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ヤンデレがデレた
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ーー義姉を監禁しようと思う。
俺には、三ヶ月年上の義姉がいる。
俺を産んだ母親は、顔だけが綺麗な、骨ばかりの女。
会社の為に仕方なく結婚して、仕方なく俺を産んで、そのまま新しい男と出て行った。
父は何も言わなかったし、俺も「そんなものか」としか思わなかった。
そんな、父が再婚をした。
俺が10才になる少し前に、父が2人を連れてきた。
「やっと、心の底から愛せる人を見つけてきたよ」と言って、父は優しく笑った。
新しく母になった女は、実母とは真逆のタイプだった。
容姿は平凡だか居るだけで空気が明るくなり、その場を温かくする雰囲気を持った人。
そんな義母に隠れるようにいたのは、これから俺の義姉になる陽菜だった。
義姉の第一印象は、“どこにでも居そうな女”
義姉の容姿も平凡。勉強も運動神経も何もかも平凡だった。
俺はこんな奴が……たかが三ヶ月早く産まれただけで、姉になるのが許せなかった。
父が、義姉を俺と同じ小学校に転校させ、新しくセキュリティーの特化したマンションに引っ越しする事になった。
父が義母を囲い込む様に、ゆっくりゆっくり檻を強化しているのを傍から見ては呆れていた。
当時の俺には、父のそんな気持ちは、まだわからなかった。
新しい小学校に転校してきた義姉はうまくやっていた。
それは、当たり前の事で、父が裏から根回しをしていただけの事。
そんなことも知らずにいつも楽しそうに、ニコニコしている。
何がそんなに楽しいんだ?
家でも義母と義姉はいつも明るく笑っている。
父まで一緒に笑っていて……俺には、やっぱりわからない。
義姉と義母が、何も言わずに家を抜け出した日があった。
塾の模擬試験から、家に帰ってきてすぐに違和感を感じる。
いつもは、煩いと思っていたリビングが シーンと静まり返っていた。
俺はなぜか身体が震えて動けなくなった。
義母達が居ないと気付いた父はすぐにどこかに電話をする。
それから1時間もたたないうちに、2人は連れ戻されていた。
昔住んでいた商店街で、コロッケを買いに行っていたそうだ。
2人の顔を見て力が抜け、義姉の顔を見て更にホッとした。
黙って出て行った2人が 実母のように帰って来ないのではと、どこかで思っていた気がする。
――その日以来、俺はコロッケが大嫌いになった。
それから、義姉が近くに居ないと落ち着かなくなる。
登下校も、学校内でも一緒。
家では、義姉はすぐに部屋に引きこもるので、無理やり部屋に入り込んで一緒に遊び、出来るだけ一緒にいるようにした。こんな事なら、部屋も2人で1つにしておけばよかったと後悔する。
ある日、義母が「光輝はお父さんそっくりね」と言って「ほら、この目」と父を見て笑っていた。その日の夜、義姉が熱をだしたのは覚えている。
中学に進学して、義姉の周りがうるさく感じるようになった。
あいつらは、みんな害虫だ。
義姉にたかる害虫を駆除するのにはそんなに時間がかからなかった。
すぐに義姉は孤立し、話すのは俺とだけなる。
当たり前だ。
義姉は俺だけのものなんだから。
「陽菜は、にぶい」
成長期とともに、義姉の身体も丸みをおびてきて…つい触ってしまう。
触っても、キョトンとしているので、ただのスキンシップと思っているようだから、調子に乗って色々触ってやった。俺を“男”として意識させる為に。
両親と俺以外、話す相手が居なくなった義姉は、部屋にますますこもるようになった。義母もあまり外に出ないから元々そういう性分なんだろうけど(義母の場合、父の力が働いているが) 両親が出かけた日、俺のスキンシップにも意識もしないのにムカついて、ゲームで勝負を挑んだ。「負けたら、なんでも言う事を聞く」アレなやつだ。格闘ゲームがいいというので、そのまま対戦する。結果、俺の負け。意外だった。
義姉は無邪気に「コロッケが食べたい」と言ってきた。
コロッケの油で、唇がプルリと俺を誘惑して ついてもいないソースがついていると嘘をついて舐め上げた。本当は、唇を舐めたかったが、ガツガツしていると思われたくなかった。
「コロッケ、食べたかったの?」と聞いてくる義姉は本当ににぶい……フリをして、俺をかわす。俺は『義姉を食べたかった』本当は、判っているんだろ?
