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聖女の講義は座学と実技で行われる。
週に3日休みがあるそうなのだが、僕はバッテリーを作るという使命とダニーは警護があるのでそれを口実にハナ様が1日使って講義をしてくれることになった。
「では…まず、カップリングというお話からしていきましょう。」
「はい。」
「よろしくお願いします。」
「この世界、異性同士の恋愛が中心と言われていますが、ここ数年獣人の王宮騎士団なども発足され実力も認められて偏見はまだあるものの恋愛も色々と自由になってるよね。」
こちらに来て1ヶ月も経たないが、ハナ様が僕らへの言葉使いが敬語だったり砕けた言葉だったりと日を経つごとに変わってきた。
「その通りです。ただし…種族同士の恋愛が多い。」
「そうですね。先日のパーティで聞いた所、ほぼ同族同士での恋愛ですね。」
「そういえば、ハナ様の種族は…人間…ですよね?ハナ様の世界ではみんな黒い髪に黒い瞳なんですか?」
歴代の聖女は黒髪に黒い瞳がほとんどだ。
ハナ様もその中に入っている。
僕達の世界で唯一生まれない黒髪と黒い瞳…
「確かに大きな括りで言えば私は人間なんですけど、私の世界ではたくさんの人間の種族の方がいて…この世界みたいにブルーやピンク…赤い髪の人や紫の瞳の人は…あ、色を染めたりカラコン付けてたらシルバーアイもあるか…でも、生まれながらこの世界のような方々の容姿ではありません。」
「肌が緑の人とかは?」
「いないですね。私達は肌が少し黄味がかってますが、肌の黒い方、白い方…褐色の方…この世界ほど多種に富んでませんが人の種…『人種』として別れています。」
「へぇ、僕らとは少し違うんですね。」
「えぇ、特に私がいた日本という国は…『オタク』だったり『職人』だったり更に細分化していたり…」
「ニホンという国は複雑なんですねぇ…ちなみにハナ様は人間のどの人種だったんですか?」
「あ~…私?私は……腐女子です。」
「「腐…女子…」」
「『腐』は腐った、という文字を使います。その女の子ということで腐女子と言います。」
「腐った…ハナ様の見た目は腐敗感はありませんが、腐女子…とは、一体どんな人種なんでしょう?」
「え?どんな人種??」
言われてハナ様が固まった。
いけないことを聞いてしまった気がする。
「申し訳ございません、越権行為でした。腐女子の言葉はこちらで調べようと思います。」
ハナ様の口から出た『ニホン』という言葉や『職人』という言葉は読んだことがある。
王宮の文献に『腐女子』という言葉が残っているかもしれない。今度王宮図書館に行って調べてみよう。
「確かに。ハナ様はニホンの『腐女子』という人種なのですね。俺も勉強させて頂きます。」
「いや…そんな真面目な顔して言われると…軽い冗談のつもりだったんだけど…ごめんなさい、言わなきゃ良かった…」
ハナ様が落ち込んで小さくなってしまった。
これからユーリとの閨についても聞いていかなきゃいけないのにっ、ここで中断してしまっては僕の未来が断たれてしまう!
