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飲んでも良いけどのまれるな…だっけ?
…あ、酒は飲んでも飲まれるな…だった。
だってさぁ…お酒…美味しいじゃん?
何でだよ~…この世界…本当にワイン美味しいのにさぁ…俺…何でこんなに弱いかなぁ…
ズキズキと痛む腰を摩り、横で気持ち良さそうに寝ているベリルを見詰めた。
あれから色んな体勢させられて、身体がギシギシ言ってるよ……
___ギュッ___
「わぁっ!」
「……チュ…顔が赤いぞ…リオ。」
ベリルの顔を見ていると昨日を思い出す。
「…も…っ…近いって……」
「クスクス…チュ…昨日はもっと近くに~…とか言ってたのはリオだろ?」
昨日散々抱いといて…まだ足りないのかよっ⁈
___コンコン___
「おはようございます。ガーネット様と殿下は夕方にいらっしゃるそうです。ジルコンとオニキスが妖精の庭を確認してこちらに来るとの事でした。」
ガーネットやロードが来たら妖精や精霊との契約をする。
祭りで日に日に妖精や精霊達が集まって、精霊の庭は賑わいを見せていた。
「そうか。」
「今日の夜は精霊の森に行かれますか?」
ちょ…何事も無かったみたいに裸で起き上がるですけど⁈
ラリマー、お前も騎士ならちょっとは動揺しろよっ!何平然と着替えを手伝ってんだよっ‼︎
「今日は昼までリオと2人きりで過ごしたい。」
「…じゃぁ、服は着なくてよかったですね。」
「そういう訳にもいかんだろ?」
「……ですね。」
「…………っ!」
2人がクスクス笑いながら、真っ赤になってる俺を見る。
「可愛いなぁ…」
「やらないからな。」
「もう良いよっ!ラリマー、可愛い言うなっ‼︎それより、着替えるぞっ!」
___ガバッ!___
勢い良くシーツを取ってベッドから降りる。
「……あぁっ…」
ヘナヘナと崩れ落ちて地面に座り込んでしまった。
…何故だ⁈腰が…立たん…だとぉ⁈
「あ~…無理させられましたねぇ…」
「……そんな事…無いっ!」
プルプルと立ち上がる俺にラリマーが手を貸してくれた。
「ププッ、リオ様…子鹿の様…ッ…フフフフ…」
「肩揺すらせて…笑って良いよ…」
「ンフッ…フフ…ッ…いや…大丈夫。リオ様、マッサージしましょうね。あ、じゃぁ、ベリル様はジルコン達と一緒に妖精の庭に行って来て下さい。」
「えっ!俺はリオと一緒にいるっ!」
「子どもですか?ダメですよ。しっかりとドライアドに契約の話を聞いてきて下さいね。貴方の国の将来にも関わるかもですよ?」
「…まぁ…そうだけどさぁ………じゃぁ、リオ。」
「何?」
「ラリマーのマッサージであの声出すんじゃ無いぞっ!」
「どんな声だよっ!」
「ワハハハハ!面白~い‼︎」
ベリルが捨て台詞を吐いて去って行った後、俺はラリマーの施術を受けて、どうにか夜までには歩けるようにしてくれた。
___夜___
「兄様っ!」
「待たせたな!」
「………おぅ…」
「わぁ…」
「これは…」
「…ロード…お前もか…」
「……良いな…あれ…」
1人、斜め上の感想もあるが…
王宮の馬車から颯爽と出て来たのは、キラキラと輝いたロードと…ロードに姫抱きされて降りてきたガーネットだった。
…ねぇ…ロード…確かに元々キラキラしてたよ?王子様だし…あ、ベリルは別か。
でも、いつにも増してキラキラしてる上に…あの…ガーネット………色気が増して…見るからに…
「ヤッたな。」
「ヤッたね。」
「そうだな。」
「……許さん…ロードォォ…」
「嘘だぁっ!」
「兄様、ごめんなさい…遅くなってしまって…どうしても体力が戻らなくて…」
「いやいや…ついついガーネットと離れ難くて…」
…いやぁぁぁ…ガーネット…お兄ちゃん、君からそんな言葉聞きたくなかったぁ…
「…お前、向こうじゃ公務をしてたんだろ?」
「あぁ、お前達と入れ違いで行く奥の宮殿で早く過ごしたくて、早々に必要な公務を済ませて色々とガーネットと過ごしたから…今も…離れ難い…チュ。」
「…ロード…」
あぁぁぁ…妹が大人の階段登っちゃってるっ!
「お前…結婚前の娘に…何て事っ…っ!」
「ジルコンッ!」
ロードに歩み寄ろうとしてよろめき、オニキスに支えられる。
…あぁ…アイツも立てない程抱かれたか…
それに…もう、完全に令嬢じゃなく娘って言っちゃってるよ…
「あぁ……そっちだって…やっと身を固めることにしたんだろ?」
「リオとガーネットが結婚するまで無いわっ!」
「酷いっ!」
落ち着いて、オニキスッ!
「…そうか、早く結婚すれば良いのか。リオ、明日にでも結婚しよう。」
「王子だろうが、ベリル。色々考えて!」
「そうだ!お前も順序があるだろ!」
「ハイハイ!その辺で。ガーネット嬢を休ませなきゃ。まずはお風呂へどうぞ。」
ラリマーが間に入ってくれなかったら修羅場と化したこの雰囲気をぶち壊してくれた。
*****************************
「…ハァ…」
ガーネットがお風呂に行ったので、俺もお風呂に行ってきた。
ラリマーは騎士の立ち位置に戻ったのでジルコンが俺の給仕に当たる。
戻ってくると馬車から荷物を部屋に入れる指示をしていた騎士が俺に気付いで走ってきた。
ロードやガーネットの警護で、モルダ様のもう1人の専属騎士のタイガがついて来てくれたのだ。
「お久し振りです。」
「タイガ。」
「ラリマーは…その…ご無礼を働いてませんか?」
「大丈夫だよ。逆に助かってる。」
「なら良いのですが…」
少し心配した顔をしたが、俺の表情を見て大丈夫と受け取ったのか特には聞かなかった。
タイガはラリマーと違ってどちらかと言えばオニキスの様に真面目だ。
騎士の訓練の時に何度か一緒に剣の相手をしてもらったが、剣のスピードが速くて魔力もあるので魔術と併用しての攻撃は城の中でも評価が高いと言われている。
ロードから聞いたけど、ラリマーとタイガは王妃が剣術の訓練の視察でたまたま見かけて強さを知り、自分の専属に上げたそうだ。
下級騎士は本来王宮直属にすら難しいと言われる難関に突破したものの、一部の上級貴族出身の騎士に良く思われてなかった。
俺の訓練の時は、上のランクは外されていたのが逆に良かったけど…真ん中から下のランクのメンバーはみんなフランクで良い人ばかりだ。
「私達は下級貴族の出なのに王妃は力を認めてくれました。でも、アイツはあんな感じなので…よく思わない貴族もおりますから…」
「家族のお世話もして偉いなぁ…って、思うよ。それに、給仕も長けてる。」
「それに関しては…モルダ様の影響もあるんですけどね。」
話を聞くと、モルダ様は結構大雑把に行動するのでいつの間にか給仕も身についていたという。
「フフッ、タイガもしてるんだ。」
「ラリマーがこちらに来てから負担が増えまして、お陰様で紅茶を淹れるスキルが上がりました。」
「アハハ、凄いな。」
「ダイヤ様も大雑把で…王専属騎士と王妃専属騎士の我々にしか見せないので大丈夫ですが…おかげで婚期が伸びてる気がします…」
心中お察しします…
王専属騎士も、ラリマーとタイガを起用してからダイヤ様が配置換えしたとか。
それまでは隙を見せなかった2人が今では、専属騎士の前ではグダグダだと話てくれた。
元気なあの2人に振り回される騎士達。でも、イヤイヤやらされている感じではなく、まるで家族への愚痴をこぼすように言葉と表情は温かい。
「でもね、あのお2人だからこそ、私達は仕えようと思えるんです。人間らしい、飾らない王と王妃ですから。」
そんな人達の元へ嫁ぐガーネット。
今回の遠出で、王妃の大切な騎士まで付けている。
「あ、私がここに来たのはバカンスです。祭りも近いですし、守りは完璧ですからね♪」
………前言撤回…やっぱりタイガもラリマーと同類かも………
…あ、酒は飲んでも飲まれるな…だった。
だってさぁ…お酒…美味しいじゃん?
