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1章。偽勇者、本物に成り代わる
4話。神の領域にあるスキルに覚醒する
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「おいおい、イルティアちゃんよ。俺様の軍に勝つだ? 追い詰められすぎて、頭がイカれちまったか!?」
その時、都市上空に、黒い竜の姿が浮かび上がった。
その場にいた誰もが、その存在に圧倒され、息を呑んでソレを見上げた。
全身から溢れ出す、魂を押し潰すかのような威圧感。敵総大将である魔竜王ヴァルヴァドスが、自らの幻影を上空に投影して、メッセージを伝えてきたのだ。
どうやら、暗黒騎士団はヴァルヴァドスに情報を送るための斥候部隊も兼ねていたらしい。
この場の情報は、ヤツに筒抜けになっていたようだ。
「ほぅ。お姫さんだけじゃなく。下民にも俺様好みのかわいこちゃんが、いるじゃねぇか? こいつは楽しみだぜ!」
魔竜王は舌なめずりして、コレットやエリザを見下ろした。
ドラゴンは人間の美しい女の子が大好物なのだ。
「ひ、姫様っ!」
コレットが恐怖に身を震わせて、ボクにすがりついてきた。
「……この娘たちをゲスな目で見るな! 逆にお前の素っ首を切り落として、ステーキにでもしてやるからな!」
ボクは妹を安心させるべく、抱き寄せる。
「痛い目に合いたくなかったら、さっさと降参しろ!」
ボクも魔竜王の威容に肝を潰していたが。妹のためにも弱気な姿勢は見せらない。
「クソ姫が!? 魔王様の暗黒騎士団を壊滅させて、調子に乗ってやがるな? 言っとくが、お前が倒した暗黒騎士団長は、四天王の中では最弱のカスだ! 最強の剣士だと、ほざいてやがったが。俺様に言わせれば三流の戦士よ!」
あれ? あいつ。あの暗黒騎士は、やっぱり魔王軍の最高幹部。四天王のひとりだったのか? 信じられなけれど。
魔竜王ヴァルヴァドスは四天王筆頭。あの暗黒騎士と同格の存在だ。
「うん、まあ。最強の剣士には思えなかったな……」
アレならボクの師匠の方が、ずっと強い。
基礎的な防御技もできないのに最強の剣士などとハッタリをかましていたら、他の四天王から、最弱と罵られても仕方がないだろう。
「舐めやがって……! どうやら魔法だけでなく、剣もそれなりの実力があるようだが。人間の剣技なんざ、この俺様には通用しねぇからな? せいぜい城壁の中で、俺様に蹂躙される瞬間まで、震えて過ごすんだな!」
ヴァルヴァドスの幻影は大笑いをあげると、上空から消え去った。
「姫様……!」
みんながボクを不安そうに見つめている。
重苦しい空気を払拭するためにも、ボクは叫んだ。
「エリザ。イルティア聖騎士団、全軍、騎乗して北門前に集結だ! ヴァルヴァドスの首を取りに行くぞ!」
「はっ、ははぁ!」
有無を言わせない強い口調の命令に、エリザは胸に手を当ててひざまずいた。
そして、弾かれたように駆け出していく。
「そ、そうだ! 四天王のひとりを姫様は軽く返り討ちにしちまったんだ! 魔竜王なんざ、怖かないぜ!」
「姫様! どうかご武運を!」
沸き立つ民衆。
みんなには悪いが、ボクには何か戦局を覆す策がある訳ではない。
援軍が望めない以上、地上最強の戦士となったボクの個人的武勇に賭けるしかないだけだ。
ボクはコレットの耳元で、そっと囁く。
「コレット、誕生日おめでとう。全部片付いたら、家に帰るから。ボクの好きな鳥の唐揚げ、いっぱい用意しといてくれよ」
「え!? ま、まさか……本当にお兄ちゃん……なの?」
今日はコレットの誕生日だった。
本当はプレゼントのひとつも渡してやりたいところだが。
あまりコレットと話して、ボクの正体が他人にバレるとマズイ。
