57 / 105
56
しおりを挟む
ジルコンにメッセージを託した葉っぱを確認してもらうと、どうやら俺達の庭に遊びにきたようだ。
「ただ…ちょっと、リオのは精霊でも妖精でもないのがいたらしくて、みんな遠慮してたみたいだな。」
俺のだけ?何でだろ。
そんな俺の疑問はすぐに打ち砕かれた。
「……おぉ…これはこれは…」
「…師匠、みんなを避難させますか?」
「…何だこれ?…毛玉?」
……と…り…鳥だよな?家のドアに頭挟まってる。
俺が作った家の玄関に頭から突っ込んで飛び出た尻尾を上下にプルプルさせて…あ、思い出した。この体型、転生前に飼ってた小桜インコだ。
でも、どこにでもいるのかな?コイツの種類、学園にもいたよなぁ。
しかし白く丸いフォルムが家のドアに詰まってて、尻尾はまるで…
___ウントコショ、ドッコイショ。それでもカブは抜けません。___
ブフッ。確かあの絵本、犬や猫も手伝うんだっけ?
俺はクスクス笑いながら絵本の当時人物の気持ちになって、鳥の尻尾と身体を掴んで家から引き抜いた。
『ぷはぁ!』
…あれ?この声…
『ピィ!リオだっ!この森だからやっと話せる!リオッリオッッ!』
この森だから?もしかして…
「お前、もしかして…」
『そうだよ!学園のお庭で会ってたでしょ?』
「…に、してはちょっとデカいし丸いな。」
『失礼しちゃうねっ、気のせいだよっ!…ちょっと…美味しい木の実食べ過ぎただけだもんっ!私、人間の姿は可愛いんだよ♪…あ、人間にもなれるけど、今は力が足りないから無理だった。』
「人間の姿になれるんだ。」
「うん!今度なってあげるね。リオ、だから、私と契約しよっ!」
なんでそうなる?
「妖精じゃないのに?」
「妖精じゃないとダメ?」
いや、一応これは妖精や精霊と契約するためのものだしなぁ…この世界、獣魔との契約ってあったかな?
この鳥はどっちかっといえば、攻撃より癒し担当な気もするけど。
「…ジルコン、ダメなのかな?」
俺と鳥のやりとりを呆然と眺めていたジルコンはハッと我に返った。
「いや、ダメじゃない。この森は魔物は来ないから大丈夫だが…」
「初めまして、俺はラリマーって言います。君は…何て名前?」
ジルコンが困惑しているところにラリマーが助け舟を出した。
『ん、私?私の名前は…天の父様はハーピーって言うよ?』
___天の父様?___
「天の父様…あっ!」
「ジルコン…大丈夫ですか?」
様子が変わったジルコンをオニキスが気遣う。
「もしかして貴女は…天界の方では⁈」
『うん、お空から来たよ?』
「オニキス、跪け!ラリマー、リオ、この方は天界の女神だ。お前らも跪け。殿下、女神に挨拶を。」
「失礼致しました!」
「ジルコン…失礼します…」
ラリマーはすぐに跪き、オニキスはジルコンをゆっくりと隣へ座らせてすぐに跪く。
問題は俺とベリルだ。
「…え…この鳥が女神?」
「…え?挨拶??天界への挨拶…っと…」
俺は学園のずんぐりむっくりが女神と知らず戯れてたことのショックで、ベリルは天界への挨拶に戸惑いながらそれぞれ遅れて跪いた。
「…この度は…」
『あ、挨拶は普通で良いよ。私、そういうのいらな~い。』
「…良かった…」
ガッチガチだったベリルの身体が緩む。
あぁ~…妖精の庭で女神来ちゃったかぁ…あ、でも元々は学園にいたんだよな。
『風になってあちこち飛んでたら、面白い子がいるなぁ…って思って。いつも学園でお顔を見に行ってたの。もうすぐ妖精のお祭りがあるからここに来てたんだけど…そしたらリオがここでお家作ってるし、夜はみんなここに遊びに行くから私も…って飛び込んだの…』
「…で、抜けなくなったんですね。」
『うん!』
「天からは何と?」
『えっとね、父様からはお許しはもらってるよ?人間の強い干渉はダメって言われたけど、リオを守るくらいなら良いよって。あ、えっとね…リオのお隣にいる…』
「ん、俺か?」
『そう、ベリ…ル…だっけ?貴方に会いたがってる子がいるよ。あと、ロード?にも』
「俺とロードに?」
『小さい頃遊んでたのに大人になったら気付いてくれないし森にあまり来ないから寂しいって言ってたよ。あと、ベリルに助けてもらった子も。多分今回の家を作ったきっかけで意識したら見えるんじゃないかな?』
