52 / 79
50
しおりを挟む
「………ん……」
「…おはよ…」
日は高いし「おはよう」と言う時間はとうに過ぎたことは自覚しているのだが…悠の言葉に素直に返事をする。
「…おはよ…起きてたんだ。」
「ちょっと前にね。秋良の寝顔が可愛らしくて……チュ…俺の…大切な…チュ…人だから…」
「ん…フフ…擽ったい……ん…」
お互いどちらかともなくキスをした。
「ちょっと…リビングに移動しよっか………ベッド…綺麗にしてもらわなきゃね。」
カァァァ…と、昨日を思い出して顔が赤くなる。
「悠………抱っこ………」
少しは動けるが身体はダルい。
悠にお姫様抱っこをしてもらい、少し恥ずかしくて腕を首に回して顔を隠す。
「クスッ……じゃあ…行こうか。」
ゆっくりと腰に負担が掛からないように移動してくれて、昨日のラグの上に座らされた。
「…あ…そういえば…」
悠に凭れたながら左の薬指を見る。
「この緑の石って…こないだの石?」
そう、この前山に飛ばされた時に石を見つけたと話していたよな?
「うん…これ、調べてもらったらモルダバイトって言うんだって♪」
………モルダバイト………
「隕石が地表へ衝突したときに作られるテクタイトと呼ばれる天然ガラスの一種です。」
………最近あまり出さないスマホで調べました…マジか…俺の世界じゃ採取場所は海外だったはずだけど…ここじゃ普通の山で取れるのか?
「あ、俺が行った山は秋良が考えてる所じゃないよ。自家用飛行機で行かされたから☆」
あぁ…なるほど。一応普通の場所じゃないんだ。
「レイも一緒に見つけたから、ルゥにあげたはずだよ。」
ちょっと、悠の瞳の緑にも似た色なんだよなぁ。
「あ…悠…ツリー下に俺からのプレゼントあるんだ。」
「これ?」
「うん…気に入ってくれたら嬉しいけど…」
「じゃあ…俺からは…これね。」
2人で同時に包装紙を破り中を開ける。
「「あ…」」
2人でクスクス笑い合う。
中身はほぼ同じデザインの天然石がはめ込まれたチェーンタイプのブレスレットだった。
悠からはバイオレットサファイアを、俺からは…オレンジサファイアだ。
同じサファイアでも違う色の石だった。
「悠は…なんでこの石にしたの?」
「秋良の花の色にしたんだよ。ちょっと紫掛かってるでしょ?サファイアは守りの石でもあるからね。それの…秋良のイメージに合わせたんだ。秋良は何でこの石にしたの?」
「俺は……守りの石は同じなんだけど俺の大好きな悠のオレンジの瞳の色にしたんだ……尚弥と一緒に佐奈田さんの書類仕事を手伝ったお礼として買ってもらったんだ。紹介してくれた業者の人が親切でさ。佐奈田さんは尚弥も俺もお給料の範囲内って言ってたから良かったよ。」
お互いブレスレットを付け合い手を絡め合う。
その後、理事長や佐奈田さんからのクリスマスプレゼントは昨日より増えていてお正月に着る和服までプレゼントに入っていた。
「…これ…貰いすぎだろ………ん……これは佐奈田さん………?」
__プライベートルームで開けるように__
メモが貼っていたので後で開けようと別にした。
…後で開けたら、どれも大当たりな新作BL本セットだった……お兄ちゃん……神………っ!
