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2章。500人の美少女から溺愛される
35話。両親との再会
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「なっ!? そ、それは……まさか、あなた様は、ルカ王女殿下!?」
ボクが聖剣を見せると、アンジェラは真っ青になった。
「悪いけど、お忍びなんだ。ボクがここ来たことは秘密にしてくれると助かるんだけど」
「は、はあっ……」
聖剣を収め、手を合わせて頼む。
エリザから外出する際は、必ず護衛をつけるように言われていた。バレるとまずい。
ボクが出て行こうとすると、アンジェラは追いすがって声をかけてきた。
「お、王女殿下……! もしよろしければ、剣の稽古は。その殿方の姿で、行っていただけると、ありがたく存じます!」
「えっ? なんで?」
「わたくし、王女殿下の殿方としてのお姿に……心を撃ち抜かれてしまいましたわ!」
恋する乙女の目になったアンジェラがボクを熱っぽく見つめていた。
「アンジェラの愛と忠誠は永遠にルカ王女殿下、ただおひとりのものです!」
「あっ、ああ……そう。ありがとう」
ボクは顔を引きつらせて答えた。
※※※※※
「ルカお姉様! 大丈夫ですか!? 変なことをされていませんか!?」
「変なこと? ……愛の告白をされたくらいかな。ミリアも大丈夫だった?」
城門近くにある取り調べ室から出ると、ミリアが駆け寄ってきた。
彼女も聖騎士に尋問されたが、今しがた解放されたようだ。
「あ、愛の告白ですって!? 主君に、お姉様に対してなんてハレンチな!? アンジェラ! たしか子爵の出だったけど、私のすべての力を費やして潰してやるわ!」
「はぁっ!?」
地団駄を踏むミリアを見て、ボクは失言に気づいた。ここは何も無かったと答えるべきだった。
なんとかなだめて、ミリアに矛を収めてもらう。
「……まあ。お姉様がそこまでおっしゃるのなら」
お、思わぬことで時間を喰ってしまった。
はやる気持ちを抑え、ミリアの手を引いて実家を目指す。
街は瓦礫の撤去作業がまだ続いていた。
痛ましい爪痕がそこかしこに見られるが、魔物の襲撃に慣れている辺境で生きる人々はたくましい。
路地には露店や屋台が立ち並び、やってきた傭兵や義勇兵で賑わっていた。
「うんっ? 閉店中……?」
実家の薬屋バルリングに到着すると、店が閉まっていた。
店は破壊をまぬがれて健在だったため、なぜなのか、わからない。
勝手口に回って、扉を叩いてみる。
「おーい! コレットいるか?」
両親に繋いでもらうため、妹を呼んでみるが返事がない。
家族全員で外出でもしているのか? 実家の鍵は持っているものの、ボクは別人の姿になっているので、中に入るべきか迷う。
「あれ。お客さんか?」
振り返ると、父さんと母さんとコレットが立っていた。全員、大量の荷物を抱えている。
オーダンは魔王軍に包囲されて、外からの物流が止まっていた。
物流が回復したので、商売に必要な薬の材料や日用品を買いだめしてきたのだろう。
「あっ! 父さん、母さん。買い出しに行くなら、ボクも手伝えばよかった」
「って、あなた。どなた……?」
29歳のまだ若いと言える母さんが、不思議そうに首をかしげた。
「ボクだよ。ルカだよ!」
「その声!? わわっ!? お母さん、話したでしょ! お兄ちゃんが王女様になってオーダンを救ってくれたって!」
コレットはボクが何者か気づいたようだ。
「おいコレット、よそ様の前で、そんな与太話は……って、どえらい美形さんだな」
ボクを見て驚いた父さんが、荷物を取り落しそうになる。
「はじめまして! お父様、お母様! 私はオーダンの領主ミリア=ティアルフィです!
