13 / 28
13.二週間後(ヴァルツ)
しおりを挟む「で? あれからどうなんだ?」
忙しなく動いていたペンがピタリと止まる。
顔を上げた先、書類を運びに来たはずの男は笑い、金の瞳はどうなんだと急かすように歪んでいる。
二週間に及ぶお披露目期間が終わることは、同時に監視局の繁忙期を示す。ただでさえ届け出された書類は多く、確認事項も多い。
そのうえ、先日不正が発覚した仲介所の処理も重なるとなれば、到底こんな無駄話をしている時間はない。
形だけの休暇の間、持ち帰った書類の数は多く。ここでしかできない処理も山のように。
これがただの部下なら睨んで終わりだが……相当無理を押しつけている同僚ともなれば、気晴らしに付き合うのもやぶさかではない。
「進捗はお前も知っている通りだが」
とはいえ、ヴァルツの対応はそこそこに冷たい。否、世間話に付き合うだけまだ優しいだろう。
そもそも監視局の司令に、こんなにも気軽に話しかけてくるのは昔なじみのピルツぐらいだ。
入った年数だけで言うなら、ピルツもヴァルツも差異ない。
異例の早さで昇進となったのも、代々監視官として従事してきたノース家の功績と、ヴァルツ自身の実力があってのこと。
下積み時代からの同僚だからこそ、その強みも弱みも分かっている。
情報収集に努めさせているのは、彼が最も早く、正確で、最も信頼できる者だからこそ。
あの仲介所に関しても、彼の功績は大きい。
「仕事じゃなくて、保護した兎だよ! ほら、あの混血の」
……とはいえ、聞かれたくないことを聞かれるのは、許容範囲外となる。
作業に戻ろうとした手は止まったまま。ペン先に溜まりかけたインクを見て、瓶へ戻すだけは俊敏。
ノアールを迎えてからも二週間。
初めは戸惑っていた彼も、ようやく普通の生活に慣れてきたところだ。
セバスや専属で付けたメイドとも打ち明けているし、食事や入浴の抵抗も薄れてきている。
今は専門の教師を引き入れ、一般教養を含めた、兎に必要な知識も改めて教えているが……どうやらセバスの見立て通り地はいいらしく、着実に知識を蓄えている。
さすがに今は、これが現実だと認識しているのか。隈も薄れ、肌つやもよくなりつつある。毛にも光沢が現れ、薄らと……しかし、確実に兎としての鱗片を覗かせている。
名を呼ぶ度に耳先が跳ね、嬉しそうに見上げる顔に至っては――。
「名前も付けてやったんだろ? たしか、ノアール君だったか」
「……いつまでもあんな名前で呼ばれるのは不快だろう。仕方なくだ」
思考から戻り、小さく息を吐く。そう、仕方なかったのだ。
兎としての自尊心を取り戻させるためにも、ドブだなんて名前は変えさせる必要があった。
本来、兎の名付けは正式に受け入れた者の権利であり、兎にとって名付けは特別な意味を表す。
ノアールは受け入れてくれる者はいないと言っていたが、過去にも混血を迎えた者はいる。それが善人であったかはわからずとも、需要だけで言えば混血にもあるのだ。
心配するまでもないと、言うだけなら簡単だったが……あのまま寝かすこともできず。名を与えることで落ち着くのならと、ヴァルツも妥協したのだ。
あんなにも喜ぶのなら、もっと真面目に考えるべきだったか。
いや、迎えるわけでもないのに確かな名を与えるのは、ノアールの今後に支障が……。
「クロでもネコでもよかっただろうに」
「そんな適当な名前を付けろと?」
「睨むなよ! 冗談だって」
少なくとも今出された候補よりはマシだと、鋭くなる目つきに両手を上げるピルツは大袈裟ながらも反省はしている様子。
「でも、相当気にかけてるんだろ?」
「保護している兎を気にかけるのは当たり前のことだろう。あと数ヶ月もすれば事態も落ち着く。今の状況は、正式な受取人が決まるまでのことだ」
「そのまま引き取ればいいじゃないか。……本当に兎を嫌ってるわけじゃないんだし」
