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第1章 魔境で生きる
SIDE ヒロキ 少年に出会うまで…
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今、俺は魔境の前で最終確認をしている
「よし!着替えに水、携帯食料、投げナイフも大丈夫だな」
早く、金を手に入れないと…弟が…
俺には、今年5歳になる弟がいる
親は3年前、流行り病にふせり亡くなった……それからというもの俺は弟の世話をする為に冒険者をやめ、2人で質素に暮らしていた
だが、とうとう、親の金も尽きかけてきた。
俺は一攫千金を狙うべく、魔人狩りに魔境へと向かったのだ
弟は家で留守番をしてもらっている
「行ける!親が病に倒れるまで俺は冒険者をしてたんだ!」
魔獣とは何度も闘ってきた!魔人でも大丈夫なはずだ!
そう自分を勇気づけ森の中へ入っていった
「はぁ、はぁ、魔獣はところどころにいるが、魔人が見つからない」
これまで、魔獣とは3度ほど闘った、
なんとか倒してはいるが、体力が底を尽きそうだ
陽は傾き始め、周りを赤く染めている
「はぁ…少し休憩しよう…」
木にもたれかかり周りを警戒しながら瞼を閉じた
ガサガサ!
「は!」
魔獣の気配で目が覚める!
「俺はどれぐらい眠っていたんだ?」
辺りはまだ、若干薄暗い。もう少ししたら陽が出そうだ…
魔獣から逃げるように走り、少し開けた場所に出た
「はぁ、はぁ、ここまで、来れば問題ないだろ」
走った事で上がった息を整えるすると
視界にあるものが入ってくる
「なんだ?あれ?」
ボロボロの掘っ建て小屋がそこにはあった
少し覗いてみよう、中に入ると埃がモワッと浮き上がった
「どんだけ、ほっとかれたんだ?」
ここを少し掃除して、拠点にしよう
箒で埃を外に追い出す
「よし、さっきよりはマシだな」
もう一度、魔人を探しに行こう
森の中を再び歩いていると
「グギヤァァ!」
な、なんだ?
今まで、出会ったどの魔獣とも違う鳴き声だった
鳴き声のする方へ恐る恐る近づく
いた!魔人が狼の魔獣を貪っている
今なら、食事に夢中なはずだ!
袋から投げナイフを取り出し、魔人へと投げつける
ターーン!!
ナイフが魔人の後頭部に突き刺さる!
「よし!」
喜んだのもつかの間、魔人はこっちに振り向くとすぐさま襲いかかってきた
「グギャ!グルルァア!」
俺は恐怖で腰が引けて尻餅をついてしまった
魔人は俺の足に噛み付いて肉を引きちぎる
「う!ぐぁああぁぁあ!!!」
痛い痛い痛い痛い!足に激痛がはしる!
もう1つ持っていた投げナイフを魔人の目に斬りつける!
「グギャアァアァァ!!」
魔人は目を抑えてうずくまった…
今だ!
足を引きずりながらも、先ほどの掘っ建て小屋まで戻ってきた
「はぁはぁ!イッツツ!いてぇ!」
掘っ建て小屋の床に倒れてしばらくすると、身体が自由に動かなくなった
やばい!魔素が!身体に入ってきてる!
このままじゃ、魔人になっちまう!
「いやだ!俺は魔人なんかに…なり…たくない!」
俺の全魔力を使って保護出来るのは頭一つが限度だった
魔力を使い果たした事により、俺は気を失った
目が覚めると外はすっかり明るくなり、足の咬み傷は消えていた、むしろ身体の調子がいい
「これなら……」
また、魔人探しを再開する
いた!森の中を徘徊している
背後から近づき首を……ゴキン!!!
魔人は力なく倒れた
「呆気なかったな…でもこれで!」
魔人は魔導具を数点所持していた
よし!帰ろう!
魔境の出口へと急ぐ!
待ってろよ…今、迎えに行くからな!
