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名前さあ、佐藤さんとか鈴木さんとかなら覚えやすいんだけどな……と愚痴が出そうになるくらい横文字ばかり。覚えられない。
とりあえず、グレスタンさんはスキンヘッドで洋画でヒーローやってそうなバッキバキの身体の書類仕事嫌いそうだなっていう感じの五十歳くらいの男性で、ジルオラさんは四十歳くらいの淡いピンク髪の人で、仕事めっちゃくちゃ出来そうな厳しめオーラすごい。上司にいたら間違いなくストレスで胃を殺しに来るタイプ。
お互いの自己紹介を終わらせ早速本題へ。予想通りジルオラさんが取り仕切る。
「では、情報を登録致しますのでこちらの板に手を置いていただけますか?」
「はい」
目の前にA4サイズくらいの分厚い黒い金属板を置かれたので指示通りにする。何だろう?と思いつつ手を置くとピカッと一瞬光り、何かが全身から吸い出された感覚があった。
「ありがとうございます。少々お待ちくださいね」
「これでいいんですか?」
「ええ、大丈夫です」
不思議そうにしていたら、今は横に座ってくれているソランツェとグレスタンさんが仕組みを教えてくれる。例のステータスに表示されていた情報を魔力を微量だけ吸い取る事でこの板に記録させるらしい。その情報はギルド本部に送られ保管され、依頼受注・達成報告は毎回これに手を置く事で処理されるそう。
話を聞いていたら、分厚い金属板の表面に俺のステータスが浮かび上がって表示された。
「すごい!」
「内容はお間違いないですか?」
「はい、大丈夫です」
ステータスを見てそれにしても愛し子様のはもの凄いな、なんてガハガハ笑っているグレスタンさんの横でジルオラさんは黙々と何やら作業している。見ていたら金属板をパカッっと上に開いて何かを取り出す。それ開くんだ……と吃驚していたら、なんか薄い木で出来たカードを渡された。紐を通せるように穴が開いている。
「これが身分証となります。依頼受注・達成報告の際はこれを受付にご提示ください」
======
リヒト・ソメヤ
性別:男 種族:人 年齢:30
ギルドランク:F
======
表面に俺の情報が書かれている。ランクアップした時には更新時に書き換わるらしい。ちょっと前までポイントカードとかでよくあったリライトカードみたいだな。
これ魔道具ってやつかなと思って金属板を改めて見せてもらっていたが、これは全世界、ギルド支部の全てに昔から代々伝わるやつらしいけど使い方以外詳細は判らないらしい。分解も出来ないし鑑定魔法を弾くので研究出来ないと。中に入れるカードは普通の木製のもの。う~ん、これは絶対アシュマルナ製だな。ん?てか、鑑定魔法ってなに?
「ランクの説明をしましょうね」
「あ、お願いします」
俺が新たな魔法の可能性に気付きかけて思考を飛ばそうとしていたらジルオラさんに思考を引き戻される。すみません。
ランクはA~Fまであって、Fは十歳~十四歳の場合戦闘系は受注不可。十五歳~でEランクまでのダンジョン・魔物に関する依頼が受注できる。Eはダンジョン・魔物ランクDまで、といったように該当ランクから一つ上の依頼を受注出来る。Bランクに上がるには武力試験と知力試験があって合格する事。
Aランクに上がるにはAランクモンスターを単独撃破五十体以上とAランクダンジョン単独踏破。それでランクアップ資格を得る。撃破数などは自分の魔力に刻まれているらしいので不正は出来ない。Aランクに上がれば実力者として広く認知され各国の王族や貴族からの高報酬依頼が受注可能になる。というか、実はほぼそれ専用のランクらしい。
ソランツェのB+ってのはどういう事だと訊けばグレスタンさんが答えてくれた。
ランクアップ資格を持つがAランクにランクアップしないでいる人用、というか、ソランツェ専用みたいになってるらしい。
「どういう事ですか?」
「ルーダル殿はな冒険者登録してから一年も経たずにBまで登りつめた。当時十八、九だったかな」