「誰だろ…」
『ウフフ~誰かは思い出してほしいって言われてるから内緒~。じゃぁ、契約はみんなが会った時にしましょ!』
「分かった。」
「…じゃぁ、ジルコンのを見てみようか…あれ?」
よく見たら…ガーネットのリボンが本物の花になってる。
___シュル…___
「わっ!」
「危ないっ!」
庭の一部がジルコンへ伸び、咄嗟にオニキスがジルコンを抱えて後ろに下がった。
「ラリマー止めろ!」
ラリマーが連携して短剣を手にして庭から伸びる蔦を切り落とそうとしたところでジルコンに止められた。
「そいつは妖精の仕業だ!」
___ピタッ___
「妖精?」
「そうだ。多分…ドライアドだ。」
___シュル………___
「心配はない、ここにハーピーの友人もいる。俺はその保護者だ。」
「ジルコンが保護者?」
「…過保護者じゃねぇの?」
「リオ、話がややこしくなるから黙って。殿下…あとでシメる…」
ジルコン、悪いけど俺もそう思う。
___…ポゥ…___
ドライアドは姿を見せず、光だけが庭から灯ってハーピーと声で会話する。
『ハーピー様…この者達がおっしゃっていた方ですか?』
『うん、リオだよ。この人達はリオのお友達。リオを大切にしてる人達だよ。』
『貴女を捕まえようとせずにいつも優しく接してくれたお方ですよね?』
すると、こちらにも話しかけてきた。
『この庭を作ったのは…貴方?』
「いや、俺の保護者って言ってるこっちのジルコンだよ。」
『…ジル…コン…』
___パァ…___
光が少し強くなる。
『貴方は何故、周りにある花を切って飾らなかったの?』
「花は好んで切られている訳ではない。本来は散るまで咲いて散って土に還りたいものだろう?一時的に作られた庭に移動させることを良いとは思わなかったから、草花はなるべく移動せずに散ってる花びらを活用させてもらった。妖精達は粉を活用してカスタマイズしてくれたみたいだな。」
『えぇ、みんな楽しそうに使えるものにしていったわ。』
「使えるもの?」
「あぁ、リオには伝えてなかったな。ここまでうまく行くとは思わなくてな。妖精の庭は精霊はその場の雰囲気を楽しむが、妖精は本当に気に入ったら使えるように妖精の粉を振り撒いて魔法を掛ける。本物にして使えるものにカスタマイズするんだ。」
ハーピーやドライアドが俺達と普通に話している姿を見て安全と判断したのか、精霊達がどんどん集まってきた。
月明かりの綺麗な夜。
ここはずっとそんな感じだけど、精霊達が庭だけでなく木々を遊び回る姿は幻想的なスカイランタンを見ているようで、俺はこの瞬間を一生忘れないだろうと思った。
「ただ…ちょっと、リオのは精霊でも妖精でもないのがいたらしくて、みんな遠慮してたみたいだな。」
俺のだけ?何でだろ。
そんな俺の疑問はすぐに打ち砕かれた。
「……おぉ…これはこれは…」
「…師匠、みんなを避難させますか?」
「…何だこれ?…毛玉?」
……と…り…鳥だよな?家のドアに頭挟まってる。
俺が作った家の玄関に頭から突っ込んで飛び出た尻尾を上下にプルプルさせて…あ、思い出した。この体型、転生前に飼ってた小桜インコだ。
でも、どこにでもいるのかな?コイツの種類、学園にもいたよなぁ。
しかし白く丸いフォルムが家のドアに詰まってて、尻尾はまるで…
___ウントコショ、ドッコイショ。それでもカブは抜けません。___
ブフッ。確かあの絵本、犬や猫も手伝うんだっけ?
俺はクスクス笑いながら絵本の当時人物の気持ちになって、鳥の尻尾と身体を掴んで家から引き抜いた。
『ぷはぁ!』
…あれ?この声…
『ピィ!リオだっ!この森だからやっと話せる!リオッリオッッ!』
この森だから?もしかして…
「お前、もしかして…」
『そうだよ!学園のお庭で会ってたでしょ?』
「…に、してはちょっとデカいし丸いな。」
『失礼しちゃうねっ、気のせいだよっ!…ちょっと…美味しい木の実食べ過ぎただけだもんっ!私、人間の姿は可愛いんだよ♪…あ、人間にもなれるけど、今は力が足りないから無理だった。』
「人間の姿になれるんだ。」
「うん!今度なってあげるね。リオ、だから、私と契約しよっ!」
なんでそうなる?
