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出会い〜天上界へ
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「…異世界転生…サポートセンター…」
「そうだ。」
善良な死者が次の転生先を希望する時、最近は異世界を希望する者が多いという。
…で、異世界の天上界との提携契約を結んでそれぞれ送ってたらしいのだけど…
神々がガチャやくじで適当?に選んだ異世界に送った後のフォローを天使に丸投げされるので、クレームも多く混乱する天使や人間が後を立たなかった。
それを収束するためのサポートセンターが発足されたそうだ。
「今も天使が異世界の神々へ営業に回ってるから異世界への扉はどんどん増えているんだ。だから審査する天使だけでは足りなくて…」
「営業…」
「そうなの、異世界事業部。まぁ、地上界では海外事業部みたいなものかしら?ルカはどこかのカスタマーセンターにいたのよね?」
「うん…カード会社だけどね。」
何度胃に穴が開きかけたことか。
「無理にとは言わない。ただ、そうなると俺達の記憶は消去して、もう一度…俺達がいない状態で、同じ人生を歩んでもらうことになる。」
アルさん…そんな寂しそうな、辛そうな顔して言わないでよ。
「良いよ。」
俺は少し強く握るアルさんの手を上から添えた。
「うん、俺…サポートセンターで働くよ。」
「本当か?」
「うん。」
「きゃあ!じゃぁ、同僚ね‼︎よろし…ちょっと、アルッ!」
「わぁっ!」
___ギュゥ!___
俺はアルさんに抱き締められた。
「嬉しい。」
「本当にビックリだな、誰だお前?」
ゼスさんの声が聞こえる。
アルさんにすっぽりと抱き締められて見えないけど。
「でしょ?でもこれで、両方無自覚なのよねぇ…」
「何のことだ?…あ、すまないルカ…苦しかったな。」
「ううん、大丈夫。喜んでくれて嬉しいよ。」
「…これでか?」
ん、何の話?
「ルカ。」
「何?」
「アルって…どう思う?」
「好きだよ?」
「ありがとう、俺も好きだ。」
アルさんがニコニコしながら俺の手を再び握った。
「アルは、ルカのどこが好き?」
「そんなの全部に決まってるだろ?」
「…そこまで言ってるのにか?」
「…そうなのよ。」
「……全く…この脳天使が天上界で1番純粋な生き物だったとは。」
「この見てくれで色恋は皆無だったものねぇ。」
「では、こちらの就業契約の書類にサインを…お前は天使ではなく人間だ。ここにいる間は人間ではなく神の加護を受けた天使でなければいけない。」
そう言って、ゼスさんが俺に契約書類を渡した。
俺がサインをすると……
___ポゥ……___
「⁉」
「そのまま動くな。」
俺の周りに光が灯り、小さな光が審査するように周りだす。
「我が名はゼスルス、智の神の加護を受けた者。この人間に神々の加護を願う。どうか、神々よ…このかよわき者に良き加護を。」
___…ファ…フヨ…___
「…あら。」
「おぉ!」
2つの光が俺の身体に溶け込んだかと思うとほんの少しだけ胸が熱くなった。
___パァァン!___
背中に違和感…
「わぁ…っ。」
小さな羽根が生えていた。
「あら、もう羽根が生えたわね。」
「…髪の色が変わるのも不思議なのに…」
「えっと…俺…羽根以外も変わったの?」
「………」
「アルさん?」
プルプル震えているアルさんの様子がおかしい。
「…何て…」
「どうしたの?」
___ギュッ!___
「わぷっ!」
「…何て神はこんな罪作りな者を…」
「え?何か悪いオプションでも付けられた⁉」
「…あ~…違うわよ…」
「これは…」
どうにかアルさんの胸の中から顔を出すと、ゼスさんが固まっていた。
「美と治癒の大天使の加護を受けたな。」
「あら、治癒の大天使久々じゃない?めったに加護を与えないのに。それに、美の大天使は私と一緒ね♪これからどんどん綺麗になるわよ~。」
