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山を抜けたのは、お昼前。
寄り道しなければもっと早く抜けられたはずだけど急ぐ旅ではございませんので。
山から抜けると、山から見て左側一キロ先くらいに大きめの川があって川の左側がセラス国。ロイトダシェーンとセラスはこの川で分断されているらしくて、渡し船で行き来しているそうだ。
その川の右側、山から二十キロくらい先にファンディオがあるみたい。そこまで遠くないって一体……?充分遠いけど?
「(基準おかしくね……?)」
「? 何か言ったか?」
「いや、何も? ここら辺で休憩してお昼ご飯食べようかなってのは考えたけど」
「そうだな。そうするか」
ブランから降りて、馬車を出し魔法でタープを張り、イスとテーブルを用意。
ブランもここまで頑張ってくれたし、ニンジンあげよう!と大きめのスティック状に切ったニンジンを準備する。
「はい、あーん」
差し出すとパクパクっと口に入れてモグモグ食べてくれた。食べ終わるとまだないの?みたいにまつ毛バシバシなくりくりと丸い目で催促してくるのが……可愛い。え、いや、嘘、めっちゃくちゃ可愛いんだけど……!
追加で数本あげたら手に鼻を擦り付けて来て、甘えたそうだったので、いっぱい撫でてあげていたら頬に鼻先でキスされた。
「あはっ かわいいなお前~!」
意思疎通出来なくて怖いからって動物と触れ合う事なく生きてきた俺が動物をこんなに可愛く思うなんて我ながら信じられない。ブランはちょっと別物だけど、それでも!
かわいいかわいいとブランを撫でてはチュッチュッと何回もキスして抱き着いて、と戯れていたら後ろの方からゴホンと咳払いが聞こえてきた。
「嫉妬してしまいそうだ」
ブスッとしているソランツェが、意味ありげに両腕を広げて立っている。なんだ?その手って――
「はぁ? なに、その、かわいいの……」
言ってる事の意味が判った瞬間、腰が砕けるっていうか、足の力が抜ける感じでその場にしゃがみ込みそうになる。
俺、胸がキュンキュンして死にそう……、いや、死んでられない……!
ソランツェの方へ軽く走って行ってピョンと飛びつくと広げられていた腕でがっちり抱き上げてくれた。目線がソランツェよりもちょっと上になって新鮮。
「俺も構ってくれ」
「いっぱい色々構ってるじゃん」
「もっとだ」
「バカだな~」
ソランツェの頭を撫でて頬にキスをするとソランツェが声に出して笑うから、わざとこんな振りしてるんだなって判るんだけど、なんかもう面白くなっちゃってノリに乗ってやろうかなと思う。いい大人が何をしてるんだかと思わなくもないけど、楽しければいい。まだ数日なのに、本当にソランツェがいてくれて良かったなって思う。
この旅、一人だと絶対楽しくなかったと思うけど、元々死んでなければ一人で日本一周やってたはずで……あのままで、俺、本当に一人でやり遂げられたのかな?
なあ、アシュマルナ。
俺、父さんよりかなり長生き出来る予定だったって……それ本当?
++++++
ふと、自分を顧みて過った考えをソランツェに勘付かれる前に奥へと押しやって、何でもない顔して料理を作る事にする。切り替えよう。
お昼ご飯は簡単にキャベツとシーフードミックスも突っ込んだペペロンチーノ、トマトと卵のコンソメスープを作った。
何でもないメニューでも外で食べるのはいいね、とにこやかに和やかに。
食べながら聞いた話だと、この国ではないがどうやらパスタを食べる国はあるらしい。ソランツェもまだ行った事はないらしいので行ってみたいねと話す。俺の味覚に合う国だといいなあ。
ファンディオの手前五キロくらいでまたブランに乗ろうという事にして馬車で出発する。
ソランツェは変わらず運転席に行くと言うので、寂しい俺は乗り換え地点に着くまでは車内をちょっと改造しようと思う。
アシュマルナにベッドのあるロフト部屋みたいに謎の技術で空間を少し広げてもらえるかお願いしたら、内部は元々キャンピングカーを参考にしただけなので色々変更できるらしく普通の住宅の様にも出来るし俺が考えたままその通りにしてやるから好きにやれと言われた。
そうは言われたけれど今の所はまだキャンピングカー要素は残したいなとは思うので、少しだけ幅を広げるくらいにしようと思う。
現在の狭い座席とテーブルを取っ払って、二人でゆったり座れるソファと見合ったテーブルを置いた。ソファに座って見える位置には実家にあったTVを設置して、アシュマルナにドライブレコーダーみたいに運転席からの映像をTVで見れる様に改造してもらう。これならソランツェもわざわざ運転席で見張らなくて良くなるよね。