深い溜め息は、込みあげた苛立ちをそっと押し殺すために、隠すことなく。
兎嫌い、と噂が流れるようになったのも相当長い。
それは、監視官に就いた頃、必要以上に淡々と接している姿を見られたことから起因している。
今では兎嫌いでも法は守る、なんて言われている有様だ。
原因に心当たりはあるし、現在は普通に接しているつもりだが、一度植え付けられたイメージはいつまでもついて回る。
兎を避けるようになった事件について、知っているのはセバスと一部の者のみ。そして、ピルツもまた、その限られた者の中に含まれている。
そのうえでの提案は、ヴァルツが自ら保護すると言ったことに関係しているのだろうが……。
「無駄話が多いぞ、ピルツ。……先日保護した兎はどうなっている」
セバスのように念を押せば、余計に騒ぎ立てるのが目に見えている。
黙らせるなら仕事に戻らせるのが最善だと睨み付ければ、肩をすくめたピルツが姿勢を正す。
「未成年の兎については、各仲介所への振り分け、及び承認も終わっています。また、仮名アルビノについてはアルデン伯爵が仮受人として受理されました」
「……アルデンというと、例の愛好家か」
「はい。過去にも保護実績があり、受け入れた後の関係も良好。書類上は問題ないので、このまま確定かと」
コーヴァス・アルデン。監視官であれば、何度も耳にする名前だ。
貴族の中でも、特に複数の兎を受け入れる者を愛好家と呼び、コーヴァスはその筆頭と言える。
毎年のお披露目は欠かすことなく、不要になった兎も率先して迎えているという。
専用の屋敷まで用意し、定期的な監査でも問題はない。
仮とはいえ、実際の手続きは仲介所と変わらない。より多くの金をつぎ込んだ者が、その権利を得られるのだ。
正統な手続きに、これまでの実績。不明点がない以上、断れる理由はないだろう。
「書類上は、な」
「……ええ、書類上は」
繰り返すのは、いつのもこと。理想的な受け入れ先だが、それも全て紙面上の事だ。
実際のところ、コーヴァスには様々な疑惑がかかっている。
お気に入り以外は虐待をしているとか、何かの実験に使っているだとか。貴族に後ろ暗い噂はつきものだが、火のない所に煙も立たない。
何より、先日ヴァルツが捕らえた違法薬物についても、コーヴァスが関わっている可能性が挙がっていた。
関係していることは間違いない。だが、巧妙に隠されたせいで決定的な核心は突けず、証拠不十分で検挙には至っていない。
一吸いしただけで高揚に伴う幸福感を得られ、性感が増すことから娼館や兎の被害も多かった。
依存性も高く、薬が抜けた後の倦怠感や喪失感に耐えられずに常飲するようになり、最後には死に至る。全くもって、悪質な薬だ。
流通ルートは抑え、原材料の密輸も厳しく取り締まっている。
今出回っている分も着実に回収されているが……元を正さなければ、また繰り返すだろう。
「引き続き探ってはいますが、警戒されている間は尻尾を出さないでしょうね。まぁカラスに出すだけの尻尾はないので、羽を落とすって言った方が適切でしょうけど」
これだから悪知恵の働くカラスは厄介だと、監視官ならぬ思考を振り払うように額をおさえるヴァルツと反し、ピルツの口は随分と軽い。
「で、気になる点が」
差し出されたのは、三枚の書類。うち二つは、二週間前に例の仲介所から押収した仮の契約書。新たな一枚は、先ほども言われた仮受人を承諾するサイン。
綴られた名にサッと目を通し、違和感に気付く。
「似ているな」
「ええ、鑑定した結果、ほぼ同一人物で間違いないとのこと」
仮契約書の人物は存在していないと判明している。であれば、この署名はコーヴァスが書いた可能性が高い。
これだけで断定するには証拠としても足りないが、疑惑を抱くには十分過ぎる。
一度のお披露目期間につき、迎えられるのは一匹のみという決まりがある。
普通に考えれば、本命はアルビノだが……問題は、なぜ二匹揃って迎えようとしたか。
