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「あれ…割れてる?」
いつから?
あ、さっきイッた時に何かパキンッって、音がしたよね?
でも、その時に暴走は無かった。
「身体は大丈夫か?」
「うん…いつもは気持ちが昂ったら暴走するのに。」
ユーリと一緒にいるとほとんどしないし、悪くてヒビが入る程だったのに。
「何となく思うんだが、フィルは普段俺や家族以外に表情を出さないだろ?」
「うん。」
「しかも、俺以外に笑顔を見た事があまりない…いや…それが良かったんだが…」
「ん、最後何て言ったの?」
「いやっ、そうじゃなくて…フィルの水の暴走は感情が内に溜まって、それが魔力の暴走につながったんじゃないのか?」
そういえば…屋敷では僕がユーリの事を好きだとアランには完全に気付かれていた。
ニールはあの通り鈍感だから無視するとして…
魔術師団ではしっかりしようと気を張っていつもより表情も出さなかったのかもしれない。
「まぁ…俺は…その笑顔は俺だけのものにしたい…から、良いんだけどさ…でも、暴走は俺はあまり見た事ないけど王宮での暴走は危険だろう?」
「…うん…」
俺だけのもの…何だろう…心臓がドキドキする…
「どうした、顔が赤いぞ?」
「…ユーリのせいじゃん…」
「俺のせい?」
「そうだよ、俺の……っ…もの…なんて…さぁ…」
顔が熱くなるのを感じる。
これが『スパダリ』ってやつ⁉︎
ハッ!僕だってっっ!
「…ん゛…んんぅっ!僕だって、ユーリは僕のミョのだけっ…なんでぃゃからねっ!」
___噛んだぁあ!___
「プッ!…っっっ…ブフッッ…グフッ…ん゛んんぅっ‼︎」
ピンッと、耳が立ちプルプルと震え、尻尾はブンブンと振っている。
分かってるよっ!悪かったなっ‼︎
「……潔く笑いなよ…」
「ブァッハッハッハッハッッ‼︎‼︎」
「悪かったね、カッコ良く言えなくてっ。」
何だよっ、尻尾ブンブン振ってさ。
僕…カッコ良く言いたかったのに。
「クックックッ……ハァ~…ごめんごめん。揶揄ったつもりはないんだ…その…あまりにも可愛くて…」
「ーーーーっ、僕はっ…ユーリにカッコ良く思われたいんだよっ。」
「…っ…もう…本当に…可愛い…」
「誤魔化す…んんっ…」
蕩ける目で僕に優しくキスをして……短い間に僕の口の中のたくさん弱い所も見つけてさ…
僕なんて、こんなに一生懸命探してもユーリの気持ち良いところ…分からないよ。
「ひゃ…んんっ…」
再び寝転がされて、身体を打つうつ伏せにされたかと思うと腰を上げられた。
「何…ユーリ…これ…」
え…挿れられ…え゛っ!
「待っ…ユーリッ…僕っ…!」
「大丈夫…挿れはしない…フィル…チュ…脚…閉じて…」
「んっ…本…当に?」
「…ん…チュ…本当だ…だって…怖いだろ…チュ…」
優しく背中にキスをされて擽ったい気持ちに緊張が解ける。
あんなに痛い思いをユーリにさせたくないから…ちょっと…僕が受でも良いかな…って流されそうになったけど、まだ色々挑戦してないからまだ決意しなくて良いよ…ね?あれ??
ユーリが僕の脚を閉じたかと思うと、片手で腰を持たれてもう片方は…ん…ユーリの…え…ウソ…
___ヌルッ…___
「んぅっ!」
ユーリは自分の陰茎を持つと僕の太腿の間に陰茎を通し、僕の陰茎の裏をゆっくりと擦らせながら進んでいった。
___ヌヌヌ…___
「あっ…っ……やっ…これっ…」
本で見たぁぁぁ…
「んっ……これなら……フィルも痛くないだろ…?」
___ヌチュ___
「あんっ…グイッって……んっ…しなっ…やぁっ。」
ゆっくりと腰を回しながら奥へと進み、カリの部分がお互い擦れて少し大きくなった。
___ビクンッ___
「んっ…」
「あんっ…」
身体が反応して自分の陰茎が固くなると同時にユーリの陰茎も更に硬く、大きくなった。
「動くぞ…」
「…えっ…あっ…ひゃんっ!」
___パンッパンッ!___
身体が当たる事で音が鳴る。
叩かれているわけではないので痛くはないけど、擦れる太腿と陰茎が気持ち良くて我慢出来ず先走りがパタタと、シーツに広がった。
「後ろから見るフィル…こんなに赤く染めて…エロいな…」
「何言って…んんっ!」
腰をしっかりと掴まれ、ユーリの陰茎が下から上へと突き上げる。
どうしよう…また…イっちゃうよっ…
「やっ…また…イっちゃう…から…やめ…」
「やめない。」
___ズル…パンッ!___
「あぁんっ!」
そこから次第にスピードが上がり、気が付けば僕も腰を振っていた。
ヌチュヌチュと精液が絡み合って僕の太腿は更に滑りやすくユーリを受け止め、突き上げが激しくなって行く。
「あっあっあっあっ……もっ……イクッ…イっちゃう……やぁだあっ!」
僕…まだ覚悟決めてないし、僕だってユーリをトロトロにしたいのにっ!
