1 / 91
0話プロローグ
しおりを挟む
「それでは、あなたを殺しますね?」
「はい、お願いします」
思えば産まれてから何も良いことはなかった…
父親は幼い頃にいなくなり
母親は寂しさからか、DVが多かった気がする
5歳になった時にデパートに連れて行かれ
これで、注文してきなさいと
千円札を渡された、ファーストフードの
店員が幼い俺にお辞儀をして笑顔で
お金を受け取ってお釣りを渡してきたのを鮮明に覚えてる
「ちゃんと、注文できたよ!」と
振り返ると母親はいなくなっていた
注文したポテトを食べながら
ひたすら待ったが母親は現れることはなかった
その後、母親の姉の家に世話になることになった
母親の姉家族は俺より年上で恐怖の対象だった
家にいれば穀潰しと伯母に殴られ
伯母の息子は母親が殴るなら
自分もと一緒になって殴ってきた
伯父は俺の身体を灰皿代わりにした
夏でも長袖でいなくてはいけない身体になった
ある日耐えられなくなり
殴られている時に伯母の腹に
蹴りを入れた
そこから2ヶ月
飯は3日に1食だった
そのまま大きくなり
中学を卒業した時に家を追い出された
もちろん小遣いなど渡されている
わけもなく無一文だ
毎日を生きていく食事も取れず
いつか来る死を歩道の脇で
待っていた時
1人の男が俺の所に来た
その男はこう言った
「人生をやり直したくありませんか?ただし何処でやり直すかはお受けいただいてからお話しさせていただきます」
ひどく魅力的だった
俺はすぐに声を出そうとしたが、久しぶりすぎて上手く声がでなかった
「おねがいじます」
とかすれ声でなんとか言えた
「わかりましたよ、ではこの車にお乗りください」
そう言うと目の前にリムジンの様な車が一台来た
実際にリムジンを見た事がないからわからないがきっとこれがそうだろう
その後実験施設の様な場所に連れて行かれ、薬を飲まされ身体のあちこちを検査された
薬を飲み機械を使った人体実験の様な事が何日も続いた
時には焼ける様な暑さの部屋に入れられ
時には身体に電流を流された
そんな痛みにもたえて
これで最後だと言われ、俺はカプセルの中に入っている
「実験にお付き合いいただきありがとうございます」
「いえ、自分で決めたことですので」
「そうですか、この後の人生は死のうと思わず必ず生をまっとうしてくださいね」
と笑顔で言われた
「ありがとうございます」
「それでは、今からあなたを殺します」
「はい、お願いします」
男がボタンを押すと俺の意識は薄れていったとても心地が良いいつまでもこの感覚が続けばいいのに
薄れ行く意識の中
「何度、死のうが繰り返してもらいますがね…」
そんな声が聞こえた
============================
初めまして!初投稿ですね
ご意見など、どしどしお願いします!
「はい、お願いします」
思えば産まれてから何も良いことはなかった…
父親は幼い頃にいなくなり
母親は寂しさからか、DVが多かった気がする
5歳になった時にデパートに連れて行かれ
これで、注文してきなさいと
千円札を渡された、ファーストフードの
店員が幼い俺にお辞儀をして笑顔で
お金を受け取ってお釣りを渡してきたのを鮮明に覚えてる
「ちゃんと、注文できたよ!」と
振り返ると母親はいなくなっていた
注文したポテトを食べながら
ひたすら待ったが母親は現れることはなかった
その後、母親の姉の家に世話になることになった
母親の姉家族は俺より年上で恐怖の対象だった
家にいれば穀潰しと伯母に殴られ
伯母の息子は母親が殴るなら
自分もと一緒になって殴ってきた
伯父は俺の身体を灰皿代わりにした
夏でも長袖でいなくてはいけない身体になった
ある日耐えられなくなり
殴られている時に伯母の腹に
蹴りを入れた
そこから2ヶ月
飯は3日に1食だった
そのまま大きくなり
中学を卒業した時に家を追い出された
もちろん小遣いなど渡されている
わけもなく無一文だ
毎日を生きていく食事も取れず
いつか来る死を歩道の脇で
待っていた時
1人の男が俺の所に来た
その男はこう言った
「人生をやり直したくありませんか?ただし何処でやり直すかはお受けいただいてからお話しさせていただきます」
ひどく魅力的だった
俺はすぐに声を出そうとしたが、久しぶりすぎて上手く声がでなかった
「おねがいじます」
とかすれ声でなんとか言えた
「わかりましたよ、ではこの車にお乗りください」
そう言うと目の前にリムジンの様な車が一台来た
実際にリムジンを見た事がないからわからないがきっとこれがそうだろう
その後実験施設の様な場所に連れて行かれ、薬を飲まされ身体のあちこちを検査された
薬を飲み機械を使った人体実験の様な事が何日も続いた
時には焼ける様な暑さの部屋に入れられ
時には身体に電流を流された
そんな痛みにもたえて
これで最後だと言われ、俺はカプセルの中に入っている
「実験にお付き合いいただきありがとうございます」
「いえ、自分で決めたことですので」
「そうですか、この後の人生は死のうと思わず必ず生をまっとうしてくださいね」
と笑顔で言われた
「ありがとうございます」
「それでは、今からあなたを殺します」
「はい、お願いします」
男がボタンを押すと俺の意識は薄れていったとても心地が良いいつまでもこの感覚が続けばいいのに
薄れ行く意識の中
「何度、死のうが繰り返してもらいますがね…」
そんな声が聞こえた
============================
初めまして!初投稿ですね
ご意見など、どしどしお願いします!
0
お気に入りに追加
4,979
あなたにおすすめの小説

とある元令嬢の選択
こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。


強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる