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53☆ 閑話 6 ✽レイ・ルゥver.✽

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「レ…イ…ッ…つ…がぃ…何………んぅぅっ…僕だけ…脱ぐっ………やぁんっ……」

完全に服を脱がされたルゥがレイの服に手を掛ける。

「ん…脱が…して…ジュッ…」

チュプ…チュプ…と、下は抽送を続けながら、唇は鎖骨へと移りルゥの肌に痕を付けていく。

「んぅぅっ……力ぁ…入ん……ないよぉ…」

「分かった…」

レイが後孔から指を出した後にシャツを脱ぐ。
最近悠斗と共にトレーニングに行かされてるせいか、レイの身体は普段の見た目から想像がつかないほどしっかりと筋肉が付いていた。

「うわぁ……凄いな…んっ……8つ………シックス…パック………超えて…んっ……ぅっ…」

ルゥが媚薬効果で敏感に反応しつつ、興味深々にレイの腹を撫でると、ピクッ…と反応した。

「ぁ…ん…擽った…かった?」

「いや…それより…俺は…ルゥの方が…凄いと思う…綺麗な……チュ…身体…ん…してる………」

レイがルゥに覆い被さって耳の裏や耳朶を舌で愛撫する。

「ふぁ…っ………ん…レイ……ぅ……もっとぉ……」

「ルゥ………俺……ここに……」

「んんっ!」

後孔に指を再び入れた。

「俺の棒…入れたい…」

指を3本に増やしチュクチュクとさせながら中を広げたりして抽送を早める。

「んぅ…あっんっん……入れ…ったい?」

「うん…」

「あぁっ…どうし…ても…?」

「どう…しても……」

「んんっ………分…かったっ…」

レイは自分のズボンを下着ごとの脱いでブルンッ!と自分のものが猛っているのを感じた。
ルゥの腰にクッションを敷いて腰を高く上げる。

「やっ…あんまり……見ないで……」

「……見惚れてた…」

「バ…カ………早く……来て…」

ルゥが両手をレイの首に回して自分の元へ引き寄せてきた。

「……ん…」

ジュププ…と、ゆっくりと棒を中へ入れて行く。
すると入れて行くほどにルゥの身体が撓っていった。

「あぁぁああんっっ……やぁっ………何か来るっ………」

中は棒を吸い付くように柔らかい。
最初はゆっくりと抽送していたが、気持ちの昂りと比例して段々と早まっていった。

「あんっ…あっあっあっあっ………やぁっ…来ちゃうっ…来ちゃうからぁっ!」

ルゥが去らない快楽に翻弄されて逃げようとするがレイが腰を捕まえて引き戻す。
反る身体を持ち上げ、対面座位になりルゥは自重で最奥を突かれた。

「あぁぁぁああああっ!」

ルゥ達には射精はない。
ない代わりに相手へのエネルギーの放出となるので、お互い気持ち良さが身体の中を駆け巡る。
翻弄されているルゥにとってはただ辛い快楽なのだが…

「ル…ゥ…っ…好き…っ…愛してる………んっ…!」

更に奥へ突かれたルゥはハクハクと空気を求めた。

「ヒュッ………んっ……あぁっ……!」

そのまま何度も最奥を突かれたルゥは気を失った。


___早朝___


「…ん………ぅっ………」

ルゥが目を覚ますと目の前にレイがいた。
どうやらあのまま気を失って、マットの上にレイの腕枕で眠ってしまったらしい。

「服は……着せられてる………」

部屋は裸でも大丈夫なほど暖かい。

「…………っ!」

スヤスヤと幸せそうに眠るレイに苛ついてべチッ!と、頭を叩いてしまった。

「……ん……ぁ………おはよ…ルゥ…」

「わぁっ………んっ………ぅっ……」

寝ボケたレイがルゥを自分の方へ引き寄せてキスをしながら舌を入れて絡めてきた。

「んっふ……ひゃ…なっ……んぅむっ……っ…あっ!」

服の中に手を入れられて乳首を摘まれる。
そのまま体勢を変えられて、服は脱がされて乳首を喰まれながら下半身の棒へと手が伸びた。

「あんっ…レイっ!」

「…ひゃめダメ?」

「咥え…ながらっ…喋るなぁっ!ダメぇっ!!」

レイが渋々と離れる。
ルゥはその隙にシャツを着た。

「今日はクリスマスだろ?プレゼント!」

ルゥがツリーの下から自分からのプレゼントをレイに手渡した。

「俺も…」

ルゥから小さな箱を貰ってレイも小さな箱を2つ渡す。

「2つ?僕1個しか用意してないよ?」

「良い…俺の自己…満足…だから。」

2人で同時に包装紙を開けると…
レイにはセレスタイトの天然石が付いたピアス。
ルゥにはパライバトルマリンの天然石が付いたピアスに、悠斗と見つけたモルダバイトの指輪だ。

「あれ、この指輪……内側に石が埋め込まれてる?」

「…そう…これ…にぃにと…お揃い…」

そう言うと、ルゥの手の平に置いていた指輪を取り瞳を見つめる。

「ルゥ…俺の…一番のものになって…」

「一番?」

指輪を右手で持ちながら、左手はルゥの左手に手を添えた。

「そう…一番。」

「……僕の一番は…にぃに…だもん………」

「じゃあ…番で…一番になって。」

「つがい?」

「そう、パートナー…?一緒に…色々頑張って…いく?…」

「一緒に頑張ってにぃにを守ってんだなっ。良いよ!頑張ろっ!!」

「……言葉……難しいな……じゃぁ…これ…約束の指輪。はめて…良い?」

指輪を見せて、レイが見上げてルゥの瞳を見つめる。

「にぃにとお揃いだろ?うん!はめてはめて♪」

「これ付けると…他の人と…チューとか…出来ないよ?」

「うん、そういうのはレイとしかしないでしょ?良いよ。」

「……っ………分かった…」

レイが指輪をゆっくりとはめる。
ルゥは嬉しそうにその光景を眺めた。

「あ、ピアス。石は違うけど一緒だったね。」 

「よく…知ってたな。」

「うん。にぃにが鳥の時に雑誌で『カッコいい』って言ってたから。今の僕達はピアスの穴とか前に習った呪術とかの応用で出来るでしょ?」

「出来ると思う。ルゥ…俺の石…なんでこれなの?」

「あ、これ?」

ルゥがレイの耳元から髪を掻き揚げて耳にセレスタイトのピアスを当て、手の平に光を灯して定着させながら話す。

「髪の色、鳥の色…曇り空のような…でも、柔らかい空の色…だからかな。レイは?」

ルゥが両方の耳を定着させ、自分の耳をレイに向けた。
レイはパライバトルマリンのピアスをルゥの耳に当て、同じく手の平に光を灯して定着させながら話した。

「俺は…澄み渡った晴れ渡る空のような…俺が召喚される前に見た…大好きな空の色とお前の…大好きな髪の色だったから…」

今まで寡黙なレイが徐々にしっかりと話し始める。

「だからこそ…俺はお前に惚れた。だからこそ…沢山のをくれたお前が……愛しいと思ったんだ。」

「レイ…?」

「ルゥ………愛してる…」

「ん……ぅ…」

ルゥを引き寄せて唇を合わせた。
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