魔境から出てしばらく歩いているとめまいがおきて
意識が朦朧とし始めた
何が起きてるんだ?うまく歩けない…
その場で膝をついて動けなくなった
少し先にいた、男3人に女2人の冒険者グループの1人が声を掛けてきた
「大丈夫ですか?どこか具合でも悪いんですか?」
「あ、あぁ、大丈夫だ」
と顔を上げて男を見る
声をかけてきた男の後ろにいる女の表情が凍りついた
「え!待って……おかしいわ!その人…、魔力が全くないわよ!魔人だわ!」
何を言ってんだ、この女は!俺が魔人なわけないだろーが
「な!本当だ!なんで、魔境から出られたんだ!みんな!武器を抜け!早く!」
おいおい!嘘だろ!やめろ!俺は人間だぞ!
俺に話しかけた男の剣が腹に突き刺さる
いってぇぇ!ん?いや、痛くない
男を軽く蹴ると吹き飛んで、道の真ん中で気を失った
「な?どうなってんだ?」
「ひ!来ないで!お願い!」
女は泣きながら懇願してきた
冒険者グループ全員の顔が恐怖に歪んでいる
な、なんで!嘘だ!嘘だろ!?
俺は走って魔境に戻った
不思議とめまいは治っている…
「ふ、ははは!魔人になっちまったのかよ!俺…笑えねぇよ…」
そのまま、魔境を彷徨い続けた
何年もしかしたら何十年かもしれない
掘っ建て小屋を拠点に、ただ魔境を彷徨い魔獣と出会ったら片っ端から倒していった
ある日、熊の魔獣を倒して小屋まで
戻ると背後から気配を感じた
薪を割りに小屋の裏手に行くと
気配は小屋に入っていった
戻って様子を見ると10歳もいかない少年が小屋の中を見回していた
思いきって声を掛けてみる
「お前、人間か?だが、左眼がおかしいな?」
目の前の少年は目を丸くした
「な!喋れるのか!」
その後、少年が何故ここに来たのか
俺は何故自分が魔人になったのかを話した
そんな、話をしていると
年齢も喋り方も違うが、この少年を見ていると弟の事を思い出してしまっていた
「坊主、お前行くとこあんのか?良かったらここに住むか?」
気づいたらそんな事を口走っていた
「いいのか?」
「おうよ!1人じゃ寂しかったところだし、聞きたい事も色々あるしな!」
「それじゃあ、世話になる」
「おう!」
それから、奇妙な少年との2人暮らしが始まった
============================
少し長くなりました!
感想書いてくれる人がいて嬉しいです!
これからも、頑張ります!
「よし!着替えに水、携帯食料、投げナイフも大丈夫だな」
早く、金を手に入れないと…弟が…
俺には、今年5歳になる弟がいる
親は3年前、流行り病にふせり亡くなった……それからというもの俺は弟の世話をする為に冒険者をやめ、2人で質素に暮らしていた
だが、とうとう、親の金も尽きかけてきた。
俺は一攫千金を狙うべく、魔人狩りに魔境へと向かったのだ
弟は家で留守番をしてもらっている
「行ける!親が病に倒れるまで俺は冒険者をしてたんだ!」
魔獣とは何度も闘ってきた!魔人でも大丈夫なはずだ!
そう自分を勇気づけ森の中へ入っていった
「はぁ、はぁ、魔獣はところどころにいるが、魔人が見つからない」
これまで、魔獣とは3度ほど闘った、
なんとか倒してはいるが、体力が底を尽きそうだ
陽は傾き始め、周りを赤く染めている
「はぁ…少し休憩しよう…」
木にもたれかかり周りを警戒しながら瞼を閉じた
ガサガサ!
「は!」
魔獣の気配で目が覚める!
「俺はどれぐらい眠っていたんだ?」
辺りはまだ、若干薄暗い。もう少ししたら陽が出そうだ…
魔獣から逃げるように走り、少し開けた場所に出た
「はぁ、はぁ、ここまで、来れば問題ないだろ」
走った事で上がった息を整えるすると
視界にあるものが入ってくる
「なんだ?あれ?」
ボロボロの掘っ建て小屋がそこにはあった
少し覗いてみよう、中に入ると埃がモワッと浮き上がった
「どんだけ、ほっとかれたんだ?」
ここを少し掃除して、拠点にしよう
箒で埃を外に追い出す
「よし、さっきよりはマシだな」
もう一度、魔人を探しに行こう
森の中を再び歩いていると
「グギヤァァ!」
な、なんだ?
今まで、出会ったどの魔獣とも違う鳴き声だった
鳴き声のする方へ恐る恐る近づく
いた!魔人が狼の魔獣を貪っている
今なら、食事に夢中なはずだ!
