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36 閑話 2 ✽ルゥver. ✽
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「ルゥルゥ~」
あ、にぃにが呼んでる。
僕はにぃにが大好きだ。
もちろんお母さんもお父さんも大好き。
___俺この子にします。___
いつも餌をくれる人に笑顔で言ったにぃには「お客さん」と言われていた。
目が覚めたら兄弟がいなくなって不安な僕を透明な箱から出して大事そうに抱っこしてくれたんだ。
温かくて良い匂いで…すぐ大好きになった。
僕は一生懸命兄弟がいなくて寂しいことを言った時、にぃには餌をくれる人に何か言われて「そっか。寂しかったな。俺の家族になってくれる?」と、ニコニコしながら聞いてくれた。
凄く嬉しくて、いっぱい「嬉しい」を言ったらにぃには笑ってくれた。
そして一緒に帰ったら「お母さん」と「お父さん」という人がいて「お客さん」と言われてた人はお母さんが「にぃに」と呼んでいたから「にぃに」だと分かったんだ。
その後、にぃにから僕の兄弟は僕が寝ている間に他の家に行ったことを教えてもらった。
元気でいると良いなぁ。
「ルゥルゥ…俺さぁ…」
今日はにぃにの「がっこう」?と「おしごと」?がお休みで家にいるからずっと一緒♪
ずっとこうなら良いのに。
家では誰かがいるとカゴから出してもらえる。
誰もいないと危ないんだって。
僕、大丈夫なんだけどなぁ。
「もぅ!『ルル』って自分で名前を付けたのに、この子『ルゥルゥ』って名前を勘違いしちゃうわよ。」
「え~良いじゃん。何となくこっちが呼びやすくてさぁ。」
え~、僕『ルル』だけど『ルゥルゥ』も僕だよね、違った?2つも名前あるんだよね♪
にぃにも『お客さん』と『にぃに』でしょ?お揃いだもん!
ウフフッ!にぃに大~好きっ!
僕は肩に乗ってにぃににチューをする。
「おっ、ルゥルゥも分かるか?どっちでも良いよなぁ~。」
「ま、アンタとルルが良いなら良いけどね。」
お母さんはパタパタとキッチンへ行った。
「ルゥルゥ聞いて~。」
ソファに座って紅茶を飲みながらにぃにが話す。
何か…にぃにが振られた?らしい。
女の子?メスのこと?僕がいるじゃん。
元気出して!あ、じゃあこれプレゼント!
「ルゥルゥ、慰めてくれんの♪うぉっ!その餌はいらねぇわ~。」
え?エクエクしたの…いらないの?
大好きな人にあげるんだよ。
僕のママはくれてたよ?
じゃあチューするっ!
「ひゃっ…ん…くすぐったいっ。ルゥルゥ、大好きだよ。」
僕も~♡
___でも、ある日突然変わったんだ。___
「ルル~、ただいま~。」
「あら?にぃに、最近ルゥルゥって呼ばなくなったわね。」
「え~、俺最初から『ルル』って呼んでたじゃん。」
___違う___
「そうそう、そういえば昨日変な夢見たのよ~。にぃにがBLゲームの世界に行ってるって夢!」
「お母さん、毒され過ぎだよ!」
___にぃにの匂いじゃない___
「ね~、ルル♪」
___にぃにの顔で笑うお前は誰だ?___
「…どうした、ルル?」
「そういえば最近、ルルったらアキラにチューしないわね。」
「そうかな?」
だって僕のにぃにじゃないからチューしないもん。
にぃに……どこ行っちゃったの…?
僕はみんなが寝る時にカゴに入れられて、にぃにが買ってくれた大好きなブラブラする乗りものの上でウトウトしてたら温かい光と声と……大好きな匂いがしたんだ。
___守護するものよ!いざ、ここへ参らん!!___
あ、にぃにが呼んでる。
僕はにぃにが大好きだ。
もちろんお母さんもお父さんも大好き。
___俺この子にします。___
いつも餌をくれる人に笑顔で言ったにぃには「お客さん」と言われていた。
目が覚めたら兄弟がいなくなって不安な僕を透明な箱から出して大事そうに抱っこしてくれたんだ。
温かくて良い匂いで…すぐ大好きになった。
僕は一生懸命兄弟がいなくて寂しいことを言った時、にぃには餌をくれる人に何か言われて「そっか。寂しかったな。俺の家族になってくれる?」と、ニコニコしながら聞いてくれた。
凄く嬉しくて、いっぱい「嬉しい」を言ったらにぃには笑ってくれた。
そして一緒に帰ったら「お母さん」と「お父さん」という人がいて「お客さん」と言われてた人はお母さんが「にぃに」と呼んでいたから「にぃに」だと分かったんだ。
その後、にぃにから僕の兄弟は僕が寝ている間に他の家に行ったことを教えてもらった。
元気でいると良いなぁ。
「ルゥルゥ…俺さぁ…」
今日はにぃにの「がっこう」?と「おしごと」?がお休みで家にいるからずっと一緒♪
ずっとこうなら良いのに。
家では誰かがいるとカゴから出してもらえる。
誰もいないと危ないんだって。
僕、大丈夫なんだけどなぁ。
「もぅ!『ルル』って自分で名前を付けたのに、この子『ルゥルゥ』って名前を勘違いしちゃうわよ。」
「え~良いじゃん。何となくこっちが呼びやすくてさぁ。」
え~、僕『ルル』だけど『ルゥルゥ』も僕だよね、違った?2つも名前あるんだよね♪
にぃにも『お客さん』と『にぃに』でしょ?お揃いだもん!
ウフフッ!にぃに大~好きっ!
僕は肩に乗ってにぃににチューをする。
「おっ、ルゥルゥも分かるか?どっちでも良いよなぁ~。」
「ま、アンタとルルが良いなら良いけどね。」
お母さんはパタパタとキッチンへ行った。
「ルゥルゥ聞いて~。」
ソファに座って紅茶を飲みながらにぃにが話す。
何か…にぃにが振られた?らしい。
女の子?メスのこと?僕がいるじゃん。
元気出して!あ、じゃあこれプレゼント!
「ルゥルゥ、慰めてくれんの♪うぉっ!その餌はいらねぇわ~。」
え?エクエクしたの…いらないの?
大好きな人にあげるんだよ。
僕のママはくれてたよ?
じゃあチューするっ!
「ひゃっ…ん…くすぐったいっ。ルゥルゥ、大好きだよ。」
僕も~♡
___でも、ある日突然変わったんだ。___
「ルル~、ただいま~。」
「あら?にぃに、最近ルゥルゥって呼ばなくなったわね。」
「え~、俺最初から『ルル』って呼んでたじゃん。」
___違う___
「そうそう、そういえば昨日変な夢見たのよ~。にぃにがBLゲームの世界に行ってるって夢!」
「お母さん、毒され過ぎだよ!」
___にぃにの匂いじゃない___
「ね~、ルル♪」
___にぃにの顔で笑うお前は誰だ?___
「…どうした、ルル?」
「そういえば最近、ルルったらアキラにチューしないわね。」
「そうかな?」
だって僕のにぃにじゃないからチューしないもん。
にぃに……どこ行っちゃったの…?
僕はみんなが寝る時にカゴに入れられて、にぃにが買ってくれた大好きなブラブラする乗りものの上でウトウトしてたら温かい光と声と……大好きな匂いがしたんだ。
___守護するものよ!いざ、ここへ参らん!!___
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