特別に仲がいい兎同士を迎えるのは、金はかかるが例外的に許されている。
だが、アルビノはノアールを虐げていたし、そもそもノアールを来客者に見せないよう徹底していたと聞く。
一体どこでノアールの存在を知り、そして契約書まで結んだのか。
「それともう一つ。最近、新たに兎を譲り受けたことが確認できています」
「この短期間に二人も?」
「こちらに関しては詳細が分かり次第ご報告しますが……思っている以上に深いかもしれません」
思わぬ繋がりに、今度こそ溜め息すら出ず。積み上がるのは書類だけではなく、この後の仕事も同じく。
……今日も帰りは遅くなりそうだ。
「……可能性は低いだろうが、ノアールに接触しないよう注意しておこう」
「俺の方でも、引き続き観察しておきます」
部屋を出るピルツを見送ることなく、軽く目を揉む。痛みの中でよぎるのは、今も屋敷にいるノアールの姿。
何事もなく、とはいかないだろう。
だが、せめて。名を呼んだだけで綻び、喜ぶあの顔が再び暗く落ち込むことがないようにと。
そう願いながら、終わりの見えない処理に再び取りかかった。
忙しなく動いていたペンがピタリと止まる。
顔を上げた先、書類を運びに来たはずの男は笑い、金の瞳はどうなんだと急かすように歪んでいる。
二週間に及ぶお披露目期間が終わることは、同時に監視局の繁忙期を示す。ただでさえ届け出された書類は多く、確認事項も多い。
そのうえ、先日不正が発覚した仲介所の処理も重なるとなれば、到底こんな無駄話をしている時間はない。
形だけの休暇の間、持ち帰った書類の数は多く。ここでしかできない処理も山のように。
これがただの部下なら睨んで終わりだが……相当無理を押しつけている同僚ともなれば、気晴らしに付き合うのもやぶさかではない。
「進捗はお前も知っている通りだが」
とはいえ、ヴァルツの対応はそこそこに冷たい。否、世間話に付き合うだけまだ優しいだろう。
そもそも監視局の司令に、こんなにも気軽に話しかけてくるのは昔なじみのピルツぐらいだ。
入った年数だけで言うなら、ピルツもヴァルツも差異ない。
異例の早さで昇進となったのも、代々監視官として従事してきたノース家の功績と、ヴァルツ自身の実力があってのこと。
下積み時代からの同僚だからこそ、その強みも弱みも分かっている。
情報収集に努めさせているのは、彼が最も早く、正確で、最も信頼できる者だからこそ。
あの仲介所に関しても、彼の功績は大きい。
「仕事じゃなくて、保護した兎だよ! ほら、あの混血の」
……とはいえ、聞かれたくないことを聞かれるのは、許容範囲外となる。
作業に戻ろうとした手は止まったまま。ペン先に溜まりかけたインクを見て、瓶へ戻すだけは俊敏。
ノアールを迎えてからも二週間。
初めは戸惑っていた彼も、ようやく普通の生活に慣れてきたところだ。
セバスや専属で付けたメイドとも打ち明けているし、食事や入浴の抵抗も薄れてきている。
今は専門の教師を引き入れ、一般教養を含めた、兎に必要な知識も改めて教えているが……どうやらセバスの見立て通り地はいいらしく、着実に知識を蓄えている。
さすがに今は、これが現実だと認識しているのか。隈も薄れ、肌つやもよくなりつつある。毛にも光沢が現れ、薄らと……しかし、確実に兎としての鱗片を覗かせている。
名を呼ぶ度に耳先が跳ね、嬉しそうに見上げる顔に至っては――。
「名前も付けてやったんだろ? たしか、ノアール君だったか」
「……いつまでもあんな名前で呼ばれるのは不快だろう。仕方なくだ」
思考から戻り、小さく息を吐く。そう、仕方なかったのだ。
兎としての自尊心を取り戻させるためにも、ドブだなんて名前は変えさせる必要があった。
本来、兎の名付けは正式に受け入れた者の権利であり、兎にとって名付けは特別な意味を表す。
