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寝室に戻ると服を着替えたランディが何事も無かったかのようにベッドに座っていた。
「王宮から荷物?」
「いや、王宮は親書で…これは屋敷からの荷物だな。ミモザが早めに届けて欲しいと依頼したらしいな…何か急ぎを頼んだかなぁ。」
「……チッ……邪魔が無ければ…」
ん、何か言ったかな?
「どうかしたか?」
「ううん、何でもない。それより中身の確認は良いの?」
ランディが何かを言った気がしたけど気のせいだった。
「あぁ、お前が帰った後に見るよ。」
荷物をテーブルに置き、ベッドを見るとランディの様子がおかしかった。
「どうしたんだよ。」
「こっちに来て。」
「嫌だ。」
嫌な予感しかしない。
「何で?」
「何でかなぁ?」
ランディが静かに立ち上がり、俺は腰を低くして警戒した。
「昨日の覚えてる?」
「覚えてない。」
「嘘だ。」
「嘘じゃないっ。」
ゆっくりとやって来るランディに俺は後ずさる。
ジリジリと後ずさって、気付いた時には壁際だった。
___トン…___
「俺は本気だよ?」
あれ?
これって…
___私っ、本気なんだからねっ!___
逆壁ドンしてヒロインがアドルに言うセリフ?
確かこの時好感度が低いとアドルは…
「俺は…お前の事を恋愛対象としてまだ見ていない。それに相手の気持ちを組汲まず強引に来られるのは好きじゃない。」
あれ?急に心がヒヤリと冷えて言葉がスルリと出てきた。
「…っ…」
さっきまで優位に立って微笑んでいたランディの顔が強張っていく。
いつもならその顔を見たら焦るはずなのに俺は全く反応出来なかった。
「お前が俺を好きだと言うのは分かった。だが…分かっただけだ。」
自分の口から言ってるけど、これアドルの好感度が下がった時のセリフじゃん。
ランディを見ると泣きそうな顔になっていた。
「…ごめん。」
そこまで嫌じゃないんだけど。
「…あ…」
あれ…言葉が出ない?
「俺…今日は帰るね…」
「あっ…」
___ごめんなさい…私…帰るね…___
あれ、これはゲームの流れ?
そのままランディは振り返る事もなく部屋を出て行った。
その日からランディは俺の塔へ来なくなった。
カルロの情報では神子の仕事が増えたと聞いたけど、そんなイベントあったかなぁ。
気にはなったもののゲームの矯正力のせいか、その後用事が立て続けに入りランディの元へ行くことが出来なかった。
___1ヶ月後___
クソッ、でも何かモヤモヤするっ。
変な帰らせ方をしたせいなのか、それとも俺がアイツを拒んだせいなのか…
「ええぃ、悩んでも仕方がないっ!」
こんな時は畑仕事だっ!
手に鍬を持って外に出て新しく畑を作ろうと開けておいたスペースに鍬を振るう。
ザックザックと小気味良い音を聞きながら無心になれるこの時間が俺は大好きだ。
「アドル。」
「おぅ、カルロ。」
カルロがいつもより少し元気がない。
犬の尻尾があればシュンとしてる所だろうか。
「…隣…良いか?」
「…おぅ…どうした?」
「………」
黙っているので取り敢えず農具を渡して一緒に作業する。
しばらく土の音が周りに響いた後にカルロから先に口を開いた。
「………た。」
「あ?」
「………れた…」
こんな小さい声が出るんだな、コイツ。
いやいや、そうじゃなくてっ。
「何だって?」
「だからぁっ…………たのっ!」
「あぁん?四季の守護者だろっ、ハッキリ言えやコラァッ!」
「……っ…振られたんだよっ!聞こえたか、チクショウッ‼」
「…は?」
振られた?
涙目になったカルロがこちらを向いて鼻息荒く声を上げた。
「誰が?」
「俺がっ。」
「誰に?」
こんなイケメン攻略対象者が?
「……リナルドに…」
「えぇぇえっ⁉」
リナルド⁉…って、あのリナルドォ?
攻略者同士ありえるのか?
「祭りでイケると思って告白したら…振られた…」
確かにカルロとリナルドが一緒にいる事が増えたなとは思ってはいたが…でも、本来攻略対象者はヒロインに目を向けてるんじゃないの?
「お前はランディに気があるんじゃないのか?」
ランディを色々気に掛けてるしな。
___モヤッ___
あれ、何だ?モヤッとした。
「え、ランディはお前だろ?」
「…は?」
「ランディは出会った頃からお前一筋じゃないか。」
「えぇ⁉」
「みんな気付いてるぞ。可愛い弟分だからこそ、俺達はお前に追い付くように手助けしてやってるだけだ。」
「そうなのか?」
「お前の剣術に追い付くように毎日の鍛錬は欠かさないし、スタミナが足りないと言われてリナルドに筋肉増加と疲労回復のポーションを作ってもらったり…」
え、それは強くなりたいからのポーションじゃ…
「俺とルビアンがポーションの実験台になってやったりしてだな……って……そうか…」
「どうした?」
「…その時からリナルドは…」
グッタリと項垂れるカルロはブツブツと何か呟いて納得した顔で俺を見た。
「リナルドはルビアンの事が好きらしい。」
「はぁ⁉」
情報過多っ!
何故か心がスッキリしたけど情報が多くて追いつかねぇ!
カルロが告白した時にリナルドは好きな人がいると言われたらしい。
脳筋なカルロは小さな脳をフル活用して色々と聞き出したらしいが、俺と話して納得したらしいが…
うん、多分色々聞いてくるから面倒になって最期はコイツにも分かるように言ったんだな。
…気付いたのは今だけど。
「あ…だからルビアンか……アハハッ、敵わねぇじゃん…」
カルロの目の端に薄っすらと涙が溜まる。
「…本当に好きだったんだな。」
「…当たり前だろぉ…あんなに陰で頑張ってるのにさぁ……」
実力はあってもコミュニケーション能力が低いし理解者がいないと誤解される事も多い。
特にレベルの高い王宮魔術師団の所から更に上の守護者として選ばれ、限られた人しか会わなくなれば仲良くなければ会話も最低限だろう。
俺やカルロは騎士団に指導に行くが、リナルドは魔術師団では実力が高すぎて浮いていたくらいだし…
「魔術師団と教会の繋がりは騎士団より深いじゃん。リナルドは幼い頃にルビアンと出会って兄弟みたいだと思ってたのに…」
兄弟、そうだよな、俺もそう思ってた。
「うん、そうだよな。」
「…ポーションだって、何も言わなくてもルビアンは当たり前の様に飲んで…」
「うんうん……ん?」
「夏祭りだって俺と行く約束した時にルビアンとは別の日にゆっくり行くからって……ハッ…外泊するって言ってたのは…!」
おおぉ…そこまでいってんのか…
「ハァァ…俺の入る隙間ねぇじゃん…」
「……今日は付き合うぞ。」
気落ちするカルロを励ますために俺は塔に戻ってワインを用意し、その日は2人でとことん飲み明かして夜はふけていった。
「王宮から荷物?」
「いや、王宮は親書で…これは屋敷からの荷物だな。ミモザが早めに届けて欲しいと依頼したらしいな…何か急ぎを頼んだかなぁ。」
「……チッ……邪魔が無ければ…」
ん、何か言ったかな?
「どうかしたか?」
「ううん、何でもない。それより中身の確認は良いの?」
ランディが何かを言った気がしたけど気のせいだった。
「あぁ、お前が帰った後に見るよ。」
荷物をテーブルに置き、ベッドを見るとランディの様子がおかしかった。
「どうしたんだよ。」
「こっちに来て。」
「嫌だ。」
嫌な予感しかしない。
「何で?」
「何でかなぁ?」
ランディが静かに立ち上がり、俺は腰を低くして警戒した。
「昨日の覚えてる?」
「覚えてない。」
「嘘だ。」
「嘘じゃないっ。」
ゆっくりとやって来るランディに俺は後ずさる。
ジリジリと後ずさって、気付いた時には壁際だった。
___トン…___
「俺は本気だよ?」
あれ?
これって…
___私っ、本気なんだからねっ!___
逆壁ドンしてヒロインがアドルに言うセリフ?
確かこの時好感度が低いとアドルは…
「俺は…お前の事を恋愛対象としてまだ見ていない。それに相手の気持ちを組汲まず強引に来られるのは好きじゃない。」
あれ?急に心がヒヤリと冷えて言葉がスルリと出てきた。
「…っ…」
さっきまで優位に立って微笑んでいたランディの顔が強張っていく。
いつもならその顔を見たら焦るはずなのに俺は全く反応出来なかった。
「お前が俺を好きだと言うのは分かった。だが…分かっただけだ。」
自分の口から言ってるけど、これアドルの好感度が下がった時のセリフじゃん。
ランディを見ると泣きそうな顔になっていた。
「…ごめん。」
そこまで嫌じゃないんだけど。
「…あ…」
あれ…言葉が出ない?
「俺…今日は帰るね…」
「あっ…」
___ごめんなさい…私…帰るね…___
あれ、これはゲームの流れ?
