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「それに俺は加護を頂いてますので、体に傷一つ付きませんし、多分やろうと思えば大陸全土を簡単に焦土に出来る力を持っています」
なので大丈夫なんですよって自分が出来る中で一番のすごく良い笑顔で言えば、ジェロイスさんは二の句が継げず諦めてくれました。勝利!
「勿論、そんな物騒な事はしませんけどね。あ、そろそろ俺は市場とか行ってみたいです」
++++++
「やった~ 言ってみるもんだ」
「馬車移動ではあるがな」
外に出れて喜ぶ俺に苦笑しながらも同じ心境らしい。
ええ、俺達は条件付きですがあの空間から一時解放されました。
徒歩だと人が群がり過ぎちゃうと思うのでララタス内の移動は馬車、馬車の周りはぐるっと警護付き。目的地(市場)に着いたら徒歩OKだがやっぱりぐるっと警護付き。宿は俺に相応しい(……)宿屋はないそうであの貴賓室に宿泊して欲しい。ギルドの登録は夜にギルドの人を呼んでくれるのでそこでする事など。
今だけ、ララタスだけの我慢!と思い受け入れた。大神官さんに買い物に付いて行きたいと言われたのだけは断固拒否してもう帰ってもらったけど。
あと、登録も終わってすぐに旅立つかもしれないが、今後たまに滞在地の教会に顔を出して転移門から大神殿に来て欲しいなあってチラチラされた。総教からの護衛連れて行かない代わりに……チラチラ、みたいな。
ある程度の規模の町の教会の地下には視察用や有事の際の為に大神殿に繋がる関係者用の転移門があるらしく、俺達はいつでも使える様にしておくのでと言われたので、善処しますって言っておいた。日本人の決め台詞。是非とも、行けたら行くよ行くとは言ってないけどっていうニュアンスを汲んで欲しい。
予想通り教会から出てからずーっと群衆が付いてくるので馬車の進むスピードは遅かったが、俺の行ってみたかった場所・市場に到着した。
外から扉を開けてもらって先にソランツェが出て次に俺が降りる。当たり前の様にエスコートされるが、そこはもう諦めた。
俺が降りると歓声が上がるので恥ずかしくなってソランツェにぴったりくっ付いて身を隠す様にすると黄色い悲鳴やら野太い悲鳴やら余計に騒がしくなったのでこれもまた諦めて前に出る。その時にペコッと頭を下げるとより一層……悪手だった。
もうどうにもならないので、周りは気にしない事にして市場の中へ移動しようとしていたら、市場の入り口周辺を警護してくれている人の中にユーゴを発見。丁度良かった~地元っ子にオススメとか聞きたいって思ってたからさ。
「おーい、ユーゴくん!」
「あ、おい!」
「「「「「「っ!?!!??」」」」」」
呼びかけながら手を振って駆け寄ると、ユーゴは目に見えて顔面蒼白になり固まってしまった。いきなりの事に群衆も警護の人達も含めてユーゴを「なんだコイツ」「どういう事だ」って目で見てる。
「あ、ヤバイ。やっちゃった」
「可哀想に」
ソランツェは可哀想とか言いながらクスクス笑っている。いきなり注目の的にさせちゃった、ごめん。マジでごめん。
「ユーゴくん、ごめんね!オススメとか聞きたいなって思ってたから、つい」
「すまんな、ユーゴ。愛し子様はあまり周りを見るのがお得意ではない様でな」
「くそっ!反論出来ねえ……!」
「はははっ」
なんてやり取りをしていたら、ユーゴが復帰したらしくぷるぷるしながらも俺が聞きたい事に対して答えてくれるようだ。
「ラ、ララタスでは、堅い殻の中に甘い果汁がたくさん入っているショルフの実という物が地元民には有名でして、すぐに飲めるように加工されて市場の屋台で売っております」
「ありがとう。それがユーゴくんのオススメなんだね」
「はい、私は好んでおりますし、他の地域にない物といえばそちらになります」
「ソランツェは知ってた?」
「いや、甘い物はあまり興味が無くてな。名前も聞いて、ああそんなのも聞いた事があったなという程度だ」
「よし、じゃあそれ飲みに行こう!」
市場の屋台を目指して進むぞ、と決めてその場を出発するとふと気付いたのが市場って本当はあともう少ししたら閉店(?)時間って事。俺の為だけに皆さん時間延長してくれてるのな……。も、申し訳ない。
ショルフの実を売ってる屋台に着くまでは、道の両側に連なっている店を見ていく。
市場全体を見た感じ、ヨーロッパのマルシェとかで画像検索したら出て来るのとほぼ一緒。だけども、そういうのを実際に生で見た事は無いのですごく楽しい!
