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「リヒトは目立たず穏やかに、が望みだったんじゃないのか」
「……はい」
「平原を抜けた後に休憩出来る所があるのは有難い事だがな? リヒトは……――」
はい、そうです。
そうです、怒られています。やり過ぎって怒られている。
出来た小屋の中でソランツェは椅子に座って俺は立たされています。
生徒指導室を思い出すな。先生は椅子に座って足組んで、俺は「休め」の姿勢で立たされて説教食らうっていう良き思い出だよ。数学の坂田先生元気かな?大仏そっくりの顔だったんでデフォルメした似顔絵を授業中に描いたらクラスメイトに爆ウケしてさ、授業そっちのけで大盛り上がりして原因の俺は生徒指導室行きになったんだよな……懐かしい。
「いいか? わかったな?」
「はぁい(全く聞いてねぇや)」
「……聞いてなかったな?」
サッとを目を逸らすと、すぐに手が伸びて来て捕まった。
グイ、と引っ張られ椅子に座るソランツェの上に向かい合わせで座らされる。
「人の話を聞かないのは仕置きが必要かな?」
「ごめんなさい」
腰と尻にあるソランツェの手の動きから怪しい雲行きを察知したので、ソランツェが動くより先にギュッと抱き着いて謝りつつ、頬にキスして首筋にスリスリとしてみる。
ソランツェをチラッと見れば俺からの予想外の攻撃に顔を真っ赤にしてプルプルしていた。チョロいぜ。
ソランツェが停止している間に、それにしても大人二人座ってもビクともしないって凄いな~と思いながらサッと降りて、もう一つの椅子に腰かける。
「でも、これ、もう作っちゃったし、どうしようか? 大神官さんに頼んで、やっちゃった~ってここの王様に事後報告してもらえばいいかな?」
「……報告はした方がいいのは確かだろうな」
「お、復帰した」
「…………」
++++++
折角聖騎士さん達を撒いたが、ここは諦めて連絡を取ろう。なんと通信魔法ってのがあるらしいですよ。水鏡に映してやり取り出来るそう。ビデオ通話か~……ってこの世界、ホント魔法で色々させ過ぎだぞアシュマルナ。科学が発展しやしねえ。
「やり方まで知ってる?」
「知らないな」
「え、ダメじゃん」
「うーん」
物体の転移自体は出来るので手紙を書いてそれを大神官さんを思い浮かべてそこに転移させるってのは出来ないものか。
多分、大神殿とかに居るんだろうけど大神殿の正確な位置すらも俺には判んないから出来ないかもしれないんだよな。地図でもあればいいけど……という所で気付いた。
「馬車のカーナビで施設検索から大神殿見つけて緯度経度調べればいいのか」
「ん?」
「たぶん、あれアシュマルナがGPSっぽくどうにかしてんだろうしいけるいける」
「じーぴーえす……?」
「グローバル・ポジショニング・システムな。よ~し、ソランツェ手紙書いてくれ」
またも不思議そうな顔で首傾げているソランツェの手を引っ張り馬車に戻ります。
++++++
馬車に戻り、カーナビで大神殿の位置を調べると神託が表示されるっていう石碑の位置まで判ったので手紙の届け先はそこにした。手紙はソランツェに書いてもらおうと思ったが、アシュマルナから俺が日本語で書けば書き終わった後自動翻訳されここの言語に書き換わると言われたので自分で書いた。
そういう事はララタスでの手続きの前に教えておいて欲しい。あの時書類書こうとしてここの言語(字の形)がさっぱり浮かんでこなかったので書けないと思ってたよ。いやまあ、実際は翻訳なので書けない事には変わりないんだけど。
手紙の内容は、『ララタスからファンディオに抜ける山道が俺には歩き辛そうだったのでレンガ道作ったよ。あと、あそこって山に入る前に休憩出来る所ないから他の人達用に山の手前に休憩小屋も作ってみたよ。使ってね。でも、全部勝手にやっちゃったのでごめんなさいってロイトダシェーンの国王様に伝えてくれませんか?』という内容をちゃんとした言葉で書いた。これで良し。ソランツェはすごく難しい顔してため息吐いて黙ってるけど、い、良いったら良いんだ。
そして、調べた位置情報を元に手紙を転移させる。パッと目の前から消えたので成功したんだろうと思う。というか、この方法で自分達も転移出来そうだよね。必要時以外に使わないと思うけど覚えておこう。
一応、手紙出したしもうちょっと手を加えておこうと外に出て、休憩小屋の横、囲いの内部にレンガで竈を作り、井戸も掘ってみた。中の石積は山から手頃なやつを転移させて使う。
これで快適度アップしたんじゃないかな?残った木材は薪サイズに揃えて置いておこう。
鼻歌交じりに作業をしていた俺をずっと横で眺めていたソランツェが作業の完了を見届けてから、
「リヒトはここに村でも作る気なのか?」
「いや、別に」
「誰かがすぐに住み着きそうだ」
「えー? じゃあ、ここはみんなの休憩小屋ですって看板作っておこうかな」
「……リヒトは今、色々作るのが楽しいんだな?」
「そうかも!」
魔法の使い方判ってきたし楽しい!と笑いながら言えば、そうかって仕方がないなあみたいな顔で笑って頭を撫でてくる。ま、また子供扱いしやがって……!
