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「ちょっと、2人とも、そろそろ離して下さい……」

「嫌だ」

「そんなぁ……んんっ」

両側をそれぞれ陣取って素足をくすぐったり、撫でたり悪戯してくる。

「んんッ くすぐったい……」

「可愛い反応だね」

そんなことを言うイリヤに首筋を舐められ、身を捩ると、反対側の鎖骨をオースティンに齧られた。

「ひゃ……ぃた……」

「痛い? そんな顔はしてないぞ」

「そうそう。もっと食べてって顔してるね」

齧った場所をぺろぺろと舐めるオースティンと、首筋を甘噛みするイリヤにそんなことを言われた。
もっと食べて欲しいなんて、思ってない。

「そんな……顔してない、んぁ……です…」

「「嘘つき」」

異口同音に責められ、意地悪な手は止まらない。
敏感な場所を刺激され、腰が震える。
口から溢れる声はもう意味をなさなくなった。

「ぁ……い、ぁ、んん……」

「気持ちいい?」

イリヤに問いかけられるが、よく分からない。
2人に触られたところは、くすぐったくて。でも、それだけじゃない。
熱くほてっていく身体がもどかしい。

オースティンさん、イリヤさん……助けて……

心の中で助けを求めると、それぞれから口付けられた。
散々口唇を貪られ、とろける頭に2人の声が響く。

「気持ち良さそうだな」

「もう少し私たちと遊ぼうか?」

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