肉だとか色取り取りの野菜や果物に乾物やナッツ・スパイス類が色々あって見た目や名前は地球の物とほぼ同じものも多くあり吃驚。まあ管理人一緒ですしね。
あとは花とかもあるし、木皿や籠だったり冒険者向けの小物だとか雑貨を扱う店も結構ある。
でも、新鮮な魚だけは無かったのが残念だ。ララタスは海から離れているせいかあまり魚を食べる人がいないみたい。離れていると言ってもペダソクのちょっと先に港町があるらしいのでギリギリ魚の干物を扱うお店はある。二軒しかないし、肉と比べるとちょっとお高めだけど。
時間が市場の閉まる少し前という事で全体的に物は少なめだったけど、欲しい物はまだまだ売ってるので一安心。
なので、先に目的の屋台でユーゴのオススメ品を買おう。ショルフの実のジュース・一つ銅貨一枚と小銅貨五枚。お金は金貨五枚分くらい両替したいって言ったら教会でやってくれた。有難い。
ショルフの実とはどんなのなんだと思ったら、見た目も提供形態もまんまココナッツジュースで、色はオレンジ色という違いはあるけど一緒過ぎて笑ってしまった。
味は……?と恐る恐る飲めば覚えのあるお味……!!
「マンゴー!!!」
「マンゴー?」
「美味~い!これ大好き!!マンゴージュース!!!」
しかも高いお値段のマンゴーの味がする!やったー!俺マンゴー大好物なんだよ!と一人で大はしゃぎしていたら、屋台の店主兼生産農家のご夫婦が涙を流しながら喜んでいた。
どうしたの?と訊けば、ここで有名ではあるし美味しいが地元民にはお馴染み過ぎてそんなに頻繁に買われる訳でもない地味な存在だったっぽい。だから、作る農家もだんだん減り、今では作ってるのも売ってるのもこのククルノさんベラさんご夫妻の店のみ。地元民から地味扱いされ過ぎて他の地域からの人の目にもあまり止まらず儲かる事も無いという感じだったらしい。
「本当に美味しかったです!ククルノさんベラさんありがとう!」
「愛し子様からのお言葉、身に余る光栄でございます!」
「これからすごく大変になるだろうが体に気をつけてな」
「はい!ありがとうございます!」
売っていた五十個ほどの内とりあえず三十個買って殻の穴あけ方法を教わり、亜空間収納へ入れ、じゃあ移動しようかという時に店主のご夫婦にソランツェがそう声をかけていたので、次の目的の店への移動の最中に小声でなんで?と訊けば、
「……愛し子様は本当に周りを見るのがお得意ではない様だ」
「あっ!!」
皆に見られてたんだった……ね。後ろを振り返ってショルフの実の屋台を見てみれば既に人がこれでもかってくらい群がってしまっていた。が、がんばれ!
そういえば、ソランツェが知る限りではこの世界にマンゴーという食べ物はないらしい。残念……。
なので大丈夫なんですよって自分が出来る中で一番のすごく良い笑顔で言えば、ジェロイスさんは二の句が継げず諦めてくれました。勝利!
「勿論、そんな物騒な事はしませんけどね。あ、そろそろ俺は市場とか行ってみたいです」
++++++
「やった~ 言ってみるもんだ」
「馬車移動ではあるがな」
外に出れて喜ぶ俺に苦笑しながらも同じ心境らしい。
ええ、俺達は条件付きですがあの空間から一時解放されました。
徒歩だと人が群がり過ぎちゃうと思うのでララタス内の移動は馬車、馬車の周りはぐるっと警護付き。目的地(市場)に着いたら徒歩OKだがやっぱりぐるっと警護付き。宿は俺に相応しい(……)宿屋はないそうであの貴賓室に宿泊して欲しい。ギルドの登録は夜にギルドの人を呼んでくれるのでそこでする事など。
今だけ、ララタスだけの我慢!と思い受け入れた。大神官さんに買い物に付いて行きたいと言われたのだけは断固拒否してもう帰ってもらったけど。
あと、登録も終わってすぐに旅立つかもしれないが、今後たまに滞在地の教会に顔を出して転移門から大神殿に来て欲しいなあってチラチラされた。総教からの護衛連れて行かない代わりに……チラチラ、みたいな。
ある程度の規模の町の教会の地下には視察用や有事の際の為に大神殿に繋がる関係者用の転移門があるらしく、俺達はいつでも使える様にしておくのでと言われたので、善処しますって言っておいた。日本人の決め台詞。是非とも、行けたら行くよ行くとは言ってないけどっていうニュアンスを汲んで欲しい。
予想通り教会から出てからずーっと群衆が付いてくるので馬車の進むスピードは遅かったが、俺の行ってみたかった場所・市場に到着した。
外から扉を開けてもらって先にソランツェが出て次に俺が降りる。当たり前の様にエスコートされるが、そこはもう諦めた。
俺が降りると歓声が上がるので恥ずかしくなってソランツェにぴったりくっ付いて身を隠す様にすると黄色い悲鳴やら野太い悲鳴やら余計に騒がしくなったのでこれもまた諦めて前に出る。その時にペコッと頭を下げるとより一層……悪手だった。
