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本編
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その後、口数が急に少なくなったアルさんが『帰ろうか』と俺のマフラーを結び直してくれてコテージへと戻ってきた。
ヘミー達はもうそれぞれの部屋に戻っているようだ。
謝っても『違う、そうじゃない』って言ってたけど、やっぱり目の前でくしゃみをしたのは失礼だったよね。
次の日にスケートに行く約束だけをして俺達はそれぞれの部屋へと戻った。
翌日、みんなで湖にやって来たんだけど…
「………くっ…」
う~ん、ゼスさんの今の姿…昨日アルさんで見たな。
「ウソでしょ⁉」
「プププ~…勝った!」
天使って上に行くほど羽根に頼るんだろうか?
プルプルと震えると思っていたヘミーはしっかりと立っていて、しっかり立てると思っていたゼスさんがプルプルと震えて立っていた。
…でも、昨日のアルさんの方が可愛かったな。
「あら、アルもゼスと同じだろうと思ってたけど、しっかり立ってんのね。」
「当たり前だ、問題はない。」
残念そうにネル姉さんが声を掛けると、アルさんは自慢気に返事をしていた。
「クスッ…あ…」
「シィ…」
アルさんの顔を見ると人差し指を唇に当て、ウィンクして俺に内緒だと合図する。
「何よ、アンタ…特訓したんでしょ?」
「いや、してない。」
「お前達、何を喋っているんだ!そんな事より俺に立ち方を今すぐ教えてくれっ‼︎」
俺達が話している間ヘミーはここぞとばかりゼスを揶揄ったいたらしく、ゼスは仕返しも出来ず爆発してしまったようだ。
「ハイハイ、教えるわよ~。ヘミー、行くわよ。」
「え~、僕も行くの?」
「当たり前でしょ?アルほどじゃなくてもこのデカい図体を1人で支えるのは嫌よっ。あ、2人はしばらく一緒に滑ってなさい。ゼスだって上位天使の端くれ、身体能力は長けているからすぐに身体が馴染むと思うわ。」
そう言うと、ヘミーを連れて3人で練習を始めた。
「「……」」
お互い沈黙の後、口を開いたのはアルさんだった。
「……滑ろうか…」
「…うん。」
昨日の事…もう一度謝っておこうかな…
___シャァァァ……___
昨日は一緒に手を繋いでいたけど、今日は少し距離があり手を繋がず滑っている。
気まずくて無言で滑っているとアルさんがポツリを話してきた。
「…昨日はすまなかった…」
「ううん、俺こそ顔の近くでくしゃみしちゃって…」
「いや、それは良いんだ。」
アルさん、優しいからなぁ。
「昨日ぶつけた所は大丈夫?痣になってない?あの後傷の確認もせずに部屋に入っちゃったから心配になって…」
「あのくらいは平気だ。それよりルカは大丈夫だったのか?」
「俺?」
「……その…っ…あっ、風邪っ…とか…」
風邪?
「フフッ…アルさん、一応今は俺も天使なんだよ?風邪は引かないよ。」
「あ…そうだったな。」
何だろう、アルさんの様子がおかしい?
「アルさんこそ大丈……わっ!」
___ガリッ!___
「ルカッ!」
___ギュッ!___
自然のリンクだから氷面が整備されていない事を意識せずに油断していた俺は再び躓き倒れそうになったけど、アルさんの太い腕が俺を弾きよせて胸の中に引き込まれた。
ふわりと俺の大好きな香りが鼻をくすぐる。
顔を上げると心配した顔のアルさんと目が合った。
「大丈夫か?」
「うん、ありがと。」
昨日の滑りを考えると別人のような身のこなし。
本当に身体能力が高いんだなぁ。
「ルカ…」
「何?」
「俺は…」
俺の腰に手を回していたアルさんの手に力が籠り、知らない感覚が俺の背筋を走った。
「…んっ…」
___ピクンッ…___
何だろう…ちょっと甘くてくすぐった…
「おっまたせ~!滑れるわよ~!」
遠くから俺たちを呼ぶネル姉さんの声が響いてきた。
「ま…っ…待ちくたびれたぞ!」
そうかな?