「妖精じゃないのに?」
「妖精じゃないとダメ?」
いや、一応これは妖精や精霊と契約するためのものだしなぁ…この世界、獣魔との契約ってあったかな?
この鳥はどっちかっといえば、攻撃より癒し担当な気もするけど。
「…ジルコン、ダメなのかな?」
俺と鳥のやりとりを呆然と眺めていたジルコンはハッと我に返った。
「いや、ダメじゃない。この森は魔物は来ないから大丈夫だが…」
「初めまして、俺はラリマーって言います。君は…何て名前?」
ジルコンが困惑しているところにラリマーが助け舟を出した。
『ん、私?私の名前は…天の父様はハーピーって言うよ?』
___天の父様?___
「天の父様…あっ!」
「ジルコン…大丈夫ですか?」
様子が変わったジルコンをオニキスが気遣う。
「もしかして貴女は…天界の方では⁈」
『うん、お空から来たよ?』
「オニキス、跪け!ラリマー、リオ、この方は天界の女神だ。お前らも跪け。殿下、女神に挨拶を。」
「失礼致しました!」
「ジルコン…失礼します…」
ラリマーはすぐに跪き、オニキスはジルコンをゆっくりと隣へ座らせてすぐに跪く。
問題は俺とベリルだ。
「…え…この鳥が女神?」
「…え?挨拶??天界への挨拶…っと…」
俺は学園のずんぐりむっくりが女神と知らず戯れてたことのショックで、ベリルは天界への挨拶に戸惑いながらそれぞれ遅れて跪いた。
「…この度は…」
『あ、挨拶は普通で良いよ。私、そういうのいらな~い。』
「…良かった…」
ガッチガチだったベリルの身体が緩む。
あぁ~…妖精の庭で女神来ちゃったかぁ…あ、でも元々は学園にいたんだよな。
『風になってあちこち飛んでたら、面白い子がいるなぁ…って思って。いつも学園でお顔を見に行ってたの。もうすぐ妖精のお祭りがあるからここに来てたんだけど…そしたらリオがここでお家作ってるし、夜はみんなここに遊びに行くから私も…って飛び込んだの…』
「…で、抜けなくなったんですね。」
『うん!』
「天からは何と?」
『えっとね、父様からはお許しはもらってるよ?人間の強い干渉はダメって言われたけど、リオを守るくらいなら良いよって。あ、えっとね…リオのお隣にいる…』
「ん、俺か?」
『そう、ベリ…ル…だっけ?貴方に会いたがってる子がいるよ。あと、ロード?にも』
「俺とロードに?」
『小さい頃遊んでたのに大人になったら気付いてくれないし森にあまり来ないから寂しいって言ってたよ。あと、ベリルに助けてもらった子も。多分今回の家を作ったきっかけで意識したら見えるんじゃないかな?』
「誰だろ…」
『ウフフ~誰かは思い出してほしいって言われてるから内緒~。じゃぁ、契約はみんなが会った時にしましょ!』
「分かった。」
「…じゃぁ、ジルコンのを見てみようか…あれ?」
よく見たら…ガーネットのリボンが本物の花になってる。
___シュル…___
「わっ!」
「危ないっ!」
庭の一部がジルコンへ伸び、咄嗟にオニキスがジルコンを抱えて後ろに下がった。
「ラリマー止めろ!」
ラリマーが連携して短剣を手にして庭から伸びる蔦を切り落とそうとしたところでジルコンに止められた。
「そいつは妖精の仕業だ!」
___ピタッ___
「妖精?」
「そうだ。多分…ドライアドだ。」
___シュル………___
「心配はない、ここにハーピーの友人もいる。俺はその保護者だ。」
「ジルコンが保護者?」
「…過保護者じゃねぇの?」
「リオ、話がややこしくなるから黙って。殿下…あとでシメる…」
ジルコン、悪いけど俺もそう思う。
___…ポゥ…___
ドライアドは姿を見せず、光だけが庭から灯ってハーピーと声で会話する。
『ハーピー様…この者達がおっしゃっていた方ですか?』
『うん、リオだよ。この人達はリオのお友達。リオを大切にしてる人達だよ。』
『貴女を捕まえようとせずにいつも優しく接してくれたお方ですよね?』
すると、こちらにも話しかけてきた。
『この庭を作ったのは…貴方?』
「いや、俺の保護者って言ってるこっちのジルコンだよ。」
『…ジル…コン…』
___パァ…___
光が少し強くなる。
『貴方は何故、周りにある花を切って飾らなかったの?』
「花は好んで切られている訳ではない。本来は散るまで咲いて散って土に還りたいものだろう?一時的に作られた庭に移動させることを良いとは思わなかったから、草花はなるべく移動せずに散ってる花びらを活用させてもらった。妖精達は粉を活用してカスタマイズしてくれたみたいだな。」
『えぇ、みんな楽しそうに使えるものにしていったわ。』
「使えるもの?」