「お……王女様! 絶対に帰ってきてよ! 嘘ついたら、針千本だからね……!」
妹の声援を背に、ボクは北門に向かって駆け出した。
走りながら考える。
魔竜王ヴァルヴァドスに勝つためには、厄介な問題があった。
ボクが聖剣を持たない偽の勇者であるということだ。
ヤツは1000年以上を生きる古竜(エンシェント・ドラゴン)。その体表を覆う竜鱗は、オリハルコンに匹敵する強度を誇る。
ヴァルヴァドスには、通常の武器では全くダメージが通らないだろう。
奴を倒そうとするなら、イルティアが女神様から授かった聖剣を使うか。あるいは、背中にあるドラゴンの急所。逆鱗を狙うしかない。
その上、聖剣には【HP自動回復(リジェネレーション)】という力が宿っていた。これは持ち主の怪我を癒やす、女神の加護だ。
当然、エリザをはじめとした聖騎士団の者たちは、ボクにこの力が備わっていることを前提に戦うだろう。
下手をしたら傷が自動回復しないボクを目の当たりにして、聖剣が偽物であることを誰かが見抜くかも知れない。
そうなれば、非常にマズイことになる。
「いや、待てよ。回復魔法で、ある程度、誤魔化しながら戦うこともできるはず……ヴァルヴァドスに通用しそうな攻撃魔法も、イルティアなら習得してるハズじゃないか?」
さきほどは無我夢中で、頭に浮かんだ魔法を反射的に使っていた。
今度の戦いでは、そんな行きあたりばったりな戦法は通じないだろう。
ボクは自分自身の能力を確認することにした。なにしろ、【変身】スキルを使ったのは今回が生まれて初めてだ。
イルティアはボクに、このスキルを命じた時以外は絶対に使うな。他人には秘密にしろ。と、厳命していた。
「ステータス・オープン!」
この呪文を唱えると、自分の能力や習得した魔法をステータス化して見ることができる。
目の前の空中に、光の文字で書かれたテキストと数字が浮かんだ。
================
名前:イルティア=ミレーヌ=アルビオン
クラス:勇者
種族:人間
性別:女性
レベル42/∞(UP!)
筋力:522(UP!)
体力:310(UP!)
耐性:434(UP!)
魔耐:580(UP!)
敏捷:647(UP!)
魔力:861(UP!)
スキル:
【光翼(シャイニング・フェザー)】
【軍神の加護】
【変身】
【コピー復元】
魔法:
(以下、略)
==================
立ち止まって目を通す。
スキル欄の下には、膨大な数の魔法名がズラズラと書かれていた。
それらを確認する前に、あまりに桁違いの能力値に、ぶったまげる。
各能力値は、一般人ならだいたい30前後だ。
一番低い体力であっても300以上だなんて、勇者の規格外の超人ぶりがわかる。
スキル欄に目を向けると【コピー復元】という、見たことも聞いたこともないスキルが加わっていた。
【光翼(シャイニング・フェザー)】と【軍神の加護】は、勇者イルティアの超越的な力としてあまりにも有名なスキル。
それじゃ【コピー復元】ってなんだ?
ボクは空中に浮かんだ【コピー復元】のテキストにタッチする。こうすると、スキルの詳細が表示されるのだ。
『【コピー復元】:スキル【変身】でコピーした相手の姿かたちに、わずかでも欠損が生じた場合、すぐさま完全な形で復元され、変身が維持される能力。
失われた生命力(HP)がすぐに全快。
呪いなどの即死攻撃を受けない限り、スキル保持者は不老不死となる』
う、うん? 要するに、こういうことか……?
例えば、ボクが腕を斬り落とされたとする。すると、ボクはイルティアに変身していないことになるので、腕が復元され、五体満足な姿に戻る。
それだけでなく、ちょっとした小さな怪我でも、すぐに回復されるようだ。
あ、あれ? これって、もしかして、とんでもなく神がかった力なんじゃないの?