このたび、ルカお姉様と婚約させていただくことになりました! 同性でも問題ありません! わたしたちの作る新生アルビオン共和国では、同性婚をOKに……ふが!」
ミリアが公爵家の家紋入りの短剣を掲げて、まくし立てる。
その口を、ボクは慌てて手でふさいだ。
「ミリアはちょっと黙っていて! ややこしくなるから……!」
ボクの家族全員がポカーンと惚けたように固まっている。
「ボクは父さんと母さんの息子のルカだよ。ボクは女神様から【変身】のスキルをもらったでしょ? それでイルティア王女の身代わりになって、勇者として魔王軍と戦ったんだ。そして女神様から、この聖剣をもらって、本物のイルティアを倒して、ここにいるの」
ボクは聖剣を取り出して、目立たないように一瞬だけ光の刃を出現させた。
我ながら荒唐無稽な話だと思うが、父さんと母さんの顔に、ようやく理解の色が浮かぶ。
「……そ、それじゃ。まさか王女様の偽物が現れて街を破壊したって、大騒ぎになっていたのは!?」
「王女様が名前を変えたのも、実はルーくんだから?」
「そう。街を破壊した方が本物。名前を変えたのは、あいつに手柄を横取りされないようにするためだよ」
「あ、あなたルーくんなの? 本当に?」
母さんは未だに信じられないようで、目を白黒させている。
「本当だって。その証拠に、父さんのエロ本の隠し場所だって知ってるよ。合鍵も持っているし、今から取ってきてやろうか?」
「ああっ、いや、やめてくれ!」
「エロ本って、お姉様!?」
父さんとミリアの絶叫が響いた。
「ルーくん。あなた、全然連絡を寄越さないから心配していたのよ!?」
母さんが荷物を地面に落とし、ボクの手を取って叫ぶ。
「ごめん。母さん……」
「ううん。いいのよ。あなたが無事でいてくれたんだから! それにしても苦労したのね」
母さんが感極まって言う。
「するってぇと……オーダンを救ってくれたのは、本当に俺の息子のルカってわけか!? まさか、なんていうか。勇者になっちまうなんて……こ、こんなに立派になるとは思わなかったぜ」
「……息子というか、不本意ながら娘になってしまったんだけどね。はぁっ」
ボクはガクッと肩を落とす。
勇者の力を失わないように、このままの姿でいるしかない。
「それに、こんなかわいいお嫁さんが来るとは思っていませんでしたよね。お父様!」
ミリアが自分をアピールするように父さんの前に歩み出た。
「うぉ!? あんたっ。じゃなくて。あなた様が、ご領主様っていうのは、本当なんですかい? しかもルカと結婚する!?」
「婚約というのは、ミリアが勝手に言っていることで! 全然違うから! ボクはミリアと姉妹の契約を結んで。この娘はボクの義理の妹になったの!」
「はえっ? なんか良くわからないけど。お兄ちゃんの妹ということは……ミリア様は、私のお姉ちゃん!?」
「あら? いつの間にかルーくんは、ルーちゃんになって。私の娘が3人になってしまったのね。いろいろビックリだけど、家族が増えるのは良いことだわ」
「はい! お母様、嫁として末永くよろしくお願いします! コレットちゃんも、私のことはお姉ちゃんと呼んでね。もちろん、ルカお姉様の嫁として!」
「嫁じゃなくて、妹でしょ!」
母さん相手に頭を下げるミリアに、慌ててツッコミを入れる。
「ミリア様……お兄ちゃんのお嫁さんって、どういうことでしょうか?」
コレットが怖い顔をしてミリアを見つめた。
「ふふっ! 何を隠そう、私はルカお姉様からベッドの上で『好きだよミリア。ボクがずっと守るよ』って、情熱的な愛の告白をされてしまっているのよ!」
「それはミリアが姉妹の契約だって、無理やり言わせたんでしょうが!?」
「ルカ。お前、ご領主様とずいぶん仲が良いんだな。というか、ベッドの上でそんな……お、大人になったんだな」
父さんが、なにかしみじみと頷いている。