キャンピングカー要素は残したいと思ったけど、ついでだから小さい使い勝手の悪いシンクとIHコンロは普通の住宅用のシンクとガス(といっても火魔法)テーブルに変えた。使い易くなったし料理の幅も広がるな。
仕上がりに満足していたら、馬車が停止して乗り換え地点に到着。ブランに乗り換えファンディオに向かう。やっぱり不人気ルートらしく道らしい道はないけれど川を左手に見て進めば確実に着くらしい。
しばらく走っていると街全体をぐるっと囲む城壁がだんだん大きく見えて来る。ララタスとは比べ物にならないくらい大きい街なのが改めて判った。ファンディオ周辺を治める領主の城もあるみたい。城壁に点々とある門の場所に大きい建物が併設されていてあれは何かと訊くと、その門の警備にあたる部隊用の宿舎だそう。
このルートからの入場門である第五城門に近付いて来ると、明らかに通常と違うんだろうなあという光景が目に入る。
「居るねえ」
「居ない訳がないだろうな」
門の前に聖騎士さんいますね、はい。ララタスの人達と同じだろうか?まあ先回りは予想通り。転移門から来たんだろうね。
門の前で聖騎士数名が待っているのが確認出来たけど、同時に門番の兵士さん達がすごく居心地が悪そうなのも確認できた。
「あれはララタスにも来た総教国聖騎士団所属の者たちだろうな。聖騎士はどの国でも貴族出身が多いが平民もいてそこまで近寄りがたくはないんだが、総教国聖騎士団は違う」
総教国はこの世界で一番の大国らしいので、そこの聖騎士団は他の国の聖騎士団とは別格らしい。表向きはそうではないけれど各国にいる聖騎士団自体もその国の騎士団よりは格上扱いなのに、それよりも上と……。ララタスでのあのそこそこイケメン君が不満持つのも、そういう背景あってだったんだな。総教国聖騎士団の中でも選ばれた彼……ひえぇ。
そりゃ、門番さん達が居心地悪そうなのは当たり前か。そんな人達の不興を買いたくないって事だよな。ごめんね、俺が原因だよ。
そんな話を小声でしていたら、あちら側も近付いて来る俺達に気付いたみたいで一人を前に後ろを五人で整列し始めた。
「はー……面倒臭い……」
「自分が蒔いた種だろうに」
「いやまあ、全く以ってその通りなんだけども」
いよいよ近付くと予想通り聖騎士が一斉に跪く。門番さん達が何事だ?!アイツら何者だ?!みたいな顔してるのが見て取れて、ですよねー!って思う。
ソランツェが先に降りて、当然の様に俺を降ろしてくれた。
さてと、お話ししましょうか。
「お待たせしちゃったねって言えばいいかな?」
寄り道しなければもっと早く抜けられたはずだけど急ぐ旅ではございませんので。
山から抜けると、山から見て左側一キロ先くらいに大きめの川があって川の左側がセラス国。ロイトダシェーンとセラスはこの川で分断されているらしくて、渡し船で行き来しているそうだ。
その川の右側、山から二十キロくらい先にファンディオがあるみたい。そこまで遠くないって一体……?充分遠いけど?
「(基準おかしくね……?)」
「? 何か言ったか?」
「いや、何も? ここら辺で休憩してお昼ご飯食べようかなってのは考えたけど」
「そうだな。そうするか」
ブランから降りて、馬車を出し魔法でタープを張り、イスとテーブルを用意。
ブランもここまで頑張ってくれたし、ニンジンあげよう!と大きめのスティック状に切ったニンジンを準備する。
「はい、あーん」
差し出すとパクパクっと口に入れてモグモグ食べてくれた。食べ終わるとまだないの?みたいにまつ毛バシバシなくりくりと丸い目で催促してくるのが……可愛い。え、いや、嘘、めっちゃくちゃ可愛いんだけど……!
追加で数本あげたら手に鼻を擦り付けて来て、甘えたそうだったので、いっぱい撫でてあげていたら頬に鼻先でキスされた。
「あはっ かわいいなお前~!」
意思疎通出来なくて怖いからって動物と触れ合う事なく生きてきた俺が動物をこんなに可愛く思うなんて我ながら信じられない。ブランはちょっと別物だけど、それでも!
かわいいかわいいとブランを撫でてはチュッチュッと何回もキスして抱き着いて、と戯れていたら後ろの方からゴホンと咳払いが聞こえてきた。
「嫉妬してしまいそうだ」
ブスッとしているソランツェが、意味ありげに両腕を広げて立っている。なんだ?その手って――
「はぁ? なに、その、かわいいの……」
言ってる事の意味が判った瞬間、腰が砕けるっていうか、足の力が抜ける感じでその場にしゃがみ込みそうになる。
俺、胸がキュンキュンして死にそう……、いや、死んでられない……!