ノアールは受け入れてくれる者はいないと言っていたが、過去にも混血を迎えた者はいる。それが善人であったかはわからずとも、需要だけで言えば混血にもあるのだ。
心配するまでもないと、言うだけなら簡単だったが……あのまま寝かすこともできず。名を与えることで落ち着くのならと、ヴァルツも妥協したのだ。
あんなにも喜ぶのなら、もっと真面目に考えるべきだったか。
いや、迎えるわけでもないのに確かな名を与えるのは、ノアールの今後に支障が……。
「クロでもネコでもよかっただろうに」
「そんな適当な名前を付けろと?」
「睨むなよ! 冗談だって」
少なくとも今出された候補よりはマシだと、鋭くなる目つきに両手を上げるピルツは大袈裟ながらも反省はしている様子。
「でも、相当気にかけてるんだろ?」
「保護している兎を気にかけるのは当たり前のことだろう。あと数ヶ月もすれば事態も落ち着く。今の状況は、正式な受取人が決まるまでのことだ」
「そのまま引き取ればいいじゃないか。……本当に兎を嫌ってるわけじゃないんだし」
深い溜め息は、込みあげた苛立ちをそっと押し殺すために、隠すことなく。
兎嫌い、と噂が流れるようになったのも相当長い。
それは、監視官に就いた頃、必要以上に淡々と接している姿を見られたことから起因している。
今では兎嫌いでも法は守る、なんて言われている有様だ。
原因に心当たりはあるし、現在は普通に接しているつもりだが、一度植え付けられたイメージはいつまでもついて回る。
兎を避けるようになった事件について、知っているのはセバスと一部の者のみ。そして、ピルツもまた、その限られた者の中に含まれている。
そのうえでの提案は、ヴァルツが自ら保護すると言ったことに関係しているのだろうが……。
「無駄話が多いぞ、ピルツ。……先日保護した兎はどうなっている」
セバスのように念を押せば、余計に騒ぎ立てるのが目に見えている。
黙らせるなら仕事に戻らせるのが最善だと睨み付ければ、肩をすくめたピルツが姿勢を正す。
「未成年の兎については、各仲介所への振り分け、及び承認も終わっています。また、仮名アルビノについてはアルデン伯爵が仮受人として受理されました」
「……アルデンというと、例の愛好家か」
「はい。過去にも保護実績があり、受け入れた後の関係も良好。書類上は問題ないので、このまま確定かと」
コーヴァス・アルデン。監視官であれば、何度も耳にする名前だ。
貴族の中でも、特に複数の兎を受け入れる者を愛好家と呼び、コーヴァスはその筆頭と言える。
毎年のお披露目は欠かすことなく、不要になった兎も率先して迎えているという。
専用の屋敷まで用意し、定期的な監査でも問題はない。
仮とはいえ、実際の手続きは仲介所と変わらない。より多くの金をつぎ込んだ者が、その権利を得られるのだ。
正統な手続きに、これまでの実績。不明点がない以上、断れる理由はないだろう。
「書類上は、な」
「……ええ、書類上は」
繰り返すのは、いつのもこと。理想的な受け入れ先だが、それも全て紙面上の事だ。
実際のところ、コーヴァスには様々な疑惑がかかっている。
お気に入り以外は虐待をしているとか、何かの実験に使っているだとか。貴族に後ろ暗い噂はつきものだが、火のない所に煙も立たない。
何より、先日ヴァルツが捕らえた違法薬物についても、コーヴァスが関わっている可能性が挙がっていた。
関係していることは間違いない。だが、巧妙に隠されたせいで決定的な核心は突けず、証拠不十分で検挙には至っていない。
一吸いしただけで高揚に伴う幸福感を得られ、性感が増すことから娼館や兎の被害も多かった。
依存性も高く、薬が抜けた後の倦怠感や喪失感に耐えられずに常飲するようになり、最後には死に至る。全くもって、悪質な薬だ。
流通ルートは抑え、原材料の密輸も厳しく取り締まっている。
今出回っている分も着実に回収されているが……元を正さなければ、また繰り返すだろう。
