大学生の俺が異世界召喚？ もう一度、異世界で高校生やり直します！

44☆

「やぁぁぁ！…またっ…おっき……くっ……イっ……たっ……ゆぅ………っ…イっ…た…からぁぁぁ!!」

揺すられていたのが少し落ち着いてホッとしたのも束の間、ペニスを引き抜かれてベッドに横に寝かされたかと思うと悠斗が足を少し持ち上げて後ろからペニスを入れてきた。

「あぁんっ……深っ…いぃ…また………んんッ!!」

「んぅ！」

グポッ！と頭の中で音が鳴り、最奥まで届いて精液が流れる。
悠斗はそれでも硬いまま、更に奥へと進もうとした。

バヂュ！…バヂュ!!

悠斗の精液がペニスと絡み、音が変わって行く。

「あぁんっ…も…っ…苦しっ……ゆっ…むっ…ふっ………んぁあぁぁっ！」

悠斗がペニスは引き抜かずに足を降ろし、完全にうつ伏せとなった俺の腰を少し持ち上げて自分へ引き寄せた。
ズチュン！と、音と共に俺はまた絶頂に達したが、既に沢山出した後なので快楽だけが身体を巡る。
悠斗も達して、やっと後孔からペニスを引き出してくれた。

「ハァッ………ゆっ…ぅ……苦しっ……！」

最奥に放たれた沢山の精液が腹に溜まり、引き締まってきた俺の腹に山を作らせる。
悠斗は俺の腹を見て満足そうな顔をした後、ポッカリと開いてしまった後孔から溢れる自分の精液を見て嬉しそうに俺の耳元にキスをしながら囁いてきた。

「アキラ……お腹…チュッ……赤ちゃんが出来たみたい……んっ………可愛い……それに後ろも……」

「んぅっ……ま……たぁっ！」

「俺の出したの……出てきてるから……チュク……少し蓋しようね…」

悠斗がまた後ろからペニスをゆっくりと入れてきた。
もぅっ……限界なのにぃ…！

「大丈夫…確か子どもを…作る時…精液をなるべく…んっ……外に流れないに腰を高くして…っ……留めておくと…良いんだってっ。」

捏ねるように腰を回し、カリが最奥を突き抜けた所でやっと止まった。

「んぅぅ……も…動く…なぁ…！」

「うん、このまま…ね…」

ギュッと抱き締められて横になる。
快楽が止まらず身体がゾクゾクと毛羽立つようで…頭がおかしくなりそうだ…悠斗と…ちゃんと…話さなきなゃ…！

「悠……斗…っ」

「何……レロッ…」

「んぅっ…あっ…んん…っ……耳…っ止めっ…!!」

「帰らないって言うまでやめないっ………んっ！」

「後ろっ…顔が見え…あんっ！」

グイッと、突き上げるように最奥を刺激されてグチュゥ…っと音がする。

「アキラの…ここ……今…奥でキュウッて締め付けてくれたよ…」

「顔を見せっ…てってぇぇ！」

最奥を捏ねるように腰を回す。
ちゃんと…話したいのに……言葉が出ない…

「あんっっ……ぅ……んっんぅ！」

「今の俺は…アキラに見せられる顔じゃないから………やだ…っ。」

グポン…ズリュッ……バチュンッ！
腰をゆっくりと引かれてまた最奥を突く。

「あぁんっ！」

突かれる度に悠斗の精液が押し出され、ベッドのシーツは俺の潮や悠斗の精液が流れて冷たく湿っていた。

「やあっ…もぅ…ちゃんとっ……顔見て………話っ…をしたいっ…からぁぁあっ！」

最奥を突かれて精液を送り込まれる快感に頭が溶け切り…俺は意識を手放した。



＿＿にぃに＿＿




あ………ルゥ……お前…守護するものだろ？助けろよなぁ………




「にぃにっ！」

「ハッ！」

目覚めたそこは転生者が最初に来る天国か？
真っ白い空間の中に可愛らしい丸テーブルに椅子が2つあって、その内1つはルゥが座っていた。

「……大丈夫？」

「…大丈夫じゃ…ない…お前…助けろよな。」

「にぃに、佐奈田さんや影を下がらせたじゃん。2人で話したかったんでしょ？身体は動けない状態だからこっちに呼んだの。取り敢えず…座ったら？」

ルゥに言われて向かいの椅子に腰を掛ける。
するとパッ…っと、魔法のように目の前にティーセットが現れた。

「にぃにの大好きなアールグレイだよ。いつもホットを飲んでたでしょ？今日のは特別な日に飲んでたやつだよ。」

………あ………

温かな湯気の中にアールグレイのベルガモットの香り。
ルゥが来てからは大学に合格した時、彼女に振られて落ち込んだ時…バイトで嬉しいことがあった時……色んな特別な日にいつもより少し値段の高い紅茶を飲んでたの…隣で見て覚えてたんだ……
鼻から抜けるアールグレイの香り…ゆっくりと喉の奥に流すと香りと紅茶の温かさで身体が温まる……そして心配してくれるルゥの心も……

「…話…出来なかったみたいだね…」

「…うん…出来なかった…」

「にぃには…どうしたい…？」

「俺は…」

「アイツは…執着激しいし……重いし……見た目と全く違うけど…」

「うん。」

全くその通り。

「あんなに好きでいてくれる人も…いなかったんでしょ？」

「……うん。」

そう…その通りなんだ…

「僕は…元は鳥だから簡単な考えしかない。親は成長するとすぐいなくなるからさ。だから『好きな人がそばにいればどこでも良い』んだ。でも、人間のにぃには…違うでしょ？」

「う…ん…」

下を向いてティーカップを両手で包む。
まるで心の不安から来る寒さをティーカップの温度で補うように。
まだ半分残った紅茶に映った俺は…泣いている顔だった…

「にぃに、決めて良いんだよ。」

「だって……俺は…悠斗を取ったら親にもぅ…会えないんだぞ……っ！」

いつも家を明るく元気にしてくれる腐女子な母、それを見て動じない朗らかな父………その中に「俺」ではない「俺」が2人の本当の息子となる………　

「俺は…あの2人の息子で…ありたいのに………！」


＿＿＿悠斗と………離れたくないっ！＿＿＿


「フフ…答え………出てんじゃん。」

ルゥがいつの間にか席を立って、横から俺を抱き締めていた。