そのままランディは振り返る事もなく部屋を出て行った。
その日からランディは俺の塔へ来なくなった。
カルロの情報では神子の仕事が増えたと聞いたけど、そんなイベントあったかなぁ。
気にはなったもののゲームの矯正力のせいか、その後用事が立て続けに入りランディの元へ行くことが出来なかった。
___1ヶ月後___
クソッ、でも何かモヤモヤするっ。
変な帰らせ方をしたせいなのか、それとも俺がアイツを拒んだせいなのか…
「ええぃ、悩んでも仕方がないっ!」
こんな時は畑仕事だっ!
手に鍬を持って外に出て新しく畑を作ろうと開けておいたスペースに鍬を振るう。
ザックザックと小気味良い音を聞きながら無心になれるこの時間が俺は大好きだ。
「アドル。」
「おぅ、カルロ。」
カルロがいつもより少し元気がない。
犬の尻尾があればシュンとしてる所だろうか。
「…隣…良いか?」
「…おぅ…どうした?」
「………」
黙っているので取り敢えず農具を渡して一緒に作業する。
しばらく土の音が周りに響いた後にカルロから先に口を開いた。
「………た。」
「あ?」
「………れた…」
こんな小さい声が出るんだな、コイツ。
いやいや、そうじゃなくてっ。
「何だって?」
「だからぁっ…………たのっ!」
「あぁん?四季の守護者だろっ、ハッキリ言えやコラァッ!」
「……っ…振られたんだよっ!聞こえたか、チクショウッ‼」
「…は?」
振られた?
涙目になったカルロがこちらを向いて鼻息荒く声を上げた。
「誰が?」
「俺がっ。」
「誰に?」
こんなイケメン攻略対象者が?
「……リナルドに…」
「えぇぇえっ⁉」
リナルド⁉…って、あのリナルドォ?
攻略者同士ありえるのか?
「祭りでイケると思って告白したら…振られた…」
確かにカルロとリナルドが一緒にいる事が増えたなとは思ってはいたが…でも、本来攻略対象者はヒロインに目を向けてるんじゃないの?
「お前はランディに気があるんじゃないのか?」
ランディを色々気に掛けてるしな。
___モヤッ___
あれ、何だ?モヤッとした。
「え、ランディはお前だろ?」
「…は?」
「ランディは出会った頃からお前一筋じゃないか。」
「えぇ⁉」
「みんな気付いてるぞ。可愛い弟分だからこそ、俺達はお前に追い付くように手助けしてやってるだけだ。」
「そうなのか?」
「お前の剣術に追い付くように毎日の鍛錬は欠かさないし、スタミナが足りないと言われてリナルドに筋肉増加と疲労回復のポーションを作ってもらったり…」
え、それは強くなりたいからのポーションじゃ…
「俺とルビアンがポーションの実験台になってやったりしてだな……って……そうか…」
「どうした?」
「…その時からリナルドは…」
グッタリと項垂れるカルロはブツブツと何か呟いて納得した顔で俺を見た。
「リナルドはルビアンの事が好きらしい。」
「はぁ⁉」
情報過多っ!
何故か心がスッキリしたけど情報が多くて追いつかねぇ!
カルロが告白した時にリナルドは好きな人がいると言われたらしい。
脳筋なカルロは小さな脳をフル活用して色々と聞き出したらしいが、俺と話して納得したらしいが…
うん、多分色々聞いてくるから面倒になって最期はコイツにも分かるように言ったんだな。
…気付いたのは今だけど。
「あ…だからルビアンか……アハハッ、敵わねぇじゃん…」
カルロの目の端に薄っすらと涙が溜まる。
「…本当に好きだったんだな。」
「…当たり前だろぉ…あんなに陰で頑張ってるのにさぁ……」
実力はあってもコミュニケーション能力が低いし理解者がいないと誤解される事も多い。
特にレベルの高い王宮魔術師団の所から更に上の守護者として選ばれ、限られた人しか会わなくなれば仲良くなければ会話も最低限だろう。
俺やカルロは騎士団に指導に行くが、リナルドは魔術師団では実力が高すぎて浮いていたくらいだし…
「魔術師団と教会の繋がりは騎士団より深いじゃん。リナルドは幼い頃にルビアンと出会って兄弟みたいだと思ってたのに…」
兄弟、そうだよな、俺もそう思ってた。
「うん、そうだよな。」
「…ポーションだって、何も言わなくてもルビアンは当たり前の様に飲んで…」
「うんうん……ん?」
「夏祭りだって俺と行く約束した時にルビアンとは別の日にゆっくり行くからって……ハッ…外泊するって言ってたのは…!」
おおぉ…そこまでいってんのか…
「ハァァ…俺の入る隙間ねぇじゃん…」
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