「そんなに待ってないでしょ~!」
アルさんが俺の腰から手を離し、手を差し出してくれたので手を添えた。
「……何を言おうとしてたんだ…俺は…」
「ん?待ちくたびれたって…」
「…あぁ……そうだったな。」
何だかチグハグな会話な気もするけど…
「アルッ、私とスピード勝負だっ!」
「フッ、受けてたとう。」
そんな雰囲気は一気に無くなった。
ゼスさんとアルさんが勝負をしてゼスさんが負け、次にネル姉さんとアルさんの勝負が始まった。
「この勝負、何かご褒美が欲しいわねぇ…」
「確かにね、ゼスとアルので普通の競争は飽きたしね。」
「…まぁ、私には関係無いから商品を賭けようが関係は無いがな。」
ネル姉さんがう~んと、悩んで決めた商品に俺は動揺した。
「そうね、ここは地上界にある『お姫様のキス』よね♡」
「「「………っ!」」」
「えぇ⁉」
「…ズルい、じゃあ僕も参加するっ!」
「そうだな、あと1周くらいなら走れるか…」
高みの見物満々だったゼスさんとヘミーまで走るって言ってるし!
「何を言い出すんだっ!ルカは商品じゃないぞ‼」
「そうだよっ!それに俺は姫じゃないっ‼」
「…え~、ルカみたいな子がご褒美くれないとねぇ~。」
俺が抗議していると、みんなが面白がってからかい出した。
「面白そうじゃん、僕頑張るから1番取ったらほっぺにチュ~してね♡」
「じゃあ…私は額にしてもらおうか…」
「え~……じゃ~あ~、私は……く・ち・び……」
___ゴゴゴゴ…___
「いや~ん、怖い~………フッ、要は負けなきゃ良いんじゃないのよ。アンタ、私に勝てるかしらぁ?」
「………ルカの唇は誰にも渡さない…」
「アハハ、こうなったら僕もねらっちゃおうかなぁ♪」
「フッ…面白くなってきたな……」
何だか不穏な空気なまま、そしてヘミーとゼスさんはやっぱり何言ってんのか分からないけど、俺の意思はおかまいなくスピード競争をする事となった。
ヘミー達はもうそれぞれの部屋に戻っているようだ。
謝っても『違う、そうじゃない』って言ってたけど、やっぱり目の前でくしゃみをしたのは失礼だったよね。
次の日にスケートに行く約束だけをして俺達はそれぞれの部屋へと戻った。
翌日、みんなで湖にやって来たんだけど…
「………くっ…」
う~ん、ゼスさんの今の姿…昨日アルさんで見たな。
「ウソでしょ⁉」
「プププ~…勝った!」
天使って上に行くほど羽根に頼るんだろうか?
プルプルと震えると思っていたヘミーはしっかりと立っていて、しっかり立てると思っていたゼスさんがプルプルと震えて立っていた。
…でも、昨日のアルさんの方が可愛かったな。
「あら、アルもゼスと同じだろうと思ってたけど、しっかり立ってんのね。」
「当たり前だ、問題はない。」
残念そうにネル姉さんが声を掛けると、アルさんは自慢気に返事をしていた。
「クスッ…あ…」
「シィ…」
アルさんの顔を見ると人差し指を唇に当て、ウィンクして俺に内緒だと合図する。
「何よ、アンタ…特訓したんでしょ?」
「いや、してない。」
「お前達、何を喋っているんだ!そんな事より俺に立ち方を今すぐ教えてくれっ‼︎」
俺達が話している間ヘミーはここぞとばかりゼスを揶揄ったいたらしく、ゼスは仕返しも出来ず爆発してしまったようだ。
「ハイハイ、教えるわよ~。ヘミー、行くわよ。」
「え~、僕も行くの?」
「当たり前でしょ?アルほどじゃなくてもこのデカい図体を1人で支えるのは嫌よっ。あ、2人はしばらく一緒に滑ってなさい。ゼスだって上位天使の端くれ、身体能力は長けているからすぐに身体が馴染むと思うわ。」
そう言うと、ヘミーを連れて3人で練習を始めた。
「「……」」
お互い沈黙の後、口を開いたのはアルさんだった。
「……滑ろうか…」
「…うん。」
昨日の事…もう一度謝っておこうかな…
___シャァァァ……___
昨日は一緒に手を繋いでいたけど、今日は少し距離があり手を繋がず滑っている。
気まずくて無言で滑っているとアルさんがポツリを話してきた。
「…昨日はすまなかった…」
「ううん、俺こそ顔の近くでくしゃみしちゃって…」
「いや、それは良いんだ。」
アルさん、優しいからなぁ。
「昨日ぶつけた所は大丈夫?痣になってない?あの後傷の確認もせずに部屋に入っちゃったから心配になって…」
「あのくらいは平気だ。それよりルカは大丈夫だったのか?」
「俺?」
「……その…っ…あっ、風邪っ…とか…」
風邪?
