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51☆ 閑話 4 ✽ルゥver.✽

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………クリスマスイブ………


にぃにはアイツを選らんだ。
僕は『守護するもの』として…にぃにを一生守ることには後悔はしていない。


___にぃにへの気持ちを諦めなくてはいけない___


召喚されて別室に連れて来られ、最初に佐奈田さんから言われたのはこの話だ。
佐奈田さんはちゃんと鳥の僕なんかの気持ちを尊重してくれた。
僕は…人間じゃないのに。


「お前はそれでも…アキラ様を…にぃにを守れるか?」


そんなもの突然召喚されて味方の少ない大事なにぃにを僕が守れる権利を貰えるなら…僕の気持ちなんか…捨ててやる……って、思っていたのに…訓練が終わった後に会ったにぃにの花のように艶やかな笑顔と僕の大好きな香りを強く纏った姿がアイツに作られたかと思った時は…胸の奥が苦しくなった。
アイツに向けるにぃにの笑顔が蕩けて見えて…取られたくなかった。 

にぃに…僕の大切な人…にぃにの「一生守る」のは僕だ。
アイツじゃない。
だから…僕はにぃにと離れない。
にぃにの花が覚醒した時、守護するものとして繋がりが一番強い僕も影響されて身体がおかしくなり、レイに身体を預けて助けてもらった。


___約得だから…気にするな…___


あの時の記憶はあまりよく覚えていない……
ただ、唇に温かいものが触れたり…身体の中がポカポカしたのは覚えている。
レイが「俺は本気だから」と、やたらとアプローチしてくるようになってきた。
吐き戻しの代わりに涎液の交換や、キスは……にぃにの覚醒の時にしたと言うし、何故かレイとは嫌じゃなかったから…時々は許したけど……寝ている時に腰を引き寄せて服の中に手を入れて胸を弄るのは…寝ボケていても許さないんだからなっ。
何か最近胸が擦れて痒いし。

今日は佐奈田さんも僕達もクリスマス休暇だ。
いつもはにぃに達と同じ部屋号で、その時々で同じフロアの別の部屋号で佐奈田さんとかと共同だけど、今日はそれぞれ少し離れた部屋号だ。
丸々1つを与えられ、レイは「こんな感じで…にぃに達の隣の部屋号に住めないのか…」と、ブツブツ言っていた。
外を見ると雪が降っている。
ご飯は…まぁ適当に食べれば良いかと寝室をベッドメイクした後にリビングへ来た。
クリスマスツリーのライトと周りに置かれた間接照明がキラキラとお互いを上手く引き立て合っている。
ふと見ると、ツリーの下に広めに広げられたマットにトレーの上には軽く食べられるサンドイッチや果物、温かい飲み物が湯気を立てて置かれていた。

「レイが準備してくれたの?」

「うん…ルゥ…来て…」

「ん…」

大きな背凭れのクッションに少し凭れたレイがこちらを向いて両手を広げて僕を招き入れる。
何でコイツ…こんなに僕のことが好き…なんだろ……レイを背にした状態で自分の身体を預けて座る。
すると当たり前のようにレイの手は僕の腹に手が回ってきた。

「ルゥ…あ~ん…」

「あ~ん…ん…美味し………」

レイが皮も食べられるブドウを指で摘んで僕の口へ運ぶ。
僕達インコはお互いの給餌行動もするから、あまりこういう行為は抵抗がないけど…これ…人間では………恋人同志がやるんだよ…な…?
最近分かってきたけど…僕……人間のことに疎いかも。
レイは分かってやってる?
今更だから止めろとは…言い辛いんだよなぁ…レイ…世話好きだし…

「どうした……これ…嫌い?」

「うぅん、大好き。もっと…ちょうだい。」

「…………っ!」

あれ?
顔だけレイの方に向いて言ったらレイが固まっちゃった…顔赤い?

「…ルゥ…そのまま…で…いて……」

レイがまたブドウを取ったかと思うと自分の唇に挟み、僕の顎に手を添えて口の中に舌を少し押してブドウを入れてきた。

「ん………っ…ふっ…くっ……」

グチュ…っと、ブドウがレイの舌が一瞬戻った時に潰れ、またレイの舌が入ってくる。

「んんっ……はっ………んぅ………」

ツゥ……と、ブドウと混ざった唾液が唇の端から喉へと伝う。
クチュクチュと舌が絡み合い、歯列をなぞられてゾクッと身体が疼き始めた。

「ん…ぅ…な…に…これ……?」

ブドウを飲み込み、レイの服にしがみついて自分の身体の変化に慄く。

「ルゥ…発情期…いつ…?」

「…発情…何それ………?」

何…そんな言葉知らない……それより身体のゾクゾクが止まらない……

「人間の姿だと…ここと……」

「んぅっ!」

「ここ…」

「ひゃあんっ!!」

レイが僕の股間にあるものと、後ろの孔の所を布越しでそっと触った。
僕達は召喚されてからは糞をしなくなった。
精霊…だからか、一応人間の姿の時はそのスタイルに合わせて形作られただけと思ってたけど……

「大丈夫………アイツに聞いてきた…ルゥ…手はこっち……」

「アイツ…って…んんっ!」

僕がレイの首に腕を回してる間にズボンの前を開けて下着をずらし、股間にある棒を触り始めた。
何……飾りじゃないの?

「やぁっ………レッ…ィッ……何か…やぁあ…」

「大丈夫…じゃあ………」

ツプン…と後ろの孔にレイの指が入って来た。
うそうそうそっ!
そんなのっ入んないよっ……苦し…ぃっ!!

「あ…忘れてた……」

「……何を………あぁんっ!」

ビクンッ!と身体が驚き撓り身体が傾く。
レイはそのまま僕をマットの上に寝かせ、何故か慣れた手付きでズボンを下着ごと脱がして小さな塊を感じたかと思った瞬間、指でグッと奥に押し込んだ。

「あぁああ!」

奥へ奥へとやられた塊はジワジワと身体の中で溶けていく。

あ……これもしかして………!

「にぃにに…作ったヤツ…今回はアイツと作った…2人が…気持ち良くなるように…気持ち…いっぱい込めた…」

「お前っ………んっ……佐奈田…さん…から………ぅっ……気持ちぃ……込め過ぎる……なって…言われたぁあんっ!動くなぁっ!!」

いつの間にか指が2本になっていた。
僕…人間じゃないのに……気持ち…良ぃ…

「ルゥ………好き……大…好き……」

片手は抽送を続けながら、もう片方はシャツの中に手を入れてジワジワと身体を弄られる。

「んっ……あっ……レ…イ…」

ゾクゾクが止まらない。

「ルゥ………俺の……番になって…ん…チュク……」

「んぅっ!」

レイがシャツを脱がせながら乳首を吸った。
…そういえば、にぃにもここ…弱かったよね?
人間はみんなここ弱くなるの?
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