文末にはハッキリと、スキル保持者は『不老不死となる』と書かれていた。
それはイルティアが、魔王から多大な犠牲を払って奪おうとした究極の力だった。
その時、都市上空に、黒い竜の姿が浮かび上がった。
その場にいた誰もが、その存在に圧倒され、息を呑んでソレを見上げた。
全身から溢れ出す、魂を押し潰すかのような威圧感。敵総大将である魔竜王ヴァルヴァドスが、自らの幻影を上空に投影して、メッセージを伝えてきたのだ。
どうやら、暗黒騎士団はヴァルヴァドスに情報を送るための斥候部隊も兼ねていたらしい。
この場の情報は、ヤツに筒抜けになっていたようだ。
「ほぅ。お姫さんだけじゃなく。下民にも俺様好みのかわいこちゃんが、いるじゃねぇか? こいつは楽しみだぜ!」
魔竜王は舌なめずりして、コレットやエリザを見下ろした。
ドラゴンは人間の美しい女の子が大好物なのだ。
「ひ、姫様っ!」
コレットが恐怖に身を震わせて、ボクにすがりついてきた。
「……この娘たちをゲスな目で見るな! 逆にお前の素っ首を切り落として、ステーキにでもしてやるからな!」
ボクは妹を安心させるべく、抱き寄せる。
「痛い目に合いたくなかったら、さっさと降参しろ!」
ボクも魔竜王の威容に肝を潰していたが。妹のためにも弱気な姿勢は見せらない。
「クソ姫が!? 魔王様の暗黒騎士団を壊滅させて、調子に乗ってやがるな? 言っとくが、お前が倒した暗黒騎士団長は、四天王の中では最弱のカスだ! 最強の剣士だと、ほざいてやがったが。俺様に言わせれば三流の戦士よ!」
あれ? あいつ。あの暗黒騎士は、やっぱり魔王軍の最高幹部。四天王のひとりだったのか? 信じられなけれど。
魔竜王ヴァルヴァドスは四天王筆頭。あの暗黒騎士と同格の存在だ。
「うん、まあ。最強の剣士には思えなかったな……」
アレならボクの師匠の方が、ずっと強い。
基礎的な防御技もできないのに最強の剣士などとハッタリをかましていたら、他の四天王から、最弱と罵られても仕方がないだろう。
「舐めやがって……! どうやら魔法だけでなく、剣もそれなりの実力があるようだが。人間の剣技なんざ、この俺様には通用しねぇからな? せいぜい城壁の中で、俺様に蹂躙される瞬間まで、震えて過ごすんだな!」
ヴァルヴァドスの幻影は大笑いをあげると、上空から消え去った。
「姫様……!」
みんながボクを不安そうに見つめている。
重苦しい空気を払拭するためにも、ボクは叫んだ。
「エリザ。イルティア聖騎士団、全軍、騎乗して北門前に集結だ! ヴァルヴァドスの首を取りに行くぞ!」
「はっ、ははぁ!」
有無を言わせない強い口調の命令に、エリザは胸に手を当ててひざまずいた。
そして、弾かれたように駆け出していく。
「そ、そうだ! 四天王のひとりを姫様は軽く返り討ちにしちまったんだ! 魔竜王なんざ、怖かないぜ!」
「姫様! どうかご武運を!」
沸き立つ民衆。
みんなには悪いが、ボクには何か戦局を覆す策がある訳ではない。
援軍が望めない以上、地上最強の戦士となったボクの個人的武勇に賭けるしかないだけだ。
ボクはコレットの耳元で、そっと囁く。
「コレット、誕生日おめでとう。全部片付いたら、家に帰るから。ボクの好きな鳥の唐揚げ、いっぱい用意しといてくれよ」
「え!? ま、まさか……本当にお兄ちゃん……なの?」
今日はコレットの誕生日だった。
本当はプレゼントのひとつも渡してやりたいところだが。
あまりコレットと話して、ボクの正体が他人にバレるとマズイ。
「お……王女様! 絶対に帰ってきてよ! 嘘ついたら、針千本だからね……!」
妹の声援を背に、ボクは北門に向かって駆け出した。
走りながら考える。
魔竜王ヴァルヴァドスに勝つためには、厄介な問題があった。
ボクが聖剣を持たない偽の勇者であるということだ。
