可愛くなりたい訳じゃない!

mana.

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俺達は中庭のバラ園にやってきた。
別荘の花は色々と季節ごとに楽しめるように花を作っているようだが、その中でもバラは特に力を入れているようだ。

「庭師には使用許可をもらっている。妖精達のためならいくら摘んでも良いそうだ。」

「でも、ジルコンとの話じゃあんまり摘んだりしない方が良いんじゃないかなぁ。」

「そうか、それもそうだな…じゃぁ、鉢植えを持って行こうか。それでドライアドに相談してみよう。」

地面から生えて育っているバラでは移動が難しいので鉢植え…と、なると温室のバラということになる。

「分かった。ちょっと庭師と話をしてくる。リオはちょっとバラでも見て待っててくれ。」

ベリルはそういうと騎士の元へ行って、そのまま庭師のいる所へと移動して行った。
座ってるだけは勿体無いよな。周りを見るととても手入れの行き届いたバラが水やりの後だったのか、どのバラもキラキラと輝いていた。

「バラ園かぁ…植物公園…よく行ったよなぁ…」

デートでよく行った植物公園、水族館や遊園地よりよく行ったかも。
ブラブラと歩いていたら、小さな噴水の前に来たので休憩がてら腰を掛ける。
下を見ると水の上に色んなバラの花びらが広がり、その中にピンクのバラの花びらがあった。

___ピンクのバラの花びら…___

そういえば、最初の日にベリルがバラの花びらを浮かべたお風呂を入れてくれたんだっけ?

…それで…俺…

「待たせたな。」

「……ぅっ…あっ…ベリルっ!」

「どうした?驚かせて……っ…」

少し思い出して恥ずかしくなっていた時にベリルの声がして驚いて顔を上げると、こちらも少し驚いてから…凄く嬉しそうな顔をしたベリルが隣に座った。

「……フッ…最初の日…みたいだな…」

ベリルが噴水の淵に手を付いていた俺の手に指を絡めた。

「…あっ…そう…かな…?」

「あぁ…こんな感じにバラの花びらを散りばめて…バラの香りに包まれて、頬や肩をバラ色に染めた…お前を見て…」

「…んっ…」

「我慢出来なくなったんだ…チュ。」

ベリルが軽くキスをした。

「…俺も……ちょっと…思った…」

「クスクス…ちょっとか?」

その顔…ズルい。

「………ちょっとだよっ。」

「なぁ、リオ…キスしたい…」

「…ちょっと…だけなら…」

だって、いっぱいされたら思い出しちゃうから。

「…ちょっと…だけな…」

「…ん…」

ベリルの舌があの日を思い出す。
俺はベリルの首に腕を回して深く求めて…ベリルも俺に応えるように俺の腰に手を回した。

「…んんぅ…ぅ…ふぁ…」

「リオ…クチュ…」

触られる唇が、舌が……そして指先が熱い。

___グイッ!___

「…んぅっ!」

キスをしながら体勢を変えられてベリルの膝へ対面で座らされると、お互いの硬くなったものが当たる。

「…っ…ベ…リル…ん……チュ……」

ベリルが俺の弱いところを口の中にも…シャツにも手を入れて刺激する。

「ふぁ…あぅっ!」

「…ん…フフッ…ここ…だいぶ感じるように…なったよな?」

「胸…っ…一緒に…やだっ…俺っ…ちょっとって…んっ…言ったぁっ。」

「チュ…チュ…長いディープなキスはしてない…チュ…短いだろ…チュク…」

ディープキスならしただろ⁈…いや、時間の話ならいつもより短いけど…それ違うっ!

「クスクス…でも、お前のここ…苦しそうじゃん…」

ベリルの固いズボンの下から感じる陰茎は俺の勃ち始めている陰茎が当たり、俺がズボンの下で濡れたのが分かった。

「んんっ…ベリル…だってだろぉ…っ。」

もう…さっきからどんどん身体がベリルを欲しくなる。

「俺は…どこでもお前を感じたいからな…チュ…リオ…チュ…どうしたい?」

え?ここ…外…っ!

「…っ…外…んんん…しないって…んっ!」

外ではもうしないと誓ったのに言おうとした途端に口を塞がれ、身体を弄られて俺はあっという間に考えることを放棄した。
ベリルがそっと俺を下ろして膝立ちになって噴水側に向けさせると、後ろから再び抱き締めてくる。

「…ベリ…」
「リオ…チュ。」

___スル…___

「んっ…ベリ…んんんっ!」

片方は既に開いていたシャツの中に手を入れて乳首を摘み、もう片方はズボンを下ろして下着の中に手を入れた、

「もう…こんななってんじゃん…ちょっと…じゃダメだろ?」

___ゾクン___

「やっ…耳元で…喋んなぁ…っ。」

「ここ…こんなになってさ…後ろも…ヒクヒクしてる。」

「ひゃっ…!」

___ゾクゾクッ!___

「……リオ…入れたい…」

「…っ…ダメッ…だっ…てっ…」

抵抗しようとしたら、ベリルが俺の陰茎を優しく握って扱き始める。

___プツン…___

「んぅっ!」

後ろ…っ…指…一緒にされると…!

「チュ…リオ…ちょっと…チュゥ…だけ…」

「ちょっ…と…っ?」

…ん?…ちょっと??……んんん???
気持ち良くなってきて頭がボ~ッとして…えっと…ちょっとだから…

「ちょっと…なら…良…ぃ…んんぅ!」

___ズ…ズズ…___

「んっ…たくさん入れてたから…まだ柔らかいな…っ…」

「あぁっ!」

膝立ちで後ろからゆっくりとベリルの陰茎が俺の中に入ってくる。
俺は立っているのが難しくなって噴水の端にしがみついた。

「…んっ…そのまま…捕まってて…!」

「あっ…んんっ…動かな…やっ…あぁっ‼︎」

噴水の端にしがみつき、下を向くと溜まった水に自分の顔が映る。

「…あっ…んんんっ…」

抱かれてる時の俺って…こんな顔してんの⁈

「…っ…リオッ…締まるっ…!」
「あぁあっ!」

こんな…トロトロな顔して…俺…

「リオ…可愛い…っ…」

___ズンッ!___

「んんぅっ!」

深くベリルが突いてきて俺の身体が反り返る。
結局俺はたくさんのバラと香りに包まれながらたっぷりと昼までベリルに抱かれ、温室へはジルコン達と一緒に行くことになってしまった。
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