それからというもの、深夜、俺に隠れて一生懸命ゲームの練習をしている姿が愛おしい。なので、もうしばらくは負けてやることにした。
中学の卒業式。嫌な予感がした。
3年間、義姉をガードしてきたが、外部に行くやつが俺の隙を狙って義姉に接触してきた。卒業式での教会での呼び出しは、告白を意味する。 俺は先回りをして、その男を待った。
「何、人のものに手を出そうとしてる? 殺していいよな? 」
そこからは覚えていない。 手に血がベッタリとついていて「汚い」と思ったくらいだ。害虫の処理が終わった後に、ノコノコと義姉が現れた。
“なぜ、俺に知らせずに、一人で来た?(浮気者)” “俺から、逃げるつもり?(離れたら殺してやる )” “お前も、俺を捨てるのか?(こんなに、俺が愛しているのに )”
気がついたら、義姉が足元で倒れていた。
俺は車を呼んで、アレはトランクにいれ、義姉を家に連れ帰った。
害虫の処理はいつもの事。
ーー義姉を監禁しようと思う。
俺は義姉を愛している。
とても、愛してる。大事に大事にして、甘やかして、ドロドロにして、俺なしでは生きていけないようにしたいと思うのと同時に、グチャグチャに泣かせたい気持ちもある。
父が義母に作った檻よりも、もっと強固な檻に閉じ込めて、子どもという鎖で繋げて、ぐるぐるに巻き込んで。最終的には、俺の手で殺すかもしれない。
義姉が、俺以外を見るのが許せないんだ。
義姉は俺を愛してはいない。
家族的な愛は感じるが、それ以上は感じない。
でも、俺は逃がさないだろう。
逃げたら、捕まえて、後悔させて、泣かせて、それでも逃げるようなら、いっそ心から殺してやろう。義姉が家に居るだけで俺は安心するのだから。
高校生になると、ますます外部からの害虫の心配をしなければいけない。
高校入学までの春休み期間中。義姉は何か考えるように遠くを見るようになった。
俺はそれが不安で……それで、決意した。
義姉が逃げないように、閉じ込めてしまおうーーと。
高校入学式の日、学校へ向かう車中で、いつものように義姉にお願いをした。これで、言う事をきかないようであれば、それ相応の手段に出るつもりだった。
「陽菜、行くよ。……わかってると思うけど、高校になっても、陽菜は俺だけのものだからな。他の奴と話すなよ」
いつもの義姉なら黙り込むか、ささやかな抵抗を見せるのだか
「うん! そうするね!」
と言って俺に抱きついてきた。
いきなりの事で、多少びっくりしたが、どうやら義姉は諦めたようだ。
――そして、俺を選んだ。
俺の欲しかった言葉を言うようになった。
言葉は甘いが、瞳は甘くない。
俺は騙された振りをして、義姉の言葉に酔う。
安っぽい言葉でも、何度も言ううちに、それが真実になるだろう。義姉は自分で自分に暗示をかけているのに気付いていないが、それで構わない。
だから、今だけ自由をやろう。
女友達と遊ぶのも今だけ。
俺が優しくしてやると、義姉も機嫌がいい。
そして、一層俺に甘くて安い言葉を呟く。
「光輝が、一番好き」「一緒にいれて嬉しい」
その度に、キスをしてちょっとづつ“俺”という毒を染み込ませる。
義姉を組み敷いた時、顔を真っ赤にして「大学生になってから」と俺を制してきた。その様子を、心の中で嗤う。
義姉はまだ、自分が処女だと思っているだろうが、もうとっくに俺に奪われているのに気付いていない。薬を盛って義姉が寝ている間に何ヶ月もの期間をかけて、ちょっとづつならして奪ってやった。
意識のない義姉との行為は少々物足りないが、思いのほか感度のいい義姉の身体は簡単に篭絡できるだろう。初体験の記録は残っているので、いつか一緒に観るのもいいかもしれない。
誰かが、義姉を“悪女”と風潮してきた。
笑わせる。
あれで“悪女”など可愛いものだ。
ただ俺の手の平で
コロコロと……転がっていているだけなのだから。
「陽菜、愛してるよ」
「うん! 私も」
可愛い可愛い可愛い 俺の陽菜。
逃げられないように、羽をもいで、優しく囲ってやるから。
ずっと、俺の手の平で転がっていて。
俺には、三ヶ月年上の義姉がいる。
