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「こんな感じでどうでしょうか?」
現在リノベーション後の完成イメージを模型を作ってアルミオも含めてテッドさん達に説明中。
昨日の夜、テッドさん達の話し合いの結果(俺のあの熱量に負けてくれたのかもしれないが)外観をあまり変えないで出来るのであれば二、三部屋だけ……という事に決定。それを朝に聞いてすぐに既にプランの一つとして勝手に脳内作成してたこの模型を取り出した俺にソランツェは呆れてたけど。
宿は、元々三階建てで一階が受付や隣接する厨房、テッドさん達の居住スペース、共同トイレがあり、二階がシングル七室と備品室、三階が少し小さくてシングル二室・ツイン二室。あとは洗濯干し場の裏庭があり井戸と倉庫という造り。それを、変えていく。
二階は二部屋増やすために階段の幅を少しだけ狭め、ゆとりのあった部屋の作りを各部屋少しずつ小さくする。
テーブルは窓側の壁に造り付けてスペースを確保し、サイドチェストをなくした代わりに宮付きベッドを設置する予定。今後増えるかもしれない長期滞在者用に引き出し収納も付いているタイプを用意する。寝具も変える予定なので部屋が少し狭くなったとしてもそこでご満足いただけるのでは、なんて。
備品室は棚なども一新し、一階から二階、二階から三階へ行ける転移陣を設置する予定。どちらかと言うと備品管理目的っていうより転移陣を置く為の部屋。
三階は表通りに面した側は変えずに裏庭側を一、二階の大きさに合わせて拡張しシングル一部屋分とサンルームと雑用部屋を増設。
三階のシングル部屋は壁面に収納出来る折り畳みのシングルベッドも造り付けて二段ベッド仕様に出来るようにしたので一応ツインとしても使えるかなーって感じに。
サンルームと隣接した雑用部屋には転移陣や前に作った洗濯機もどきを全自動で出来る様に魔道具化したものを設置予定。排水は魔法でどうとでもなるのが便利だな。
一階部分の受付・厨房・共同トイレを除く間取りは、湯を沸かせるかなってくらいのミニキッチンがある居間、事務作業部屋、寝室となっている。ここの厨房は隣接した受付から一部中が見える造りなので、受付と厨房には手を加えない方が良いかなと判断。
裏庭の井戸は一応残すがスペースは狭め。倉庫は無くし裏庭部分も含めて居住スペースに変える予定だ。既存部分と繋げ、アルミオとイルム達の個室を作る。今はまだイルムはアルミオにくっついて寝ているから個室は要らないかもしれないけど一応ね。
余ったスペースにお風呂を作り、居間を拡張して、倉庫は地下室を作って移動。ミニキッチンはしっかりとしたキッチンに作り変えようと思う。手持ちの無限ボーナス品の冷蔵庫も魔道具化して一応設置予定だけど、コレに関しては魔石を用意してもらうしか無さそう。あとはトイレとか細々、色々やろうかなと。
と、まあ、こんな感じのものを模型を使い細々と説明したんだけど。
「ど、どうでしょうと……」
言われましても、とテッドさん達が言いたい感じはしっかり伝わっている……。だって、説明の最中から戸惑ってるなあって感じたので。ソランツェに至ってはもう諦めたようで何も言わずイルムと遊んでいるようだ。
「えー……っと、どこが一番戸惑ってます?」
「あの、魔道具だとか……特に水魔法のものなど……高価な物なんじゃあ……」
「あー……」
そういえば、ここら辺って照明の魔道具がようやく平民に普及してきたとかなんだっけ?お安い!って訳でもないのかな?そりゃ、戸惑うか。ましてや聞いたことのない機能満載っていう。
「すみません、俺も感覚が違うんだなってのは判ってはいるんですが……実際こういう物が無いっていう暮らしをした事がないので……」
冷蔵庫や洗濯機、風呂無しの生活をした事がないから、無いなら置きたいって思っちゃうんだよな。日本一周に向けてキャンピングカーの中にも冷蔵庫は置いてたし、洗濯物が溜まればコインランドリーに行こうかなって思ってたしさ。お風呂だってポータブル浴槽用意してたくらいだし。この世界の技術でまだ再現出来ない魔道具を使う事はどうかと思わなくも無いが、便利だし色々衛生的なので……。
「一部魔石を用意してもらうしかない物もありますが、魔道具本体のお金なんてかからないですし、便利なので試しに使ってみて欲しいなって思いまして。今後改良していく上で意見を伺ったりして参考に出来たらなって思うので是非お願いします」
「……そういう事なら……はい。わかりました」
無理矢理もぎ取った様な気はするが、OKが出たので、宿泊客が出ていった朝の内にさっさと終わらせよう。
「じゃあ、今からやっちゃいますね!」
今から?と戸惑う間すら与えず、パチンと指を鳴らせばあっという間にリノベーション終了です。模型を作ってイメージを先に固めていたら瞬時に適用されるんじゃないかと思っていたけど、その通り。今後、また何か建物を作る時とかこれでやればいいんじゃないかな?
