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プロローグ
少年
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神々と悪魔達の戦いから数年後・・・
日本 初夏
寺柏町
海が近いこの街に住む結城美冬は、朝食作りのルーティンとしてオーディオから洋楽を流しながら二人分のオムレツを作り始める。
作り終わったタイミングでトースター中からトーストが完成すると、皿に盛り付ける。
すると階段から降りる一人の少年が眠そうな顔をしながら挨拶する。
中学三年の息子『結城 康』である。
美冬は優しくあくびする康に話し掛けながら家族二人で椅子に座ってから朝食をとる。
康「おはよ~母さん・・・ふわぁ~」
美冬「おはよう、もしかしてまた夜更かししたの?」
康「夜中俺の好きだったヒーローの再放送やってからつい観ちゃった・・・」
美冬「もぉ~相変わらず特撮ヒーローに目がないんだから~・・・ほら、朝ごはん食べよ!」
康「うん・・・」
康・美冬「いただきます!」
手を合わせてから朝食を食べると、康は流れている曲に気付いて美冬に聞いた。
康「ねぇ母さん」
美冬「何?」
康「この曲ってさ、なんかの主題歌じゃなかった?」
美冬「私が1番好きだったドラマの主題歌。
これを流すと料理が楽しくなるのよ」
康「へぇ~・・・」
美冬「ゆっくり食べるのも良いけど、学校遅刻しないでよ」
康「あっ!そうだった!」
康は朝食を早く済まし歯を磨いてから二階に上がり、早速学校の準備をはじめる。
美冬「夜更かしは程々だよ!」
康「わかってる!」
そうやり取りしてから康は制服に着替え終えてから荷物確認をしてから靴を履くと、美冬に見送られながら学校に向かった。
康「じゃあ行ってくる」
美冬「もうすぐ夏休みだね~そろそろ好きな人とか作らないの?」
康「今は良いかな・・・今でも楽しいし」
美冬「お父さんいない分、お母さんは早く未来のお嫁さんが見たいな~」
康「ハイハイ、行ってきます!」
美冬「行ってらっしゃい!」
この世界は現代社会の中で人間以外にも『異住民』と呼ばれる亜人や特殊能力を持つ『能力者』が存在する。
神社のお寺で日向ぼっこをしているケット・シー(猫族)や胡瓜を売っている河童達
特殊能力を隠しながら生きている能力者達と様々な種族が溶け込んで暮らしている・・・
泳ぐように空を飛ぶハネイルカの群れが歌ってるように鳴き始める青空の下・・・
康はまだ見ぬ未来に胸を躍らせながら、バス停まで走り出した・・・
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康「ねぇ母さん」
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これを流すと料理が楽しくなるのよ」
康「へぇ~・・・」
美冬「ゆっくり食べるのも良いけど、学校遅刻しないでよ」
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美冬「夜更かしは程々だよ!」
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