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第2章 王都で生きる
4話 お姫様はお強い?
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「まったく、俺が自己紹介したんだお前もしろよ」
「うるさいわねーあんたなんかに自己紹介しても意味ないじゃない」
「一応教師だから意味はある!」
「はいはい、おやすみ」
どんだけ寝たいんだよこいつ
寝るに寝れない状況にしてやるか…
「う~ん…う~ん……暑い!!!なんなの!さっきまで涼しかったじゃない!」
「お?起きたか」
「ちょっと!どうなってんのよこの暑さは!」
「あぁ、お前を中心に火の玉を何個か宙に浮かせてたんだ」
汗を垂らしてさぞ寝苦しかっただろうな!
「な!早く消さんか!」
「俺をお前の教師と認めてくれたらな」
さぁどうする!
「わかったわよ!認める認めるから!」
「じゃあ、まずは名乗ってもらおうか」
「は?私の名前ぐらい知ってるでしょ!」
「いーや、全く知らん?」
「はぁ?私一応王女なんですけど?」
一般常識は疎いからな
「それがどうした、さっさと名乗れ」
「うー、イーラ・ガーランドよ!さぁ!早く消して!」
やっと自己紹介したな、火を消してやるか
「そうか、よろしくなイーラ暑いだろ?涼しくしてやるよ」
「なに言ってんの?あんた火属性でしょ?」
「いや?火属性だけじゃないんだ…ほら」
氷魔法で空気を冷やして風魔法で風をイーラにぶつけてやる
「さ!寒い!何すんのよ!」
「暑い暑いって言うから涼しくしてやったのに酷い言われようだな?」
「やりすぎなのよ!まぁ2つも属性持ってるなんてやるじゃない?」
2つ?まぁ説明めんどいしいいや
「じゃあ、早速魔法の練習始めるぞ…とその前にイーラの属性を教えてくれ」
「ふふ、なら見せてあげるわ私の腕をね!」
「ん?じゃあ見せてもらおうか?どれどれ」
イーラの服の袖を捲し上げる
「なんだ?力入れたら折れちまいそうな腕だな?」
「ちょ!あんた何してんのよ!馬鹿じゃないの!?」
「はぁ?腕を見てくれって言ったじゃないか?」
「そっちじゃないわよ!魔法の腕を見せてあげるって言ったの!」
あぁ、なるほど
「すまんすまん、じゃあ見せてくれよ」
「ふふ、ビックリして腰抜かすんじゃないわよ」
ほう、身構えておくかな?
「んで?何に向かって魔法を放つんだ?」
「そんなの決まってるじゃない?いい的が目の前にあるもの」
ん?
「フレイムアロー!!」
な!的って俺のことかよ!
炎の矢が3本飛んできた
水のシールドを張ってガードする
水のシールドにフレイムアローが衝突すると水の蒸発と共に消えていった
「あぶねぇな!」
「ふん、ガード出来たんだからいいじゃない?どう?凄いでしょ?フレイムアローを3つも同時に出すなんて凡人じゃできないわよ?」
へー矢で凄いなら、槍はどうなるんだろ?
「じゃあ、これはどれぐらいすごいんだ?」
炎の槍を3本生み出す
「え……ふ、フレイムジャベリン…しかも3つも…」
あ、その呼び名ちょっとかっこいいな…次からそう呼ぼう
「んで?これって凄いのか?」
「す、凄くなんかないわ!私だってすぐ出来るようになるもの!早く教えなさいよ!」
あぁ、凄くないのか…ちょっとショックだ
「はいはい、じゃあまずなんで俺がフレイムジャベリンを作れてイーラに作れないのか分かるか?」
「え?そんなの経験とか能力の差なんじゃないの?」
「いや、槍を作るのに能力なんてそんなにいらないだろ?形を整えるだけなんだから、ズバリ魔力量の差だな」
「魔力量?そんなのみんな大して変わらないじゃない?」
あ、まじ?初めて知った
「と、ところがどっこい!俺は周囲の魔素を魔力に変換してるから常人ではぶっ倒れるであろう量の魔力を消費しても余裕なのさ」
「そんなこと出来るなんて初めて聞いたわよ?本当なの?」
「大マジだ!これから、イーラには魔素を魔力に変換する技?を覚えてもらう」
「なんか大変そうね…」
「後、火属性の担任教師も探しておくから今日のところはもう自分の部屋に帰っていいぞ、明日からビシバシ行くからな」
「そ、なら休ませてもらうわ、おやすみ」
お昼寝再開するのかよ…
「あ、ちょっとちょっと!」
ん?なんだ?
「私が寝るまで涼しい風送ってよ」
図々しいやつだ
「あぁいいぞ」
くらえ!雪国の景色!
イーラが寝てる一帯に雪を積もらせてやった
「きゃぁ!何これ冷たい!」
「そんじゃあな!また明日!」
走って城の中に入っていく
後ろで、もうなんなのよ!と声が響き渡った
「ねぇねぇ、キョウ?」
リカがキョトンとした顔でこっちを見ている
「なんだ?」
「火属性の担任教師って誰のこと?」
あぁ、それの事か
「まだ知り合ってないな、今から知り合いに行く」
「へぇ、冒険者ギルドとか行くの?」
「いや、人がいない草原あたりで召喚する」
「あ~なるほど~」
人より魔獣とかの方がプロフェッショナルだろうからな!
