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ソランツェが素振りから戻って来たので出発する。
外は暑かったのか、かなり汗かいていたので、冷蔵庫から経口補水液を出して渡せば、ペットボトルに驚いている。
「瓶、ではないのか」
「あー、そりゃペットボトル知らないよな」
この世界じゃオーバーテクノロジーだな。というか、ここの世界って魔法で結構色々出来ちゃうからかあまり技術や原料や資源の開発だとか考えないっぽいよな。
「そういえば、魔道具っていうのはどうやって作ってんの?」
「俺も詳しくは知らないが、西の方にある島国では魔道具研究が盛んだと聞くな。この国はどちらかと言うとそういう事は遅れている」
「へぇ~。材料さえあれば俺でも何か作り出せそうだからどんな構造なのか気になってさ。アシュマルナ製のは参考にならないし」
「とりあえず、魔石があればいいんじゃないか?」
魔石って何なのか詳しく聞いてなかったと思い出して訊けば、魔物が自らの魔力を貯めている石らしい。あまり詳しく知られてはいないみたい。そういう物として思考停止なんだな。
魔道具の動力に使われていたり、冒険者の間で緊急時の魔力回復にも使われている様だ。含まれていた魔力を吸い出して使った後も魔力を補充できるが何回か使えば壊れてしまうらしい。
それで思い出したが、この馬車全体の動力も魔力らしいけど魔石ってのはどこかにあるんだろうか?……というか、動力供給以外メンテナンスフリーと言うが、その動力供給自体はどうやってすればいいのか聞いてないや。すっかり忘れていた。
「この馬車の動力供給方法どうなってんの?アシュマルナ」
スマホで打つのが面倒臭かったので、呼び掛けてみればメッセージ届きました。初めからこうすればよかった……。HeyでもOKでもなく、『おい、アシュマルナ!』だな。
======
『お前自体がその馬車の魔石の様なものだ』
======
「あー、俺の魔力を勝手に吸い取って全部動いてんだな」
「なんとも驚きの技術だな……」
「だなあ。あ、そーいや、それ、味大丈夫だった?」
「甘かったな」
「じゃ、飲ませて正解だったか」
不思議そうな顔で首傾げてるソランツェって可愛いな。
++++++
途中で速度設定も変えずサクサク行ったのとステルス機能や結界のおかげもあって順調にお昼過ぎに山の手前まで到着。
ララタスからファンディオに抜けるこのルートは本当に不人気らしく人を見かけなかった。ララタス周辺の森を最後にこの山までほぼ何も無い平原だもんな。
着くまでは、各々好きに過ごしていた。
ソランツェは運転席に居るものの武器の手入れや荷物の整理をしている様だったし、その間俺は物を作り出せる様になったので、練習がてらアシュマルナの花の形にした飴を量産してみたり、実家にあったいらない包丁数本やハンマーとか会社で使ってた革の鞄を材料にして鞘付きの少し大きめのサバイバルナイフを作り出してみたりしていた。この世界なら銃刀法違反とか言われないしあっても良いかと思って作ってみたけどやっぱり使うか微妙だなと思う。魔法あるし……収納しておこう。
「うーん、山だなあ……」
目の前にはこれでもかっていうくらい山をしてる山がある。そんなに山山しなくていいよ。
ファンディオに行くには山を越えなきゃ行けないらしいけど、何も頂上まで行く訳じゃないしグルっと楽勝とか思ってました。そもそも道無いじゃんか。
「道無いね」
「あるだろう?」
いいえ、それは獣道って言うんです。もしくは大手動画配信サイトで廃道紹介してる人の動画で見た道です。
実際は、たまに通る冒険者の人達が踏み固めた道なんだろうけど。
「どうせ急勾配な坂とか岩場とか倒木を橋の代わりして谷を通ったりすんだろ?」
「そうだな」
「そうだな、じゃねぇ」
えー……。どうしようかな。基本的に俺の足は平坦な土地用に出来てんだけどな。登山も整備された道しか想定してなかったが、そりゃ、してる訳ないよなぁ。
皆こんな所通って移動してるんだな、って思った所で不人気の理由が判った。何もない平原をようやく抜けたと思えば鬱蒼とした山の道ってヤダわ。気持ちをリセット出来る村なり休憩出来る小屋なりがある訳でもないし……って、あぁ、そうだ。
ブスッと考え込んでいた俺を待ってくれていたソランツェに、ここら辺の木って切っていいのか訊く。
「少しならいいんじゃないか。何をする気か知らないが」
「無いなら作ろうと思って」
「何を?」
「道。ついでに小屋」
「は?」
ちょっと待て、と言うソランツェを出来てからのお楽しみだと言って馬車の中に転移させて閉じ込める。材料はこの山自体から調達出来るだろうし想像通り出来るはず!