「はい、出来ましたよ」
「「「え?」」」
つーか、ジオラマで自分の作りたい村や街を作ってそれを適用とかっていうのも出来るのかな?うわ~、実験してみたい……。
現在リノベーション後の完成イメージを模型を作ってアルミオも含めてテッドさん達に説明中。
昨日の夜、テッドさん達の話し合いの結果(俺のあの熱量に負けてくれたのかもしれないが)外観をあまり変えないで出来るのであれば二、三部屋だけ……という事に決定。それを朝に聞いてすぐに既にプランの一つとして勝手に脳内作成してたこの模型を取り出した俺にソランツェは呆れてたけど。
宿は、元々三階建てで一階が受付や隣接する厨房、テッドさん達の居住スペース、共同トイレがあり、二階がシングル七室と備品室、三階が少し小さくてシングル二室・ツイン二室。あとは洗濯干し場の裏庭があり井戸と倉庫という造り。それを、変えていく。
二階は二部屋増やすために階段の幅を少しだけ狭め、ゆとりのあった部屋の作りを各部屋少しずつ小さくする。
テーブルは窓側の壁に造り付けてスペースを確保し、サイドチェストをなくした代わりに宮付きベッドを設置する予定。今後増えるかもしれない長期滞在者用に引き出し収納も付いているタイプを用意する。寝具も変える予定なので部屋が少し狭くなったとしてもそこでご満足いただけるのでは、なんて。
備品室は棚なども一新し、一階から二階、二階から三階へ行ける転移陣を設置する予定。どちらかと言うと備品管理目的っていうより転移陣を置く為の部屋。
三階は表通りに面した側は変えずに裏庭側を一、二階の大きさに合わせて拡張しシングル一部屋分とサンルームと雑用部屋を増設。
三階のシングル部屋は壁面に収納出来る折り畳みのシングルベッドも造り付けて二段ベッド仕様に出来るようにしたので一応ツインとしても使えるかなーって感じに。
サンルームと隣接した雑用部屋には転移陣や前に作った洗濯機もどきを全自動で出来る様に魔道具化したものを設置予定。排水は魔法でどうとでもなるのが便利だな。
一階部分の受付・厨房・共同トイレを除く間取りは、湯を沸かせるかなってくらいのミニキッチンがある居間、事務作業部屋、寝室となっている。ここの厨房は隣接した受付から一部中が見える造りなので、受付と厨房には手を加えない方が良いかなと判断。
裏庭の井戸は一応残すがスペースは狭め。倉庫は無くし裏庭部分も含めて居住スペースに変える予定だ。既存部分と繋げ、アルミオとイルム達の個室を作る。今はまだイルムはアルミオにくっついて寝ているから個室は要らないかもしれないけど一応ね。
余ったスペースにお風呂を作り、居間を拡張して、倉庫は地下室を作って移動。ミニキッチンはしっかりとしたキッチンに作り変えようと思う。手持ちの無限ボーナス品の冷蔵庫も魔道具化して一応設置予定だけど、コレに関しては魔石を用意してもらうしか無さそう。あとはトイレとか細々、色々やろうかなと。
と、まあ、こんな感じのものを模型を使い細々と説明したんだけど。
「ど、どうでしょうと……」
言われましても、とテッドさん達が言いたい感じはしっかり伝わっている……。だって、説明の最中から戸惑ってるなあって感じたので。ソランツェに至ってはもう諦めたようで何も言わずイルムと遊んでいるようだ。
「えー……っと、どこが一番戸惑ってます?」
「あの、魔道具だとか……特に水魔法のものなど……高価な物なんじゃあ……」
「あー……」
そういえば、ここら辺って照明の魔道具がようやく平民に普及してきたとかなんだっけ?お安い!って訳でもないのかな?そりゃ、戸惑うか。ましてや聞いたことのない機能満載っていう。
「すみません、俺も感覚が違うんだなってのは判ってはいるんですが……実際こういう物が無いっていう暮らしをした事がないので……」
冷蔵庫や洗濯機、風呂無しの生活をした事がないから、無いなら置きたいって思っちゃうんだよな。日本一周に向けてキャンピングカーの中にも冷蔵庫は置いてたし、洗濯物が溜まればコインランドリーに行こうかなって思ってたしさ。お風呂だってポータブル浴槽用意してたくらいだし。この世界の技術でまだ再現出来ない魔道具を使う事はどうかと思わなくも無いが、便利だし色々衛生的なので……。
「一部魔石を用意してもらうしかない物もありますが、魔道具本体のお金なんてかからないですし、便利なので試しに使ってみて欲しいなって思いまして。今後改良していく上で意見を伺ったりして参考に出来たらなって思うので是非お願いします」
「……そういう事なら……はい。わかりました」
無理矢理もぎ取った様な気はするが、OKが出たので、宿泊客が出ていった朝の内にさっさと終わらせよう。
「じゃあ、今からやっちゃいますね!」
今から?と戸惑う間すら与えず、パチンと指を鳴らせばあっという間にリノベーション終了です。模型を作ってイメージを先に固めていたら瞬時に適用されるんじゃないかと思っていたけど、その通り。今後、また何か建物を作る時とかこれでやればいいんじゃないかな?
「はい、出来ましたよ」
「「「え?」」」
つーか、ジオラマで自分の作りたい村や街を作ってそれを適用とかっていうのも出来るのかな?うわ~、実験してみたい……。
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