何でだよ~…この世界…本当にワイン美味しいのにさぁ…俺…何でこんなに弱いかなぁ…
ズキズキと痛む腰を摩り、横で気持ち良さそうに寝ているベリルを見詰めた。
あれから色んな体勢させられて、身体がギシギシ言ってるよ……
___ギュッ___
「わぁっ!」
「……チュ…顔が赤いぞ…リオ。」
ベリルの顔を見ていると昨日を思い出す。
「…も…っ…近いって……」
「クスクス…チュ…昨日はもっと近くに~…とか言ってたのはリオだろ?」
昨日散々抱いといて…まだ足りないのかよっ⁈
___コンコン___
「おはようございます。ガーネット様と殿下は夕方にいらっしゃるそうです。ジルコンとオニキスが妖精の庭を確認してこちらに来るとの事でした。」
ガーネットやロードが来たら妖精や精霊との契約をする。
祭りで日に日に妖精や精霊達が集まって、精霊の庭は賑わいを見せていた。
「そうか。」
「今日の夜は精霊の森に行かれますか?」
ちょ…何事も無かったみたいに裸で起き上がるですけど⁈
ラリマー、お前も騎士ならちょっとは動揺しろよっ!何平然と着替えを手伝ってんだよっ‼︎
「今日は昼までリオと2人きりで過ごしたい。」
「…じゃぁ、服は着なくてよかったですね。」
「そういう訳にもいかんだろ?」
「……ですね。」
「…………っ!」
2人がクスクス笑いながら、真っ赤になってる俺を見る。
「可愛いなぁ…」
「やらないからな。」
「もう良いよっ!ラリマー、可愛い言うなっ‼︎それより、着替えるぞっ!」
___ガバッ!___
勢い良くシーツを取ってベッドから降りる。
「……あぁっ…」
ヘナヘナと崩れ落ちて地面に座り込んでしまった。
…何故だ⁈腰が…立たん…だとぉ⁈
「あ~…無理させられましたねぇ…」
「……そんな事…無いっ!」
プルプルと立ち上がる俺にラリマーが手を貸してくれた。
「ププッ、リオ様…子鹿の様…ッ…フフフフ…」
「肩揺すらせて…笑って良いよ…」
「ンフッ…フフ…ッ…いや…大丈夫。リオ様、マッサージしましょうね。あ、じゃぁ、ベリル様はジルコン達と一緒に妖精の庭に行って来て下さい。」
「えっ!俺はリオと一緒にいるっ!」
「子どもですか?ダメですよ。しっかりとドライアドに契約の話を聞いてきて下さいね。貴方の国の将来にも関わるかもですよ?」
「…まぁ…そうだけどさぁ………じゃぁ、リオ。」
「何?」
「ラリマーのマッサージであの声出すんじゃ無いぞっ!」
「どんな声だよっ!」
「ワハハハハ!面白~い‼︎」
ベリルが捨て台詞を吐いて去って行った後、俺はラリマーの施術を受けて、どうにか夜までには歩けるようにしてくれた。
___夜___
「兄様っ!」
「待たせたな!」
「………おぅ…」
「わぁ…」
「これは…」
「…ロード…お前もか…」
「……良いな…あれ…」
1人、斜め上の感想もあるが…
王宮の馬車から颯爽と出て来たのは、キラキラと輝いたロードと…ロードに姫抱きされて降りてきたガーネットだった。
…ねぇ…ロード…確かに元々キラキラしてたよ?王子様だし…あ、ベリルは別か。
でも、いつにも増してキラキラしてる上に…あの…ガーネット………色気が増して…見るからに…
「ヤッたな。」
「ヤッたね。」
「そうだな。」
「……許さん…ロードォォ…」
「嘘だぁっ!」
「兄様、ごめんなさい…遅くなってしまって…どうしても体力が戻らなくて…」
「いやいや…ついついガーネットと離れ難くて…」
…いやぁぁぁ…ガーネット…お兄ちゃん、君からそんな言葉聞きたくなかったぁ…
「…お前、向こうじゃ公務をしてたんだろ?」
「あぁ、お前達と入れ違いで行く奥の宮殿で早く過ごしたくて、早々に必要な公務を済ませて色々とガーネットと過ごしたから…今も…離れ難い…チュ。」
「…ロード…」
あぁぁぁ…妹が大人の階段登っちゃってるっ!