もうどうにもならないので、周りは気にしない事にして市場の中へ移動しようとしていたら、市場の入り口周辺を警護してくれている人の中にユーゴを発見。丁度良かった~地元っ子にオススメとか聞きたいって思ってたからさ。
「おーい、ユーゴくん!」
「あ、おい!」
「「「「「「っ!?!!??」」」」」」
呼びかけながら手を振って駆け寄ると、ユーゴは目に見えて顔面蒼白になり固まってしまった。いきなりの事に群衆も警護の人達も含めてユーゴを「なんだコイツ」「どういう事だ」って目で見てる。
「あ、ヤバイ。やっちゃった」
「可哀想に」
ソランツェは可哀想とか言いながらクスクス笑っている。いきなり注目の的にさせちゃった、ごめん。マジでごめん。
「ユーゴくん、ごめんね!オススメとか聞きたいなって思ってたから、つい」
「すまんな、ユーゴ。愛し子様はあまり周りを見るのがお得意ではない様でな」
「くそっ!反論出来ねえ……!」
「はははっ」
なんてやり取りをしていたら、ユーゴが復帰したらしくぷるぷるしながらも俺が聞きたい事に対して答えてくれるようだ。
「ラ、ララタスでは、堅い殻の中に甘い果汁がたくさん入っているショルフの実という物が地元民には有名でして、すぐに飲めるように加工されて市場の屋台で売っております」
「ありがとう。それがユーゴくんのオススメなんだね」
「はい、私は好んでおりますし、他の地域にない物といえばそちらになります」
「ソランツェは知ってた?」
「いや、甘い物はあまり興味が無くてな。名前も聞いて、ああそんなのも聞いた事があったなという程度だ」
「よし、じゃあそれ飲みに行こう!」
市場の屋台を目指して進むぞ、と決めてその場を出発するとふと気付いたのが市場って本当はあともう少ししたら閉店(?)時間って事。俺の為だけに皆さん時間延長してくれてるのな……。も、申し訳ない。
ショルフの実を売ってる屋台に着くまでは、道の両側に連なっている店を見ていく。
市場全体を見た感じ、ヨーロッパのマルシェとかで画像検索したら出て来るのとほぼ一緒。だけども、そういうのを実際に生で見た事は無いのですごく楽しい!
肉だとか色取り取りの野菜や果物に乾物やナッツ・スパイス類が色々あって見た目や名前は地球の物とほぼ同じものも多くあり吃驚。まあ管理人一緒ですしね。
あとは花とかもあるし、木皿や籠だったり冒険者向けの小物だとか雑貨を扱う店も結構ある。
でも、新鮮な魚だけは無かったのが残念だ。ララタスは海から離れているせいかあまり魚を食べる人がいないみたい。離れていると言ってもペダソクのちょっと先に港町があるらしいのでギリギリ魚の干物を扱うお店はある。二軒しかないし、肉と比べるとちょっとお高めだけど。
時間が市場の閉まる少し前という事で全体的に物は少なめだったけど、欲しい物はまだまだ売ってるので一安心。
なので、先に目的の屋台でユーゴのオススメ品を買おう。ショルフの実のジュース・一つ銅貨一枚と小銅貨五枚。お金は金貨五枚分くらい両替したいって言ったら教会でやってくれた。有難い。
ショルフの実とはどんなのなんだと思ったら、見た目も提供形態もまんまココナッツジュースで、色はオレンジ色という違いはあるけど一緒過ぎて笑ってしまった。
味は……?と恐る恐る飲めば覚えのあるお味……!!
「マンゴー!!!」
「マンゴー?」
「美味~い!これ大好き!!マンゴージュース!!!」
しかも高いお値段のマンゴーの味がする!やったー!俺マンゴー大好物なんだよ!と一人で大はしゃぎしていたら、屋台の店主兼生産農家のご夫婦が涙を流しながら喜んでいた。
どうしたの?と訊けば、ここで有名ではあるし美味しいが地元民にはお馴染み過ぎてそんなに頻繁に買われる訳でもない地味な存在だったっぽい。だから、作る農家もだんだん減り、今では作ってるのも売ってるのもこのククルノさんベラさんご夫妻の店のみ。地元民から地味扱いされ過ぎて他の地域からの人の目にもあまり止まらず儲かる事も無いという感じだったらしい。
「本当に美味しかったです!ククルノさんベラさんありがとう!」
「愛し子様からのお言葉、身に余る光栄でございます!」
「これからすごく大変になるだろうが体に気をつけてな」
「はい!ありがとうございます!」
売っていた五十個ほどの内とりあえず三十個買って殻の穴あけ方法を教わり、亜空間収納へ入れ、じゃあ移動しようかという時に店主のご夫婦にソランツェがそう声をかけていたので、次の目的の店への移動の最中に小声でなんで?と訊けば、
「……愛し子様は本当に周りを見るのがお得意ではない様だ」
「あっ!!」
皆に見られてたんだった……ね。後ろを振り返ってショルフの実の屋台を見てみれば既に人がこれでもかってくらい群がってしまっていた。が、がんばれ!
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