【第一部完結済】〇〇しないと出れない50の部屋に閉じ込められた百合カップル

橘スミレ

文字の大きさ
上 下
29 / 76
望とアズサ ゆるふわ可愛い系女子×真面目で賢い美人系女子

♡ 床ドンしないとしないと出れない部屋

しおりを挟む
「床ドンしろってさ」
 アズサがいう。こんなお題なので床がやわらかい素材のものになっている。部屋さん優しい。
 前に似たようなお題があった気がする。壁ドンしろとかいうお題があった。その時は私が壁ドンしたはずだ。
「今度は私がするからね」
 私はあっという間に床に押し倒されてしまった。
 思った以上に顔が近くて緊張する。
「愛してるよ、望。私がここから連れ出してあげるからね」
 からのイケメン発言。カッコ良すぎる。これは惚れ直してしまう。
 そしてやはり私は何かをするよりもされる方が好きらしい。かっこいいアズサを見るのが好きらしい。心臓の音がこんなにうるさいのだから間違いない。
 私が動けないでいると、アズサはすっと私の上からのき、床に倒れ込んだ。
「あー! めちゃ恥ずかしい。緊張した。穴があったら頭から突っ込むよ」
 可愛さを爆発させといて急に可愛くなる。ギャップまで完璧とか聞いてない。
「アズサは可愛いね。私も愛してるよ」
 せっかくの機会なので私も言ってみた。
 するとアズサは顔を真っ赤にした。可愛い。
「せっかく私がかっこよく決めたのに、望がやったら負けちゃうじゃない」
 そう言っても嬉しそうなのは隠せていない。
「アズサがどう思おうと私はアズサが一番可愛くて一番かっこいいと思うよ」
「だからそういうところだってば!」
 アズサに不満を言われながらも悪い気はしない。だって私の愛が届いているということだから。
しおりを挟む
お読みいただきありがとうございます!♡を押していただけると嬉しいです!!
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

百合短編集

橘スミレ
恋愛
10000字以内の短編百合小説をまとめて投稿します。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

処理中です...