「…ここ…かな?」
___パンッ!___
「あぁあっっ!」
___ピュッ!___
グッと我慢したら出るのが少しで済んだ…出来るもんだな。
___ゾクゾクゾク!___
わぁあっ!我慢したせいで変なゾクソクが出てきたっ!
ユーリに持たれている腰も…キスされる背中も…さっきよりいっぱい…
「…フィル…」
「あぁんっ!」
後ろから覆い被され、腰から手が胸の尖を強く摘んで僕は両手が崩れてベッドの上でお尻を突き出す体勢となる。
「ーーーーっっっ‼︎フィル…」
「…え…」
「俺を煽って…後悔するなよ…」
「え…煽って…?…後悔??」
___ジュッ!___
「ひゃんっ…っっ…あぁぁぁぁあっ‼︎」
胸の尖を爪で弾いたかと思うと、首筋を強く噛まれながら何度も突かれて僕は何度もイカされてしまった。
「…ハァッ…やっ…ユー…リィ…も……無理ぃ……」
挿れてもないのに腰が痛い?
そんなに僕の腰揺れた⁉
「…ごめん…でも…挿れてないから!」
え、挿れてないから大丈夫?
『先っちょだけでも』って…本にあったよね…
いやいや、僕は受じゃないから流されないぞ!
「だめ…だよ…」
「フィル…その顔…」
___ヌチュ___
「ヒュッ…」
どの顔ぉ⁉
…神様…いや…ハナ様……この人殴って良いかな?
初めて大好きな人を殴ろうと思った。
いつから?
あ、さっきイッた時に何かパキンッって、音がしたよね?
でも、その時に暴走は無かった。
「身体は大丈夫か?」
「うん…いつもは気持ちが昂ったら暴走するのに。」
ユーリと一緒にいるとほとんどしないし、悪くてヒビが入る程だったのに。
「何となく思うんだが、フィルは普段俺や家族以外に表情を出さないだろ?」
「うん。」
「しかも、俺以外に笑顔を見た事があまりない…いや…それが良かったんだが…」
「ん、最後何て言ったの?」
「いやっ、そうじゃなくて…フィルの水の暴走は感情が内に溜まって、それが魔力の暴走につながったんじゃないのか?」
そういえば…屋敷では僕がユーリの事を好きだとアランには完全に気付かれていた。
ニールはあの通り鈍感だから無視するとして…
魔術師団ではしっかりしようと気を張っていつもより表情も出さなかったのかもしれない。
「まぁ…俺は…その笑顔は俺だけのものにしたい…から、良いんだけどさ…でも、暴走は俺はあまり見た事ないけど王宮での暴走は危険だろう?」
「…うん…」
俺だけのもの…何だろう…心臓がドキドキする…
「どうした、顔が赤いぞ?」
「…ユーリのせいじゃん…」
「俺のせい?」
「そうだよ、俺の……っ…もの…なんて…さぁ…」
顔が熱くなるのを感じる。
これが『スパダリ』ってやつ⁉︎
ハッ!僕だってっっ!
「…ん゛…んんぅっ!僕だって、ユーリは僕のミョのだけっ…なんでぃゃからねっ!」
___噛んだぁあ!___
「プッ!…っっっ…ブフッッ…グフッ…ん゛んんぅっ‼︎」
ピンッと、耳が立ちプルプルと震え、尻尾はブンブンと振っている。
分かってるよっ!悪かったなっ‼︎
「……潔く笑いなよ…」
「ブァッハッハッハッハッッ‼︎‼︎」
「悪かったね、カッコ良く言えなくてっ。」
何だよっ、尻尾ブンブン振ってさ。
僕…カッコ良く言いたかったのに。
「クックックッ……ハァ~…ごめんごめん。揶揄ったつもりはないんだ…その…あまりにも可愛くて…」
「ーーーーっ、僕はっ…ユーリにカッコ良く思われたいんだよっ。」
「…っ…もう…本当に…可愛い…」
「誤魔化す…んんっ…」
蕩ける目で僕に優しくキスをして……短い間に僕の口の中のたくさん弱い所も見つけてさ…
僕なんて、こんなに一生懸命探してもユーリの気持ち良いところ…分からないよ。
「ひゃ…んんっ…」
再び寝転がされて、身体を打つうつ伏せにされたかと思うと腰を上げられた。
「何…ユーリ…これ…」
え…挿れられ…え゛っ!