「…っ!それは困るっ!」
「…あら…どうしてやろうかしら…この無自覚モンスター。」
「それは追々気付くだろう。」
「え、何の事ですか?」
「こっちも同類だったわね。」
「…確かに、取り敢えず俺達が見守らねばな……ルカ。」
「はい。」
「お前は2つの神の加護を受けた。これから天界での仕事次第で翼はもう少し大きくなるだろう。」
「分かりました。」
「………」
「アルさん?」
話している間に私から離れて様子のおかしいアルさんに声を掛ける。
「…て、良いか?」
「?」
「……お前の羽根を…触っても…良いか?」
「ん、良いよ。」
アルさんの方に背中を向けたら羽根がピコピコ動いた。
「…っっ!」
「………悶てる…」
「……悶てるわね…」
「えっ…悶…え⁉………んぅっ。」
___ピクッ!___
少し触ってもらったら、優しい気持ちが身体を巡る。
「あっ、大丈夫か?」
「大丈夫、ちょっとビックリしただけ。」
「…っ…そうかっ。」
「…ヤバいわね。」
「ヤバいな。」
髪は黒から茶色に変わったそうだが、人間は天上界に来ると多少の変身能力を備わるので髪の色は訓練で変えられるそうだ。
天使の羽根が最初から表れたのは珍しいらしい。
ネル姉さんとゼスさんが話していることがよく分からないけど、アルさんが俺の羽根を喜んでくれて心がホワホワしていた。
*************
俺はそれから天上界の異世界転生審査センターで働くことになった。
基本、死者がやって来るは24時間関係無いのでシフト制だ。
有給休暇あり、週休2日制で人間は盆休みアリで帰省チケット?も手配してもらえてボーナス月は夢で会いたい人に会える。
福利厚生もバッチリだ。
そして人間の最大の福利厚生の1つ。
「あぁ…瑠佳…っ!」
「迎えにきたよ、母さん。」
羽根を隠して人間の姿に戻り、大切な人のお迎え(希望者のみ)。
抱き締めて再会を喜び合う…って、俺はお盆で毎回近くで見守ってたけどね。
「あぁぁっ、会いたかったっ!瑠佳っ…瑠佳っっ!夢じゃないのねっ!」
「うん、夢じゃないよ。」
「無事に老衰で亡くなって、おめでとう。」
おめでとう、何かいまだに違和感があるけど…死んで分かったけど、何事も無く穏やかに老衰で亡くなるって結構大変な事なんだよね。
「ウフフ、ありがとう。」
「父さんが、面倒掛けて申し訳ないって言っといてって伝言預かってるよ。」
「あら、お父さんに会ったの?」
「うん、俺がお迎えに行ったからね。」
父さんは認知症で20年前に亡くなっていた。
「どうりで…最期に貴方の名前が出たのはそのせいね。」
「フフッ…俺、しぃ~っ!って、言ったんだけどなぁ。」
「あの時…元に戻ってたのね。」
「うん、俺…今天上界で働いてるんだけど、福利厚生の1つで最後に母さんと話が出来るようにしてもらったんだ。」
父が亡くなる1日前、病院で母と話せるように申請しておいたんだよね。
本当に充実してるよ。
「母さん、100まで生きるかなって話してたんだよ。」
「うん、お父さんに100まで生きてって言われたから。」
「楽しかった?」
「えぇ、最後は施設の方々に看取って頂いたしね。施設も意外に楽しかったわ。」
「父さんは身体は1番元気な時の身体にしたよ。母さんはどうする?」
「そうねぇ…じゃぁ…父さんと一緒の年代にしてちょうだい。」
「分かった。」
___パァ…___
100歳の…小さくなって腰の曲がった母が、俺の幼い頃の元気な母へと変わっていく。
「ふぅ…あら、腰が真っ直ぐなったら久々に見る景色が広いわね。」
「じゃぁ、行こうか。」
「ウフフ、お父さん待っててくれてるかしら?」
「うん、今は伴侶同伴の転生控え室で待ってるよ。」
父は「生まれ変わってもまた一緒にいようって、約束したんだ」と、嬉しそうに話し、母が来るまで天上界で短期の仕事をして待っていたのだ。
「じゃ、急いで行かなきゃ。」
「あ、その前に…実は天上界はこの世界とちょっと似ててさ…」