よし。まずは、道を作ろう。山の全体をスキャンして最短かつ安全ルートを導き出せないかと、じっとお前の事を教えろなんて気持ちで山を見つめていると目の前にパネルが現れて結果が表示される。おぉ、成功!
そのルートをドローンの映像見てるみたいに現地確認しながら、切っても問題のない邪魔になりそうな木を切り、切った木を近くに転移させる。そして、木が無くなった所は土を土魔法と火魔法の組み合わせでレンガへと変え、歩きやすい凸凹していないレンガ道を作る。馬一頭なら余裕の道幅で作ったのでブランに乗っていこう!
続いては、小屋だ。山に入る手前百メートルくらいの位置にしよう。
木を皮を剥いて乾燥させて、ログハウスをイメージして小屋を建てる。アシュマルナ補正があるっぽいので材料さえあれば細かい所までイメージ出来なくてもいいのが助かるよな。
釘やねじとかは実家の倉庫の中の物。どうやら食材以外にも使っても無くならない様にしてくれているから何でも作れそう。
なので、小さめの平屋建てだけどしっかりしたものが出来た。屋根瓦も窓も付いているので瓦やガラスはどういう事だと思えば、一軒家丸ごと収納されてた実家の物が材料になったみたい。そういうのもありなのか……。
内部は造り付けでテーブルとイス四脚と寝具有りの二段ベッド二つを用意した。今後ここを使う人達が快適に使えればいいなと思って。ついでだから、外に囲いも作っておいた。
あと、製作者として汚れたり壊れたりするのは嫌なので形状記憶というか品質保持というか、そういう感じの魔法を考えてかけておく。盗難防止も。効果はいつまで続くか判んないけどな。
「終わったよ~」
「リヒト……」
作り終わったので、ソランツェを呼びに行く。睨む視線は気付かなかった振りで案内しますよ。どうでしょうか?どうでしょうか?
「ッ! こ、これは……」
馬車から出たソランツェはそう言ったまま森の中の道を確認して、小屋の方も中まで確認する。
その間ずっと無言なので、あ、これは……と思っていたら、両方確認し終わったソランツェが振り返って俺に一言。
「やり過ぎだ」
外は暑かったのか、かなり汗かいていたので、冷蔵庫から経口補水液を出して渡せば、ペットボトルに驚いている。
「瓶、ではないのか」
「あー、そりゃペットボトル知らないよな」
この世界じゃオーバーテクノロジーだな。というか、ここの世界って魔法で結構色々出来ちゃうからかあまり技術や原料や資源の開発だとか考えないっぽいよな。
「そういえば、魔道具っていうのはどうやって作ってんの?」
「俺も詳しくは知らないが、西の方にある島国では魔道具研究が盛んだと聞くな。この国はどちらかと言うとそういう事は遅れている」
「へぇ~。材料さえあれば俺でも何か作り出せそうだからどんな構造なのか気になってさ。アシュマルナ製のは参考にならないし」
「とりあえず、魔石があればいいんじゃないか?」
魔石って何なのか詳しく聞いてなかったと思い出して訊けば、魔物が自らの魔力を貯めている石らしい。あまり詳しく知られてはいないみたい。そういう物として思考停止なんだな。
魔道具の動力に使われていたり、冒険者の間で緊急時の魔力回復にも使われている様だ。含まれていた魔力を吸い出して使った後も魔力を補充できるが何回か使えば壊れてしまうらしい。
それで思い出したが、この馬車全体の動力も魔力らしいけど魔石ってのはどこかにあるんだろうか?……というか、動力供給以外メンテナンスフリーと言うが、その動力供給自体はどうやってすればいいのか聞いてないや。すっかり忘れていた。
「この馬車の動力供給方法どうなってんの?アシュマルナ」
スマホで打つのが面倒臭かったので、呼び掛けてみればメッセージ届きました。初めからこうすればよかった……。HeyでもOKでもなく、『おい、アシュマルナ!』だな。
======
『お前自体がその馬車の魔石の様なものだ』
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「あー、俺の魔力を勝手に吸い取って全部動いてんだな」
「なんとも驚きの技術だな……」
「だなあ。あ、そーいや、それ、味大丈夫だった?」
「甘かったな」
「じゃ、飲ませて正解だったか」
不思議そうな顔で首傾げてるソランツェって可愛いな。
++++++
途中で速度設定も変えずサクサク行ったのとステルス機能や結界のおかげもあって順調にお昼過ぎに山の手前まで到着。