ヤツは1000年以上を生きる古竜(エンシェント・ドラゴン)。その体表を覆う竜鱗は、オリハルコンに匹敵する強度を誇る。
ヴァルヴァドスには、通常の武器では全くダメージが通らないだろう。
奴を倒そうとするなら、イルティアが女神様から授かった聖剣を使うか。あるいは、背中にあるドラゴンの急所。逆鱗を狙うしかない。
その上、聖剣には【HP自動回復(リジェネレーション)】という力が宿っていた。これは持ち主の怪我を癒やす、女神の加護だ。
当然、エリザをはじめとした聖騎士団の者たちは、ボクにこの力が備わっていることを前提に戦うだろう。
下手をしたら傷が自動回復しないボクを目の当たりにして、聖剣が偽物であることを誰かが見抜くかも知れない。
そうなれば、非常にマズイことになる。
「いや、待てよ。回復魔法で、ある程度、誤魔化しながら戦うこともできるはず……ヴァルヴァドスに通用しそうな攻撃魔法も、イルティアなら習得してるハズじゃないか?」
さきほどは無我夢中で、頭に浮かんだ魔法を反射的に使っていた。
今度の戦いでは、そんな行きあたりばったりな戦法は通じないだろう。
ボクは自分自身の能力を確認することにした。なにしろ、【変身】スキルを使ったのは今回が生まれて初めてだ。
イルティアはボクに、このスキルを命じた時以外は絶対に使うな。他人には秘密にしろ。と、厳命していた。
「ステータス・オープン!」
この呪文を唱えると、自分の能力や習得した魔法をステータス化して見ることができる。
目の前の空中に、光の文字で書かれたテキストと数字が浮かんだ。
================
名前:イルティア=ミレーヌ=アルビオン
クラス:勇者
種族:人間
性別:女性
レベル42/∞(UP!)
筋力:522(UP!)
体力:310(UP!)
耐性:434(UP!)
魔耐:580(UP!)
敏捷:647(UP!)
魔力:861(UP!)
スキル:
【光翼(シャイニング・フェザー)】
【軍神の加護】
【変身】
【コピー復元】
魔法:
(以下、略)
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立ち止まって目を通す。
スキル欄の下には、膨大な数の魔法名がズラズラと書かれていた。
それらを確認する前に、あまりに桁違いの能力値に、ぶったまげる。
各能力値は、一般人ならだいたい30前後だ。
一番低い体力であっても300以上だなんて、勇者の規格外の超人ぶりがわかる。
スキル欄に目を向けると【コピー復元】という、見たことも聞いたこともないスキルが加わっていた。
【光翼(シャイニング・フェザー)】と【軍神の加護】は、勇者イルティアの超越的な力としてあまりにも有名なスキル。
それじゃ【コピー復元】ってなんだ?
ボクは空中に浮かんだ【コピー復元】のテキストにタッチする。こうすると、スキルの詳細が表示されるのだ。
『【コピー復元】:スキル【変身】でコピーした相手の姿かたちに、わずかでも欠損が生じた場合、すぐさま完全な形で復元され、変身が維持される能力。
失われた生命力(HP)がすぐに全快。
呪いなどの即死攻撃を受けない限り、スキル保持者は不老不死となる』
う、うん? 要するに、こういうことか……?
例えば、ボクが腕を斬り落とされたとする。すると、ボクはイルティアに変身していないことになるので、腕が復元され、五体満足な姿に戻る。
それだけでなく、ちょっとした小さな怪我でも、すぐに回復されるようだ。
あ、あれ? これって、もしかして、とんでもなく神がかった力なんじゃないの?
文末にはハッキリと、スキル保持者は『不老不死となる』と書かれていた。
それはイルティアが、魔王から多大な犠牲を払って奪おうとした究極の力だった。
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