俺を産んだ母親は、顔だけが綺麗な、骨ばかりの女。
会社の為に仕方なく結婚して、仕方なく俺を産んで、そのまま新しい男と出て行った。
父は何も言わなかったし、俺も「そんなものか」としか思わなかった。
そんな、父が再婚をした。
俺が10才になる少し前に、父が2人を連れてきた。
「やっと、心の底から愛せる人を見つけてきたよ」と言って、父は優しく笑った。
新しく母になった女は、実母とは真逆のタイプだった。
容姿は平凡だか居るだけで空気が明るくなり、その場を温かくする雰囲気を持った人。
そんな義母に隠れるようにいたのは、これから俺の義姉になる陽菜だった。
義姉の第一印象は、“どこにでも居そうな女”
義姉の容姿も平凡。勉強も運動神経も何もかも平凡だった。
俺はこんな奴が……たかが三ヶ月早く産まれただけで、姉になるのが許せなかった。
父が、義姉を俺と同じ小学校に転校させ、新しくセキュリティーの特化したマンションに引っ越しする事になった。
父が義母を囲い込む様に、ゆっくりゆっくり檻を強化しているのを傍から見ては呆れていた。
当時の俺には、父のそんな気持ちは、まだわからなかった。
新しい小学校に転校してきた義姉はうまくやっていた。
それは、当たり前の事で、父が裏から根回しをしていただけの事。
そんなことも知らずにいつも楽しそうに、ニコニコしている。
何がそんなに楽しいんだ?
家でも義母と義姉はいつも明るく笑っている。
父まで一緒に笑っていて……俺には、やっぱりわからない。
義姉と義母が、何も言わずに家を抜け出した日があった。
塾の模擬試験から、家に帰ってきてすぐに違和感を感じる。
いつもは、煩いと思っていたリビングが シーンと静まり返っていた。
俺はなぜか身体が震えて動けなくなった。
義母達が居ないと気付いた父はすぐにどこかに電話をする。
それから1時間もたたないうちに、2人は連れ戻されていた。
昔住んでいた商店街で、コロッケを買いに行っていたそうだ。
2人の顔を見て力が抜け、義姉の顔を見て更にホッとした。
黙って出て行った2人が 実母のように帰って来ないのではと、どこかで思っていた気がする。
――その日以来、俺はコロッケが大嫌いになった。
それから、義姉が近くに居ないと落ち着かなくなる。
登下校も、学校内でも一緒。
家では、義姉はすぐに部屋に引きこもるので、無理やり部屋に入り込んで一緒に遊び、出来るだけ一緒にいるようにした。こんな事なら、部屋も2人で1つにしておけばよかったと後悔する。
ある日、義母が「光輝はお父さんそっくりね」と言って「ほら、この目」と父を見て笑っていた。その日の夜、義姉が熱をだしたのは覚えている。
中学に進学して、義姉の周りがうるさく感じるようになった。
あいつらは、みんな害虫だ。
義姉にたかる害虫を駆除するのにはそんなに時間がかからなかった。
すぐに義姉は孤立し、話すのは俺とだけなる。
当たり前だ。
義姉は俺だけのものなんだから。
「陽菜は、にぶい」
成長期とともに、義姉の身体も丸みをおびてきて…つい触ってしまう。
触っても、キョトンとしているので、ただのスキンシップと思っているようだから、調子に乗って色々触ってやった。俺を“男”として意識させる為に。
両親と俺以外、話す相手が居なくなった義姉は、部屋にますますこもるようになった。義母もあまり外に出ないから元々そういう性分なんだろうけど(義母の場合、父の力が働いているが) 両親が出かけた日、俺のスキンシップにも意識もしないのにムカついて、ゲームで勝負を挑んだ。「負けたら、なんでも言う事を聞く」アレなやつだ。格闘ゲームがいいというので、そのまま対戦する。結果、俺の負け。意外だった。
義姉は無邪気に「コロッケが食べたい」と言ってきた。
コロッケの油で、唇がプルリと俺を誘惑して ついてもいないソースがついていると嘘をついて舐め上げた。本当は、唇を舐めたかったが、ガツガツしていると思われたくなかった。
「コロッケ、食べたかったの?」と聞いてくる義姉は本当ににぶい……フリをして、俺をかわす。俺は『義姉を食べたかった』本当は、判っているんだろ?