「お前…結婚前の娘に…何て事っ…っ!」
「ジルコンッ!」
ロードに歩み寄ろうとしてよろめき、オニキスに支えられる。
…あぁ…アイツも立てない程抱かれたか…
それに…もう、完全に令嬢じゃなく娘って言っちゃってるよ…
「あぁ……そっちだって…やっと身を固めることにしたんだろ?」
「リオとガーネットが結婚するまで無いわっ!」
「酷いっ!」
落ち着いて、オニキスッ!
「…そうか、早く結婚すれば良いのか。リオ、明日にでも結婚しよう。」
「王子だろうが、ベリル。色々考えて!」
「そうだ!お前も順序があるだろ!」
「ハイハイ!その辺で。ガーネット嬢を休ませなきゃ。まずはお風呂へどうぞ。」
ラリマーが間に入ってくれなかったら修羅場と化したこの雰囲気をぶち壊してくれた。
*****************************
「…ハァ…」
ガーネットがお風呂に行ったので、俺もお風呂に行ってきた。
ラリマーは騎士の立ち位置に戻ったのでジルコンが俺の給仕に当たる。
戻ってくると馬車から荷物を部屋に入れる指示をしていた騎士が俺に気付いで走ってきた。
ロードやガーネットの警護で、モルダ様のもう1人の専属騎士のタイガがついて来てくれたのだ。
「お久し振りです。」
「タイガ。」
「ラリマーは…その…ご無礼を働いてませんか?」
「大丈夫だよ。逆に助かってる。」
「なら良いのですが…」
少し心配した顔をしたが、俺の表情を見て大丈夫と受け取ったのか特には聞かなかった。
タイガはラリマーと違ってどちらかと言えばオニキスの様に真面目だ。
騎士の訓練の時に何度か一緒に剣の相手をしてもらったが、剣のスピードが速くて魔力もあるので魔術と併用しての攻撃は城の中でも評価が高いと言われている。
ロードから聞いたけど、ラリマーとタイガは王妃が剣術の訓練の視察でたまたま見かけて強さを知り、自分の専属に上げたそうだ。
下級騎士は本来王宮直属にすら難しいと言われる難関に突破したものの、一部の上級貴族出身の騎士に良く思われてなかった。
俺の訓練の時は、上のランクは外されていたのが逆に良かったけど…真ん中から下のランクのメンバーはみんなフランクで良い人ばかりだ。
「私達は下級貴族の出なのに王妃は力を認めてくれました。でも、アイツはあんな感じなので…よく思わない貴族もおりますから…」
「家族のお世話もして偉いなぁ…って、思うよ。それに、給仕も長けてる。」
「それに関しては…モルダ様の影響もあるんですけどね。」
話を聞くと、モルダ様は結構大雑把に行動するのでいつの間にか給仕も身についていたという。
「フフッ、タイガもしてるんだ。」
「ラリマーがこちらに来てから負担が増えまして、お陰様で紅茶を淹れるスキルが上がりました。」
「アハハ、凄いな。」
「ダイヤ様も大雑把で…王専属騎士と王妃専属騎士の我々にしか見せないので大丈夫ですが…おかげで婚期が伸びてる気がします…」
心中お察しします…
王専属騎士も、ラリマーとタイガを起用してからダイヤ様が配置換えしたとか。
それまでは隙を見せなかった2人が今では、専属騎士の前ではグダグダだと話てくれた。
元気なあの2人に振り回される騎士達。でも、イヤイヤやらされている感じではなく、まるで家族への愚痴をこぼすように言葉と表情は温かい。
「でもね、あのお2人だからこそ、私達は仕えようと思えるんです。人間らしい、飾らない王と王妃ですから。」
そんな人達の元へ嫁ぐガーネット。
今回の遠出で、王妃の大切な騎士まで付けている。
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