「それより、ハナ様の世界では異種間同士の恋愛はあったのでしょうか?」
「それは、動物とかですか?」
「いえ…その肌の違う方々との…」
「あぁ、人であれば肌の違いは関係ありません。同じ『人間』ですからね。」
「…やっぱり…」
獣人やエルフとの異種間はないのか…
「あ、でもこの世界で獣人やエルフとの恋愛も可能ですよ?」
「えっ⁉︎」
「そうなんですか?」
「えぇ、確かゲームの中で……ダニーとニールの攻略をしてた時、端の画面に人間と獣人が……あ゛。」
「ん?」
「それって、今考えたらフィルフィルとユーたんだったかもっ!」
「っ!」
「私達の世界では物語の中ですけど、人間とエルフや獣人との恋愛の話はたくさんありましたよ。あ、それじゃあ…」
ゴソゴソとハナ様が光る板を取り出した。
「何げにこの世界、バッテリーの持ちがかなり良いみたいで充電を全くしてないんですよね。」
「じゃぁ、新しいバッテリーはいらないじゃ…」
「そんなことはありません。いつ急に使えなくなるか分からないじゃないですかっ!必要ですよっ!」
「…そう言うなら…頑張りますけど…」
実際このバッテリーの件がなくなるとこの講義もなくなる。
それは僕も困るし。
「…俺達の話を進めている時にフィルとユーリがねぇ…でも、それならこの実際に恋仲になれるってことだよね?」
「はい。話を進めていけば恋人同士になれます。でもそれは、別の方向へ行くとお互い別の人と恋人になる可能性もあるんですよ。」
「王子ね。」
「そう、フィルフィルと王子は簡単なストーリーなので。でも…」
___ヒョォォォ…___
「寒っ…ヘッ…ヘプシッ!」
「フィルッ、噂には聞いてたけどお前こんなに吹雪くヤツだったのか⁈嘘だと思ってたよっ!とにかく落ち着けっ、ハナ様が風邪を引く!」
「…あっ…申し訳ございません…」
「ゲームの中のフィルフィルはもう少し冷たい雰囲気を持っていました。本当に好きな人にだけ笑顔を見せるんです。だからフィル、貴方は大丈夫。」
「ハナ様…」
「貴方には腐女子の私がついてるわっ!しかも…ッ…テッテレ~、マニュアルと言う名のデジタル同人~。」
「おぉ…何かハナ様光ってる…」
___パァ…___
「いや、本当に光ってる。」
板を片手に微笑むハナ様の身体からほのかに光り…そして部屋の空気が変わっていくのを感じた。
後に、ハナ様の聖女としての力の源が『腐女子の萌パワー』という事を知る。
「この板はね私達の世界では『スマホ』…正式名は…ちゃんとしたのは分からないけど『スマートフォン』って言って…」
ハナ様が板の中にある箱の絵に指先で触れると絵柄が変わった。
「…あ…」
月明かりの下で人間と獣人が抱き合っている絵だ。
愛らしい人間が獣人の胸に半裸で抱きしめられてる。
「………」
やっぱり人間が受け側なんだ。
「あっ、これは一例というか…」
「へぇ…人間同士もあるんですか?」
「もちろんっ!」
ハナ様が色々と見せてくれたけど、まずは僕が屋敷でユーリにしたキスが『バードキス』という軽いものだった事を知ってショックを受けた。
「………」
「あぁああっ!フィルフィルはそのっ…純粋だからっ!あ~…こっちのフィルさんも純粋なんだけど…フィルさんはフィルさんであってフィルフィルと違うというか…」
愛称呼びになっても何だかややこしくなってきた。
「確かにねぇ。団員歓迎パーティの時、フィルが色々と聞いてたから不思議だったんだよね。」
「そういうダニーはあるの?」
「まぁ、ニール相手じゃないけどね。基本女性ばかりだよ。男の人とは…キスした時に違うなって思って。別れてすぐにニールが配属してきてさ。驚いたよね、だって…この人だって思ったんだもん。」
…僕だってそうだ。
「でも男同士経験した事ないし、相手はニールでしょ?確か、学園の時に男の子と付き合ってた時期があるみたいだよ。」