それからというもの、深夜、俺に隠れて一生懸命ゲームの練習をしている姿が愛おしい。なので、もうしばらくは負けてやることにした。
中学の卒業式。嫌な予感がした。
3年間、義姉をガードしてきたが、外部に行くやつが俺の隙を狙って義姉に接触してきた。卒業式での教会での呼び出しは、告白を意味する。 俺は先回りをして、その男を待った。
「何、人のものに手を出そうとしてる? 殺していいよな? 」
そこからは覚えていない。 手に血がベッタリとついていて「汚い」と思ったくらいだ。害虫の処理が終わった後に、ノコノコと義姉が現れた。
“なぜ、俺に知らせずに、一人で来た?(浮気者)” “俺から、逃げるつもり?(離れたら殺してやる )” “お前も、俺を捨てるのか?(こんなに、俺が愛しているのに )”
気がついたら、義姉が足元で倒れていた。
俺は車を呼んで、アレはトランクにいれ、義姉を家に連れ帰った。
害虫の処理はいつもの事。
ーー義姉を監禁しようと思う。
俺は義姉を愛している。
とても、愛してる。大事に大事にして、甘やかして、ドロドロにして、俺なしでは生きていけないようにしたいと思うのと同時に、グチャグチャに泣かせたい気持ちもある。
父が義母に作った檻よりも、もっと強固な檻に閉じ込めて、子どもという鎖で繋げて、ぐるぐるに巻き込んで。最終的には、俺の手で殺すかもしれない。
義姉が、俺以外を見るのが許せないんだ。
義姉は俺を愛してはいない。
家族的な愛は感じるが、それ以上は感じない。
でも、俺は逃がさないだろう。
逃げたら、捕まえて、後悔させて、泣かせて、それでも逃げるようなら、いっそ心から殺してやろう。義姉が家に居るだけで俺は安心するのだから。
高校生になると、ますます外部からの害虫の心配をしなければいけない。
高校入学までの春休み期間中。義姉は何か考えるように遠くを見るようになった。
俺はそれが不安で……それで、決意した。
義姉が逃げないように、閉じ込めてしまおうーーと。
高校入学式の日、学校へ向かう車中で、いつものように義姉にお願いをした。これで、言う事をきかないようであれば、それ相応の手段に出るつもりだった。
「陽菜、行くよ。……わかってると思うけど、高校になっても、陽菜は俺だけのものだからな。他の奴と話すなよ」
いつもの義姉なら黙り込むか、ささやかな抵抗を見せるのだか
「うん! そうするね!」
と言って俺に抱きついてきた。
いきなりの事で、多少びっくりしたが、どうやら義姉は諦めたようだ。
――そして、俺を選んだ。
俺の欲しかった言葉を言うようになった。
言葉は甘いが、瞳は甘くない。
俺は騙された振りをして、義姉の言葉に酔う。
安っぽい言葉でも、何度も言ううちに、それが真実になるだろう。義姉は自分で自分に暗示をかけているのに気付いていないが、それで構わない。
だから、今だけ自由をやろう。
女友達と遊ぶのも今だけ。
俺が優しくしてやると、義姉も機嫌がいい。
そして、一層俺に甘くて安い言葉を呟く。
「光輝が、一番好き」「一緒にいれて嬉しい」
その度に、キスをしてちょっとづつ“俺”という毒を染み込ませる。
義姉を組み敷いた時、顔を真っ赤にして「大学生になってから」と俺を制してきた。その様子を、心の中で嗤う。
義姉はまだ、自分が処女だと思っているだろうが、もうとっくに俺に奪われているのに気付いていない。薬を盛って義姉が寝ている間に何ヶ月もの期間をかけて、ちょっとづつならして奪ってやった。
意識のない義姉との行為は少々物足りないが、思いのほか感度のいい義姉の身体は簡単に篭絡できるだろう。初体験の記録は残っているので、いつか一緒に観るのもいいかもしれない。
誰かが、義姉を“悪女”と風潮してきた。
笑わせる。
あれで“悪女”など可愛いものだ。
ただ俺の手の平で
コロコロと……転がっていているだけなのだから。
「陽菜、愛してるよ」
「うん! 私も」
可愛い可愛い可愛い 俺の陽菜。
逃げられないように、羽をもいで、優しく囲ってやるから。
ずっと、俺の手の平で転がっていて。
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