「あぁ、リオには伝えてなかったな。ここまでうまく行くとは思わなくてな。妖精の庭は精霊はその場の雰囲気を楽しむが、妖精は本当に気に入ったら使えるように妖精の粉を振り撒いて魔法を掛ける。本物にして使えるものにカスタマイズするんだ。」
ハーピーやドライアドが俺達と普通に話している姿を見て安全と判断したのか、精霊達がどんどん集まってきた。
月明かりの綺麗な夜。
ここはずっとそんな感じだけど、精霊達が庭だけでなく木々を遊び回る姿は幻想的なスカイランタンを見ているようで、俺はこの瞬間を一生忘れないだろうと思った。
0
お気に入りに追加
371
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
王子の宝剣
円玉
BL
剣道男子の大輔はあるとき異世界に召喚されたものの、彼がそこに召喚されたこと自体が手違いだった。
異世界人達が召喚したかったのはそもそもヒトでは無かった。
「自分なんかが出てきちゃってすんません」と思って居たが、召喚の儀式の中心人物だったエレオノール王子は逆に彼を巻き込んでしまったことに責任を感じて・・・
1話目の最初の方、表現はザックリ目ですが男女の濡れ場が有りますので、お嫌いな方は避けてください。
主に攻め視点。攻め視点話の率が少なめに感じたので自力供給する事にしました。
攻めは最初性の知識がほとんどありません。でもきっと立派にやり遂げます。
作者は基本甘々およびスパダリ、そしてちょっと残念な子が好きです。
色々と初心者です。
R-18にしてありますが、どのレベルからがR-15なのか、どこからがR-18なのか、いまいちよくわかってないのですが、一応それかなと思ったら表示入れておきます。
あと、バトル描写の部分で、もしかすると人によってはグロいと感じる人が居るかも知れません。血とか内臓とか欠損とか苦手な方はご注意ください。魔獣なら大丈夫だけど対人間だと苦手だという方もご注意ください。ただ、作者自身は結構マイルドな表現にしているつもりではあります。
更新は不定期です。本業が忙しくなると暫くあいだがあいてしまいます。
一話一話が文字数多くてスミマセン。スマホだと大変かと思いますがこれが作者のペースなもんで。
身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!
冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。
「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」
前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて……
演技チャラ男攻め×美人人間不信受け
※最終的にはハッピーエンドです
※何かしら地雷のある方にはお勧めしません
※ムーンライトノベルズにも投稿しています
婚約破棄された悪役令息は従者に溺愛される
田中
BL
BLゲームの悪役令息であるリアン・ヒスコックに転生してしまった俺は、婚約者である第二王子から断罪されるのを待っていた!
なぜなら断罪が領地で療養という軽い処置だから。
婚約破棄をされたリアンは従者のテオと共に領地の屋敷で暮らすことになるが何気ないリアンの一言で、テオがリアンにぐいぐい迫ってきてーー?!
従者×悪役令息
Estrella
碧月 晶
BL
強面×色素薄い系
『Twinkle twinkle little star.How I wonder what you are?
────きらきらきらめく小さな星よ。君は一体何ものなの?』
それは、ある日の出来事
俺はそれを目撃した。
「ソレが大丈夫かって聞いてんだよ!」
「あー、…………多分?」
「いや絶対大丈夫じゃねぇだろソレ!!」
「アハハハ、大丈夫大丈夫~」
「笑い事じゃねぇから!」
ソイツは柔らかくて、黒くて、でも白々しくて
変な奴だった。
「お前の目的は、何だったんだよ」
お前の心はどこにあるんだ───。
───────────
※Estrella→読み:『エストレージャ』(スペイン語で『星』を意味する言葉)。
※『*』は(人物・時系列等の)視点が切り替わります。
※BLove様でも掲載中の作品です。
※最初の方は凄くふざけてますが、徐々に真面目にシリアス(?)にさせていきます。
※表紙絵は友人様作です。
※感想、質問大歓迎です!!
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる