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第1章 魔境で生きる

21話 魔石

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「魔石って、なんなんだ?」
知ってそうなリカに聞いてみる

「ん~とね~、魔石ってのは~え~っと……なんだっけ?」
頭にハテナが見える

「いやいや、お前が言い出したんだぞ?」

「えへへ~」

えへへじゃないわ!

「魔石か、名前からすると魔力がある石とかか?」

「あ!そんな感じだった気がする?魔力属性がどうたら魔力を送り込めば使えるとかヒネモアお姉ちゃんが言ってた!」

ほう、つまり石に魔力を送れば炎魔法だったりといろいろ使えるわけだな

壁を掘って落ちてきた、こぶし大の石を手に取る

うーん?普通の石だな?

「これが、本当に魔石なのか?」
リカに確かめる

「うん!間違いないよ!前にヒネモアお姉ちゃんが見せてくれたのに似てるもん!」

そうか、なら魔力を流してみるか、なんの魔石かわからないので最初は魔力の量に気をつけて少量を流し込む

ボッ!

おぉ!火属性か、ランプなんかに使えるな!

少し好奇心が湧いた、限界まで魔力を流し込んだらどうなるんだろう?
気になったらやってみるしかない!

魔石に、魔力を一気に流し込む!
お、おぉ!めっちゃ光りだした!

「だ、だめ~~!!!」
リカが俺の手から魔石を取り上げると遠くに投げ捨てた

コツンと地面に落ちると
ドーーーン!!!
かなりの爆発音が響いた、地面は半円状にえぐれている

うぇ?やばくね?あれ、あのまま持ち続けてたら、俺の手どころか肩まで失ってたな……

「あ、ありがとう…リカ…助かったよ」

「もう!あれだけの魔力を流し込んだら、ああなるよ!次からは気をつけてよね!」


そうなのか、魔力を込めまくれば手榴弾として使えるな…
次からは、注意して扱おう

「ここらへんには、まだまだ魔石があるのか?」

「うん、いっぱいあるよ~」
こっちが赤っぽいやつで、こっちが青色っぽいやつ~と言ってくる

ん?

「リカ、魔力の色がわかるのか?」

「うん、わかるよ~?クロはわからないの?」

そんな所を意識した事がない、意識して見てみるか…

右眼を瞑って左眼の魔眼で周りを見渡す、魔力を見る事が出来る、これに何色かに意識を向けて……

『スキル【魔力属性識別】を獲得しました』

お!見えるようになった!てか、簡単に獲得しすぎだろ、まぁいいか…
このドーム状の部屋の東西南北に赤、青、緑、茶の色が見える!

「ありがとう、リカ!見えるようになったよ」

「どういたしまして~」

それにしても、4属性が揃ってるなんてこの部屋やばいな……

明日からは、採掘作業が延々と続くかもしれないな、見つけたからには全て貰っておきたい!

とりあえず、今日のところは各種類1つずつ掘り出して、アイテムボックスにしまっておいた

掘り出し終えると、手に痛みが走る
さすがに素手で掘り続けるには無理があったか、どうするか考えておかないとな…



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次回から、2500文字ぐらいを
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