色々開けてみたら、中から…
「あれ?これは…」
「あ、兄と姉だ…相変わらずデカイなぁ。秋良にもあるよ。」
開けてみると、お兄さんからは肌触りの良いスヌード、お姉さんからはこれも肌触りの良い手袋だった。
頬に当てるとホワホワする…気持ち良い…
「………」
「悠?」
悠へのプレゼントは…
「こんな男は嫌われる!」
「重い男にならないで!」
「嫌われ男の3カ条」
あ………お兄さん・お姉さん…佐奈田さんから何か聞いたな。
悠には教本がダンボールでプレゼントされていた。
何だかんだと過ごしていたら夜になり、媚薬効果が完全になくなった改良されてる回復薬を飲んでから食堂に向かう。
ルゥとレイは…何を贈りあったんだろう。
食堂では当たり前のようにブランチボックスを受け取るカウンターに、あからさまな「昨日は寝てません!」な…攻めな…方々が…列をなしていた…
あ、隼人だ。
「おはよ。」
パタパタと走って隼人の元へ行った。
「あ、アキラ。おはよう。」
「……尚弥は…」
「うん、今日は動けるんだけど…ちょっと部屋で…食べたくてね。」
隼人がスッと俺の耳元で囁く。
「………更に艶やかな色香を纏った君の様な顔と……首筋の可愛らしい沢山の痕を…見せたくないんだよね。」
「うそんっ!」
色気のない俺の叫びは無視され……バッと、後ろから悠が俺を両手で引き寄せて隼人を見る。
隼人は「やれやれ」と、言う顔で俺に言った。
「ゴメン、君の恋人は自分の可愛らしい恋人をみんなに見せびらかしたいらしね。俺は違うけど…何…牽制?心が小さいね。」
「違うよ。俺はどこでも可愛らしい秋良と一緒にいたいだけだよ。元気に歩けるのに閉じ込めるのはどうかなぁ…逃げられちゃうよ?」
………フフフフフ………
キャァァァ!
助けて!!腐女子なみんなぁっっ!
「…あ……アキラ、尚弥が…『ありがとう』だって。」
チャラ………
隼人がそう言いながら腕のブレスレットを見せてくれた。
「あ、結局ブレスレットにしたんだ。」
業者の人との打合せは別にしたから何にするかを聞いてなかったんだよなぁ。
「君達も…みたいだね………」
隼人のブレスレットの石は、隼人のバラのイメージに合わせてルビーにしようかと考えていたようだが…
ん?ちょっと初めて見る色だ。
「うん『ピジョンブラッド』って言うんだよ。あ、悠斗。」
何かコソッと悠に耳元で話すから分からない。
「フフ、了解。後でね。」
俺達は隼人と分かれて、それぞれのクリスマスを堪能した。
「…おはよ…」
日は高いし「おはよう」と言う時間はとうに過ぎたことは自覚しているのだが…悠の言葉に素直に返事をする。
「…おはよ…起きてたんだ。」
「ちょっと前にね。秋良の寝顔が可愛らしくて……チュ…俺の…大切な…チュ…人だから…」
「ん…フフ…擽ったい……ん…」
お互いどちらかともなくキスをした。
「ちょっと…リビングに移動しよっか………ベッド…綺麗にしてもらわなきゃね。」
カァァァ…と、昨日を思い出して顔が赤くなる。
「悠………抱っこ………」
少しは動けるが身体はダルい。
悠にお姫様抱っこをしてもらい、少し恥ずかしくて腕を首に回して顔を隠す。
「クスッ……じゃあ…行こうか。」
ゆっくりと腰に負担が掛からないように移動してくれて、昨日のラグの上に座らされた。
「…あ…そういえば…」
悠に凭れたながら左の薬指を見る。
「この緑の石って…こないだの石?」
そう、この前山に飛ばされた時に石を見つけたと話していたよな?
「うん…これ、調べてもらったらモルダバイトって言うんだって♪」
………モルダバイト………
「隕石が地表へ衝突したときに作られるテクタイトと呼ばれる天然ガラスの一種です。」
………最近あまり出さないスマホで調べました…マジか…俺の世界じゃ採取場所は海外だったはずだけど…ここじゃ普通の山で取れるのか?