++++++
「今日はもう移動せずここで泊まってから行こう」
「山の中で野宿は嫌だもんな~」
「この調子だと嫌だと言って山の中にも小屋を作りそうだからだぞ」
「お、それいいじゃん」
「リヒト……」
頬を抓るのはやめて欲しい。痛い。
ダメージ無効じゃないのかよと思ったがこれは多分攻撃されたと判定されてないからなんだろうと気付いた。ま、そりゃそうだけども。
「でも、まだ夕暮れになるまでは時間があるから少し山に入ろうか」
「なんで?」
「ここら辺は人があまり来ない事もあって麓付近でも回復薬の原料の薬草類が豊富に生えているだろうし、リヒトにも説明がてら見せておこうと思ってな」
「おお。そういう事なら行こう!」
疲労回復も魔法で出来たから怪我や病気の治癒も出来るんだろうけど、回復薬の知識とかも入れておきたい。
この先必要になるか判らないけど、材料が判れば回復薬とかも作れそうだし。
「あとは、数匹魔物の反応もあるし狩りでもするか」
「は?!」
「……はい」
「平原を抜けた後に休憩出来る所があるのは有難い事だがな? リヒトは……――」
はい、そうです。
そうです、怒られています。やり過ぎって怒られている。
出来た小屋の中でソランツェは椅子に座って俺は立たされています。
生徒指導室を思い出すな。先生は椅子に座って足組んで、俺は「休め」の姿勢で立たされて説教食らうっていう良き思い出だよ。数学の坂田先生元気かな?大仏そっくりの顔だったんでデフォルメした似顔絵を授業中に描いたらクラスメイトに爆ウケしてさ、授業そっちのけで大盛り上がりして原因の俺は生徒指導室行きになったんだよな……懐かしい。
「いいか? わかったな?」
「はぁい(全く聞いてねぇや)」
「……聞いてなかったな?」
サッとを目を逸らすと、すぐに手が伸びて来て捕まった。
グイ、と引っ張られ椅子に座るソランツェの上に向かい合わせで座らされる。
「人の話を聞かないのは仕置きが必要かな?」
「ごめんなさい」
腰と尻にあるソランツェの手の動きから怪しい雲行きを察知したので、ソランツェが動くより先にギュッと抱き着いて謝りつつ、頬にキスして首筋にスリスリとしてみる。
ソランツェをチラッと見れば俺からの予想外の攻撃に顔を真っ赤にしてプルプルしていた。チョロいぜ。
ソランツェが停止している間に、それにしても大人二人座ってもビクともしないって凄いな~と思いながらサッと降りて、もう一つの椅子に腰かける。
「でも、これ、もう作っちゃったし、どうしようか? 大神官さんに頼んで、やっちゃった~ってここの王様に事後報告してもらえばいいかな?」
「……報告はした方がいいのは確かだろうな」
「お、復帰した」
「…………」
++++++
折角聖騎士さん達を撒いたが、ここは諦めて連絡を取ろう。なんと通信魔法ってのがあるらしいですよ。水鏡に映してやり取り出来るそう。ビデオ通話か~……ってこの世界、ホント魔法で色々させ過ぎだぞアシュマルナ。科学が発展しやしねえ。
「やり方まで知ってる?」
「知らないな」
「え、ダメじゃん」
「うーん」
物体の転移自体は出来るので手紙を書いてそれを大神官さんを思い浮かべてそこに転移させるってのは出来ないものか。
多分、大神殿とかに居るんだろうけど大神殿の正確な位置すらも俺には判んないから出来ないかもしれないんだよな。地図でもあればいいけど……という所で気付いた。
「馬車のカーナビで施設検索から大神殿見つけて緯度経度調べればいいのか」
「ん?」
「たぶん、あれアシュマルナがGPSっぽくどうにかしてんだろうしいけるいける」