ララタスからファンディオに抜けるこのルートは本当に不人気らしく人を見かけなかった。ララタス周辺の森を最後にこの山までほぼ何も無い平原だもんな。
着くまでは、各々好きに過ごしていた。
ソランツェは運転席に居るものの武器の手入れや荷物の整理をしている様だったし、その間俺は物を作り出せる様になったので、練習がてらアシュマルナの花の形にした飴を量産してみたり、実家にあったいらない包丁数本やハンマーとか会社で使ってた革の鞄を材料にして鞘付きの少し大きめのサバイバルナイフを作り出してみたりしていた。この世界なら銃刀法違反とか言われないしあっても良いかと思って作ってみたけどやっぱり使うか微妙だなと思う。魔法あるし……収納しておこう。
「うーん、山だなあ……」
目の前にはこれでもかっていうくらい山をしてる山がある。そんなに山山しなくていいよ。
ファンディオに行くには山を越えなきゃ行けないらしいけど、何も頂上まで行く訳じゃないしグルっと楽勝とか思ってました。そもそも道無いじゃんか。
「道無いね」
「あるだろう?」
いいえ、それは獣道って言うんです。もしくは大手動画配信サイトで廃道紹介してる人の動画で見た道です。
実際は、たまに通る冒険者の人達が踏み固めた道なんだろうけど。
「どうせ急勾配な坂とか岩場とか倒木を橋の代わりして谷を通ったりすんだろ?」
「そうだな」
「そうだな、じゃねぇ」
えー……。どうしようかな。基本的に俺の足は平坦な土地用に出来てんだけどな。登山も整備された道しか想定してなかったが、そりゃ、してる訳ないよなぁ。
皆こんな所通って移動してるんだな、って思った所で不人気の理由が判った。何もない平原をようやく抜けたと思えば鬱蒼とした山の道ってヤダわ。気持ちをリセット出来る村なり休憩出来る小屋なりがある訳でもないし……って、あぁ、そうだ。
ブスッと考え込んでいた俺を待ってくれていたソランツェに、ここら辺の木って切っていいのか訊く。
「少しならいいんじゃないか。何をする気か知らないが」
「無いなら作ろうと思って」
「何を?」
「道。ついでに小屋」
「は?」
ちょっと待て、と言うソランツェを出来てからのお楽しみだと言って馬車の中に転移させて閉じ込める。材料はこの山自体から調達出来るだろうし想像通り出来るはず!
よし。まずは、道を作ろう。山の全体をスキャンして最短かつ安全ルートを導き出せないかと、じっとお前の事を教えろなんて気持ちで山を見つめていると目の前にパネルが現れて結果が表示される。おぉ、成功!
そのルートをドローンの映像見てるみたいに現地確認しながら、切っても問題のない邪魔になりそうな木を切り、切った木を近くに転移させる。そして、木が無くなった所は土を土魔法と火魔法の組み合わせでレンガへと変え、歩きやすい凸凹していないレンガ道を作る。馬一頭なら余裕の道幅で作ったのでブランに乗っていこう!
続いては、小屋だ。山に入る手前百メートルくらいの位置にしよう。
木を皮を剥いて乾燥させて、ログハウスをイメージして小屋を建てる。アシュマルナ補正があるっぽいので材料さえあれば細かい所までイメージ出来なくてもいいのが助かるよな。
釘やねじとかは実家の倉庫の中の物。どうやら食材以外にも使っても無くならない様にしてくれているから何でも作れそう。
なので、小さめの平屋建てだけどしっかりしたものが出来た。屋根瓦も窓も付いているので瓦やガラスはどういう事だと思えば、一軒家丸ごと収納されてた実家の物が材料になったみたい。そういうのもありなのか……。
内部は造り付けでテーブルとイス四脚と寝具有りの二段ベッド二つを用意した。今後ここを使う人達が快適に使えればいいなと思って。ついでだから、外に囲いも作っておいた。
あと、製作者として汚れたり壊れたりするのは嫌なので形状記憶というか品質保持というか、そういう感じの魔法を考えてかけておく。盗難防止も。効果はいつまで続くか判んないけどな。
「終わったよ~」
「リヒト……」
作り終わったので、ソランツェを呼びに行く。睨む視線は気付かなかった振りで案内しますよ。どうでしょうか?どうでしょうか?
「ッ! こ、これは……」
馬車から出たソランツェはそう言ったまま森の中の道を確認して、小屋の方も中まで確認する。
その間ずっと無言なので、あ、これは……と思っていたら、両方確認し終わったソランツェが振り返って俺に一言。
「やり過ぎだ」
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