袋から投げナイフを取り出し、魔人へと投げつける
ターーン!!
ナイフが魔人の後頭部に突き刺さる!
「よし!」
喜んだのもつかの間、魔人はこっちに振り向くとすぐさま襲いかかってきた
「グギャ!グルルァア!」
俺は恐怖で腰が引けて尻餅をついてしまった
魔人は俺の足に噛み付いて肉を引きちぎる
「う!ぐぁああぁぁあ!!!」
痛い痛い痛い痛い!足に激痛がはしる!
もう1つ持っていた投げナイフを魔人の目に斬りつける!
「グギャアァアァァ!!」
魔人は目を抑えてうずくまった…
今だ!
足を引きずりながらも、先ほどの掘っ建て小屋まで戻ってきた
「はぁはぁ!イッツツ!いてぇ!」
掘っ建て小屋の床に倒れてしばらくすると、身体が自由に動かなくなった
やばい!魔素が!身体に入ってきてる!
このままじゃ、魔人になっちまう!
「いやだ!俺は魔人なんかに…なり…たくない!」
俺の全魔力を使って保護出来るのは頭一つが限度だった
魔力を使い果たした事により、俺は気を失った
目が覚めると外はすっかり明るくなり、足の咬み傷は消えていた、むしろ身体の調子がいい
「これなら……」
また、魔人探しを再開する
いた!森の中を徘徊している
背後から近づき首を……ゴキン!!!
魔人は力なく倒れた
「呆気なかったな…でもこれで!」
魔人は魔導具を数点所持していた
よし!帰ろう!
魔境の出口へと急ぐ!
待ってろよ…今、迎えに行くからな!
魔境から出てしばらく歩いているとめまいがおきて
意識が朦朧とし始めた
何が起きてるんだ?うまく歩けない…
その場で膝をついて動けなくなった
少し先にいた、男3人に女2人の冒険者グループの1人が声を掛けてきた
「大丈夫ですか?どこか具合でも悪いんですか?」
「あ、あぁ、大丈夫だ」
と顔を上げて男を見る
声をかけてきた男の後ろにいる女の表情が凍りついた
「え!待って……おかしいわ!その人…、魔力が全くないわよ!魔人だわ!」
何を言ってんだ、この女は!俺が魔人なわけないだろーが
「な!本当だ!なんで、魔境から出られたんだ!みんな!武器を抜け!早く!」
おいおい!嘘だろ!やめろ!俺は人間だぞ!
俺に話しかけた男の剣が腹に突き刺さる
いってぇぇ!ん?いや、痛くない
男を軽く蹴ると吹き飛んで、道の真ん中で気を失った
「な?どうなってんだ?」
「ひ!来ないで!お願い!」
女は泣きながら懇願してきた
冒険者グループ全員の顔が恐怖に歪んでいる
な、なんで!嘘だ!嘘だろ!?
俺は走って魔境に戻った
不思議とめまいは治っている…
「ふ、ははは!魔人になっちまったのかよ!俺…笑えねぇよ…」
そのまま、魔境を彷徨い続けた
何年もしかしたら何十年かもしれない
掘っ建て小屋を拠点に、ただ魔境を彷徨い魔獣と出会ったら片っ端から倒していった
ある日、熊の魔獣を倒して小屋まで
戻ると背後から気配を感じた
薪を割りに小屋の裏手に行くと
気配は小屋に入っていった
戻って様子を見ると10歳もいかない少年が小屋の中を見回していた
思いきって声を掛けてみる
「お前、人間か?だが、左眼がおかしいな?」
目の前の少年は目を丸くした
「な!喋れるのか!」
その後、少年が何故ここに来たのか
俺は何故自分が魔人になったのかを話した
そんな、話をしていると
年齢も喋り方も違うが、この少年を見ていると弟の事を思い出してしまっていた
「坊主、お前行くとこあんのか?良かったらここに住むか?」
気づいたらそんな事を口走っていた
「いいのか?」
「おうよ!1人じゃ寂しかったところだし、聞きたい事も色々あるしな!」
「それじゃあ、世話になる」
「おう!」
それから、奇妙な少年との2人暮らしが始まった
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少し長くなりました!
感想書いてくれる人がいて嬉しいです!
これからも、頑張ります!
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