「え、それ凄いっぽい」
「凄いなんてもんじゃない。愛し子様は自分が凄いから強さがいまいち理解出来んでしょうが、Aランクの人間は今は世界に十八人しかいない。その十八人がBランクになるまでには最低でも五、六年はかかっている」
ジルオラさんが、持って来たものを片付け終わってから話に加わって来る。
「そんなにも優秀なのに中々Aランクにランクアップしないので各国から早く彼をAランクにして欲しいという声が出る程で、勿論各国からの干渉は受け付けませんがギルドとしてもランクアップして欲しいのは確かで、一応要請はするものの彼は拒否の姿勢を変えませんでした」
「なんで拒否?」
「その理由はAランクになって王族・貴族相手だけに力を揮う気はない、魔物の脅威から皆の暮らしを護る方が大事だからわざわざランクアップなんてしない、と」
「えぇ……?」
「俺が冒険者登録をしたのも各国どこでも通用する身分証が欲しかったからだな」
依頼に限らず、旅の道中に討伐して回収した素材の売却などで手にした報酬は必要分以外は各地の孤児院とかに寄付してるんですってよ?なにそれただの聖人じゃん……。
横にいるソランツェを見れば、当たり前の事だろう?って感じの顔をしていた。アシュマルナから与えられた力をちゃんと使えって俺を説得するくらいだからねえ……。
「Aランクでは紹介されるのは王族や貴族からの依頼ばかり。しかも、その内容はダンジョン内にある貴重な物や珍しい素材を取ってきて欲しいだとかそういう私利私慾な物ばかりだ。純粋に魔物の討伐などの真っ当な依頼など無いに等しい」
報酬金額が高い分寄付できる金額も増えるかもしれないが、そんな依頼を熟す時間が勿体ない、俺が受ける理由はないともソランツェは続けた。
「でも、たまにAランクでも難しい討伐依頼もあって、彼に受けさせたいギルド側がB+という中途半端なランクを作り、王族や貴族とかの依頼は受けなくていい、でもAランク専用の討伐依頼は受注出来ますよという事で」
「そういう事になっていると……。でも、それって王族とかって怒らないんですか?」
自分達の依頼を受けたくないとか我儘言うな!みたいに……。不敬罪とかってあるんだっけ?あったとしても適用されるか判んないけど。
「そういう事になった経緯としては……実は彼は過去にドラゴンを討伐していまして」
「は? ドラゴン?!」
何というファンタジー世界。本当に何でもありだな……。俺、マジで違う世界で生きてんだなって思う。
それにしてもドラゴンって……ちょっとだけ見てみたいかも。
「かつては生息していたらしいんですが、今では既に伝説とされていた巨大なドラゴンが、二年前突如どこからか現れて人里近くで暴れだしたんです。そして、彼はそれを単独で倒しました」
「えぇ……すご……」
「緊急のAランク専用依頼だったんですがね、誰も受けたがらない。そして、ルーダル殿は当時はまだB+ではなくただのBランクだった。受注資格はないんだが、依頼だとかそういう物は関係なく脅威は排除すると、まあ言ってしまえば勝手にあっさりと倒してくれたんですよ」
「それを受けて各国のランクアップ要請はより激しくなりましたが、例の理由を再度主張され……」
「ドラゴンをあっさり倒せる人物を敵に回したくないよなあ」
ドラゴンが出現して以降各地で出現する魔物も少々変わりAランクでも難しい討伐依頼がたまに発生する様になった。でも、ソランツェがランクアップして当たるほど増えてる訳でもない。そんで、考えた結果の特別扱い、と。そりゃ、主張通るよね、と。
「ソランツェが有名人だって聞いたんですが、やっぱりそれですよね?」
「そうですな。ドラゴン討伐以外にランクアップ拒否の理由も含めて世界中で広まってなあ……紛れもない英雄なんですよ。そんなルーダル殿が愛し子様の護衛に選ばれた、と」
「それも、ただの護衛と護衛対象という感じでもなく仲睦まじくしておられるんです。熱狂しない訳ないですよ。やっぱり彼は神に選ばれた人だったんだとね」
