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第1章 魔境で生きる

18話 ダンジョン

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リカが来て数日がたった、テツとは和解したようで一緒にお昼寝中だ

起こすのも悪いし1人で行くか、今日はテツがいた洞窟にもう一度行こうと思う

何故かって?あそこには鉄鉱石がゴロゴロあったから、採っておこうと思ってね

将来的に何か武器を作りたいな…

ヒロキはすでに狩りに出ている

いざ!出発!


記憶を頼りに洞窟を探す

う~ん……ここらへんだったと思うんだけどな~…
お!あった!中に入っていく

あれ?…突き当たりから2つに分かれた道があった
確か、テツがいた洞窟は一本道だったと思うけど?
まぁ、いいかこれはこれで楽しそうだ

人間は無意識に左を選ぶと聞いたことがあるので迷わず右へ!

まっすぐ伸びる道を進んでいく
すると道の真ん中に、丸いぷよぷよした物体があった

なんだこれ?触ってみるとひんやり気持ちいい
そんな事を考えた瞬間!物体が大きく伸びて俺を包み込んだ

「な!!」

やばい!やばい!やばい!
どうする!息ができない!

ゴポッ!ゴポポッ!

ま、魔法を!なんの魔法だ?
雷だと感電する、氷だと俺ごと凍りつく、よし!炎にしよう!
身体に炎を纏う!炎耐性があるので何とか耐えられる!すると物体は飛びのいて、解放された

「はぁ…!はぁ…!」

身体をみると、布の部分が溶けている
良かった、皮膚は溶かされてなくて

こいつ、どう見てもスライムだよな?
魔獣って獣だけじゃないんだな?油断してた…

スライムは目の前でポヨンポヨンと跳ねている

そうだ!前にテツがやっていた、ブレスの真似をしよう!

炎魔法をスライムにぶつけて燃え上がらせる、そのまま魔力をコントロールして、燃やし続ける

しばらく見ていると蒸発したのか何も無くなっていた
よく見ると丸い石のような物が落ちている

とりあえずしまっとくか…
アイテムボックスに入れておく

先に進もう……


今度はドーム状の少し開けた場所に出た
木が数本に草も地面から生えている

本当に洞窟か?疑問に思いながら周りを見渡す

魔眼に5匹ほど反応があった

ガサガサ!草むらから大型犬サイズのトカゲが出てきた

皮が赤く口から火の粉が出ている

火属性か、なら氷魔法だな!氷魔法で槍を数本作り出す!

アイススピア!

トカゲに突き刺す!貫通すると動かなくなった

他のトカゲ達も出てきたのでさっきよりも槍の本数を増やして突き刺す

すると、トカゲ達はパリーン!と砕けて光の粒子になった

後には赤い皮が畳まれて落ちている
しっかり5枚ともアイテムボックスにしまう

うーん?外の魔獣達と明らかに違うな?
死体が残らないなんて?ここはいったいなんなんだ?

不思議に思ったが、考えても仕方がない!
後でヒロキに聞いてみよう

さらに進むと岩の道に戻ってきた
洞窟の中に草むらがあるとは、不思議だな…

またも、道の真ん中に何かある
今度はなんだ?少々わくわくしながら近づくと

物体は座っていたようでゴゴゴ!と動くと立ち上がった

ゴ、ゴーレムか?デカイな……

8歳になる俺の身長の5倍はある


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やる気がすっごい起きるので
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