「引き続き探ってはいますが、警戒されている間は尻尾を出さないでしょうね。まぁカラスに出すだけの尻尾はないので、羽を落とすって言った方が適切でしょうけど」
これだから悪知恵の働くカラスは厄介だと、監視官ならぬ思考を振り払うように額をおさえるヴァルツと反し、ピルツの口は随分と軽い。
「で、気になる点が」
差し出されたのは、三枚の書類。うち二つは、二週間前に例の仲介所から押収した仮の契約書。新たな一枚は、先ほども言われた仮受人を承諾するサイン。
綴られた名にサッと目を通し、違和感に気付く。
「似ているな」
「ええ、鑑定した結果、ほぼ同一人物で間違いないとのこと」
仮契約書の人物は存在していないと判明している。であれば、この署名はコーヴァスが書いた可能性が高い。
これだけで断定するには証拠としても足りないが、疑惑を抱くには十分過ぎる。
一度のお披露目期間につき、迎えられるのは一匹のみという決まりがある。
普通に考えれば、本命はアルビノだが……問題は、なぜ二匹揃って迎えようとしたか。
特別に仲がいい兎同士を迎えるのは、金はかかるが例外的に許されている。
だが、アルビノはノアールを虐げていたし、そもそもノアールを来客者に見せないよう徹底していたと聞く。
一体どこでノアールの存在を知り、そして契約書まで結んだのか。
「それともう一つ。最近、新たに兎を譲り受けたことが確認できています」
「この短期間に二人も?」
「こちらに関しては詳細が分かり次第ご報告しますが……思っている以上に深いかもしれません」
思わぬ繋がりに、今度こそ溜め息すら出ず。積み上がるのは書類だけではなく、この後の仕事も同じく。
……今日も帰りは遅くなりそうだ。
「……可能性は低いだろうが、ノアールに接触しないよう注意しておこう」
「俺の方でも、引き続き観察しておきます」
部屋を出るピルツを見送ることなく、軽く目を揉む。痛みの中でよぎるのは、今も屋敷にいるノアールの姿。
何事もなく、とはいかないだろう。
だが、せめて。名を呼んだだけで綻び、喜ぶあの顔が再び暗く落ち込むことがないようにと。
そう願いながら、終わりの見えない処理に再び取りかかった。
23
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
騎士団で一目惚れをした話
菫野
BL
ずっと側にいてくれた美形の幼馴染×主人公
憧れの騎士団に見習いとして入団した主人公は、ある日出会った年上の騎士に一目惚れをしてしまうが妻子がいたようで爆速で失恋する。
犬伯爵様は永遠の愛を誓う
あまみ
BL
婚約破棄にあってしまった貧乏伯爵家の次男ロイ。
自暴自棄になって飲んだくれているところを美形の男に助けられる。
「やっと見つけた、僕の番」
押し切られるまま連れて行かれた先は獣人族の国。
ずっと一緒にいたい──。
ワイルド系伯爵様×押しに弱い草食系男子
*性描写は※がついていますのでご注意ください。
「猫になった俺、王子様の飼い猫になる」もよろしければ読んでみてください。
11.28 PM18:00更新の『不穏』が最新話の方へ投稿されておりませんでした。読まれた方混乱させてしまい申し訳ありません。
18:30訂正
お気に入り登録、しおり励みになっております。ありがとうございます。
前世である母国の召喚に巻き込まれた俺
るい
BL
国の為に戦い、親友と言える者の前で死んだ前世の記憶があった俺は今世で今日も可愛い女の子を口説いていた。しかし何故か気が付けば、前世の母国にその女の子と召喚される。久しぶりの母国に驚くもどうやら俺はお呼びでない者のようで扱いに困った国の者は騎士の方へ面倒を投げた。俺は思った。そう、前世の職場に俺は舞い戻っている。
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる