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納得したのか、その日の夜も性懲りもなく風呂に一緒に入ってきたが、バスタブで俺を自分の前に座らせたものの手を出されることはなかった。
しかも佐和田さんが更にリラックス出来そうなバスグッズを用意してくれて、すっごく楽しかったぁ♪

「本格的な泡風呂って洗い流さないでそのままバスローブを着るみたいだね。」

「うん。何かサイトにあったなぁ…悠斗はどうしてた?」

「う~ん…俺は基本シャワーだからなぁ。」

洗って流す…に慣れた俺は、もったいないけど流しちゃうよなぁ…

………しっかし………

「ん?」

「あ………いや………」

シャワーを浴びている悠斗の身体を最初は会話に夢中で何も考えてなかったのだが…


___普通の状態の悠斗の…が…___


「あ………フフッ…アキラってばエッチ………見られると…ドキドキしちゃうよ……」

「…んっ…」

悠斗が俺の視線の先に気付いてこちらに近付いて耳元で囁いた後キスをされると身構えたが、唇を掠めるだけですぐに離れた。

「お風呂じゃ…しない約束だもんね。」

「あ……そ…そうだな。」

いつもなら強引に来るのに…
何だろう…して…欲しかった…?

「じゃあ、出ようか。」

「うん。」

着慣れないバスローブを着て脱衣室から出て寝室に戻ると、冷たいドリンクと果物がベッド横のテーブルに置いていた。

「来て、髪の毛を乾かしてあげる。」

「俺1人で乾かせるぞ。」

「俺が乾かしたいの。」

悠斗が「恋人の髪を乾かすこと」は憧れてた1つだとかで、俺はベッド横に少し大きめのクッションを座布団代わりにして座り、ベッドを椅子代わりにした悠斗の足の間に俺がいる状態だ。
ドライヤーのスイッチを入れると少し熱めの熱風が吹き、大きな手が俺の頭を撫でるように乾かしていく。

「フフ…アキラの髪って…綺麗な髪だよね。」

「ん?普通の髪だと思うけど?」

「うぅん、指通りも良いし…柔らかい。最初に抱き締めてた時から大好きなんだ。」

「………そっかぁ?」

褒められ慣れてないから、こういうのは本当に照れる…
ドライヤーを片付けた後、悠斗に促されて横に座ってサイドテーブルに置いていたドリンク飲みながら少し話した。
高校生らしく学校のこと、友達のこと…そして……付き合った人のこと…

「色々な友達がいて楽しくやってたよ。でも、好きな人は出来なくて…アキラは髪だけじゃない…目も唇も声までも…何もかも………大好きになってしまったんだ………」


___嫌なら拒んで___


悠斗は耳元で小さい囁くと、俺をベッドの真ん中へ引き寄せて押し倒しながらゆっくりと覆い被さってきた。
近付く悠斗のオレンジ色の揺れる瞳に俺の顔が映ってる俺は………嫌な顔をしていない。

「ん………ふっ……ん………ぅ…」

悠斗の指がバスローブの紐を解いて胸から腰を優しく撫でながら脱がしていく。
下着を着ていなかった俺はすぐに裸の状態となり、外の空気と触れ合って少し肌寒く感じたのかフルッと震えてしまった。

「怖い…?今なら…逃げられるよ…チュ…」

悠斗がそう言いながらも首の裏や首筋にキスをしていく。

「んぅ…っ………はぁ…ん…ちっ…が………」

「…ん?」

動きが止まった悠斗と目を合わせながらバスローブの紐を引っ張ると前が開け、引き締まった筋肉が顕になる。


……もぅ……逃げない。


「悠斗も…全…部…脱いで…ギュ…って…して…」

意を決したものの、何となく寒くて…少し怖くて…安心させて欲しくて両手を悠斗の首に回して強請ってみた。
悠斗は微笑んでからゆっくりとバスローブを脱いでベッドの横に落とす。
…絵になるなぁ…俺はぼんやりと見惚れてしまった。

「…ギュッてしたら…もう止められないよ…?」

「………っ……お…お手柔らかに…お願いします…ぅ……」

俺の言葉に少し目を見張らせてからクスクスと嬉しそうに微笑んだ悠斗が、ゆっくりと俺の耳元へ顔を寄せ…

「………善処…します……」

と、返事をした。

ギュッと力強く抱き締められると、お互いの硬くなったものがよく分かる。

「怖かったら…言ってね…」

そのまま首筋をジュッと吸われ、そのまま乳首へと舌が這っていく。
乳首周りも強く吸われて、前よりも強い刺激に付いていくのに必死だった。

「ぁっ………ん……ぅっ……んんっ!悠っ斗ぉ…!」

「ここ…最初から…弱い…よね…?ジュッ!」

「ひぁあっ!」

足の付け根を強く吸われて身体をくねらせる。
ペニスの近くということもあり、際どい場所で余計に感じてしまった。
悠斗はキスをしながら弱い場所を責めてきた。

「やっ…っ…そこぉっ………恥ずか…しぃかっらあぁっ!!」

キスを繰り返していたかと思うと、ペニスを持ち上げて裏筋を甘噛される。

「ひぁああっ!そこっ!!やぁっ!」

両手で悠斗の頭を退かそうとするがビクともしない。
それどころか、悠斗はそのままベロッと裏筋を舐め、咥えて口の中で吸いながら舌を使って鈴口をグリグリと刺激していった。

「やだぁっ……んっ…悠っ斗ぉ!それっ…やぁ……変っにぃ…なるっ…んぅっ…ん……溶けちゃう…っ…からぁっ!!あぁっ!」

口を窄めて淫靡な音を立て始めて悠斗の指が陰囊と後孔の間に滑り込まれて指の腹で刺激される。
強く押されている訳じゃないのに感じてしまい、身体全体が甘く痺れて溶けてしまいそうだ。

「悠っ斗……ゅぅ……っ…んぅっ…!」

「はっ………むぅ…ぅ…ジュッ…ん………」

そして悠斗の口から漏れ出した涎液に混じった先走りが後孔に近い指の腹に絡まり、そのままスルリと1本中に入った。

「ヒュッ………ハッ……っ……!」

呼吸が一瞬泊まり、ハクハクと空気を求める。
やっぱり今回は難なく入ったものの、水の中みたいな訳にはいかないので圧迫感と違和感に身体が固まった。
 
「………ひゃっぱりやっぱり……あたまぅかたまるかぁ…ん…」

「あぁっ!喋っ…ちゃ…やだっ!」

結局後ろはそのまま抜かれて、睾丸を揉みながら口の奥までめいいっぱい含まれて、ある所がキュッとなってカリを締め上げられる。

「んぅっ!な…に…?!」

「ん…んっ…」

「やんっ!あっあっあんっ!……っ!…離し…てぇぇ!ゆう……っ!イ…クゥ……出ちゃ…うからぁぁあ!」

その言葉を聞いた途端悠斗の動きが激しくなり、快楽に翻弄されながら俺は悠斗の口に精を放ってしまった。
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