俺は道すがら、母に死後の手続きや今の仕事を話して聞かせた。
「そうだ。」
善良な死者が次の転生先を希望する時、最近は異世界を希望する者が多いという。
…で、異世界の天上界との提携契約を結んでそれぞれ送ってたらしいのだけど…
神々がガチャやくじで適当?に選んだ異世界に送った後のフォローを天使に丸投げされるので、クレームも多く混乱する天使や人間が後を立たなかった。
それを収束するためのサポートセンターが発足されたそうだ。
「今も天使が異世界の神々へ営業に回ってるから異世界への扉はどんどん増えているんだ。だから審査する天使だけでは足りなくて…」
「営業…」
「そうなの、異世界事業部。まぁ、地上界では海外事業部みたいなものかしら?ルカはどこかのカスタマーセンターにいたのよね?」
「うん…カード会社だけどね。」
何度胃に穴が開きかけたことか。
「無理にとは言わない。ただ、そうなると俺達の記憶は消去して、もう一度…俺達がいない状態で、同じ人生を歩んでもらうことになる。」
アルさん…そんな寂しそうな、辛そうな顔して言わないでよ。
「良いよ。」
俺は少し強く握るアルさんの手を上から添えた。
「うん、俺…サポートセンターで働くよ。」
「本当か?」
「うん。」
「きゃあ!じゃぁ、同僚ね‼︎よろし…ちょっと、アルッ!」
「わぁっ!」
___ギュゥ!___
俺はアルさんに抱き締められた。
「嬉しい。」
「本当にビックリだな、誰だお前?」
ゼスさんの声が聞こえる。
アルさんにすっぽりと抱き締められて見えないけど。
「でしょ?でもこれで、両方無自覚なのよねぇ…」
「何のことだ?…あ、すまないルカ…苦しかったな。」
「ううん、大丈夫。喜んでくれて嬉しいよ。」
「…これでか?」
ん、何の話?
「ルカ。」
「何?」
「アルって…どう思う?」
「好きだよ?」
「ありがとう、俺も好きだ。」
アルさんがニコニコしながら俺の手を再び握った。
「アルは、ルカのどこが好き?」
「そんなの全部に決まってるだろ?」
「…そこまで言ってるのにか?」
「…そうなのよ。」
「……全く…この脳天使が天上界で1番純粋な生き物だったとは。」
「この見てくれで色恋は皆無だったものねぇ。」
「では、こちらの就業契約の書類にサインを…お前は天使ではなく人間だ。ここにいる間は人間ではなく神の加護を受けた天使でなければいけない。」
そう言って、ゼスさんが俺に契約書類を渡した。
俺がサインをすると……
___ポゥ……___
「⁉」
「そのまま動くな。」
俺の周りに光が灯り、小さな光が審査するように周りだす。
「我が名はゼスルス、智の神の加護を受けた者。この人間に神々の加護を願う。どうか、神々よ…このかよわき者に良き加護を。」
___…ファ…フヨ…___
「…あら。」
「おぉ!」
2つの光が俺の身体に溶け込んだかと思うとほんの少しだけ胸が熱くなった。
___パァァン!___
背中に違和感…
「わぁ…っ。」
小さな羽根が生えていた。
「あら、もう羽根が生えたわね。」
「…髪の色が変わるのも不思議なのに…」
「えっと…俺…羽根以外も変わったの?」
「………」
「アルさん?」
プルプル震えているアルさんの様子がおかしい。
「…何て…」
「どうしたの?」
___ギュッ!___
「わぷっ!」
「…何て神はこんな罪作りな者を…」
「え?何か悪いオプションでも付けられた⁉」
「…あ~…違うわよ…」
「これは…」
どうにかアルさんの胸の中から顔を出すと、ゼスさんが固まっていた。
「美と治癒の大天使の加護を受けたな。」
「あら、治癒の大天使久々じゃない?めったに加護を与えないのに。それに、美の大天使は私と一緒ね♪これからどんどん綺麗になるわよ~。」
「…っ!それは困るっ!」
「…あら…どうしてやろうかしら…この無自覚モンスター。」
「それは追々気付くだろう。」
「え、何の事ですか?」
「こっちも同類だったわね。」
