまうぞい?」
そんな図体してウサギかなんかなのかこいつは!
「あー好きなとこで寝てて良いよ、必要な時呼ぶから」
「そうか…待っとるからのう?」
「んーはいはい、じゃあな」
一馬に乗って颯爽と草原を後にした、まぁ紅お前を呼ぶ事がない事を願うよ
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