============================
更新遅くてすいません…駄文ですがお付き合い下さい
お気に入り、感想ありがとうございます!勇気が出ます!
「うるさいわねーあんたなんかに自己紹介しても意味ないじゃない」
「一応教師だから意味はある!」
「はいはい、おやすみ」
どんだけ寝たいんだよこいつ
寝るに寝れない状況にしてやるか…
「う~ん…う~ん……暑い!!!なんなの!さっきまで涼しかったじゃない!」
「お?起きたか」
「ちょっと!どうなってんのよこの暑さは!」
「あぁ、お前を中心に火の玉を何個か宙に浮かせてたんだ」
汗を垂らしてさぞ寝苦しかっただろうな!
「な!早く消さんか!」
「俺をお前の教師と認めてくれたらな」
さぁどうする!
「わかったわよ!認める認めるから!」
「じゃあ、まずは名乗ってもらおうか」
「は?私の名前ぐらい知ってるでしょ!」
「いーや、全く知らん?」
「はぁ?私一応王女なんですけど?」
一般常識は疎いからな
「それがどうした、さっさと名乗れ」
「うー、イーラ・ガーランドよ!さぁ!早く消して!」
やっと自己紹介したな、火を消してやるか
「そうか、よろしくなイーラ暑いだろ?涼しくしてやるよ」
「なに言ってんの?あんた火属性でしょ?」
「いや?火属性だけじゃないんだ…ほら」
氷魔法で空気を冷やして風魔法で風をイーラにぶつけてやる
「さ!寒い!何すんのよ!」
「暑い暑いって言うから涼しくしてやったのに酷い言われようだな?」
「やりすぎなのよ!まぁ2つも属性持ってるなんてやるじゃない?」
2つ?まぁ説明めんどいしいいや
「じゃあ、早速魔法の練習始めるぞ…とその前にイーラの属性を教えてくれ」
「ふふ、なら見せてあげるわ私の腕をね!」
「ん?じゃあ見せてもらおうか?どれどれ」
イーラの服の袖を捲し上げる
「なんだ?力入れたら折れちまいそうな腕だな?」
「ちょ!あんた何してんのよ!馬鹿じゃないの!?」
「はぁ?腕を見てくれって言ったじゃないか?」
「そっちじゃないわよ!魔法の腕を見せてあげるって言ったの!」
あぁ、なるほど
「すまんすまん、じゃあ見せてくれよ」
「ふふ、ビックリして腰抜かすんじゃないわよ」
ほう、身構えておくかな?
「んで?何に向かって魔法を放つんだ?」
「そんなの決まってるじゃない?いい的が目の前にあるもの」
ん?
「フレイムアロー!!」
な!的って俺のことかよ!
炎の矢が3本飛んできた
水のシールドを張ってガードする
水のシールドにフレイムアローが衝突すると水の蒸発と共に消えていった
「あぶねぇな!」
「ふん、ガード出来たんだからいいじゃない?どう?凄いでしょ?フレイムアローを3つも同時に出すなんて凡人じゃできないわよ?」
へー矢で凄いなら、槍はどうなるんだろ?
「じゃあ、これはどれぐらいすごいんだ?」
炎の槍を3本生み出す
「え……ふ、フレイムジャベリン…しかも3つも…」
あ、その呼び名ちょっとかっこいいな…次からそう呼ぼう
「んで?これって凄いのか?」
「す、凄くなんかないわ!私だってすぐ出来るようになるもの!早く教えなさいよ!」
あぁ、凄くないのか…ちょっとショックだ
「はいはい、じゃあまずなんで俺がフレイムジャベリンを作れてイーラに作れないのか分かるか?」
「え?そんなの経験とか能力の差なんじゃないの?」
「いや、槍を作るのに能力なんてそんなにいらないだろ?形を整えるだけなんだから、ズバリ魔力量の差だな」
「魔力量?そんなのみんな大して変わらないじゃない?」
あ、まじ?初めて知った
「と、ところがどっこい!俺は周囲の魔素を魔力に変換してるから常人ではぶっ倒れるであろう量の魔力を消費しても余裕なのさ」
「そんなこと出来るなんて初めて聞いたわよ?本当なの?」
「大マジだ!これから、イーラには魔素を魔力に変換する技?を覚えてもらう」
「なんか大変そうね…」
「後、火属性の担任教師も探しておくから今日のところはもう自分の部屋に帰っていいぞ、明日からビシバシ行くからな」
「そ、なら休ませてもらうわ、おやすみ」
お昼寝再開するのかよ…
「あ、ちょっとちょっと!」
ん?なんだ?
「私が寝るまで涼しい風送ってよ」
図々しいやつだ
「あぁいいぞ」
くらえ!雪国の景色!
イーラが寝てる一帯に雪を積もらせてやった
「きゃぁ!何これ冷たい!」
「そんじゃあな!また明日!」
走って城の中に入っていく
後ろで、もうなんなのよ!と声が響き渡った
「ねぇねぇ、キョウ?」
リカがキョトンとした顔でこっちを見ている
「なんだ?」
「火属性の担任教師って誰のこと?」
あぁ、それの事か
「まだ知り合ってないな、今から知り合いに行く」
「へぇ、冒険者ギルドとか行くの?」
「いや、人がいない草原あたりで召喚する」
「あ~なるほど~」
人より魔獣とかの方がプロフェッショナルだろうからな!
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更新遅くてすいません…駄文ですがお付き合い下さい
お気に入り、感想ありがとうございます!勇気が出ます!
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