「えっ、そうなの?」
「うん、騎士科の後輩って聞いた。フィルは魔導師科だから知らないんじゃないかな。」
「騎士団に入ったら可能性はあるし付き合ってみたらしいけど、結局フラれたみたい。」
「そうなんだ。」
お互いの恋愛話ってほとんど出なかったもんな。
「でも、君は基本的に表情を外に出さなかったからこんなに熱い思いを持ってるとは思わなかったよ。」
「フィルフィルはそうなの。なので、笑顔が見れた時の嬉しさったら…爆上がりってもんですよ!」
「フィル、笑うの⁉︎」
「笑うよ、失礼な。」
「え~!本当かなぁ…」
板…スマホはこの物語を見られたくなくて隠していたらしく、僕らには教科書としてこっそり見せてくれる事になった。
「まずはキスからです!」
「え~…俺、知ってるのに。」
「僕だって…」
…前言撤回…キスにも色々あるんだって知った……凄いな異世界。
週に3日休みがあるそうなのだが、僕はバッテリーを作るという使命とダニーは警護があるのでそれを口実にハナ様が1日使って講義をしてくれることになった。
「では…まず、カップリングというお話からしていきましょう。」
「はい。」
「よろしくお願いします。」
「この世界、異性同士の恋愛が中心と言われていますが、ここ数年獣人の王宮騎士団なども発足され実力も認められて偏見はまだあるものの恋愛も色々と自由になってるよね。」
こちらに来て1ヶ月も経たないが、ハナ様が僕らへの言葉使いが敬語だったり砕けた言葉だったりと日を経つごとに変わってきた。
「その通りです。ただし…種族同士の恋愛が多い。」
「そうですね。先日のパーティで聞いた所、ほぼ同族同士での恋愛ですね。」
「そういえば、ハナ様の種族は…人間…ですよね?ハナ様の世界ではみんな黒い髪に黒い瞳なんですか?」
歴代の聖女は黒髪に黒い瞳がほとんどだ。
ハナ様もその中に入っている。
僕達の世界で唯一生まれない黒髪と黒い瞳…
「確かに大きな括りで言えば私は人間なんですけど、私の世界ではたくさんの人間の種族の方がいて…この世界みたいにブルーやピンク…赤い髪の人や紫の瞳の人は…あ、色を染めたりカラコン付けてたらシルバーアイもあるか…でも、生まれながらこの世界のような方々の容姿ではありません。」
「肌が緑の人とかは?」
「いないですね。私達は肌が少し黄味がかってますが、肌の黒い方、白い方…褐色の方…この世界ほど多種に富んでませんが人の種…『人種』として別れています。」
「へぇ、僕らとは少し違うんですね。」
「えぇ、特に私がいた日本という国は…『オタク』だったり『職人』だったり更に細分化していたり…」
「ニホンという国は複雑なんですねぇ…ちなみにハナ様は人間のどの人種だったんですか?」
「あ~…私?私は……腐女子です。」
「「腐…女子…」」
「『腐』は腐った、という文字を使います。その女の子ということで腐女子と言います。」
「腐った…ハナ様の見た目は腐敗感はありませんが、腐女子…とは、一体どんな人種なんでしょう?」
「え?どんな人種??」
言われてハナ様が固まった。
いけないことを聞いてしまった気がする。
「申し訳ございません、越権行為でした。腐女子の言葉はこちらで調べようと思います。」
ハナ様の口から出た『ニホン』という言葉や『職人』という言葉は読んだことがある。
王宮の文献に『腐女子』という言葉が残っているかもしれない。今度王宮図書館に行って調べてみよう。
「確かに。ハナ様はニホンの『腐女子』という人種なのですね。俺も勉強させて頂きます。」
「いや…そんな真面目な顔して言われると…軽い冗談のつもりだったんだけど…ごめんなさい、言わなきゃ良かった…」
ハナ様が落ち込んで小さくなってしまった。
これからユーリとの閨についても聞いていかなきゃいけないのにっ、ここで中断してしまっては僕の未来が断たれてしまう!