「じーぴーえす……?」
「グローバル・ポジショニング・システムな。よ~し、ソランツェ手紙書いてくれ」
またも不思議そうな顔で首傾げているソランツェの手を引っ張り馬車に戻ります。
++++++
馬車に戻り、カーナビで大神殿の位置を調べると神託が表示されるっていう石碑の位置まで判ったので手紙の届け先はそこにした。手紙はソランツェに書いてもらおうと思ったが、アシュマルナから俺が日本語で書けば書き終わった後自動翻訳されここの言語に書き換わると言われたので自分で書いた。
そういう事はララタスでの手続きの前に教えておいて欲しい。あの時書類書こうとしてここの言語(字の形)がさっぱり浮かんでこなかったので書けないと思ってたよ。いやまあ、実際は翻訳なので書けない事には変わりないんだけど。
手紙の内容は、『ララタスからファンディオに抜ける山道が俺には歩き辛そうだったのでレンガ道作ったよ。あと、あそこって山に入る前に休憩出来る所ないから他の人達用に山の手前に休憩小屋も作ってみたよ。使ってね。でも、全部勝手にやっちゃったのでごめんなさいってロイトダシェーンの国王様に伝えてくれませんか?』という内容をちゃんとした言葉で書いた。これで良し。ソランツェはすごく難しい顔してため息吐いて黙ってるけど、い、良いったら良いんだ。
そして、調べた位置情報を元に手紙を転移させる。パッと目の前から消えたので成功したんだろうと思う。というか、この方法で自分達も転移出来そうだよね。必要時以外に使わないと思うけど覚えておこう。
一応、手紙出したしもうちょっと手を加えておこうと外に出て、休憩小屋の横、囲いの内部にレンガで竈を作り、井戸も掘ってみた。中の石積は山から手頃なやつを転移させて使う。
これで快適度アップしたんじゃないかな?残った木材は薪サイズに揃えて置いておこう。
鼻歌交じりに作業をしていた俺をずっと横で眺めていたソランツェが作業の完了を見届けてから、
「リヒトはここに村でも作る気なのか?」
「いや、別に」
「誰かがすぐに住み着きそうだ」
「えー? じゃあ、ここはみんなの休憩小屋ですって看板作っておこうかな」
「……リヒトは今、色々作るのが楽しいんだな?」
「そうかも!」
魔法の使い方判ってきたし楽しい!と笑いながら言えば、そうかって仕方がないなあみたいな顔で笑って頭を撫でてくる。ま、また子供扱いしやがって……!
++++++
「今日はもう移動せずここで泊まってから行こう」
「山の中で野宿は嫌だもんな~」
「この調子だと嫌だと言って山の中にも小屋を作りそうだからだぞ」
「お、それいいじゃん」
「リヒト……」
頬を抓るのはやめて欲しい。痛い。
ダメージ無効じゃないのかよと思ったがこれは多分攻撃されたと判定されてないからなんだろうと気付いた。ま、そりゃそうだけども。
「でも、まだ夕暮れになるまでは時間があるから少し山に入ろうか」
「なんで?」
「ここら辺は人があまり来ない事もあって麓付近でも回復薬の原料の薬草類が豊富に生えているだろうし、リヒトにも説明がてら見せておこうと思ってな」
「おお。そういう事なら行こう!」
疲労回復も魔法で出来たから怪我や病気の治癒も出来るんだろうけど、回復薬の知識とかも入れておきたい。
この先必要になるか判らないけど、材料が判れば回復薬とかも作れそうだし。
「あとは、数匹魔物の反応もあるし狩りでもするか」
「は?!」
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