ひえぇぇぇ……。
とりあえず、グレスタンさんはスキンヘッドで洋画でヒーローやってそうなバッキバキの身体の書類仕事嫌いそうだなっていう感じの五十歳くらいの男性で、ジルオラさんは四十歳くらいの淡いピンク髪の人で、仕事めっちゃくちゃ出来そうな厳しめオーラすごい。上司にいたら間違いなくストレスで胃を殺しに来るタイプ。
お互いの自己紹介を終わらせ早速本題へ。予想通りジルオラさんが取り仕切る。
「では、情報を登録致しますのでこちらの板に手を置いていただけますか?」
「はい」
目の前にA4サイズくらいの分厚い黒い金属板を置かれたので指示通りにする。何だろう?と思いつつ手を置くとピカッと一瞬光り、何かが全身から吸い出された感覚があった。
「ありがとうございます。少々お待ちくださいね」
「これでいいんですか?」
「ええ、大丈夫です」
不思議そうにしていたら、今は横に座ってくれているソランツェとグレスタンさんが仕組みを教えてくれる。例のステータスに表示されていた情報を魔力を微量だけ吸い取る事でこの板に記録させるらしい。その情報はギルド本部に送られ保管され、依頼受注・達成報告は毎回これに手を置く事で処理されるそう。
話を聞いていたら、分厚い金属板の表面に俺のステータスが浮かび上がって表示された。
「すごい!」
「内容はお間違いないですか?」
「はい、大丈夫です」
ステータスを見てそれにしても愛し子様のはもの凄いな、なんてガハガハ笑っているグレスタンさんの横でジルオラさんは黙々と何やら作業している。見ていたら金属板をパカッっと上に開いて何かを取り出す。それ開くんだ……と吃驚していたら、なんか薄い木で出来たカードを渡された。紐を通せるように穴が開いている。
「これが身分証となります。依頼受注・達成報告の際はこれを受付にご提示ください」
======
リヒト・ソメヤ
性別:男 種族:人 年齢:30
ギルドランク:F
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表面に俺の情報が書かれている。ランクアップした時には更新時に書き換わるらしい。ちょっと前までポイントカードとかでよくあったリライトカードみたいだな。
これ魔道具ってやつかなと思って金属板を改めて見せてもらっていたが、これは全世界、ギルド支部の全てに昔から代々伝わるやつらしいけど使い方以外詳細は判らないらしい。分解も出来ないし鑑定魔法を弾くので研究出来ないと。中に入れるカードは普通の木製のもの。う~ん、これは絶対アシュマルナ製だな。ん?てか、鑑定魔法ってなに?
「ランクの説明をしましょうね」
「あ、お願いします」
俺が新たな魔法の可能性に気付きかけて思考を飛ばそうとしていたらジルオラさんに思考を引き戻される。すみません。
ランクはA~Fまであって、Fは十歳~十四歳の場合戦闘系は受注不可。十五歳~でEランクまでのダンジョン・魔物に関する依頼が受注できる。Eはダンジョン・魔物ランクDまで、といったように該当ランクから一つ上の依頼を受注出来る。Bランクに上がるには武力試験と知力試験があって合格する事。
Aランクに上がるにはAランクモンスターを単独撃破五十体以上とAランクダンジョン単独踏破。それでランクアップ資格を得る。撃破数などは自分の魔力に刻まれているらしいので不正は出来ない。Aランクに上がれば実力者として広く認知され各国の王族や貴族からの高報酬依頼が受注可能になる。というか、実はほぼそれ専用のランクらしい。
ソランツェのB+ってのはどういう事だと訊けばグレスタンさんが答えてくれた。
ランクアップ資格を持つがAランクにランクアップしないでいる人用、というか、ソランツェ専用みたいになってるらしい。
「どういう事ですか?」
「ルーダル殿はな冒険者登録してから一年も経たずにBまで登りつめた。当時十八、九だったかな」
「え、それ凄いっぽい」
「凄いなんてもんじゃない。愛し子様は自分が凄いから強さがいまいち理解出来んでしょうが、Aランクの人間は今は世界に十八人しかいない。その十八人がBランクになるまでには最低でも五、六年はかかっている」
ジルオラさんが、持って来たものを片付け終わってから話に加わって来る。
「そんなにも優秀なのに中々Aランクにランクアップしないので各国から早く彼をAランクにして欲しいという声が出る程で、勿論各国からの干渉は受け付けませんがギルドとしてもランクアップして欲しいのは確かで、一応要請はするものの彼は拒否の姿勢を変えませんでした」
「なんで拒否?」
「その理由はAランクになって王族・貴族相手だけに力を揮う気はない、魔物の脅威から皆の暮らしを護る方が大事だからわざわざランクアップなんてしない、と」
「えぇ……?」
「俺が冒険者登録をしたのも各国どこでも通用する身分証が欲しかったからだな」
依頼に限らず、旅の道中に討伐して回収した素材の売却などで手にした報酬は必要分以外は各地の孤児院とかに寄付してるんですってよ?なにそれただの聖人じゃん……。
横にいるソランツェを見れば、当たり前の事だろう?って感じの顔をしていた。アシュマルナから与えられた力をちゃんと使えって俺を説得するくらいだからねえ……。
「Aランクでは紹介されるのは王族や貴族からの依頼ばかり。しかも、その内容はダンジョン内にある貴重な物や珍しい素材を取ってきて欲しいだとかそういう私利私慾な物ばかりだ。純粋に魔物の討伐などの真っ当な依頼など無いに等しい」
報酬金額が高い分寄付できる金額も増えるかもしれないが、そんな依頼を熟す時間が勿体ない、俺が受ける理由はないともソランツェは続けた。
「でも、たまにAランクでも難しい討伐依頼もあって、彼に受けさせたいギルド側がB+という中途半端なランクを作り、王族や貴族とかの依頼は受けなくていい、でもAランク専用の討伐依頼は受注出来ますよという事で」
「そういう事になっていると……。でも、それって王族とかって怒らないんですか?」
自分達の依頼を受けたくないとか我儘言うな!みたいに……。不敬罪とかってあるんだっけ?あったとしても適用されるか判んないけど。
「そういう事になった経緯としては……実は彼は過去にドラゴンを討伐していまして」
「は? ドラゴン?!」
何というファンタジー世界。本当に何でもありだな……。俺、マジで違う世界で生きてんだなって思う。
それにしてもドラゴンって……ちょっとだけ見てみたいかも。
「かつては生息していたらしいんですが、今では既に伝説とされていた巨大なドラゴンが、二年前突如どこからか現れて人里近くで暴れだしたんです。そして、彼はそれを単独で倒しました」
「えぇ……すご……」
「緊急のAランク専用依頼だったんですがね、誰も受けたがらない。そして、ルーダル殿は当時はまだB+ではなくただのBランクだった。受注資格はないんだが、依頼だとかそういう物は関係なく脅威は排除すると、まあ言ってしまえば勝手にあっさりと倒してくれたんですよ」
「それを受けて各国のランクアップ要請はより激しくなりましたが、例の理由を再度主張され……」
「ドラゴンをあっさり倒せる人物を敵に回したくないよなあ」
ドラゴンが出現して以降各地で出現する魔物も少々変わりAランクでも難しい討伐依頼がたまに発生する様になった。でも、ソランツェがランクアップして当たるほど増えてる訳でもない。そんで、考えた結果の特別扱い、と。そりゃ、主張通るよね、と。
「ソランツェが有名人だって聞いたんですが、やっぱりそれですよね?」
「そうですな。ドラゴン討伐以外にランクアップ拒否の理由も含めて世界中で広まってなあ……紛れもない英雄なんですよ。そんなルーダル殿が愛し子様の護衛に選ばれた、と」
「それも、ただの護衛と護衛対象という感じでもなく仲睦まじくしておられるんです。熱狂しない訳ないですよ。やっぱり彼は神に選ばれた人だったんだとね」
ひえぇぇぇ……。
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