ソランツェの方へ軽く走って行ってピョンと飛びつくと広げられていた腕でがっちり抱き上げてくれた。目線がソランツェよりもちょっと上になって新鮮。
「俺も構ってくれ」
「いっぱい色々構ってるじゃん」
「もっとだ」
「バカだな~」
ソランツェの頭を撫でて頬にキスをするとソランツェが声に出して笑うから、わざとこんな振りしてるんだなって判るんだけど、なんかもう面白くなっちゃってノリに乗ってやろうかなと思う。いい大人が何をしてるんだかと思わなくもないけど、楽しければいい。まだ数日なのに、本当にソランツェがいてくれて良かったなって思う。
この旅、一人だと絶対楽しくなかったと思うけど、元々死んでなければ一人で日本一周やってたはずで……あのままで、俺、本当に一人でやり遂げられたのかな?
なあ、アシュマルナ。
俺、父さんよりかなり長生き出来る予定だったって……それ本当?
++++++
ふと、自分を顧みて過った考えをソランツェに勘付かれる前に奥へと押しやって、何でもない顔して料理を作る事にする。切り替えよう。
お昼ご飯は簡単にキャベツとシーフードミックスも突っ込んだペペロンチーノ、トマトと卵のコンソメスープを作った。
何でもないメニューでも外で食べるのはいいね、とにこやかに和やかに。
食べながら聞いた話だと、この国ではないがどうやらパスタを食べる国はあるらしい。ソランツェもまだ行った事はないらしいので行ってみたいねと話す。俺の味覚に合う国だといいなあ。
ファンディオの手前五キロくらいでまたブランに乗ろうという事にして馬車で出発する。
ソランツェは変わらず運転席に行くと言うので、寂しい俺は乗り換え地点に着くまでは車内をちょっと改造しようと思う。
アシュマルナにベッドのあるロフト部屋みたいに謎の技術で空間を少し広げてもらえるかお願いしたら、内部は元々キャンピングカーを参考にしただけなので色々変更できるらしく普通の住宅の様にも出来るし俺が考えたままその通りにしてやるから好きにやれと言われた。
そうは言われたけれど今の所はまだキャンピングカー要素は残したいなとは思うので、少しだけ幅を広げるくらいにしようと思う。
現在の狭い座席とテーブルを取っ払って、二人でゆったり座れるソファと見合ったテーブルを置いた。ソファに座って見える位置には実家にあったTVを設置して、アシュマルナにドライブレコーダーみたいに運転席からの映像をTVで見れる様に改造してもらう。これならソランツェもわざわざ運転席で見張らなくて良くなるよね。
キャンピングカー要素は残したいと思ったけど、ついでだから小さい使い勝手の悪いシンクとIHコンロは普通の住宅用のシンクとガス(といっても火魔法)テーブルに変えた。使い易くなったし料理の幅も広がるな。
仕上がりに満足していたら、馬車が停止して乗り換え地点に到着。ブランに乗り換えファンディオに向かう。やっぱり不人気ルートらしく道らしい道はないけれど川を左手に見て進めば確実に着くらしい。
しばらく走っていると街全体をぐるっと囲む城壁がだんだん大きく見えて来る。ララタスとは比べ物にならないくらい大きい街なのが改めて判った。ファンディオ周辺を治める領主の城もあるみたい。城壁に点々とある門の場所に大きい建物が併設されていてあれは何かと訊くと、その門の警備にあたる部隊用の宿舎だそう。
このルートからの入場門である第五城門に近付いて来ると、明らかに通常と違うんだろうなあという光景が目に入る。
「居るねえ」
「居ない訳がないだろうな」
門の前に聖騎士さんいますね、はい。ララタスの人達と同じだろうか?まあ先回りは予想通り。転移門から来たんだろうね。
門の前で聖騎士数名が待っているのが確認出来たけど、同時に門番の兵士さん達がすごく居心地が悪そうなのも確認できた。
「あれはララタスにも来た総教国聖騎士団所属の者たちだろうな。聖騎士はどの国でも貴族出身が多いが平民もいてそこまで近寄りがたくはないんだが、総教国聖騎士団は違う」
総教国はこの世界で一番の大国らしいので、そこの聖騎士団は他の国の聖騎士団とは別格らしい。表向きはそうではないけれど各国にいる聖騎士団自体もその国の騎士団よりは格上扱いなのに、それよりも上と……。ララタスでのあのそこそこイケメン君が不満持つのも、そういう背景あってだったんだな。総教国聖騎士団の中でも選ばれた彼……ひえぇ。
そりゃ、門番さん達が居心地悪そうなのは当たり前か。そんな人達の不興を買いたくないって事だよな。ごめんね、俺が原因だよ。
そんな話を小声でしていたら、あちら側も近付いて来る俺達に気付いたみたいで一人を前に後ろを五人で整列し始めた。
「はー……面倒臭い……」
「自分が蒔いた種だろうに」
「いやまあ、全く以ってその通りなんだけども」
いよいよ近付くと予想通り聖騎士が一斉に跪く。門番さん達が何事だ?!アイツら何者だ?!みたいな顔してるのが見て取れて、ですよねー!って思う。
ソランツェが先に降りて、当然の様に俺を降ろしてくれた。
さてと、お話ししましょうか。
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