「待っ…ユーリッ…僕っ…!」
「大丈夫…挿れはしない…フィル…チュ…脚…閉じて…」
「んっ…本…当に?」
「…ん…チュ…本当だ…だって…怖いだろ…チュ…」
優しく背中にキスをされて擽ったい気持ちに緊張が解ける。
あんなに痛い思いをユーリにさせたくないから…ちょっと…僕が受でも良いかな…って流されそうになったけど、まだ色々挑戦してないからまだ決意しなくて良いよ…ね?あれ??
ユーリが僕の脚を閉じたかと思うと、片手で腰を持たれてもう片方は…ん…ユーリの…え…ウソ…
___ヌルッ…___
「んぅっ!」
ユーリは自分の陰茎を持つと僕の太腿の間に陰茎を通し、僕の陰茎の裏をゆっくりと擦らせながら進んでいった。
___ヌヌヌ…___
「あっ…っ……やっ…これっ…」
本で見たぁぁぁ…
「んっ……これなら……フィルも痛くないだろ…?」
___ヌチュ___
「あんっ…グイッって……んっ…しなっ…やぁっ。」
ゆっくりと腰を回しながら奥へと進み、カリの部分がお互い擦れて少し大きくなった。
___ビクンッ___
「んっ…」
「あんっ…」
身体が反応して自分の陰茎が固くなると同時にユーリの陰茎も更に硬く、大きくなった。
「動くぞ…」
「…えっ…あっ…ひゃんっ!」
___パンッパンッ!___
身体が当たる事で音が鳴る。
叩かれているわけではないので痛くはないけど、擦れる太腿と陰茎が気持ち良くて我慢出来ず先走りがパタタと、シーツに広がった。
「後ろから見るフィル…こんなに赤く染めて…エロいな…」
「何言って…んんっ!」
腰をしっかりと掴まれ、ユーリの陰茎が下から上へと突き上げる。
どうしよう…また…イっちゃうよっ…
「やっ…また…イっちゃう…から…やめ…」
「やめない。」
___ズル…パンッ!___
「あぁんっ!」
そこから次第にスピードが上がり、気が付けば僕も腰を振っていた。
ヌチュヌチュと精液が絡み合って僕の太腿は更に滑りやすくユーリを受け止め、突き上げが激しくなって行く。
「あっあっあっあっ……もっ……イクッ…イっちゃう……やぁだあっ!」
僕…まだ覚悟決めてないし、僕だってユーリをトロトロにしたいのにっ!
「…ここ…かな?」
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「あぁあっっ!」
___ピュッ!___
グッと我慢したら出るのが少しで済んだ…出来るもんだな。
___ゾクゾクゾク!___
わぁあっ!我慢したせいで変なゾクソクが出てきたっ!
ユーリに持たれている腰も…キスされる背中も…さっきよりいっぱい…
「…フィル…」
「あぁんっ!」
後ろから覆い被され、腰から手が胸の尖を強く摘んで僕は両手が崩れてベッドの上でお尻を突き出す体勢となる。
「ーーーーっっっ‼︎フィル…」
「…え…」
「俺を煽って…後悔するなよ…」
「え…煽って…?…後悔??」
___ジュッ!___
「ひゃんっ…っっ…あぁぁぁぁあっ‼︎」
胸の尖を爪で弾いたかと思うと、首筋を強く噛まれながら何度も突かれて僕は何度もイカされてしまった。
「…ハァッ…やっ…ユー…リィ…も……無理ぃ……」
挿れてもないのに腰が痛い?
そんなに僕の腰揺れた⁉
「…ごめん…でも…挿れてないから!」
え、挿れてないから大丈夫?
『先っちょだけでも』って…本にあったよね…
いやいや、僕は受じゃないから流されないぞ!
「だめ…だよ…」
「フィル…その顔…」
___ヌチュ___
「ヒュッ…」
どの顔ぉ⁉
…神様…いや…ハナ様……この人殴って良いかな?
初めて大好きな人を殴ろうと思った。
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