「それより、ハナ様の世界では異種間同士の恋愛はあったのでしょうか?」
「それは、動物とかですか?」
「いえ…その肌の違う方々との…」
「あぁ、人であれば肌の違いは関係ありません。同じ『人間』ですからね。」
「…やっぱり…」
獣人やエルフとの異種間はないのか…
「あ、でもこの世界で獣人やエルフとの恋愛も可能ですよ?」
「えっ⁉︎」
「そうなんですか?」
「えぇ、確かゲームの中で……ダニーとニールの攻略をしてた時、端の画面に人間と獣人が……あ゛。」
「ん?」
「それって、今考えたらフィルフィルとユーたんだったかもっ!」
「っ!」
「私達の世界では物語の中ですけど、人間とエルフや獣人との恋愛の話はたくさんありましたよ。あ、それじゃあ…」
ゴソゴソとハナ様が光る板を取り出した。
「何げにこの世界、バッテリーの持ちがかなり良いみたいで充電を全くしてないんですよね。」
「じゃぁ、新しいバッテリーはいらないじゃ…」
「そんなことはありません。いつ急に使えなくなるか分からないじゃないですかっ!必要ですよっ!」
「…そう言うなら…頑張りますけど…」
実際このバッテリーの件がなくなるとこの講義もなくなる。
それは僕も困るし。
「…俺達の話を進めている時にフィルとユーリがねぇ…でも、それならこの実際に恋仲になれるってことだよね?」
「はい。話を進めていけば恋人同士になれます。でもそれは、別の方向へ行くとお互い別の人と恋人になる可能性もあるんですよ。」
「王子ね。」
「そう、フィルフィルと王子は簡単なストーリーなので。でも…」
___ヒョォォォ…___
「寒っ…ヘッ…ヘプシッ!」
「フィルッ、噂には聞いてたけどお前こんなに吹雪くヤツだったのか⁈嘘だと思ってたよっ!とにかく落ち着けっ、ハナ様が風邪を引く!」
「…あっ…申し訳ございません…」
「ゲームの中のフィルフィルはもう少し冷たい雰囲気を持っていました。本当に好きな人にだけ笑顔を見せるんです。だからフィル、貴方は大丈夫。」
「ハナ様…」
「貴方には腐女子の私がついてるわっ!しかも…ッ…テッテレ~、マニュアルと言う名のデジタル同人~。」
「おぉ…何かハナ様光ってる…」
___パァ…___
「いや、本当に光ってる。」
板を片手に微笑むハナ様の身体からほのかに光り…そして部屋の空気が変わっていくのを感じた。
後に、ハナ様の聖女としての力の源が『腐女子の萌パワー』という事を知る。
「この板はね私達の世界では『スマホ』…正式名は…ちゃんとしたのは分からないけど『スマートフォン』って言って…」
ハナ様が板の中にある箱の絵に指先で触れると絵柄が変わった。
「…あ…」
月明かりの下で人間と獣人が抱き合っている絵だ。
愛らしい人間が獣人の胸に半裸で抱きしめられてる。
「………」
やっぱり人間が受け側なんだ。
「あっ、これは一例というか…」
「へぇ…人間同士もあるんですか?」
「もちろんっ!」
ハナ様が色々と見せてくれたけど、まずは僕が屋敷でユーリにしたキスが『バードキス』という軽いものだった事を知ってショックを受けた。
「………」
「あぁああっ!フィルフィルはそのっ…純粋だからっ!あ~…こっちのフィルさんも純粋なんだけど…フィルさんはフィルさんであってフィルフィルと違うというか…」
愛称呼びになっても何だかややこしくなってきた。
「確かにねぇ。団員歓迎パーティの時、フィルが色々と聞いてたから不思議だったんだよね。」
「そういうダニーはあるの?」
「まぁ、ニール相手じゃないけどね。基本女性ばかりだよ。男の人とは…キスした時に違うなって思って。別れてすぐにニールが配属してきてさ。驚いたよね、だって…この人だって思ったんだもん。」
…僕だってそうだ。
「でも男同士経験した事ないし、相手はニールでしょ?確か、学園の時に男の子と付き合ってた時期があるみたいだよ。」
「えっ、そうなの?」
「うん、騎士科の後輩って聞いた。フィルは魔導師科だから知らないんじゃないかな。」
「騎士団に入ったら可能性はあるし付き合ってみたらしいけど、結局フラれたみたい。」
「そうなんだ。」
お互いの恋愛話ってほとんど出なかったもんな。
「でも、君は基本的に表情を外に出さなかったからこんなに熱い思いを持ってるとは思わなかったよ。」
「フィルフィルはそうなの。なので、笑顔が見れた時の嬉しさったら…爆上がりってもんですよ!」
「フィル、笑うの⁉︎」
「笑うよ、失礼な。」
「え~!本当かなぁ…」
板…スマホはこの物語を見られたくなくて隠していたらしく、僕らには教科書としてこっそり見せてくれる事になった。
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