「あ、俺が行った山は秋良が考えてる所じゃないよ。自家用飛行機で行かされたから☆」
あぁ…なるほど。一応普通の場所じゃないんだ。
「レイも一緒に見つけたから、ルゥにあげたはずだよ。」
ちょっと、悠の瞳の緑にも似た色なんだよなぁ。
「あ…悠…ツリー下に俺からのプレゼントあるんだ。」
「これ?」
「うん…気に入ってくれたら嬉しいけど…」
「じゃあ…俺からは…これね。」
2人で同時に包装紙を破り中を開ける。
「「あ…」」
2人でクスクス笑い合う。
中身はほぼ同じデザインの天然石がはめ込まれたチェーンタイプのブレスレットだった。
悠からはバイオレットサファイアを、俺からは…オレンジサファイアだ。
同じサファイアでも違う色の石だった。
「悠は…なんでこの石にしたの?」
「秋良の花の色にしたんだよ。ちょっと紫掛かってるでしょ?サファイアは守りの石でもあるからね。それの…秋良のイメージに合わせたんだ。秋良は何でこの石にしたの?」
「俺は……守りの石は同じなんだけど俺の大好きな悠のオレンジの瞳の色にしたんだ……尚弥と一緒に佐奈田さんの書類仕事を手伝ったお礼として買ってもらったんだ。紹介してくれた業者の人が親切でさ。佐奈田さんは尚弥も俺もお給料の範囲内って言ってたから良かったよ。」
お互いブレスレットを付け合い手を絡め合う。
その後、理事長や佐奈田さんからのクリスマスプレゼントは昨日より増えていてお正月に着る和服までプレゼントに入っていた。
「…これ…貰いすぎだろ………ん……これは佐奈田さん………?」
__プライベートルームで開けるように__
メモが貼っていたので後で開けようと別にした。
…後で開けたら、どれも大当たりな新作BL本セットだった……お兄ちゃん……神………っ!
色々開けてみたら、中から…
「あれ?これは…」
「あ、兄と姉だ…相変わらずデカイなぁ。秋良にもあるよ。」
開けてみると、お兄さんからは肌触りの良いスヌード、お姉さんからはこれも肌触りの良い手袋だった。
頬に当てるとホワホワする…気持ち良い…
「………」
「悠?」
悠へのプレゼントは…
「こんな男は嫌われる!」
「重い男にならないで!」
「嫌われ男の3カ条」
あ………お兄さん・お姉さん…佐奈田さんから何か聞いたな。
悠には教本がダンボールでプレゼントされていた。
何だかんだと過ごしていたら夜になり、媚薬効果が完全になくなった改良されてる回復薬を飲んでから食堂に向かう。
ルゥとレイは…何を贈りあったんだろう。
食堂では当たり前のようにブランチボックスを受け取るカウンターに、あからさまな「昨日は寝てません!」な…攻めな…方々が…列をなしていた…
あ、隼人だ。
「おはよ。」
パタパタと走って隼人の元へ行った。
「あ、アキラ。おはよう。」
「……尚弥は…」
「うん、今日は動けるんだけど…ちょっと部屋で…食べたくてね。」
隼人がスッと俺の耳元で囁く。
「………更に艶やかな色香を纏った君の様な顔と……首筋の可愛らしい沢山の痕を…見せたくないんだよね。」
「うそんっ!」
色気のない俺の叫びは無視され……バッと、後ろから悠が俺を両手で引き寄せて隼人を見る。
隼人は「やれやれ」と、言う顔で俺に言った。
「ゴメン、君の恋人は自分の可愛らしい恋人をみんなに見せびらかしたいらしね。俺は違うけど…何…牽制?心が小さいね。」
「違うよ。俺はどこでも可愛らしい秋良と一緒にいたいだけだよ。元気に歩けるのに閉じ込めるのはどうかなぁ…逃げられちゃうよ?」
………フフフフフ………
キャァァァ!
助けて!!腐女子なみんなぁっっ!
「…あ……アキラ、尚弥が…『ありがとう』だって。」
チャラ………
隼人がそう言いながら腕のブレスレットを見せてくれた。
「あ、結局ブレスレットにしたんだ。」
業者の人との打合せは別にしたから何にするかを聞いてなかったんだよなぁ。
「君達も…みたいだね………」
隼人のブレスレットの石は、隼人のバラのイメージに合わせてルビーにしようかと考えていたようだが…
ん?ちょっと初めて見る色だ。
「うん『ピジョンブラッド』って言うんだよ。あ、悠斗。」
何かコソッと悠に耳元で話すから分からない。
「フフ、了解。後でね。」
俺達は隼人と分かれて、それぞれのクリスマスを堪能した。
0
お気に入りに追加
401
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる