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「そんな理由であんな事する訳ないだろう」
目を開けると見覚えのある真っ白な空間に足を組んだ姿勢で浮いているアシュマルナが居た。
「まあ、居るよな。うん。知ってた知ってた。いやー、久し振り」
いきなり引っ張りこむ様なアホな事する奴はコイツしかいねぇわな。ソランツェは大丈夫かな。
「吃驚して損したわ。アホらしい」
「お前はいつでもその様な物言いだな」
「今更~!つーか、怒らないのが不思議だけど」
「別に怒る事ではあるまい」
「えぇ……? 俺はお前の甘さが謎だよ……」
楽しそうに声を出して笑っているので真意は何だとじっと見てみるも、逆に不気味なくらいニコニコとした顔で見られてしまった。一番初めに見た貼り付けた様なあの胡散臭い笑顔じゃなくて、なんか……赤ちゃんとか子猫とか見てる時のデレ笑顔って感じ……気持ち悪っ……
「――って、お前! 俺が神の子って何?!」
「ああ、そうだった。先程の一連のやつは、お前の事を私の子だと信じない者共がいたのだ」
「はあ?そりゃいるだろうよ」
俺が一番信じてねぇよっつーか、コイツまで自分の子供とか言い出してんな?おい。確定じゃねぇか。
「別に他の国の者なら気にせぬが、普段は私の足元で戯れておるのにだ。それは許さぬ」
「はぁ~?」
……はいはい。まあ、神様ですからね、全て自分の匙加減。好き放題ですよ。自分が唯一だもん。
一応訊けば、昨日の各地域代表で来てた人達の中に数人いたり、ルイスさんだったり。マジかよルイスさんとか笑えるわ。ゴメンな……案内させて……。
「えーっと、俺が引き込まれる所まで目の前で見せて、脅しに使ったって事?」
「お前を飾り立てて戻すまでだ」
「やってなかった神の子降臨イベントか」
「空から降ろしてやろう」
「おお、面白そうじゃん。空飛んでみたかったんだよな」
……おっと。そうじゃないそうじゃない。
「俺が神の子って何だ?って言ってんだけど」
「その名の通りだが」
「いやいや、なんでだっつってんの!」
「……お前が考えついた通り、お前の今の体はこちらで創ったものだからな」
急に俺を見なくなったのと、さっきまでの上機嫌そうな感じが消えていて確実に何かを俺に隠している感じがする。コイツ隠し事下手過ぎない?
「色々変わってるのもそのせいだって事だよな」
「そういう事になるが……伝えるのはもう少し後の方が良いと思っていたが……いや……」
「え、何?」
アシュマルナは何かを一人で考え込んでいる。どういう事?俺の体って何かあんの?
「よし」
アシュマルナは俺を放置したまましばらく考えていたが、何かを決めた様に頷く。
「……まあ、いずれ判る事だからな」
「いや、何?! 何言うんだ!?」
なんか、すごくろくでもない事の様な気がするんだけど?!
「まず……あの時、私は嘘を吐いていた」
「ん?」
んん?嘘?何言い出してんの?あの時っていつの事だろう?色々接して来たけど嘘吐かれる様な事ってなんだ?何かあったかな?色々あり過ぎてよく判んないけどなんとなく考えられるのって……
「……もしかして、俺が死んだ直後の事?」
「そうだ」
「嘘って何?」
やっぱりかよ!と思うも、何が嘘だったのかいまいちピンと来ず答えを急く俺に、アシュマルナは目を瞑って一つ息を吐き、また目を開け俺を見下ろすと口を開いた、
「お前は今の世界で死ぬ事がない」
……って。
「は?」
死ぬ事がない?って?
ん?死ぬ、事が……ない?
「はああああ??!」
「前にも聞いたな」
うん、言ったよ!!?じゃなーーい!
「ど、どどどーゆー事?!」
「疑問を持たずしばらく過ごしてくれればよかったが……」
「いやいや、ちょっと待てよ。お前のしばらくって俺達のしばらくと意味が違うよな?」
俺達の十年が十分くらいとか……。
「そうだな」
「そうだな、じゃない!ちゃんと説明しろよ!」
「どこから説明したものかと思ってな」
「どこからって、何?!?」
何?何??何だよ!!?
目を開けると見覚えのある真っ白な空間に足を組んだ姿勢で浮いているアシュマルナが居た。
「まあ、居るよな。うん。知ってた知ってた。いやー、久し振り」
いきなり引っ張りこむ様なアホな事する奴はコイツしかいねぇわな。ソランツェは大丈夫かな。
「吃驚して損したわ。アホらしい」
「お前はいつでもその様な物言いだな」
「今更~!つーか、怒らないのが不思議だけど」
「別に怒る事ではあるまい」
「えぇ……? 俺はお前の甘さが謎だよ……」
楽しそうに声を出して笑っているので真意は何だとじっと見てみるも、逆に不気味なくらいニコニコとした顔で見られてしまった。一番初めに見た貼り付けた様なあの胡散臭い笑顔じゃなくて、なんか……赤ちゃんとか子猫とか見てる時のデレ笑顔って感じ……気持ち悪っ……
「――って、お前! 俺が神の子って何?!」
「ああ、そうだった。先程の一連のやつは、お前の事を私の子だと信じない者共がいたのだ」
「はあ?そりゃいるだろうよ」
俺が一番信じてねぇよっつーか、コイツまで自分の子供とか言い出してんな?おい。確定じゃねぇか。
「別に他の国の者なら気にせぬが、普段は私の足元で戯れておるのにだ。それは許さぬ」
「はぁ~?」
……はいはい。まあ、神様ですからね、全て自分の匙加減。好き放題ですよ。自分が唯一だもん。
一応訊けば、昨日の各地域代表で来てた人達の中に数人いたり、ルイスさんだったり。マジかよルイスさんとか笑えるわ。ゴメンな……案内させて……。
「えーっと、俺が引き込まれる所まで目の前で見せて、脅しに使ったって事?」
「お前を飾り立てて戻すまでだ」
「やってなかった神の子降臨イベントか」
「空から降ろしてやろう」
「おお、面白そうじゃん。空飛んでみたかったんだよな」
……おっと。そうじゃないそうじゃない。
「俺が神の子って何だ?って言ってんだけど」
「その名の通りだが」
「いやいや、なんでだっつってんの!」
「……お前が考えついた通り、お前の今の体はこちらで創ったものだからな」
急に俺を見なくなったのと、さっきまでの上機嫌そうな感じが消えていて確実に何かを俺に隠している感じがする。コイツ隠し事下手過ぎない?
「色々変わってるのもそのせいだって事だよな」
「そういう事になるが……伝えるのはもう少し後の方が良いと思っていたが……いや……」
「え、何?」
アシュマルナは何かを一人で考え込んでいる。どういう事?俺の体って何かあんの?
「よし」
アシュマルナは俺を放置したまましばらく考えていたが、何かを決めた様に頷く。
「……まあ、いずれ判る事だからな」
「いや、何?! 何言うんだ!?」
なんか、すごくろくでもない事の様な気がするんだけど?!
「まず……あの時、私は嘘を吐いていた」
「ん?」
んん?嘘?何言い出してんの?あの時っていつの事だろう?色々接して来たけど嘘吐かれる様な事ってなんだ?何かあったかな?色々あり過ぎてよく判んないけどなんとなく考えられるのって……
「……もしかして、俺が死んだ直後の事?」
「そうだ」
「嘘って何?」
やっぱりかよ!と思うも、何が嘘だったのかいまいちピンと来ず答えを急く俺に、アシュマルナは目を瞑って一つ息を吐き、また目を開け俺を見下ろすと口を開いた、
「お前は今の世界で死ぬ事がない」
……って。
「は?」
死ぬ事がない?って?
ん?死ぬ、事が……ない?
「はああああ??!」
「前にも聞いたな」
うん、言ったよ!!?じゃなーーい!
「ど、どどどーゆー事?!」
「疑問を持たずしばらく過ごしてくれればよかったが……」
「いやいや、ちょっと待てよ。お前のしばらくって俺達のしばらくと意味が違うよな?」
俺達の十年が十分くらいとか……。
「そうだな」
「そうだな、じゃない!ちゃんと説明しろよ!」
「どこから説明したものかと思ってな」
「どこからって、何?!?」
何?何??何だよ!!?
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