「…確かに、取り敢えず俺達が見守らねばな……ルカ。」
「はい。」
「お前は2つの神の加護を受けた。これから天界での仕事次第で翼はもう少し大きくなるだろう。」
「分かりました。」
「………」
「アルさん?」
話している間に私から離れて様子のおかしいアルさんに声を掛ける。
「…て、良いか?」
「?」
「……お前の羽根を…触っても…良いか?」
「ん、良いよ。」
アルさんの方に背中を向けたら羽根がピコピコ動いた。
「…っっ!」
「………悶てる…」
「……悶てるわね…」
「えっ…悶…え⁉………んぅっ。」
___ピクッ!___
少し触ってもらったら、優しい気持ちが身体を巡る。
「あっ、大丈夫か?」
「大丈夫、ちょっとビックリしただけ。」
「…っ…そうかっ。」
「…ヤバいわね。」
「ヤバいな。」
髪は黒から茶色に変わったそうだが、人間は天上界に来ると多少の変身能力を備わるので髪の色は訓練で変えられるそうだ。
天使の羽根が最初から表れたのは珍しいらしい。
ネル姉さんとゼスさんが話していることがよく分からないけど、アルさんが俺の羽根を喜んでくれて心がホワホワしていた。
*************
俺はそれから天上界の異世界転生審査センターで働くことになった。
基本、死者がやって来るは24時間関係無いのでシフト制だ。
有給休暇あり、週休2日制で人間は盆休みアリで帰省チケット?も手配してもらえてボーナス月は夢で会いたい人に会える。
福利厚生もバッチリだ。
そして人間の最大の福利厚生の1つ。
「あぁ…瑠佳…っ!」
「迎えにきたよ、母さん。」
羽根を隠して人間の姿に戻り、大切な人のお迎え(希望者のみ)。
抱き締めて再会を喜び合う…って、俺はお盆で毎回近くで見守ってたけどね。
「あぁぁっ、会いたかったっ!瑠佳っ…瑠佳っっ!夢じゃないのねっ!」
「うん、夢じゃないよ。」
「無事に老衰で亡くなって、おめでとう。」
おめでとう、何かいまだに違和感があるけど…死んで分かったけど、何事も無く穏やかに老衰で亡くなるって結構大変な事なんだよね。
「ウフフ、ありがとう。」
「父さんが、面倒掛けて申し訳ないって言っといてって伝言預かってるよ。」
「あら、お父さんに会ったの?」
「うん、俺がお迎えに行ったからね。」
父さんは認知症で20年前に亡くなっていた。
「どうりで…最期に貴方の名前が出たのはそのせいね。」
「フフッ…俺、しぃ~っ!って、言ったんだけどなぁ。」
「あの時…元に戻ってたのね。」
「うん、俺…今天上界で働いてるんだけど、福利厚生の1つで最後に母さんと話が出来るようにしてもらったんだ。」
父が亡くなる1日前、病院で母と話せるように申請しておいたんだよね。
本当に充実してるよ。
「母さん、100まで生きるかなって話してたんだよ。」
「うん、お父さんに100まで生きてって言われたから。」
「楽しかった?」
「えぇ、最後は施設の方々に看取って頂いたしね。施設も意外に楽しかったわ。」
「父さんは身体は1番元気な時の身体にしたよ。母さんはどうする?」
「そうねぇ…じゃぁ…父さんと一緒の年代にしてちょうだい。」
「分かった。」
___パァ…___
100歳の…小さくなって腰の曲がった母が、俺の幼い頃の元気な母へと変わっていく。
「ふぅ…あら、腰が真っ直ぐなったら久々に見る景色が広いわね。」
「じゃぁ、行こうか。」
「ウフフ、お父さん待っててくれてるかしら?」
「うん、今は伴侶同伴の転生控え室で待ってるよ。」
父は「生まれ変わってもまた一緒にいようって、約束したんだ」と、嬉しそうに話し、母が来るまで天上界で短期の仕事をして待っていたのだ。
「じゃ、急いで行かなきゃ。」
「あ、その前に…実は天上界はこの世界とちょっと似ててさ…」
俺は道すがら、母に死後の手続きや今の仕事を話して聞かせた。
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