「フフッ…アルさん、一応今は俺も天使なんだよ?風邪は引かないよ。」
「あ…そうだったな。」
何だろう、アルさんの様子がおかしい?
「アルさんこそ大丈……わっ!」
___ガリッ!___
「ルカッ!」
___ギュッ!___
自然のリンクだから氷面が整備されていない事を意識せずに油断していた俺は再び躓き倒れそうになったけど、アルさんの太い腕が俺を弾きよせて胸の中に引き込まれた。
ふわりと俺の大好きな香りが鼻をくすぐる。
顔を上げると心配した顔のアルさんと目が合った。
「大丈夫か?」
「うん、ありがと。」
昨日の滑りを考えると別人のような身のこなし。
本当に身体能力が高いんだなぁ。
「ルカ…」
「何?」
「俺は…」
俺の腰に手を回していたアルさんの手に力が籠り、知らない感覚が俺の背筋を走った。
「…んっ…」
___ピクンッ…___
何だろう…ちょっと甘くてくすぐった…
「おっまたせ~!滑れるわよ~!」
遠くから俺たちを呼ぶネル姉さんの声が響いてきた。
「ま…っ…待ちくたびれたぞ!」
そうかな?
「そんなに待ってないでしょ~!」
アルさんが俺の腰から手を離し、手を差し出してくれたので手を添えた。
「……何を言おうとしてたんだ…俺は…」
「ん?待ちくたびれたって…」
「…あぁ……そうだったな。」
何だかチグハグな会話な気もするけど…
「アルッ、私とスピード勝負だっ!」
「フッ、受けてたとう。」
そんな雰囲気は一気に無くなった。
ゼスさんとアルさんが勝負をしてゼスさんが負け、次にネル姉さんとアルさんの勝負が始まった。
「この勝負、何かご褒美が欲しいわねぇ…」
「確かにね、ゼスとアルので普通の競争は飽きたしね。」
「…まぁ、私には関係無いから商品を賭けようが関係は無いがな。」
ネル姉さんがう~んと、悩んで決めた商品に俺は動揺した。
「そうね、ここは地上界にある『お姫様のキス』よね♡」
「「「………っ!」」」
「えぇ⁉」
「…ズルい、じゃあ僕も参加するっ!」
「そうだな、あと1周くらいなら走れるか…」
高みの見物満々だったゼスさんとヘミーまで走るって言ってるし!
「何を言い出すんだっ!ルカは商品じゃないぞ‼」
「そうだよっ!それに俺は姫じゃないっ‼」
「…え~、ルカみたいな子がご褒美くれないとねぇ~。」
俺が抗議していると、みんなが面白がってからかい出した。
「面白そうじゃん、僕頑張るから1番取ったらほっぺにチュ~してね♡」
「じゃあ…私は額にしてもらおうか…」
「え~……じゃ~あ~、私は……く・ち・び……」
___ゴゴゴゴ…___
「いや~ん、怖い~………フッ、要は負けなきゃ良いんじゃないのよ。アンタ、私に勝てるかしらぁ?」
「………ルカの唇は誰にも渡さない…」
「アハハ、こうなったら僕もねらっちゃおうかなぁ♪」
「フッ…面白くなってきたな……」
何だか不穏な空気なまま、そしてヘミーとゼスさんはやっぱり何言ってんのか分からないけど、俺の意思はおかまいなくスピード競争をする事となった。
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