「ホント、ルーくんったら隅に置けないわね。かわいいお嫁さんがやってきてくれて、母さんもうれしいわ!」
「私と先に結婚の約束をしたのに。う、浮気だなんて……ひどいよお兄ちゃん」
「だから違うって!」
盛り上がる父さんと母さん、沈み込むコレットを前に、ボクは頭を掻きむしった。
究極の聖剣。現在の攻撃力22369
(アンジェラから強く愛されたこと。家族からの支援でパワーアップ)
ボクが聖剣を見せると、アンジェラは真っ青になった。
「悪いけど、お忍びなんだ。ボクがここ来たことは秘密にしてくれると助かるんだけど」
「は、はあっ……」
聖剣を収め、手を合わせて頼む。
エリザから外出する際は、必ず護衛をつけるように言われていた。バレるとまずい。
ボクが出て行こうとすると、アンジェラは追いすがって声をかけてきた。
「お、王女殿下……! もしよろしければ、剣の稽古は。その殿方の姿で、行っていただけると、ありがたく存じます!」
「えっ? なんで?」
「わたくし、王女殿下の殿方としてのお姿に……心を撃ち抜かれてしまいましたわ!」
恋する乙女の目になったアンジェラがボクを熱っぽく見つめていた。
「アンジェラの愛と忠誠は永遠にルカ王女殿下、ただおひとりのものです!」
「あっ、ああ……そう。ありがとう」
ボクは顔を引きつらせて答えた。
※※※※※
「ルカお姉様! 大丈夫ですか!? 変なことをされていませんか!?」
「変なこと? ……愛の告白をされたくらいかな。ミリアも大丈夫だった?」
城門近くにある取り調べ室から出ると、ミリアが駆け寄ってきた。
彼女も聖騎士に尋問されたが、今しがた解放されたようだ。
「あ、愛の告白ですって!? 主君に、お姉様に対してなんてハレンチな!? アンジェラ! たしか子爵の出だったけど、私のすべての力を費やして潰してやるわ!」
「はぁっ!?」
地団駄を踏むミリアを見て、ボクは失言に気づいた。ここは何も無かったと答えるべきだった。
なんとかなだめて、ミリアに矛を収めてもらう。
「……まあ。お姉様がそこまでおっしゃるのなら」
お、思わぬことで時間を喰ってしまった。
はやる気持ちを抑え、ミリアの手を引いて実家を目指す。
街は瓦礫の撤去作業がまだ続いていた。
痛ましい爪痕がそこかしこに見られるが、魔物の襲撃に慣れている辺境で生きる人々はたくましい。
路地には露店や屋台が立ち並び、やってきた傭兵や義勇兵で賑わっていた。
「うんっ? 閉店中……?」
実家の薬屋バルリングに到着すると、店が閉まっていた。
店は破壊をまぬがれて健在だったため、なぜなのか、わからない。
勝手口に回って、扉を叩いてみる。
「おーい! コレットいるか?」
両親に繋いでもらうため、妹を呼んでみるが返事がない。
家族全員で外出でもしているのか? 実家の鍵は持っているものの、ボクは別人の姿になっているので、中に入るべきか迷う。
「あれ。お客さんか?」
振り返ると、父さんと母さんとコレットが立っていた。全員、大量の荷物を抱えている。
オーダンは魔王軍に包囲されて、外からの物流が止まっていた。
物流が回復したので、商売に必要な薬の材料や日用品を買いだめしてきたのだろう。
「あっ! 父さん、母さん。買い出しに行くなら、ボクも手伝えばよかった」
「って、あなた。どなた……?」
29歳のまだ若いと言える母さんが、不思議そうに首をかしげた。
「ボクだよ。ルカだよ!」
「その声!? わわっ!? お母さん、話したでしょ! お兄ちゃんが王女様になってオーダンを救ってくれたって!」
コレットはボクが何者か気づいたようだ。
「おいコレット、よそ様の前で、そんな与太話は……って、どえらい美形さんだな」
ボクを見て驚いた父さんが、荷物を取り落しそうになる。
「はじめまして! お父様、お母様! 私はオーダンの領主ミリア=ティアルフィです!
このたび、ルカお姉様と婚約させていただくことになりました! 同性でも問題ありません! わたしたちの作る新生アルビオン共和国では、同性婚をOKに……ふが!」
ミリアが公爵家の家紋入りの短剣を掲げて、まくし立てる。
その口を、ボクは慌てて手でふさいだ。
「ミリアはちょっと黙っていて! ややこしくなるから……!」
ボクの家族全員がポカーンと惚けたように固まっている。
「ボクは父さんと母さんの息子のルカだよ。ボクは女神様から【変身】のスキルをもらったでしょ? それでイルティア王女の身代わりになって、勇者として魔王軍と戦ったんだ。そして女神様から、この聖剣をもらって、本物のイルティアを倒して、ここにいるの」
ボクは聖剣を取り出して、目立たないように一瞬だけ光の刃を出現させた。
我ながら荒唐無稽な話だと思うが、父さんと母さんの顔に、ようやく理解の色が浮かぶ。
「……そ、それじゃ。まさか王女様の偽物が現れて街を破壊したって、大騒ぎになっていたのは!?」
「王女様が名前を変えたのも、実はルーくんだから?」
「そう。街を破壊した方が本物。名前を変えたのは、あいつに手柄を横取りされないようにするためだよ」
「あ、あなたルーくんなの? 本当に?」
母さんは未だに信じられないようで、目を白黒させている。
「本当だって。その証拠に、父さんのエロ本の隠し場所だって知ってるよ。合鍵も持っているし、今から取ってきてやろうか?」
「ああっ、いや、やめてくれ!」
「エロ本って、お姉様!?」
父さんとミリアの絶叫が響いた。
「ルーくん。あなた、全然連絡を寄越さないから心配していたのよ!?」
母さんが荷物を地面に落とし、ボクの手を取って叫ぶ。
「ごめん。母さん……」
「ううん。いいのよ。あなたが無事でいてくれたんだから! それにしても苦労したのね」
母さんが感極まって言う。
「するってぇと……オーダンを救ってくれたのは、本当に俺の息子のルカってわけか!? まさか、なんていうか。勇者になっちまうなんて……こ、こんなに立派になるとは思わなかったぜ」
「……息子というか、不本意ながら娘になってしまったんだけどね。はぁっ」
ボクはガクッと肩を落とす。
勇者の力を失わないように、このままの姿でいるしかない。
「それに、こんなかわいいお嫁さんが来るとは思っていませんでしたよね。お父様!」
ミリアが自分をアピールするように父さんの前に歩み出た。
「うぉ!? あんたっ。じゃなくて。あなた様が、ご領主様っていうのは、本当なんですかい? しかもルカと結婚する!?」
「婚約というのは、ミリアが勝手に言っていることで! 全然違うから! ボクはミリアと姉妹の契約を結んで。この娘はボクの義理の妹になったの!」
「はえっ? なんか良くわからないけど。お兄ちゃんの妹ということは……ミリア様は、私のお姉ちゃん!?」
「あら? いつの間にかルーくんは、ルーちゃんになって。私の娘が3人になってしまったのね。いろいろビックリだけど、家族が増えるのは良いことだわ」
「はい! お母様、嫁として末永くよろしくお願いします! コレットちゃんも、私のことはお姉ちゃんと呼んでね。もちろん、ルカお姉様の嫁として!」
「嫁じゃなくて、妹でしょ!」
母さん相手に頭を下げるミリアに、慌ててツッコミを入れる。
「ミリア様……お兄ちゃんのお嫁さんって、どういうことでしょうか?」
コレットが怖い顔をしてミリアを見つめた。
「ふふっ! 何を隠そう、私はルカお姉様からベッドの上で『好きだよミリア。ボクがずっと守るよ』って、情熱的な愛の告白をされてしまっているのよ!」
「それはミリアが姉妹の契約だって、無理やり言わせたんでしょうが!?」
「ルカ。お前、ご領主様とずいぶん仲が良いんだな。というか、ベッドの上でそんな……お、大人になったんだな」
父さんが、なにかしみじみと頷いている。
「ホント、ルーくんったら隅に置けないわね。かわいいお嫁さんがやってきてくれて、母さんもうれしいわ!」
「私と先に結婚の約束をしたのに。う、浮気だなんて……ひどいよお兄ちゃん」
「だから違うって!」
盛り上がる父さんと母さん、沈み込むコレットを前に、ボクは頭を掻きむしった。
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